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48 開幕 各シリーズ戦況WSK EURO SERIES 2010 R1 Muro Leccese ITALY 4-7 March R2 Lonato ITALY 25-28 March ROTAX MAX EURO CHALLENGE 2010 R1 Salbris FRANCE 24-28 March SUPER ONE BRITISH KARTING SERIES 2010 R1 PF International UK 20-21 March 今季3つのシリーズに分かれた世界最高峰レースWSKには 3年目の金丸悠が参戦。世界戦で2連勝して注目を集める 笹原右京はROTAX MAXユーロシリーズへ飛ぶ。また激戦の 英国スーパーワンにも長渕蓮が初挑戦。期待が高まる 日本人のヨーロッパ挑戦と各シリーズの状況を追いかける Photo:KSP(Philippe Kalmes/www.ksp-photo-agency.com)

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Page 1: K0 Y h 1 e 2 o Xh 0 Y h E 1 s E0itline.sakura.ne.jp/yukanamaru/06press_coverage/images/RKT_03.pdf · convers armand 2月のウインターカップから2週 争いを左右する要素となる。るため、新エンジン熟成もシリーズ季はエンジンのホモロゲが切り変わリア南端ラ・コンカで開幕した。

48

欧州2010開幕

[日本人ドライバーの挑戦と 各シリーズ戦況]

WSKEURO SERIES 2010

R1 Muro Leccese ITALY 4-7 March

R2 Lonato ITALY

25-28 March

ROTAX MAXEURO CHALLENGE 2010

R1 Salbris FRANCE 24-28 March

SUPER ONEBRITISH KARTING SERIES 2010

R1 PF International UK 20-21 March

今季3つのシリーズに分かれた世界最高峰レースWSKには

3年目の金丸悠が参戦。世界戦で2連勝して注目を集める

笹原右京はROTAX MAXユーロシリーズへ飛ぶ。また激戦の

英国スーパーワンにも長渕蓮が初挑戦。期待が高まる

日本人のヨーロッパ挑戦と各シリーズの状況を追いかける

Photo:KSP(Philippe Kalmes/www.ksp-photo-agency.com)

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49 | RACING KART TECHNIQUE Vol.3

欧州2010開幕

[日本人ドライバーの挑戦と 各シリーズ戦況]

KSP

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CONVERSARMAND

 

2月のウインターカップから2週

間後、WSKユーロシリーズがイタ

リア南端ラ・コンカで開幕した。今

季はエンジンのホモロゲが切り変わ

るため、新エンジン熟成もシリーズ

争いを左右する要素となる。

 

開幕戦は急に天候が崩れる以外に、

誰もが予想するより気温が低かった。

日中でも5〜6℃しか上がらず、そ

の影響か、スタート後数周の速さに

差が見えた。トニーやコスミックは

冷えたタイヤで抜群に速く、そこで

アドバンテージを築いていたのだ。

一方、ビレルやCRGはそこでグリ

ップ不足気味。5周すればトニー勢

と遜色ないベストタイムに到達する

が、そこまでの駆け出しで後れを取

っていた。ただこの寒さの中で最初

WSK EURO SERIESROUND 1-2 HIGHLIGHT

新勢力の台頭ニューエンジン&ルーキーデビュー日本勢の金丸悠はKF2連続入賞

Text:ケビン・ウィンダム(Kebin Windam)Photo:KSP(Philippe Kalmes/www.ksp-photo-agency.com)

クリス・ウォーカー(Chris Walker)/TONYKART

ルーキーのニック&ベンがいきなり勢力図を塗り替えたSKFKF2も本命ふたりの隙を突いて表彰台の顔ぶれが毎戦変わる

新マテリアル投入、新メンバー参加でWSKが大きく揺れる

旋風のようにデビューしたニック。アルディゴやキャットを率いた開幕戦はもちろん、追い上げレースとなった第2戦でもひと際輝いていた。

NYCKDE VRIES

SKF#10

昨年SKF王者コズリンスキィは苦闘中。2戦を終え7位/7位、CRG勢でこそ最高位ながら、トニー、コスミック勢に大きく後れを取っている。

ARNAUDKOZLINSKI SKF#1

WSKパドックでKF2最有力と言われているクリスと金丸がアクシデントやトラブルで沈む中、開幕戦で勝利を飾ったトニーワークスのダゴスト。

IGNAZIODAGOSTO KF2#205開幕戦3位表彰台、第2戦で

ウイナーとなったコンバース。勢いのあるルーキーが多い今季、アルディゴとともに彼らの壁となる存在のひとりだ。SKF#34

KSP

KSP KSP

KSP

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51 | RACING KART TECHNIQUE Vol.3

からグリップするトニー勢は、暑さ

の中でタイヤに厳しくなるかもしれ

ないことを忘れてはいけないが。

 

もっとも不調に見えたのがCRG

勢。タイヤとのマッチングが充分で

ないのか、SKF昨年王者のA・コ

ズリンスキィやベテランのD・フォ

レのコーナリング精度がいまいちだ

った。第2戦でもふたりは表彰台か

ら遠い戦いを強いられていた。

 

