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平成23年度 事業報告書 平成23年4月1日 平成24年3月31日

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Page 1: 平成23年度 - kenkou-club.or.jp · 啓蒙」の業として、月刊誌「健康日本」を 12回(第517号~第528号)発行いたし ました。 年間発行部数 107,240部(月

平成23年度

事 業 報 告 書

自 平成23年4月1日

至 平成24年3月31日

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1、健康増進啓発普及及び広報事業

(1)健康づくり啓発情報誌「健康日本」の発行

国民の健康増進及び疾病の予防に寄与するため、また「21 世紀における国民健康づ

くり運動(「健康日本21」)に準拠した「健康及び体力の保持増進に関する知識の普及

啓蒙」の事業として、月刊誌「健康日本」を 12 回(第 517 号~第 528 号)発行いたし

ました。

年間発行部数 107,240部(月 約 8,935部)

(2)講演会及びセミナーの開催事業

1)事務局主催講演会(東京開催)

①平成 23(2011)年度「健康セミナー」

第 1部『放射線リスクと向き合うために』

第 2部『メンタルヘルス対策の方向性とその取組みについて』

「趣旨」

第 1部

平成 23(2011)年 3月 11日の東日本大震災時の福島原発事故による放射線リスク

とどう向き合ったらよいか。私たちへの健康に係るこの問題にどう対処し、この難

局を乗り切っていくのかの一助になればと、健康セミナーの特別講演を企画しまし

た。

第 2部

わが国における自殺者は平成 10(1998)年以降、年間 3 万人を越えており、自殺

予防は精神保健の最重要課題でもあります。平成 22(2010)年 9 月の政府の新成長

戦略では、平成 32(2020)年までの目標として「メンタルヘルスに関する措置を受

けられる職場の割合を 100%」が掲げられています。しかし、メンタルヘルス対策

については、健康診断等への導入の方法、ストレスに関連する症状や不調があった

場合のその後のケアや支援方法、プライバシー保護の問題等、課題もたくさん見受

けられます。本セミナーが参加者の皆様方それぞれの的確な認識とサポートとして

役立ち、問題解決の一助になればと企画し、実行しました。

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「開催概要」

日 時:平成 24(2012)年 2月 17日 10:30~16:30

場 所:日経ホール 千代田区大手町 1-3-7日経ビル 7F

第 1部特別講演「放射線リスクと向き合うために」

金澤 一郎 氏(国際医療福祉大学大学院長)

第 2部基調講演

「これからの職場のメンタルヘルス対策 ~労働安全衛生法の改正案~」

椎葉 茂樹 氏(厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長)

パネルディスカッション「メンタルヘルス対策の取組みについて」

コーディネーター

行天 良雄 氏(医事評論家)

パネリスト

椎葉 茂樹 氏(厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長)

今村 聡 氏(社団法人日本医師会 常任理事)

岡田 邦夫 氏(大阪ガス㈱人事部健康開発センター 統括産業医)

井原 一成 氏(東邦大学医学部社会医学講座 講師・精神科医)

西川 昌邦 氏(日本マイクロソフト㈱人事本部シニア・マネージャー)

後 援:厚生労働省、

(財)健康・体力づくり事業財団、健康日本21推進全国連絡協議会

参加費:無料

参加者:延べ 568名

2)支部主催並びに共催による講演会等の実施

①『第 3回 九州大学リサーチコア公開講座』

主 題:運動によるこころとからだの健康支援

「開催概要」

日 時:平成 23(2011)年 12月 2日 14:00~17:20

主 催:九州大学リサーチコア

「身体運動の科学を通じての社会貢献」チーム

共 催:福岡統括支部

講 師:九州大学研究科学センター 熊谷 秋三 氏

東京都長寿医療センター研究所 新開 省二 氏

筑波大学人間総合科学研究科 征矢 英昭 氏

京都文教大学臨床心理学 長野 真弓 氏

場 所:九州大学医学部コラボステーションⅠ

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参加対象者:医療従事者、健康支援従事者 他

参加者:70名

②『岩津ねぎ-1(ワン)グランプリ』第 5回岩津ねぎ料理コンテスト

(主な内容)

