mir-154s-pj mir-254s-pjmir-154s-pj mir-254s-pj mir-254s-pj 保証書別添付...

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取扱説明書 冷凍機付インキュベーター MIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。 製品保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任を負いません。 このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。 ご使用前に「安全上のご注意」(47 ページ)を必ずお読みください。 保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説明書とともに大切に保管してください。

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Page 1: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

取扱説明書

冷凍機付インキュベーター

MIR-154S-PJ MIR-254S-PJ

MIR-254S-PJ

保証書別添付

本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

製品保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任を負いません。

このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。

ご使用前に「安全上のご注意」(4~7 ページ)を必ずお読みください。

保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説明書とともに大切に保管してください。

Page 2: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

2

もくじ

はじめに 3 ページ

安全上のご注意(必ずお守りください) 4 ページ

各部の名前とはたらき

本体 8 ページ

コントロールパネル 10 ページ

据付場所の選びかた 12 ページ

据付けのしかた 14 ページ

棚の使いかた 15 ページ

コントロールパネルでできること 16 ページ

基本運転設定

定値運転設定 17 ページ

プログラム設定 18 ページ

キーロック機能 20 ページ

手動霜取り機能 20 ページ

ファンクションモード設定 21 ページ

結露低減モード運転について 23 ページ

停電警報バッテリー取付 BOX(別売品) 24 ページ

お手入れのしかた 25 ページ

清掃のしかた 25 ページ

蒸発皿の清掃 26 ページ

警報・保安機能および自己診断機能 27 ページ

故障かな?と思ったら 29 ページ

インキュベーターを廃棄するときは 30 ページ

保証とアフターサービス(よくお読みください) 31 ページ

安全確認書発行のお願い 31 ページ

安全確認書 32 ページ

性能データ 33 ページ

仕様 34 ページ

性能仕様 35 ページ

Page 3: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

3

はじめに

<取扱説明書について>

●ご使用の前に取扱説明書をよく読み、安全に関する指示事項には必ずしたがってください。

●製品本来の使用方法および取扱説明書に規定した方法以外での使い方に関しましては、当社は安全性を保

証できませんので、注意してください。

●取扱説明書は適切な場所に保存し、必要な時にいつでも参照できるようにしておいてください。

●取扱説明書の内容は、製品の性能・機能の向上などによって将来予告なしに変更することがあります。

●取扱説明書に乱丁・落丁などの不備がありましたら、当社営業所または販売店へ連絡してください。

●取扱説明書の内容に関しては万全を期しておりますが、万一不備な点や誤り、記載もれなどにお気づきの場

合には、当社営業所または販売店へ連絡してください。

●取扱説明書の全部または一部を無断で転載、複製することはお断りします。

<内容物の免責について>

●当社は、製品の故障に関して一定の条件下で修理を保証しますが、内容物である試料・試薬などについては、

その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

<お客さまの個人情報のお取扱いについて>

●保証期間内の無料修理あるいはサービスの際にお受けしたお客さまのお名前、ご住所、お電話番号などの個

人情報は適切に管理いたします。また、お客さまの同意がない限り、業務委託の場合および法令に基づき必要と

判断される場合を除き、第三者への開示はおこないません。

<日本国外への輸出について>

●本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。製品

保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任

を負いません。

Page 4: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

4

安全上のご注意(必ずお守りください)

人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。

■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明しています。

■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。(次は図記号の例です)

してはいけない内容です。

実行しなければならない内容です。

気をつけていただく内容です。

警告 「死亡や重症を負うおそれがある内容」です。

注意 「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」

です。

Page 5: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

5

電源コード・プラグを破損するようなことはしない

(傷つける、加工する、熱器具に近づける、無理

に曲げる、ねじる、引っ張る、重い物を載せる、

束ねる など)

傷んだまま使用すると、感電・ショート・火災

の原因となります。

コードやプラグの修理は、販売店にご相談

ください。

電源プラグのほこり等は定期的にとる

プラグにほこり等がたまると、湿気等で絶

縁不良となり火災の原因となります。電源

プラグを抜き、乾いた布でふいてください。

電源プラグは根元まで確実に差し込む

差し込みが不完全ですと、感電や発熱によ

る火災の原因となります。傷んだプラグ・ゆ

るんだコンセントは使用しないでください。

ぬれた手で、電源プラグの抜き差しはしない

感電の原因となります。

定格 15 A・交流 100 V のコンセントを単独で使う

他の機器と併用すると、発熱による火災の

原因となります。延長コードも定格 15 A の

ものを単独でお使いください。

据付けは、営業所または販売店に依頼する

ユーザーによる据付工事は、水漏れや感

電、火災の原因となります。

屋外で使用しない

雨水のかかる場所で使用すると漏電・感電

の原因となります。

毒性、病原性微生物等、有害な試料を扱う場合

は、定められた隔離施設内で使用する

誤った使用により、人体や自然環境に有害

な影響をおよぼす原因となります。

引火性・揮発性の物質がある場所には据付けな

爆発・火災の原因となります。

酸などの腐食性ガスのある場所には据付けない

電装品の腐食により絶縁が低下して漏電

や感電の原因となります。

湿気の多い所や、水のかかりやすい場所に据付

けない

絶縁低下から漏電・感電の原因となりま

す。

製品は、重量に十分耐える所に水平になるよう

に据付け、転倒防止の処置をする

強度不足や据付けが不完全な場合は、製

品の転倒によりケガの原因となります。

感電を防止するためにアース(接地)接続する

アース接続をしないと感電の原因となりま

す。

アース工事のアース線はガス管、水道管、避雷

針や電話のアース線に接続しない

感電の原因となります。

警告

Page 6: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

6

安全上のご注意(必ずお守りください) つづき

梱包ポリ袋は幼児の手に届くところに置かない

頭からかぶるなどをしたときに口や鼻をふ

さぎ、窒息する恐れがあります。

揮発性・引火性のあるものを器内に入れる場合

は、密封できる容器を使用する

爆発・火災の原因となります。

製品の上には液体を入れた容器を置かない

こぼれた液体でショ-ト・感電の原因となり

ます。

通気孔や隙間にピンや針金などの金属、異物な

どを入れない

感電の原因になったり、駆動部が動作して

ケガの原因となります。

製品に直接水をかけたりしない

こぼれた液体でショ-ト・感電の原因となり

ます。

電源コードを抜く場合は、先端の電源プラグを持

って抜く

コードを引っ張ると感電やショートの原因と

なります。

分解・改造をしない

内部には電圧の高い部分があり、感電の

原因となります。内部の点検や修理は、営

業所または販売店に依頼してください。

異常時は運転を停止して、電源プラグを抜く

異常のまま運転を続けると感電、火災等の

原因となります。

お手入れや整備・点検の場合は、電源スイッチ

がある場合には電源スイッチを停止にして、電

源プラグを抜く

感電やケガの原因となります。

製品のお手入れや消耗品を交換する場合、手

袋やマスクを着用する

付着している薬品の接触や、粉塵等の吸

引により健康を害する原因となります。

製品を移動する場合は、電源プラグをコンセント

から抜いて、電源コードを傷つけないように移動

する

感電、火災の原因となります。

製品を長期間使用しない場合は、電源コードを

電源供給元から外す

絶縁劣化により感電や漏電、火災の原因と

なります。

製品を一時的に使用を中止して保管する場合は、

幼児が遊ぶ場所をさけ、扉を密閉できないように

する

幼児が閉じ込められる原因となります。

解体・廃棄は専門の業者に依頼する

第三者が立ち入る場所に本製品を放置す

ると、不慮の事故(幼児が閉じ込められる

など)の原因となります。

警告

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7

酸、アルカリ等の腐食性のあるものを器内に入

れる場合は、密封できる容器を使用する

扉を開けた際に吸入して、健康を害する原

因となります。また、内装部品や電装品の

腐食の原因となります。

やけどに注意する

高温になっている部分に触るとやけどの原

因となります。

製品を移動する場合は、転倒に気をつける

転倒によるケガの原因となります。

注意

Page 8: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

8

各部の名前とはたらき

本体

6(背面)

