マリアナ沖海戦si-phon.jp/kubo/material/sozai/pdf/s9.pdf日本軍勢力 ・本艦隊甲部隊...

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■日本軍勢力・本艦隊甲部隊 空母3隻、大鳳、翔鶴、瑞鶴  天山5機 ( 索敵機 )  零戦五十二型76機  天山43機  彗星53機  零式艦爆11機 重巡2隻 妙高、羽黒 軽巡1隻 能代 駆逐艦6隻 秋月、初月、若月、浦風、 磯風、       朝雲・本艦隊乙部隊 空母3隻 準鷹、飛鷹、龍凰  零式水偵4機 ( 索敵機 )  零戦五十二型56機  天山15機  彗星11機  零式艦爆27機   九九式艦爆28機 戦艦1隻 長門 重巡1隻 最上 駆逐艦8隻 浜風、野分、時雨、五月雨、       満潮、山雲、秋霜、早霜・前衛艦隊 空母3隻 千代田、千歳、瑞凰  零式水偵 8機 ( 索敵機 )   零戦五十二型 17 機 零式艦爆 45 機 戦艦4隻 大和、武蔵、金剛、榛名 重巡8隻 利根、筑摩、高雄、愛宕、 摩耶、      鳥海、鈴谷、熊野 軽巡1隻 矢矧 駆逐艦8隻 島風、沖波、浜波、藤波、玉波、        岸波、長波、朝霜

1944年徐々に追い詰められつつある日本軍にとって、絶対国防圏は、戦争に必要な物資の確保と、日本本土を守るために、死守しなければならない最終ラインだった。

特に、マリアナ諸島は大型爆撃機 B-29 にとって日本本土爆撃に最適な距離にあり、ここに米軍の拠点をもうけさせることだけは、なんとしても避けなければならなかった。

1944年6月米軍はサイパン島上陸をめざし第 5艦隊を中心とした上陸部隊を展開。日本軍は持てる空母戦力のすべてをつぎ込み、米艦隊を一気に殲滅して戦局を逆転させるべく「あ号作戦」を開始する。日米の戦力差はほぼ 2倍。

だが、第一機動艦隊の小沢中将には秘策があった。それが、「アウトレンジ戦法」である。「アウトレンジ戦法」とは、航続距離で勝る日本軍艦載機を、敵艦載機の航続距離外から発進させ、一方的に敵艦隊へダメージを与えようというものである。

だが、日本軍は度重なる戦闘でベテランパイロットの多くを失っており、長距離を往復しなければならないアウトレンジ戦法には、不安を抱えたままであった。画期的な作戦か、それとも机上の空論が。

運命の日は幕を開けた。

■マリアナ沖海戦

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