・農業振興(地産地消)と食育の啓発

「開催概要」

日 時:平成 24(2012)年 1月 25日~2月 11日

主 催:兵庫県朝来市

共 催:和田山診療所、朝来市岩津ねぎ生産組合、JAたじま

和田山クッキングスクール

場 所:和田山診療所

参加対象者:兵庫県民

参加者:140名

③その他の各支部での講演会等開催並びに共催、参加

開催月 開催地 内容・目的等 実施支部

1 4月 宮崎県 医療従事者対象講話 宮崎支部

2 4月~12月 兵庫県 住民対象健康教室 和田山支部

3 5月 神奈川県 衛生委員への講話 横浜支部

4 5月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

5 5月 愛媛県 社員対象運動教室 エヒメ支部

6 6月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

7 6月 富山県 社員対象安全衛生教育 北陸支部

8 6月 富山県 社員対象安全衛生大会 北陸支部

9 6月 沖縄県 職員対象産業医講話 沖縄支部

10 6月 熊本県 住民対象健康度測定 熊本支部

11 6月~3月 兵庫県 住民対象栄養教室 和田山支部

12 7月 兵庫県 衛生管理者資格取得講座 兵庫支部

13 7月 沖縄県 有機溶剤作業主任者講習 沖縄支部

14 8月 沖縄県 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者講習 沖縄支部

15 8月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

16 8月 愛媛県 社員対象健康講話 エヒメ支部

17 8月 大分県 職員対象健康セミナー 熊本支部

18 8月 鹿児島県 団員対象健康講話 鹿児島支部

19 9月 愛媛県 会員対象健康講話 エヒメ支部

20 9月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

21 9月 鹿児島県 住民対象医療フォーラム 鹿児島支部

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開催月 開催地 内容・目的等 実施支部

22 9月 熊本県 住民対象健康度測定 熊本支部

23 9月~12月 兵庫県 住民対象生活習慣予防講座 和田山支部

24 10月 神奈川県 衛生委員への講話 横浜支部

25 10月 兵庫県 組合員対象健康づくり支援講習会 和田山支部

26 10月 千葉県 住民対象健康度測定 千葉支部

27 10月 鹿児島県 住民対象乳がん撲滅市民大会 鹿児島支部

28 11月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

29 11月 鹿児島県 社員対象健康講話 鹿児島支部

30 11月 千葉県 住民対象健康度測定 千葉支部

31 11月 北海道 職員並びに家族対象スポーツフェスティバル 北海道支部

32 12月 福岡県 一般市民並びに医療関係者対象学術集会 福岡支部

33 12月 神奈川県 衛生委員への講話 横浜支部

34 12月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

35 12月 熊本県 住民対象健康度測定 熊本支部

36 12月 沖縄県 地域住民対象福祉イベント 沖縄支部

37 12月 宮崎県 保健師職能研修会 宮崎支部

38 1月 沖縄県 関係者対象食育実践発表 沖縄支部

39 1月 兵庫県 産業医講話 和田山支部

40 2月 東京都 衛生委員への講話 横浜支部

41 2月 兵庫県 衛生管理者資格取得講座 兵庫支部

42 2月 沖縄県 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者講習 沖縄支部

43 2月 福岡県 市民公開シンポジウム 福岡支部

44 3月 神奈川県 衛生委員への講話 横浜支部

他多数実施

(3)教育研修会の開催

各支部における職員の技術並びに資質の向上及び人材育成と当法人の一体化推進の

ための職員研修を実施いたしました。

1)「全国研修会」における研修及び交流

テーマ「広げよう元気の輪、支えよう健康づくり」

・交流会 平成 24(2012)年 2月 17日(金)18:00~20:00

KKRホテル東京 182名 参加

・全国研修会 平成 24(2012)年 2月 18日(土)9:30~16:30

日経ホール会議室 185名 参加

第一部 (9:30~10:20)

理事長講話「ひとつの日本健康倶楽部」

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第二部 (10:20~16:30)分科会方式による研修会