5

4

3 2 1

9

電源スイッチ

コントロールパネル

MIR-154S-PJ 扉ハンドル

7 8 ゴム脚(4 ヶ所)

10(背面)

10(背面)

7

6(背面)

5

4

3 2 1

9

コントロールパネル 8

電源スイッチ

キャスター(4 ヶ所)

MIR-254S-PJ

扉ハンドル

Page 9: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

9

1. 扉

扉はマグネットパッキングにより本体に密着します。

扉を開けた時、ヒーターと空気循環用ファンは OFF

になります。左開きにも変更可能です。この場合は、

営業所または販売店に相談してください。

備考: 収納物の水分蒸発量が多い場合は、扉の内

側に結露することがあります。

2. 棚

収容物の大きさにより、棚の高さは自由に調節でき

ます。

MIR-254S-PJ の場合、温度制御に悪影響を与える

ので最下段の棚の位置を変えたり、棚に設置してあ

るステンレス板を外したりしないでください。

3. 空気循環用ファン

吹出ダクト内部に収められています。扉を開けた時

は停止します。

4. 測定孔

器内で MIR-S100-PJ を使用する場合の電源コード

を取り出すための孔です。

お願い:

・当社振とう機 MIR-S100-PJ は、測定孔を通して電

源コードを外部電源に接続して、本製品内で稼動さ

せても問題ありませんが、それ以外の製品を器内で

稼動させることはおやめください。

・測定孔に MIR-S100-PJ の電源コードを通して使用

する際、測定孔のゴム栓は元どおりに取り付けてく

ださい。取付けないと、器内温度が下がらなくなった

り孔の外側に結露することがあります。

5. 着霜のぞき窓

冷却器の着霜の状態を観察するための窓です。

6. 停電警報バッテリー取付 BOX 取付口(背面)

停電警報バッテリー取付BOXの取付口です(詳細な位置

は26ページ参照)。

7. 水平調節ネジ

ねじ込み式で高さを調節できます。水平度を確認し、

据付けてください(14 ページ参照)。

8. 露受皿

扉内側に付いた結露水の受皿です。

9. ドアスイッチ

扉が開いたとき、ヒーターと空気循環用ファンを止め、

器内の空気がもれるのを防ぎます。

10. 蒸発皿(背面)

エバポレーターに付いた霜が融けた水がここに溜まり

ます。溜まった水は自動的に蒸発します。定期的に清

掃してください(26 ページ参照)。

Page 10: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

10

各部の名前とはたらき つづき

コントロールパネル

1. デジタル表示部

定値/プログラム運転中:器内温度を表示します。

定値運転/プログラム設定モード中:設定温度を表示しますが、時間表示ランプが点灯している時は設定時間を表示

しています。

2. 警報ランプ(ALARM)

警報やエラーが出ている時に点滅します(27~28 ページ表 7 参照)。

3. 時間表示ランプ(HOUR)

プログラム設定モード中に、各ステップの時間を表示している時に点灯します。

4. プログラムステップランプ

プログラム運転中:現在運転中のステップのランプが点灯します。

プログラム設定モード中:現在設定しているステップのランプが点滅します。

5. プログラム運転開始/停止キー(START/STOP)

設定してあるプログラムの運転を開始します。プログラム運転中にこのキーを押すと、プログラム運転が終了します。

プログラム運転中はプログラムステップランプが点灯します。プログラム運転が終わると自動的に定値運転に戻りま

す。

●定値運転とは

本製品の電源を ON にすると、設定された一定の温度で定値運転を始めます。プログラム運転時以外は常に定値運

転をします。

●プログラム運転とは

最大 3 ステップ分の温度・時間を設定して、プログラム運転ができます。定値運転中にいつでもプログラム運転を

開始できます。プログラム運転が終了すれば、自動的に定値運転に戻ります。

4 3 2 1

5

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6. プログラムセットキー(PRG.SET)

定値運転中:デジタル表示部に”St.X”と表示され、”プログラム設定モードになります(18~19 ページ参照)。

プログラム運転中:デジタル表示部に、現在運転中のプログラムの設定値が表示されます。

7. 除霜キー(DEF)

5 秒間長押しすると、エバポレーターの霜取り運転を開始します(20 ページ参照)。霜取り運転が終わると自動的に通

常運転に戻ります。霜取り運転中にこのキーを押すと、霜取り運転を終了して通常運転に戻ります。

備考:

・霜取り運転中は、器内温度が上昇します。

・霜取り運転が必要ない状態では、霜取り運転は開始しません。

8. 警報ブザー停止キー(BUZZER)

警報のブザーが止まります。ただし警報復帰時間(21 ページ参照)が経過した後なお警報状態が継続していれば、再

びブザーが鳴ります。警報の種類については 27~28 ページ表 7 を参照してください。

備考:このキーを押しても、バッテリー接続異常によるブザーは止まりません。

9. 温度セットキー(SET)

定値運転中:デジタル表示部の左の桁が点滅し、定値運転設定モードになります(17 ページ参照)。

定値運転/プログラム設定モード中:入力中の数値を記憶します。

10. 桁シフトキー( ) 定値運転中:5 秒間長押しすると”L0”または”L1”が表示され、キーロック設定モードになります(20 ページ参照)。

定値運転/プログラム設定モード中:設定可能な桁(点滅表示)が移動します。

11. 数値シフトキー( ) 定値運転中:5 秒間長押しするとデジタル表示部に”F00”が表示され、ファンクションモードになります。ファンクシ

ョンモードで様々な設定がおこなえます(21~22 ページ参照)。

定値運転/プログラム設定モード中:設定可能な桁(点滅表示)の数値を 1 ずつ上げます。

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12

据付場所の選びかた 本製品を正しく運転させるために、次のような場所に据付けてください。

●直射日光の当たらない場所 直射日光の当たる場所はさけてください。直射日光の当たる場所で運転を続けると製品本来の性能が得られま

せん。

●風通しのよい場所 本製品の周囲は風通しをよくするため、上面も含め、必ず周囲に 10 cm 以上のすきまを開けてください。通風が

妨げられると性能が低下し、故障の原因になります。

●発熱源から離れた場所 ヒーター、ボイラー等の大きな発熱源に近い場所はさけてください。製品本来の性能が得られません。

●温度変化の少ない場所 安定した周囲温度で使用してください。本製品を使用する周囲温度は 5 oC~35 oC です。 備考:

・本製品は周囲温度と設定温度の組合せにより、周囲温度よりもおよそ 15 oC 高い温度設定がなされた場合に

は PID 制御となり、温度のサイクルは非常に小さくなります。それ以下の温度設定値の場合は ON-OFF 制御に

なりますので、器内温度はおよそ 3 oC 幅でサイクル運転をします。

・運転の初期や、外気温度が比較的高い場合、本体の側面が熱くなることがありますが、故障ではありません。

これは、電動圧縮機からの放熱回路を本体全面の周囲に配管し、その排熱を利用して露付きを防止する設計に

よるものです。

●床が丈夫で水平な場所

床面は凸凹がない丈夫で水平な場所を選択してください。凸凹した場所や、傾いた状態での設置は製品が不安

定になり、故障やケガの原因になることがあります。

振動や騒音をさけて運転させるために、必ず安定した状態で据付けてください。床面が不安定なときは振動や騒

音の原因になります。

警告

製品は、重量に十分耐える所に水平に据付け、転倒防止の処置をする

強度不足や据付けが不完全な場合は、製品の転倒によりケガの原因となります。

Page 13: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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●湿気の少ない場所 湿度 80 %R.H.以下の場所を選択してください。高湿度の場所で使用すると漏電・感電の原因になります。

警告

屋外で使用しない

雨水のかかる場所で使用すると漏電・感電の原因となります。

警告

湿気の多い所や、水のかかりやすい場所に据付けない

絶縁低下から漏電・感電の原因となります。

警告

上部に水道や蒸気の配管がある場所には据付けない

絶縁低下から漏電・感電の原因となります。

●引火性・腐食性ガスのない場所 引火性・腐食性ガスにさらされる場所には据付けないでください。爆発・火災の原因になります。また、電装品の

腐食により絶縁が低下して漏電や感電の原因になります。

硫黄化合物などの腐食原因物質が発生するおそれのある場所(排水施設の近くなど)には据付けないでくださ

い。銅パイプの腐食により冷却ユニットが劣化し、製品の故障の原因となります。

●落下物のない場所 製品の上に物が落下する可能性がある場所はさけてください。製品が破損し、故障の原因になります。

Page 14: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

14

据付けのしかた

1. 梱包テープの除去

扉や内装品を固定しているテープなどをすべて外し、扉を開け

てしばらく換気してください。外装の汚れがひどい場合には、薄

めた食器洗い用中性洗剤を布に含ませ、拭きとってください。

(原液を使用すると、プラスチックが割れることがあります。洗

剤の薄めかたは、その注意書にしたがってください。)

食器洗い用中性洗剤使用後は、必ず布に水を含ませ、洗剤を

拭きとってください。その後、カラぶきをし、水気を拭きとってく

ださい。

お願い: 電源コードを束ねる結束バンドを取り外してください。

電源コードが長期間結束バンドで束ねられていると、電源コー

ドの被覆が腐食する場合があります。

2. 水平調節ネジの固定

本体が水平になるように2個の水平調節ネジの高さを調節して

ください(図を参照)。

3. アース(接地)について

アース(接地)は万一、電気の絶縁状態が悪くなった時に起こる感電を防止するものです。据付けの際は必ず接

地工事をおこなってください。製品の設置場所にアース配線がない場合、施設管理者または専門業者にアース

工事を依頼してください。

●本製品の電源プラグは、アース極付きの3極プラグを使用していますので、アース極付きの3極コンセントをご

使用の場合は、アース工事をおこなう必要はありません。

●アース工事が必要な場合

アース極付き3極コンセント以外の場合は、施設管理者または専門業者にアース工事を依頼してください。

警告

感電を防止するためにアース(接地)接続する

アース接続をしないと感電の原因となります。

警告

アース工事のアース線はガス管、水道管、避雷針や電話のアース線に接続しない

感電の原因となります。

水平調節ネジ

縮む

伸びる

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15

4. 網棚の設置

棚受を棚支柱の標準位置に取り付けて、網棚を置きます。

●MIR-154S の標準位置

・上から 1 段目:棚支柱の 1 番上のねじの、1 個下の孔位置。

・上から 2 段目:上から 2 番目のねじの、4 個下の孔位置。

・上から 3 段目(最下段):器内底面に直接網棚を置きます。

●MIR-254S の標準位置

・上から 1 段目:棚支柱の 1 番上のねじの、6 個下の孔位置。

・上から 2 段目:上から 3 番目のねじの、1 個下の孔位置。

・上から 3 段目:上から 4 番目のねじの、6 個下の孔位置。

・上から 4 段目:上から 6 番目のねじの、1 個下の孔位置。

・上から 5 段目(最下段):棚支柱の一番下のねじの、6 個下の孔位置。

5 段目の棚板にはステンレス板を取り付けます。

棚の使いかた

器内に入れる収納物に合わせて、棚の高さは自由に調節できます(MIR-254S-PJ の最下段以外は、標準位置

でなくても問題ありません)。棚の調節は、棚受(棚 1 枚に棚受 4 個)を棚支柱の希望の位置に差込んでおこなっ

てください。

お願い:

・本製品は空気を強制的に循環させることにより温度調節をおこなっていますので、器内へ入れる測定器や容器

などにより器内空気の吹出口や吸込口がふさがらないように注意してください。これらがふさがると、器内温度が

設定温度からはずれてしまいます。最下段の棚の上に置かれたステンレス板(MIR-254S-PJ のみ)は、本製品を

使用するときは必ず取り付けてください。この板を取除いた状態で使用すると、温度分布が悪くなりますので注意

してください。

・器内に硫化・塩素系などの腐食性ガスが発生する試料を入れないでください。故障の原因となります。

参考図

棚支柱

棚支柱 のネジ

棚受

5 個下の

孔位置

棚支柱

棚受

Page 16: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

16

コントロールパネルでできること

●設定に関する操作

表 1 設定に関する操作概要

設定モード 概要 設定内容 初期値 掲載ページ

温度セットキー (SET)

押す 定値運転 設定モード

定値運転の温度設定 温度 25 oC (25.0)

17

プログラム セットキー

(PRG.SET) 押す

プログラム 設定モード

3 ステッププログラム 運転の設定

ステップ数 各ステップの温度・時間 繰り返し数

St.3 18~19

桁シフトキー ( )

5 秒間 長押し

キーロック 設定モード

キーロック設定 ON/OFF OFF (L0)

20

数値シフトキー ( )

5 秒間 長押し

ファンクション モード

F01

【自動設定上下限警報温度】 自動設定温度上下限警報 の温度設定

警報が作動しない温度範

囲を、定値運転設定温度

±XX oC で設定。

±2.5 oC(02.5)

21~22

F25

【警報復帰時間】 止めたブザーが 再度鳴るまでの時間設定

OFF または時間 30 分

(030)

F27

【結露低減モード運転】 器内の結露を低減する運転を するか

ON/OFF OFF (000)

F44

【プログラム運転終了報知】 プログラム運転終了時に ブザーを鳴らすか

ON/OFF OFF (000)

F50

【警報遅延時間】 自動設定温度上下限警報が 作動するまでの猶予時間

遅延なし(0 分) または時間

15 分

(015)

F21※1※2 【シリアル通信 ID】 シリアル通信の ON/OFF と 本製品の ID 番号設定

OFF または ID 番号 OFF (000)

F22※1※2 【シリアル通信モード】 リモートモードの ON/OFF と 通信速度設定

ON/OFF とボーレート OFF

2400 bps(000)