○健診現場部門

座 長:山口 宏茂(理事・和田山診療所長 )

副座 長:鈴木 正幸(浦和支部長)

コメンテーター:髙橋 弘(エヒメ支部診療所長 )

参加 者:124名

(主な内容)

・全国組織としての「医療行為」に対する共通認識

・アンケートに基づく、支部間での実施方法等の違いに関する検討

・トラブルは現場のみならず、事務方でも発生する

・トラブル報告の重要性

・採血トラブルに関する検討、防止対策について

・心電図では緊急を要する所見があるので、職員への教育が重要

○システム部門

座 長:正鋳 真一(エヒメ支部グループ長)

副座 長:大塚 悦郎(福岡支部長)

コメンテーター:碓井 雅博(北陸支部診療所長)

参加 者:36名

(主な内容)

・全国組織としての業務一体性の確保を目指した意識共有

・各支部の健診結果等の処理システムの整備及び稼働状況

・他部署(渉外、業務、現場部門、経理)の連携と課題の検討

・今後の整備予定あるいは外注化についての検討

・業務の支流的な「特殊健診等」のデータ処理の検討

○保健指導部門

座 長:田中 美智子(和田山支部長)

副座 長:山浦 智子(千葉支部健康支援チーム)

コメンテーター:屋我 平義(理事)

参加 者:28名

(主な内容)

・各支部で行っている保健指導の概要発表

・効果のある指導方法の重要性について

・自らの研鑽方法と顧客への働きかけ方法についての共有

・食育バイキング(交流会)を通じた新たな食育の在り方

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○レントゲン部門

座 長:西野 高敏(千葉支部健康診断部長)

副座 長:大村 敏宗(北陸支部健康増進部)

コメンテーター:山口 宏茂(理事・和田山診療所長)

参加 者:69名

(主な内容)

・当該部門の危機管理の共有を図り、対処方法や改善方法の検討

・胃部透視検査の標準化と精度管理の検討

・各支部の現状把握と今後の展開について

○渉外部門

座 長:谷口 昇(宮崎副支部長)

副座 長:武山 治善(横浜支部長)

参加 者:114名

(主な内容)

・表現力の向上、自支部の客観的な分析を図るべく①大企業健保向け②市町村

国保向け③中小企業向け④官公庁向けのいずれかを対象とした、プロポーザル

プレゼンテーションを実施

・各自発表後、場内からの質疑応答を経て、審査員並びに出席者による審査を

実施

2)「分科会」における研修及び交流

①渉外分科会における研修及び交流

渉外担当者、総合企画委員会、九州地区連絡協議会合同開催

実施日時:平成 23(2011)年 8月 2日 14:00~17:00

実施場所:リバーサイドホテル熊本

担 当 者:谷口 昇(宮崎副支部長)、正鋳 真一(エヒメ支部グループ長)

参 加 者:14支部 31名

(主な内容)

・テーマは、「全国組織としての渉外活動の検討課題について」

・顧客カード、健診実施指示書の有無、試算表の活用について

・顧客満足度アンケートの実情と必要性について

・事業の進捗、新規事業の取り組みについて

・同業他社の動向、全国区の渉外事案の取扱について

・当法人の課題として今後の取扱への意識の共有

②食育、栄養指導分科会における研修及び交流

保健指導担当者、総合企画委員会、西日本地区連絡協議会合同開催

実施日時:平成 23(2011)年 8月 4日 16:00~19:00、5日 9:30~14:00

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実施場所:和田山診療所

担 当 者:田中 美智子(和田山支部長)

参 加 者:22名

(主な内容)

・テーマは、「和田山支部で実施している指導の状況報告と実習見学及

び保健指導の取組み(講義)について」

・各支部の保健指導の情報共有

・先駆的な和田山支部の取組みの発表と診療所長による講議

・接遇から指導ノウハウ、結果(効果)の検証等々について

③システム分科会における研修及び交流

システム担当者、事業推進委員会、東日本地区連絡協議会合同開催

実施日時:平成 23(2011)年 8月 8日 14:00~17:00

実施場所:北陸支部

担 当 者:山本 久則(鹿児島支部長)、越川 隆夫(茨城支部長)