F24※1 【遠隔警報の連動】 本体ブザーを止めたとき 遠隔警報も連動して止めるか

非連動/連動 非連動

(000)

※1:別売品の停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を搭載した場合に設定できます。

※2:別売品の LAN インターフェースボード(MTR-L03-PJ)またはインターフェースボード(MTR-480C-PJ)を搭

載した場合に設定できます。

●設定以外の操作

警報ブザー停止キー(BUZZER):警報ブザーの停止(27~28 ページ)

デフロストキー(DEF):エバポレーターの霜取り運転(20 ページ)。

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基本運転設定

定値運転設定

本製品の電源を ON にすると、設定された一定の温度で運転する定値運転をおこないます。

定値運転の温度設定は、表 2 の手順でおこなってください。

表 2 定値運転設定手順(例:37 oC)

キー操作 操作後のデジタル表示部

1 温度セットキー(SET)を押す。 SET 定値運転設定モードに入り、右の桁が点滅する。

2 桁シフトキー、数値シフトキーで 温度を 37.0 に合わせる。

と 37.0 が表示される

3 温度セットキー(SET)を押す。 SET 設定値を記憶し、器内温度表示にもどる。

備考:

・定値運転の設定温度範囲は 2.0 oC~50.0 oC です。設定範囲外の数値を入力して温度セットキーを押しても設

定値は記憶せず、定値運転設定モードが継続します(1 秒間ブザーが鳴ります)。

・設定温度が 5 oC 以下で長時間運転した場合、エバポレーターの着霜によって希望の運転ができない場合があ

ります。また器内が低湿度になりますので、寒天培地など乾燥を避けたい培養物を入れる場合はご注意くださ

い。

・設定の途中で 90 秒間キー操作がないと、自動的に現在の器内温度表示に戻ります。この場合、温度セット

キー(SET)を押して確定していない設定値は変更されません。

お願い:外部コンセントから電源を取って、本製品の器内で運転が可能な製品は、当社振とう機 MIR-S100-PJ の

みです。それ以外の製品を入れて運転しないでください。

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基本運転設定 つづき

プログラム設定

本製品は、最大 3 ステップ分の温度・時間を設定してプログラム運転ができます。定値運転中にプログラム運転

開始/停止キー(START/STOP)を押すとプログラム運転を開始し、プログラム運転が終了すれば自動的に定値

運転に戻ります。プログラム運転中にプログラム運転開始/停止キー(START/STOP)を押すと、プログラム運転

が終了して定値運転に戻ります。プログラム設定は、表 3 の手順でおこなってください。

表 3 プログラム設定手順(例:3 ステップ、10 oC・1.5 時間、25 oC・2 時間、50 oC・30 時間、繰返し 4 回)

操作手順 キー操作 操作後の

デジタル表示部

プログラム

ステップランプ 時間表示

ランプ 1 2 3

1 プログラムセットキー(PRG.SET) を押す。

PRG.SET(プログラム 設定モードに入る)

* * * ―

2 ステップ数 設定

桁シフトキー、数値シフトキーで ステップ数を 3 に合わせる。

と * * * ―

3 温度セットキー(SET)を押す。 SET * ― ― ―

4 ステップ 1 温度設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 温度を 10.0 に合わせる。

と * ― ― ―

5 温度セットキー(SET)を押す。 SET * ― ― ●

6 ステップ 1 時間設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 時間を 01.5 に合わせる。

と * ― ― ●

7 温度セットキー(SET)を押す。 SET ― * ― ―

8 ステップ 2 温度設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 温度を 25.0 に合わせる。

と ― * ― ―

9 温度セットキー(SET)を押す。 SET ― * ― ●

10 ステップ 2 時間設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 時間を 02.0 に合わせる。

と ― * ― ●

11 温度セットキー(SET)を押す。 SET ― ― * ―

12 ステップ 3 温度設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 温度を 50.0 に合わせる。

と ― ― * ―

13 温度セットキー(SET)を押す。 SET ― ― * ●

14 ステップ 3 時間設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 時間を 30.0 に合わせる。

と ― ― * ●

15 温度セットキー(SET)を押す。 SET * * * ―

16 プログラム 繰返し回数 設定

桁シフトキー、数値シフトキーで 繰返し回数を 4 に合わせる。

と * * * ―

17 温度セットキー(SET)を押す。 SET (器内温度表示

に戻る) ― ― ― ―

●点灯 *点滅 ―消灯

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●プログラム設定パラメーター

・ステップ数

設定範囲:1~3 ステップ。

・温度

設定範囲:2 oC~50 oC。

・時間

設定範囲:0.5 時間単位で 0.0 時間~99.5 時間。

備考:

・0.0 時間に設定した場合でも、そのステップは約 15 秒間実行されます。

・99.5 時間に設定すると時間制限なしになります。

・前ステップ終了後、次ステップの設定温度に到達するまでの時間も、設定時間に含まれます。

・プログラムの繰返し回数

設定範囲:0 回~99 回。ただし 0 回に設定すると無制限の繰返しになります。

備考:ステップ数を 1 回に設定した場合は、繰返し回数は自動的に 1 回に設定されます。

備考:

・設定範囲外の数値を入力してプログラムセットキーを押しても設定値は記憶せず、プログラム設定モードが継続

します(1 秒間ブザーが鳴ります)。

・設定温度が 5 oC 以下で長時間運転した場合、エバポレーターの着霜によって希望の運転ができない場合があ

ります。この場合、次に 10 oC 以上の温度設定のステップを設定することで改善されます。

・設定の途中で 90 秒間キー操作がないと、自動的に現在の器内温度表示に戻ります。この場合、温度セット

キー(SET)を押して確定していない設定値は変更されません。

●プログラム運転中に停電があった場合

停電中は不揮発性メモリーに途中経過がバックアップされますので、停電終了後は停電前の状態からプログラ

ム運転が再開されます。

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基本運転設定 つづき

キーロック機能

本製品には、コントロールパネル上のキー操作による設定変更をできなくするキーロック機能があります。

キーロックを ON にした場合は、以下の操作ができません。

・定値運転設定の変更(定値運転設定モードには入れます。設定値の表示は可能)。

・プログラム設定の変更(プログラム設定モードには入れます。設定値の表示は可能)。

・プログラム運転開始/停止。

・霜取り運転の開始/停止。

キーロックの設定は表 4 の手順でおこなってください。

キーロックを解除する場合はキーロック OFF(L0)を選択します。

表 4 キーロック設定手順(例:キーロック OFF → キーロック ON)