参 加 者:30名

(主な内容)

・テーマは、「全国組織における健診システムの方向性検討」

・各支部の違いを越えて、法人としての方向性を見出す

・コスト、顧客ニーズ対応、省力などの観点でも協議

・デジタル化への対応や商品力の向上への関心も共有

・全国組織として「渉外とシステム」の両輪の検討を継続

(4)ホームページの充実

1)健康づくりの啓発と知識、情報の発信及び情報公開のツールとして内容の充実を図

り、リニューアル等を行う。

イ)法に定められた公益法人情報公開

ロ)当法人の活動状況の広報

ハ) 本支部交流の情報交換ページ(平成 22(2010)年 11 月 1 日より運用開始「支部

専用ページの活用が軌道に乗り、随時改善を図る」

・本支部共通スケジュールの掲載(スケジュール表)

・事務局からのメール情報通知や情報提供を専用ホームページに掲載

・支部からの情報提供の掲載

・規則集や様式集等の掲載

・会議資料等の掲載

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2、調査研究及び企画開発事業

(1)調査研究事業

「地域高齢者のうつ予防・支援に向けた人材育成と研修プログラムの開発」

厚生労働省老人保健事業推進費等国庫補助(老人保健健康増進等事業分)により、

平成20(2008)年度から3ヵ年度にわたり、介護予防事業の重要な柱の一つでありながら

実施が難しいとされている「うつ予防」に注目し、地域包括支援センターにおけるうつ

予防事業の円滑な実施を促進するための調査研究を実施しました。そこで「うつ予防」

に欠かせないアセスメントに関して重要なファクターである表題の人材育成事業の可

能性と研修プログラムの開発についての研究事業を実施しました。

1)事業の目的

本事業では、集団健診における高齢者のうつ病の早期発見及び支援のために、人材

育成のための研修方法の開発を行った。前年度まで研修を行ってきた同地域で、研修

内容の改善を行いながら継続実施し、研修内容の改善効果が与える影響調査を目的と

した。

2)調査協力委員

委員長 井原 一成 氏(東邦大学医学部医学科)、他20名

3)調査費用 2,020千円

4)調査の方法

地域包括支援センター職員らに、うつ病2次アセスメント実施のための研修会を行

った後、集団健診の会場で被研修者による実際のアセスメントを試みた。アセスメン

トによりうつ病が疑われた者及びうつ病の疑われなかった者に対して精密検診の受診

を依頼し、受診者の承諾が得られた者に対して精神科医が診断面談を行った。

5)まとめ

集団健診における高齢者のうつ病の早期発見・支援のために、研修参加者20名のう

ち15名が実践を行った。同一地域及び同様の方法で前年度に行った研修事業の成果と

の比較から、改訂版2次アセスメントの第二段階目(日常生活の支障の程度の評価)

で生活の障害がないと誤って判断するというアセスメント上の問題点の改善がこれに

寄与していた。トレードオフの関係により特異度の低下が認められたが、改訂版2次

アセスメントの第一段階(症状の有無の評価)の結果だけで最終的なアセスメント判

定を行う方法よりも特異度は高く保たれた。他方、旧版の2次アセスメントでは研修

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の改善効果は認められなかった。このことは今後、原因究明の必要がある。

今回の改訂版2次アセスメントで得られた感度は、研修プログラムと改訂版2次ア

セスメントとの健診現場への適用を示唆するものである。今後、特異度を向上させる

よう研修プログラムを改善させることが必要である。

(2)「巡回健康診査機関機能評価機構」による精度管理評価事業(助成事業)

平成 21(2009)年度の認定機関 17機関対象(うち外部 1機関)の認定期間中の書類審

査及び平成 20(2008)年度認定された健診実施機関(外部 3 機関のうち 2 機関)の実地

調査を含む再認定が実施され、合計 19機関の審査を実施しました。

書類審査又は実地調査に基づく機関機能評価審査の結果をもとに、評議員会におい

て審議し、計 18機関(うち外部 3機関)に対し適合として認めました。

1)委員会の開催

イ)評議会

・検討会の開催 平成 23(2011)年 10月 27日(於:事務局会議室)

評価機構の位置づけの検討

評価機構の在り方についての検討

・検討会の開催 平成 24(2012)年 1月 17日(於:事務局会議室)

同上の継続検討

法人内部の規定及び体制整備の検討

今後のスケジュール検討

・平成 24(2012)年 3月 31日、評議会により審査結果の書面表決

ロ)調査検討委員会

・平成 23(2011)年 12月 20日 事務局会議室

評価項目の見直し検討

2)機能管理担当者研修会

書類審査の実施要綱の変更がなかったこともあり、開催を見送った。

平成 24(2012)年 12 月 13 日認定期間中の書類審査実施要綱に機能管理担当者用の

実施マニュアルを添えて案内した。

3)機関機能評価機構の認定期間中の書類審査実施

イ)対象機関 17機関

・社団法人日本健康倶楽部 16支部

北海道支部、横浜支部、北陸支部、千葉支部、東京支部、兵庫支部、

和田山支部、山口支部、エヒメ支部、北九州支部、福岡支部、熊本支部、

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長崎支部、宮崎支部、鹿児島支部、沖縄支部

・医療法人 1機関

ロ)書類審査期間

・平成 24(2012)年 1月 13日~平成 24(2012)年 3月 31日

ハ)審査結果

・17機関(外部 1機関含む)の審査合格を認めた

4)機関機能評価機構の実地調査等による認定更新の実施

イ)対象機関

・医療法人 2機関

ロ)実地調査期間

・平成 23(2011)年 12月

ハ)審査結果

・2機関(外部 2機関含む)の審査合格を認め、認定証を発行した。

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3、健康増進事業

(1)健康増進事業

総合的健康づくりの一環として、各支部において実施される健康診断を疾病予防か

ら健康の保持増進・健康づくり(一次予防の推進)のための事業をより充実させ、国民

のさらなる健康増進・健康づくりに寄与しました。

1)健康増進・健康づくり事業の充実

イ)栄養・食生活指導の実施

ロ)運動指導の実施

ハ)睡眠等休養と心の健康づくり

ニ)禁煙の推進

ホ)アルコールの適量コントロール

2)適正な健康診断の実施と保健指導の充実

イ)生涯を通じた個人の健康管理を支援するための適正な結果報告

ロ)健康診断後の保健指導と健康相談の実施

ハ)健康診断の受診者に対する健康診断の意義と健康知識や情報の提供

ニ)健康診断結果等の個人情報保護の徹底

ホ)健康診断結果等の早期報告

3)健康管理担当者への積極的な支援と協力

一般の定期健診や生活習慣病健診のみならず体力の維持増進、歯や骨などの検診、

メンタルヘルス等、総合的な健康診断や保健指導の支援により、健康管理担当者との

信頼関係を築き、健康管理の積極的な実施・支援・協力をいたしました。

4)本年度の健康増進事業 実績

項目 実施支部数 対象団体数(件数) 対象人数

特定保健指導 13 61 1,231

運動指導 3 10 175

栄養・食育指導 6 66 2,393

禁煙指導 2 11 405

健康教室 5 41 1,428

健康相談(会)等 5 28 1,151

体力測定 2 4 154

合 計 221 6,937

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項 目 実施支部数 対象団体数(件数) 対象人数

産業医活動 8 90 4,390

メンタルヘルス 1 3 800

合 計 93 5,190

項 目 実施支部数 対象団体数(件数) 延人数(人)

支部主催・共催の講演会・セミナー 7 22 4,380

他団体主催の講演会・講話など 9 40 2,152

合 計 62 6,532

5)健康診断事業 実績

(2)職員研修事業

各支部における職員の技術並びに資質の向上及び人材育成と当法人の一体化推進の

ための職員研修を精力的に実施しました。

1)研修体制の整備

当法人「研修規程」に基づく支部内研修の実施

2)研修会の参加・実施 等

イ)主な学会・外部研修等 参加状況

項 目 実施支部数 対象団体数(件数) 延人数(人)