キー操作 操作後のデジタル表示部

1 器内温度表示状態で、 桁シフトキー( )を約5 秒間押す。

キーロック設定モードに入り、L0 を表示する。

2 数値シフトキーで L1 に合わせる。 L1 が表示される。

3 温度セットキー(SET)を押す。 SET キーロック設定を記憶し、器内温度表示にもどる。

備考:設定の途中で 90 秒間キー操作がないと、自動的に現在の器内温度表示に戻ります。この場合、温度セッ

トキー(SET)を押して確定していない設定値は変更されません。

手動霜取り機能

手動霜取り機能はエバポレーターの霜を任意の時間に取る機能です。着霜のぞき窓からエバポレーターに霜が

付いてきたら、表 5 の手順で霜取りをおこなってください。

表 5 手動霜取り手順

状況 キー操作 操作後のデジタル表示部

1 定値運転中または プログラム運転中

除霜キー(DEF)を約5 秒間押す。 DEF 霜取り運転を開始し、 ”dF”と器内温度を交互に表示する。

2 霜取り運転 自動完了

--- --- 霜取り運転は自動で終了し、 器内温度表示にもどる。

霜取り運転中 霜取り運転中 除霜キー(DEF)を押す。

DEF 霜取り運転が終了し、 器内温度表示にもどる。

お願い: 霜取り運転中は器内温度が上昇します。プログラム運転中など厳格な温度制御が必要な場合は、手動

霜取り機能は使わないでください。

備考: 器内温度がおよそ 5 oC 以下になっていないと、除霜キー(DEF)を押しても霜取りがおこなわれない場合

があります。

モード

L0(初期値) キーロック OFF

L1 キーロック ON

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ファンクションモード設定

数値シフトキー( )を 5 秒間長押しするとファンクションモードに入ります。ファンクションモードでは以下の諸設

定をおこなうことができます。

●F01:自動設定上下限温度警報

器内温度が定値運転設定温度±自動設定上下限温度警報設定値から外れた場合に警報が作動します。

設定範囲:±1.0 oC(01.0)~±5.0 oC(05.0)、工場出荷時:±2.5 oC(02.5)。

●F25:警報復帰時間

警報ブザー停止キー(Buzzer)を押して警報のブザーのみ止めた状態で、設定した警報復帰時間が経過した後

なお警報状態が継続している場合に、再びブザーを鳴らす機能です。

設定範囲:OFF(000)・10 分(010)・20 分(020)・30 分(030)・40 分(040)・50 分(050)・60 分(060)

工場出荷時:30 分(030)。

備考: 扉警報の場合は、警報ブザー停止キー(BUZZER)を押したときに警報自体が解除されるので、再警報は

作動しません。

●F27:結露低減モード運転(23 ページ参照)

器内の結露を低減する機能です。F27 を 001 に設定すると結露低減モード運転が ON になります。

工場出荷時:OFF(000)

●F44:プログラム運転終了報知

プログラム運転の終了時にブザーが鳴る機能です。F44 を 001 に設定するとプログラム運転終了報知が ON に

なります。工場出荷時:OFF(000)

●F50:警報遅延時間

本製品が自動設定上下限温度警報状態になったとき直ちにブザーを鳴らさず、設定した警報遅延時間が経過し

た後にブザーを鳴らす機能です。設定範囲:0 分(000)~15 分(015)、工場出荷時:15 分(015)。

備考: 警報遅延時間中に警報状態でなくなった場合、警報遅延時間経過後ブザーは鳴りません。

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ファンクションモード設定 つづき

※別売品の停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を搭載した場合に設定可能。

●F24:遠隔警報の連動(24 ページ参照)

警報ブザー停止キー(Buzzer)で製品本体のブザーを止めたとき、警報ブザー停止キー(Buzzer)に連動して遠

隔警報も解除させる機能です。F24 を 001 に設定すると連動になります。

工場出荷時:非連動(000)。

※別売品の停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を搭載し、さらに別売品の LAN インターフェースボー

ド(MTR-L03-PJ)またはインターフェースボード(MTR-480C)を搭載した場合に設定可能。

●F21:シリアル通信 ID

シリアル通信の ON/OFF および本製品に設定する ID 番号です。

設定範囲:OFF(000)または ID 番号 001~255、工場出荷時:OFF(000)

●F22:シリアル通信モード

リモートモードの ON/OFF および通信速度の設定です。工場出荷時:000。

備考:リモートモードを ON にすると、製品本体から温度設定ができなくなります。

ボーレート(通信速度)

2400 bps 4800 bps 9600 bps

リモートモード OFF(製品から制御) 000 010 020

ON(PC から制御) 100 110 120

ファンクションモードの設定は表 6 の手順でおこなってください。

表 6 ファンクション設定手順(例:F25 警報復帰時間 30 分 → 20 分)

キー操作 操作後のデジタル表示部

1 数値シフトキー( )を約5 秒間押す。 ファンクションモードに入り、F00 を表示する。

2 桁シフトキー、数値シフトキーで F25 に合わせる。

3 温度セットキー(SET)を押す。 SET 警報復帰時間設定値を表示する。

4 桁シフトキー、数値シフトキーで 020 に合わせる。

5 温度セットキー(SET)を押す。 SET 設定を記憶し、器内温度表示にもどる。

備考:設定の途中で 90 秒間キー操作がないと、自動的に現在の器内温度表示に戻ります。この場合、温度セッ

トキー(SET)を押して確定していない設定値は変更されません。

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結露低減モード運転について 結露低減モード運転が初期値の OFF(000)のまま器内に水分を多く含んだものを入れて運転した場合、器内の

湿度が 90 %R.H.以上に上昇するため、周囲環境によっては扉の器内側の面及び器内間口部に結露が発生す

ることがあります。

結露低減モード運転とは、設定温度が+20 oC から+40 oC の範囲のとき、上記のような場合に運転制御により器

内の間口や扉の内面に発生する結露を低減する運転モードです。

結露低減モード運転の設定方法は、21~22 ページを参照してください。

※工場出荷時、結露低減モード運転はOFF(000)に設定されています。

●結露低減モード運転をON(001)に設定した場合

器内の結露を低減するため、通常よりも多くコンプレッサーをON/OFFします。

そのため、器内の湿度は通常の運転モードよりも変動が大きくなります。

目安として、外気温20 oC、設定温度37 oCのとき、器内湿度は、おおよそ80 %R.H.から50 %R.H.の間で変化し

ます。また、温度変動幅が±1.5 oCから外れる場合があります。

備考:結露低減モード運転中は、デジタル温度表示部の小数点が点滅します。

結露低減モード運転を ON に設定した場合には、使用環境によっては内容物が乾燥する恐れがあります。培養

などで、培地の乾燥を避けたい場合は、通常モードで使用してください。

●結露低減モード運転をOFF(000)に設定した場合

水分を多く含んだものを入れて、器内温度を周囲温度より高く設定する場合には、次のことに注意してください。

1) 器内の間口及び、扉の器内側の面に結露が発生することがあります。結露したときは、乾いた布で拭きとって

ください。

2) 扉下部の露受皿で器内の結露を受ける構造となっているため、露受皿に水が溜まることがあります。たまっ

た水は、乾いた布で拭き取ってください。

3) コンプレッサーが停止しているときは蒸発用のパイプが温まりません。そのため、蒸発皿にたまった水を少な

くとも一週間に一度捨ててください。

※使用環境により、器内の結露量は変わります。

結露低減モード運転を OFF に設定した場合には、定期的に蒸発皿にたまった水を捨ててください。 蒸発皿の水があふれると床を濡らし、カビが生える原因となります。

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停電警報バッテリー取付 BOX(別売品) 別売品の停電警報用バッテリー取付ボックス(MPR-48B1-PJ)を搭載した場合、以下の機能が利用できます。