特定健診(地域) 9 313 73,778

その他住民健診 4 24 112,067

安衛法健診(職域) 17 6,677 569,663

特殊健診 13 1,092 48,177

学校健診 児童、生徒 13 555 275,682

教職員等 10 274 30,059

骨粗鬆症検診(骨密度測定) 11 63 6,039

歯牙検診 5 14 8,604

郵送検診 2 2 372

検体検査 10 521 45,957

その他 6 17 9,998

合 計 9,552 1,180,396

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①学会発表

②学会・研修会等 参加

テーマ・内容 等 主 催

学会

1 第 52回 日本人間ドック学会学術大会 日本人間ドック学会

2 愛媛県放射線技師会学術大会 (社)愛媛県放射線技師会

3 第 42回 日本消化器がん検診学会中国四国地方会 (社)日本消化器がん検診学会

4 第 11回 沖縄県健康教育研究大会 沖縄県教育委員会 他

研修会

1 第 30回 人間ドック認定医・専門医研修会 日本人間ドック学会

2 胃がんX線技術部門講習会・検定試験 (社)日本消化器がん検診学会他

3 選別聴力検査実務講習会 (社)全国労働衛生団体連合会

4 AED研修会 鹿児島市消防局

5 健康診断機関職員研修会 (社)全国労働衛生団体連合会

6 特定健診・保健指導実践者育成研修会 保険者協議会、都道府県

7 特定保健指導について 国民健康保険連合会

8 事業場内メンタルヘルス推進担当者研修 中央労働災害防止協会

9 職場のメンタルヘルスの現状と今後の見通し 経営労務コンサルタント

10 メンタルヘルス対策セミナー ㈱JTBコミュニケーションズ

11 平成 23年度沖縄県医師会臨床検査精度管理調査結果報告会 沖縄県医師会、沖縄県臨床検査技師会

12 ファシリテーター情報交換会・全国活動グループ交流会 NPO認知症予防サポートセンター

13 スクエアステップスキルアップ研修会 特定非営利活動法人スクエアステップ協会

14 平成 23年度健康運動指導士養成講習会 (財)健康・体力づくり事業財団

15 平成 23年度第 2回 NPO法人日本健康運動指導士会沖縄県

支部研修会 (財)健康・体力づくり事業財団

16 平成 23年度疾病の重症化予防のための食事指導活動拠点

整備事業研修会 (社)沖縄県栄養士会

17 生活習慣病予防対策担当者研修会 沖縄県福祉保健部健康増進課

18 IRC新入社員フォローアップ研修 地域経済研究センター

学 会 名 テーマ(発表支部) 主 催

第 52回 日本人間ドック学会

学術大会

標準的問診から見たメタボリックシンドローム基準該当者、予

備群該当者の特徴について(和田山支部) 日本人間ドック学会

第 52回 日本人間ドック学会

学術大会

お腹すっきり減る脂(ヘルシー)教室を実践して

(和田山支部) 日本人間ドック学会

第 15回 病態栄養学会 標準的問診におけるメタボリックシンドローム基準該当者、予

備群該当者のリスク因子の検討(和田山支部) 日本病態栄養学会

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ロ)財務担当者会議

日 時:平成 24(2012)年 2月 24日

場 所:剛堂会館ビル会議室

内 容:支部顧問税理士との契約内容について

平成 23(2011)年度の決算処理について

平成 24(2012)年度以降の経理処理方法について

税務の取扱について 他

参加者数:13支部 27名

(3)法令の遵守

1)健康診断実施及び診療所運営の法令遵守と確認

各支部診療所及び巡回健診診療所の運営は医療法及び関連法規・法令等を遵守しな

ければならない。当法人は精度管理調査上でもチェックされているが、細部において

問題がないか確認すると共に必要ある改善処置を講じた。また、廃棄物処理法、消防

法、道路交通法や労働基準法など必要な遵守体制を講じた。

2)個人情報保護法の対応

「個人情報の保護に関する法律」は医療事業者として重要かつ重大なことであり、

当法人として個人情報保護規程及び個人情報保護方針を基に、各支部においても個人

情報取り扱いの管理適正化のため、職員への周知徹底を図った。

イ)個人情報保護担当者研修会

・内部監査の実施要領の説明について

・個人情報の漏洩等によるリスクについて

東京開催:平成 23(2011)年 10月 20日 13:00~15:30

福岡開催:平成 23(2011)年 11月 2日 13:00~15:30

ロ)プライバシーマーク内部監査(支部の監査を実施)

実施期間:平成 23(2011)年 11月~平成 24(2012)年 1月

※監査による不適合事項等については、各支部において是正及び予防処置を

行った。

(4)業務推進会議(診療所長会議・支部会議・委員会活動)

1)診療所長会議

第 1回 平成 23(2011)年 7月 29日 14:00~16:00 (於:事務局会議室)

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・平成 22(2010)年度支部事業報告の説明と課題性について

・研修会の実施状況の報告と今後の予定について

・クレーム、事故、トラブル報告と支部運営について

・今後の医療業務実施に関わる管理体制について

・健診データの解析事業(進捗状況報告)について

2)支部会議

第 1回 平成 23(2011)年 5月 20日 14:00~17:00 (於:事務局会議室)

①支部報告及び情報交換

・前年度の事業報告概況、その他報告

②事務局連絡

・震災に対する当法人の支援活動について

・事務局への出向者推薦の件

・委員会委員選出報告と年間スケジュール

・入札情報提供の件、顧客マスターの件、支部規定の細則化の件、他

第 2回 平成 23(2011)年 9月 13日 14:00~17:00 (於:事務局会議室)

①分科会報告

・渉外分科会(熊本)、食育栄養分科会(和田山)、

システム分科会(北陸)についての実施報告

・診療所長会議報告

②支部報告及び情報交換

・震災後の影響報告、トラブル報告、臨時スタッフ手配状況について、他

③事務連絡

・支部財務状況報告、支部規定の細則化、Pマーク内部監査報告、他

第 3回 平成 23(2011)年 11月 18日 14:00~17:00 (於:事務局会議室)

①事務連絡

・健康セミナー並びに全国研修会開催の件、顧客データ提出の件

・一般社団への移行に関する件(理事会の状況報告、法人問題Q&A、今後

のスケジュール)

②支部報告及び情報交換

・業務進捗の報告、トラブル報告、他

・今後の支部会議の在り方についての検討

第 4回 平成 24(2012)年 2月 18日 12:30~13:30 (於:日経ホール会議室)

①事務連絡

・支部規定の細則化について(進捗状況等)

・会計統合と決算処理に関しての留意事項の説明

・次年度の事業計画書及び事業予算書の提出について

・組織統合に向けたチェックリストによる確認状況報告、他

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3)常設委員会

①事業推進委員会

主な検討事項 ・健診業務レベルアップについて

・全国組織体制におけるシステム化構築 等

開催日(5回実施)

5月 19日(合同)、7月 1日、8月 8日(分科会との合同)、

10月 21日、12月 16日

②総合企画委員会

主な検討事項 ・支部間取引ルール化への検討

・全国研修会等の年間スケジュール

・渉外活動と今後の在り方の検討 等

開催日(6回実施)

5月 19日(合同)、6月 30日、8月 2日(分科会との合同)、

10月 27日、12月 9日、2 月 3日

(5)健診事業設備の充実(助成金による整備)

国民の健康増進・体力増進を含む健康づくり及び疾病予防の所期の目的を達成する

ために、効率的でより精度の高い巡回健康診査のできる最新の技術の諸設備を導入し、

健診事業をさらに充実させるため、下記の助成金の交付申請をし、交付を受けて整備し

ました。地域住民はもとより、企業・学童及び諸団体等の健康づくりを積極的に行い、

より充実した健康診査・保健指導等を実施し、健康増進事業の推進を図りました。

助成金交付団体 財団法人日本宝くじ協会

交付内容 健康増進車(メディカルチェック用)