・停電警報:停電時(電源プラグをコンセントから外した時を含む)に警報を出します(28 ページ表 7 参照)。

・遠隔警報:遠隔警報端子に外部の警報器を接続して、別室など離れた場所で本製品の警報を報知することが

できます(遠隔警報出力される警報の種類と挙動は 27~28 ページ表 7 参照)。

・DAQ システム:別売品の LAN インターフェースボード(MTR-L03-PJ)またはインターフェースボード

(MTR-480C)を取り付けると、当社別売ソフトウェア製品のマルチモニター/メール通報ソフト(MTR-5000-PJ)に

接続して DAQ システムが利用できます。詳細は営業所または販売店にお問い合わせください。

1. バッテリースイッチ

製品本体を使用しない時や電源を OFF にしてお手入れ

をする時以外は ON にします。

2. 遠隔警報端子

COM.と N.C.間の 2 端子、または COM.と N.O.間の 2

端子に接続して使用します。

3. インターフェースボード取付部

別売品の LAN インターフェースボード(MTR-L03-PJ)ま

たはインターフェースボード(MTR-480C)は、ここに取り

付けます。

遠隔警報端子を使用した場合、各端子は下記の動作をおこないます。なお、許容接点容量は、DC30 V・2 A で

す。

接点出力:

COM. – N.C. 間 COM. – N.O. 間

正常時 (バッテリースイッチ OFF 時、バッテリーが切れた時を含む)

クローズ オープン

異常時

(停電時、電源 OFF 時、電源プラグをコンセントから外した時を含む)オープン クローズ

備考: 初期設定では、警報ブザー停止キー(BUZZER)を押して製品本体のブザーを止めたとき、遠隔警報は止

まりません。警報ブザー停止キー(BUZZER)を押した時、連動して遠隔警報も止まるように変更する場合は、フ

ァンクションモードの F24 を 001 に設定してください(22 ページ参照)。

お願い: 別売品の停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を搭載してから約 3 年経過すると、デジタル

表示部に”F1”と器内温度が交互表示され、バッテリーの交換時期をお知らせします(28 ページ表 7 参照)。バッテ

リーの交換は、営業所または販売店に依頼してください。

1

2 3

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お手入れのしかた

警告

お手入れや整備・点検の場合は、電源スイッチを停止にして、電源プラグを抜く

感電やケガの原因となります。

警告

製品のお手入れや消耗品を交換する場合、手袋やマスクを着用する

付着している薬品の接触や、粉塵等の吸引により健康を害する原因となります。

清掃のしかた ●1 ケ月に一度はお手入れをしてください。お手入れを続けていただくことにより、いつも美しい状態でお使いい

ただけます。

●外側、器内、付属品ともに軽い汚れは柔らかい乾いた布で拭きとってください。落ちにくい汚れは薄めた食器洗

い用中性洗剤を布に含ませ、拭きとってください。(原液を使用すると、プラスチックが割れることがあります。洗

剤の薄めかたは、その注意書にしたがってください。)食器洗い用中性洗剤使用後は、必ず布に水を含ませ、洗

剤を拭きとってください。その後、カラぶきをし、水気を拭きとってください。

●本製品に水をかけることは、電気の絶縁を悪くして故障の原因になりますので、絶対にさけてください。

●機械部分は完全密封ですから注油の必要はありません。

●フレーム外面に露がついたときは、柔らかい乾いた布で拭きとってください。

ブラシ、酸、シンナー、粉石鹸やみがき粉(クレンザー)、熱湯などは使用しないでください。塗装面がはげたり、傷

がついたり、またプラスチックやゴムの部分が変形、変色、変質します。特にプラスチックやゴムの部分をシン

ナーなどの揮発性のもので拭くことはさけてください。

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お手入れのしかた つづき

蒸発皿の清掃

蒸発皿は本体機械部の裏面左側にあります。年に 2~3 回は蒸発皿を水できれいに清掃してください。なお、蒸

発皿を取り外す際は、まず乾いた布などで蒸発皿にたまった水を拭き取ってください。

取り外しかたは、

1. 蒸発皿を上へ持ち上げてから、固定板から引き離します。

2. 蒸発皿を横にして手前へ引き出します。(このとき蒸発パイプを変形させないように注意してください。)

取り付けかたは、取り外すときとは逆の手順でおこなってください。

蒸発パイプ

蒸発皿

停電警報バッテリー取付BOX 取付口

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警報・保安機能および自己診断機能

本製品には表 7 に示す警報・保安機能および自己診断機能があります。

備考:ブザーは警報ブザー停止キー(BUZZER)を押すことにより止まりますが、遠隔警報は止まりません。なお、

バッテリー接続異常によるブザーは警報ブザー停止キー(BUZZER)によって停止できません。

表 7 警報・保安機能および自己診断機能 警報保安

の種類 状況 デジタル表示部

警報

ランプブザー

遠隔警報

接点※1 保安動作

自動設定

上下限温度警報※2

設定値±2.5 oC

(±1.0 oC~±5.0 oC 可変)※3

器内温度を

点滅表示 点滅

遅延後

断続音

遅延後

作動 ---

扉警報 扉が開いた状態が

2 分以上

”dor”と器内温度を

交互に表示 点滅 断続音 --- ---※4

温度過昇防止装置 温度ヒューズが

約 70 oC 以上になったとき --- --- --- ---

温度ヒューズ溶断。

メ イ ン ヒ ー タ ー ・ サ ブ

ヒーターOFF。

温度過冷防止装置 器内温度が

約 0 oC 以下になったとき --- --- --- --- コンプレッサーOFF

温度センサー異常

入力電圧が-40 oC 相当以下または断線

“E01”と器内温度を

交互に表示 点滅 断続音 作動

ヒ ー タ ー ・ フ ァ ン モ ー

タ ー ・ コ ン プ レ ッ サ ーOFF 入力電圧が 60 oC

相当以上または短絡

“E02”と器内温度を

交互に表示

デフロストセンサー

異常

入力電圧が-40 oC 相当以下または断線

“E10”と器内温度を

交互に表示 点滅 断続音 作動 ヒーターOFF

入力電圧が 70 oC 相当以上または短絡

“E11”と器内温度を

交互に表示

※1: オプションの停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を取り付ける必要があります。

※2: 定値運転のほかプログラム運転時も作動します。プログラム運転時の警報温度範囲は下図の例を参照。

※3: 温度設定が低温の場合、自動設定上下限温度警報の設定幅を小さくすると警報が出ることがあります。

※4: 扉を開けた時点でヒーターOFF、器内循環用ファン OFF になります。

温度

37oC

50 oC

5 oC

下限値

上限値

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警報・保安機能および自己診断機能 つづき

表 7 警報・保安機能および自己診断機能(つづき) 警報保安

の種類 状況 デジタル表示部

警報

ランプブザー

遠隔警報

接点 保安動作

コンプレッサー

保護

保護センサーが

80 oC 以上 “E08”と器内温度を

交互に表示

--- --- --- ---

保護センサーが

85 oC 以上※5

点滅 断続音 作動 コンプレッサー OFF

コンプレッサー

保護センサー

断線

入力電圧が-20 oC 相当以下または断線

“E09”と器内温度を

交互に表示 点滅 断続音 作動

コンプレッサー OFF

運転プログラム

バックアップ 停電中 --- --- --- ---

電源回復後

運転継続

バッテリー

接続異常※1

【バッテリー取付設定有】

別売品の停電警報バッテリー

取付 BOX のバッテリースイッ

チが OFF の時に、警報ブザー

停止キーを押す。

“E12”を点滅表示

(5 秒間)

点滅

(5秒間)