(デジタル方式による胃部・胸部X線撮影車)

配置支部 北九州支部

助成金額 67,725千円

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4、官庁・諸団体との協力・協調

(1)「健康日本21」運動の積極的協調と参加

21世紀における国民の健康づくり運動(健康日本21)の推進のため、健康日本21

推進全国連絡協議会積極的に参加及び協力しました。

イ)「栄養・食生活分科会」

ロ)「運動・スポーツ分科会」

ハ)「たばこ分科会」

ニ) 健康日本21全国大会(秋田県)に参加

・日 時:平成 23(2011)年 10月 27日

・会 場:秋田県秋田市

・機関紙「健康日本」1,000部配布

(2)「健やか生活習慣国民運動」に参加し国民運動の推進

国民医療費に大きな影響を与えている生活習慣病の予防に向けて、日常生活の中で

の適度な運動、健全な食生活、禁煙を柱とする“さわやか生活習慣”の爽快感や気持

ちの良さを国民に実感させ、自ら行動変容をしていく新たな国民運動を展開させる目

的に設置した委員会に正式メンバーとして参加し、積極的に協力をしました。

(3)健康づくり各種イベントへの協力

県並びに市町村等の自治体及び諸団体等が主催する、全国各地の地域住民を対象とし

た健康づくりのためのイベント等、実施体験や健康指導に協力しました。

【主な支部協力イベント】

・血液サラサラセミナー(大分市) ・村福祉まつり(恩納村)

・健脚度測定(水俣市) ・作って食べて学ぼう(篠山市)

・乳がん撲滅市民大会(鹿児島市) ・健康まつり(成田市)

その他多数

(4)関係官庁・諸団体との協調

関係官庁や健康増進に伴う栄養、運動、保健衛生、老人保健及び福祉等の関係団体

との連絡協調、情報の交換等を行い、当法人の事業の充実を図りました。

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5、会議報告

(1)総会

1) 第 58回定期総会 平成 23(2011)年 6月 30日(於:全国町村会館会議室)

第1号議案 平成 22(2010)年度事業報告案承認の件

第 2号議案 平成 22(2010)年度収支決算案承認の件

第 3号議案 定款の一部を変更する件

第 4号議案 任期満了に伴う理事及び監事選出の件

2) 第 59回定期総会 平成 24(2012)年 3月 29日(於:都道府県会館会議室)

第1号議案 平成 24(2012)年事業計画案承認の件

第 2号議案 平成 24(2012)年度収支予算案承認の件

(2)理事会

1) 第 1回理事会 平成 23(2011)年 6月 23日(於:事務局会議室)

第1号議案 第 58回定期総会開催の件

第 2号議案 第 58回定期総会提出議案承認の件

・平成 22(2010)年度事業報告案承認の件

・平成 22(2010)年度収支決算案承認の件

・定款の一部を変更する件

2) 第 2回理事会

第 1号議案

平成 23(2011)年 6月 30日(於:全国町村会館会議室)

当法人役付理事選出決定の件

3) 第 3回理事会 平成 23(2011)年 10月 28日(於:事務局会議室)

報告事項 ・平成 23年度事業中間報告

・その他報告事項

検討事項 ・移行認可申請のための「課税関係の組織整備に係る基

本合意書(案)」

4) 第 4回理事会 平成 23(2011)年 3月 21日(於:事務局会議室)

第 1号議案 第 59回定期総会開催の件

第 2号議案 第 59回定期総会提出議案承認の件

・平成 24(2012)年度事業計画案承認の件

・平成 24(2012)年度収支予算案承認の件

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(3)法人基本問題検討会

1) 第 1回 平成 23(2011)年 9月 1日(於:事務局会議室)

2) 第 2回 平成 23(2011)年 12月 8日(於:事務局会議室)

3) 第 3回 平成 24(2012)年 2月 16日(於:事務局会議室)

出席者 支部担当理事及び理事、監事

検討内容 公益法人制度改革に関する検討及び取り進めについて