断続音※6

(5 秒間)--- ――

バッテリー

交換時期※1

別売品の停電警報バッテリー

取付 BOX の取付設定後、

1022 日(約 2.8 年)経過

“F1”と器内温度を

交互に表示 --- --- --- ---

停電警報※1

停電になった時

電源プラグが外れている時

電源スイッチが OFF の時

警報ブザー停止キー

(BUZZER)を押すと、5秒間器内温度を点滅表

点滅 断続音 作動

ヒ ー タ ー ・ フ ァ ン モ ー

タ ー ・ コ ン プ レ ッ サ ー

OFF

器内循環警報※7 器内の空気循環に異常がある

と思われるとき

器内温度と、 器内循環異常検出 センサー温度を 交互に表示

点滅遅延後

断続音

遅延後

作動 ---

器内循環異常

検出センサー異常

入力電圧が-40 oC 相当以下または断線

“E13”と器内温度を

交互に表示 点滅 断続音 作動 ---

入力電圧が 70 oC 相当以上または短絡

“E14”と器内温度を

交互に表示

※1: オプションの停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)を取り付ける必要があります。

※5: 保護センサーが 50 oC 以下に下がった場合、警報は解除されます。

※6: バッテリー接続異常によるブザーは、警報ブザー停止キー(BUZZER)によって停止できません。

※7: 本製品の扉開閉直後に温度設定を変更した場合、一時的に警報が出ることがあります。また、扉開閉直後

にプログラム運転による温度設定変更が発生した場合も、一時的に警報が出ることがあります。

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故障かな?と思ったら 製品の故障が疑われる場合は、サービスを依頼する前に、収納物保護のため、収納物を同じ温度のインキュ

ベーターまたは冷蔵庫へ移してから、まず下記の表を参考にチェックしてください。

症 状 確認/対策

自動設定上下限温度警報が

作動する

・器内に MIR-S100-PJ 以外の製品を入れて運転していませんか。

本製品内では、MIR-S100-PJ 以外の製品を運転させないでください。

プログラム運転がうまくいかない ・このインキュベーターのプルアップ、プルダウン性能より短い時間で温

度が変化することを期待して設定をおこないませんでしたか。

インキュベーターの性能を 33 ページに示します。また、器内に品物が入

っていると、これよりも遅くなります。このことを十分に考慮して、時間や

温度の設定をおこなってください。

お願い: 上記確認/対策方法を実施しても改善されない場合、もしくは上記以外の内容については、営業所または販売

店へ問合せてください。

Page 30: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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インキュベーターを廃棄するときは

本製品を廃棄する際は、営業所または販売店へ依頼してください。

警告

解体・廃棄は専門の業者に依頼する

第三者が立ち入る場所に本製品を放置すると、不慮の事故(幼児が閉じ込められるなど)の原因となり

ます。

お願い: 当社では引き取り廃棄に際し、安全確認書の発行をお願いしております。これは、販売店、メンテナンス

技術員および当社社員の安全の確保を目的としておりますので、お手数ではございますがご協力をお願いいた

します。なお、機器が汚染されている場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて除染処理をお願いします。

フロン排出抑制法 第一種特定製品

この製品は、フロン排出抑制法の第一種特定製品です。地球温暖化防止のため、適正にフロン回収する必要が

あります。

この製品を廃棄・整備する場合は、専門業者が行いますので、営業所または販売店へお問合せください。

(1) フロン類をみだりに大気中に放出することは禁じられています。

(2) この製品を廃棄・整備する場合には、フロン類の回収が必要です。

(3) フロン類の種類および数量は、製品銘板に記載されています。

(4) 使用しているフロン類の地球温暖化係数は、MIR-154S・254S ともに 1430 です。

冷媒充てん量の二酸化炭素換算値

■この製品にはCO2(温暖化ガス)130 kg(MIR-154S-PJ)、

210 kg(MIR-254S-PJ)に相当するフロン類が封入されています。

■地球温暖化防止のため、修理・廃棄等にあたってはフロン類の回収が必要で

す。

Page 31: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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保証とアフターサービス(よくお読みください)

修理・使いかた・お手入れなどは、

まず販売店へご相談ください。

修理を依頼されるときは

「警報・保安機能および自己診断機能」「故障かな?と思った

ら」(27~29ページ)でご確認のあと、直らないときは、まず電

源プラグを抜いて、お買い上げ日と右の内容をご連絡くださ

い。

●保証期間中は、保証書の規定に従って出張修理いたします。

保証期間:お買い上げ日から本体1年間

●保証期間終了後は、診断をして修理できる場合はご要望により修理させていただきます。

※修理料金は次の内容で構成されています。 技術料 診断・修理・調整・点検などの費用

部品代 部品および補助材料代

出張料 技術者を派遣する費用

※補修用性能部品の保有期間 9 年

当社はこの MIR-154S-PJ/254S-PJ の補修用性能部

品(製品の機能を維持するための部品)を、製造打ち

切り後 9 年保有しています。

●ご相談窓口における個人情報のお取り扱い

パナソニック株式会社およびパナソニックグループ関係会社(以下「当社」)は、お客様からお知らせいただいたお

客様の個人情報をパナソニック製品に関するご相談対応や修理サービスなどに利用させていただきます。併せ

て、お問い合わせ内容を正確に把握するため、ご相談内容を録音させていただきます。また、折り返し電話をさ

せていただくときのために発信番号を通知いただいておりますので、ご了承願います。当社は、お客様の個人情

報を適切に管理し、修理業務等を委託する場合や正当な理由がある場合を除き、第三者に個人情報を開示・提

供いたしません。個人情報に関するお問い合わせは、ご相談いただきました窓口にご連絡ください。

●各地域の修理ご相談窓口

当社営業所およびサービス受付けの連絡先は、別紙の一覧表を参照してください。

・電話番号をよくお確かめの上、おかけください。

・地区・時間帯によって、集中修理ご相談窓口に転送させていただく場合がございます。

・所在地、電話番号は変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。

安全確認書発行のお願い

次ページの安全確認書は、修理等のメンテナンスや廃棄を実施する際、対象機器の安全性について、お客様に

発行していただくものです。これは販売店、メンテナンス技術員および当社社員の安全の確保を目的としておりま

すので、お手数ですがご協力をお願いします。

●機器修理等のメンテナンスや廃棄を実施する際、安全確認書は毎回発行をお願いします。

●安全確認書は、次ページをコピーし、内容を記入後、当社メンテナンス技術員に提出をお願いします。

●安全確認書が発行いただけない場合、メンテナンスや廃棄をお断りする場合があります。

●機器が汚染している場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて除染処理をお願いします。

販売店名

電話 ( ) -

お買い上げ日 年 月 日

故障の状況 できるだけ具体的に

品番

製品名

製造番号

お買い上げ日

▼お買い上げの際に記入されると便利です

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安全確認書

パナソニック ヘルスケア(株)宛

1. ご使用の試料:

病原性 : なし・可能性あり・あり 毒 性 : なし・可能性あり・あり 放射性物質: 使用せず・使用(核種: ) その他の特記事項:

2. 機器の汚染状況

製品内: 汚染なし・除染済み・汚染の可能性あり・汚染あり (除染済みの場合、除染方法: )

その他の汚染状況:

3. メンテナンス・修理・廃棄における安全対策方法

イ)安全です。 ロ)危険性があります。具体的な安全対策方法、除染方法は以下のとおりです。

記 入 日: 平成 年 月 日 ご 芳 名: 所 属: 責 任 者: 印 電話番号:

品 名 品 番 製造番号 設置年月日

冷凍機付 MIR- 平成 年 月 日 インキュベーター

お願い:当社では、修理等のメンテナンスの実施、製品の返却または廃棄に際し、安全確認書の発行をお願いし

ております。これは、販売店、メンテナンス技術員および当社社員の安全の確保を目的としておりますので、お手

数ですがご協力をお願いいたします。なお、機器が汚染されている場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて

除染処理をお願いします。

●本安全確認書によりお受けしたお客さまのお名前、お電話番号などの個人情報は適切に管理いたします。ま

た、お客さまの同意がない限り、業務委託の場合および法令に基づき必要と判断される場合を除き、第三者への

開示はおこないません。

Page 33: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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性能データ 1. MIR-154S-PJ器内温度降下・上昇特性

0

10

20

30

40

50

60

-1 0 1 2 3 4 5

温度(oC)

経過時間(h)

MIR-154S-PJ 器内温度降下・上昇特性

AC 100 V, 50 Hz

器内中心空気温度

外気温度

2. MIR-254S-PJ器内温度降下・上昇特性

0

10

20

30

40

50

60

-1 0 1 2 3 4 5

温度(oC)

経過時間(h)

MIR-254S-PJ 器内温度降下・上昇特性

AC 100 V, 50 Hz

器内中心空気温度

外気温度

※これらの特性は、製品または運転条件などによって多少異なることがあります。

Page 34: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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仕 様

品 名 冷凍機付インキュベーター

品 番 MIR-154S-PJ MIR-254S-PJ

外 形 寸 法 幅700 mm x 奥行580 mm x 高さ918 mm 幅700 mm x 奥行580 mm x 高さ1518 mm

内 形 寸 法 幅620 mm x 奥行368 mm x 高さ555 mm 幅620 mm x 奥行368 mm x 高さ1088 mm

有 効 内 容 積 123 L 245 L

外 装 塗装鋼板

内 装 ステンレス鋼板

扉 塗装鋼板

硬鋼線製PEコーティング、耐荷重:20 kg、多段調節式

3枚

内寸法:上2枚 幅570 mm x 奥行300 mm

下1枚 幅550 mm x 奥行245 mm

5枚

内寸法:幅570 mm x 奥行300 mm

測 定 孔 内径:40 mm、1ヶ所(左側面)

断 熱 材 硬質発泡ポリウレタン

加 熱 冷 却 方 式 強制循環式

圧 縮 機 レシプロコンプレッサー

圧 縮 用 電 動 機 出力 150 W

冷 却 器 フィンアンドチューブ

凝 縮 器 ワイヤーアンドチューブ

冷 媒 R-134a

霜 取 り 方 式 手動霜取り

電 熱 装 置 141 W 218 W

温 度 調 節 方 式 電熱装置:PID制御方式、圧縮機:ON-OFF制御方式

温 度 表 示 方 式 デジタル表示式(分解能:0.1 oC)

警 報 機 能 自動設定上下限温度警報、扉警報、停電警報※

プ ロ グ ラ ム 機 能 3ステップ1~99回繰返しまたは連続繰返し

1ステップ:0.5時間~99.0時間または無限。1プログラム記憶可能

メモリーバックアップ 不揮発メモリー使用

付 属 品 測定孔ゴム栓2個、棚3枚、棚受8個

カヌークリップM5(大)8個

測定孔ゴム栓2個、棚5枚、棚受20個

ステンレス板1枚、カヌークリップM5(大)10個

カヌークリップM4(小)5個

電 源 単相、100 V、50 Hz/60 Hz

製 品 質 量 68 kg 95 kg

※オプションの停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)装着時。

Page 35: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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品 名 冷凍機付インキュベーター

品 番 MIR-154S-PJ MIR-254S-PJ

別 売 品

2段積み金具(MIR-S154PS-PJ)

専用架台(MKD-300T-PJ)

専用架台(MKD-150T-PJ)

鍵取付用プレート(MIR-LPS-PJ)

停電警報バッテリー取付BOX(MPR-48B1-PJ)

培養器内固定キット(MIR-15FP-PJ)※1

別 売

ソ フ ト ウ ェ ア 製 品

マルチモニター/メール通報ソフト(MTR-5000-PJ)

LANインターフェースボード(MTR-L03-PJ)※2;LAN通信用

インターフェースボード(MTR-480C-PJ)※2;RS-232C/RS-485用

別 売

器 内 使 用 製 品 振とう機(MIR-S100-PJ)※1

※1:培養器内固定キット MIR-15FP-PJ を棚に装着し、その上に振とう機 MIR-S100 を載せて使用します。

※2:取り付けるには、別売品の停電警報バッテリー取付 BOX(MPR-48B1-PJ)が必要です。

・別売品をご注文の際は、最新のカタログを参照してください。

・製品改良のため、予告なく仕様を変更する場合があります。

性能仕様

品 名 冷凍機付インキュベーター

品 番 MIR-154S-PJ MIR-254S-PJ

温 度 制 御 範 囲 2 oC~50 oC (周囲温度:5 oC~35 oC、無負荷)

温 度 分 布 ±0.5 oC (設定:37 oC、周囲温度:23 oC、無負荷)

温 度 変 動 幅 電熱装置PID制御時:±0.2 oC (設定:50 oC、周囲温度:23 oC、無負荷)

圧縮機ON-OFF制御時:±1.5 oC (設定:5 oC、周囲温度:23 oC、無負荷)

電 動 機 定 格 電 流 2.1 A(50 Hz)/1.8 A(60 Hz) 2.5 A(50 Hz)/2.1 A(60 Hz)

電 動 機 定 格 消 費 電 力 130 W(50 Hz)/140 W(60 Hz) 160 W(50 Hz)/165 W(60 Hz)

電熱装置定格消費電力 141 W 218 W

定 格 放 熱 量 468 kJ/h(50 Hz)/504 kJ/h(60 Hz) 576 kJ/h(50 Hz)/594 kJ/h(60 Hz)

総 合 最 大 電 流 2.5 A(50 Hz)/2.3 A(60 Hz) 3.0 A(50 Hz)/2.9 A(60 Hz)

総 合 最 大 消 費 電 力 175 W(50 Hz)/200 W(60 Hz) 235 W(50 Hz)/255 W(60 Hz)

最 大 放 熱 量 630 kJ/h(50 Hz)/720 kJ/h(60 Hz) 846 kJ/h(50 Hz)/918 kJ/h(60 Hz)

使 用 環 境 条 件 温度:5 oC~35 oC、湿度:80 %R.H.以下

・本製品の各データは、当社基準で測定しています。

・製品改良のため、予告なく仕様を変更する場合があります。

Page 36: MIR-154S-PJ MIR-254S-PJMIR-154S-PJ MIR-254S-PJ MIR-254S-PJ 保証書別添付 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

●お客さまメモ お買上げの際に記入してください。お問合せのときなどに便利です。

品 番 製造番号

お買上年月日 年 月 日

お買上店名

電話 - -

最寄りのお客さま

ご相談窓口

電話 - -

〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田 1 丁目 1 番 1 号

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