今季、自社製新エンジンBMBを

投入したビレル勢の低迷も深刻だ。

ウインターカップのSKFでワン・

ツーを決めた勢いは消え、唯一好調

に見えたS・チェセッティも第1戦

はトラブルで敗退。第2戦はPPを

奪い4位入賞ながら、彼以外は開幕

戦同様10番手以下に低迷している。

 

SKFルーキーで元気が良かった

のがN・デ・フリースとB・クーパ

ー。デ・フリースは開幕戦の予選で

PPを奪い、ファイナルで2位に食

いんだ。9位に終わった第2戦でも、

その存在感は〝職人多きクラス〞の

中で輝いていた。クーパーも巧みな

レース運びで連続入賞を果たす。

 

金丸悠の参戦するKF2はタイヤ

がブリヂストンからVEGAに変更

され、その対応もシリーズ争いの行

方を握る。本命C・ロック、金丸悠

がトラブルやアクシデント等でまだ

真の実力を発揮するには至っていな

い。その隙を突く新勢力も次々と表

彰台に姿を見せ、まさに戦国時代の

様相。第2戦TTはこのクラスの激

戦ぶりをまさに表していた内容だ。

出走84台、トップから1秒以内に80

台がつけた。どんな実力者でもワン

ミスが命取り││。先のふたりもK

F2タイトル争いのメンバーである

のは間違いないが、余裕を持てる時

間はコンマ1秒もない。

エンジン、タイヤが変更された今季も当たり前のようにトップ争いに加わるが、2戦ともどこか歯車が噛み合っていないような不運に悩む金丸。

YUKANAMARU

KF2#206

BENCOOPER

SKF#33

KF2チャンピオンという勲章をぶら下げて今季からSKF挑戦のベン。閃光のようなニックに対して、ベンは手堅くまとめあげる印象だった。

KSP

C.Walker

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水曜午後に消えたテント内の陽気な会話

[TONYKARTワークスメカ・松浦正紀の開幕戦]

 WSKが開幕した。今年の僕の担当はミッション付きのKZ1、ドライバーはリック・ドレエゼン。19歳のベルギー人だ。KZでは2年前にマルコ・アルディゴがタイトルを獲得したが、昨年は2位に終わっている。今年は何としてもタイトルを奪還しようというムードがチームに漂っている。 走行は水曜から。2台準備して1台ずつナラシを

は走行開始20分前までに入らなければ走行できなくなるため、どのチームも慌しく動き、テント内もパルクフェルメもパニックのようだった。 3週間前と昨年のデータでだいたいの予想はできていたが、ダミーグリッドに並んだ段階でも僕はエア圧に迷っていた。走行開始直前、レース部門責任者のジャコモ・アリプランディから無線が入った。「エア圧は1.5でいけ」。自分の予想とはかけ離れていた。僕は「最終ラップにタイムが出るぞ」と言い、リックを見送った。1グループトップが103.6秒。リックはこのシャシーで初のウエット走行だったが、最終ラップに103.3秒をマークしてポールポジション獲得。車検後、僕に親指を立てて微笑んだ。

シートを切り離して溶接 土曜、今日のポイントは予選ヒート1だ。TTでドライタイヤを使っていないため、ニュータイヤでの課題を残していた僕らには厳しい展開。どこまで逃げられるか? リックは好スタートを決めたが、2周目にパスされる。やはりニュータイヤではグリップ不足だ。シャフト交換、アライメント調整をして迎えたヒート2も症状は変わらず、結局プレファイナルは4番手スタートとなった。 その夜、メンテナンスをしているとロバッツィがやって来た。「シートを後ろに2㎝下げろ」。だが、すでに目いっぱいまでシートは下げてある。そこにジャコモもやって来て「切り離して溶接する」と言い出し、作業が始まった。8時前には終了したが、テントの外へ出ると周囲のパドックは真っ暗だった。 レースウイーク中に休まる瞬間はない。常に気持ちは張り詰め、何が起きても迅速な対処が必要だ。日曜プレファイナル前には水漏れが発覚、ロバッツィの「エンジン交換!」という指示が鋭く飛んだ。パルクフェルメ閉鎖20分前、僕はすぐさま作業に着手──シーズンは開幕したばかり、僕らメカニックの長期戦もまだ始まったばかりだ。

MATSUURAMASANORI1976年6月15日生まれ。18歳からレースをしながらショップで働きメカニックの知識とワザを習得。99年に渡欧してメカニックとして活躍、3年前からトニーカートに移籍した。

WSK EURO SERIESROUND 1-2 HIGHLIGHT

KZ1開幕戦でトノンとの接戦を制したバス。第2戦は予選2番手通過ながらプレファイナルで6番手にダウン。決勝も6位キープに。

BASLAMMERS

KZ1#101

プ不足でトップからはコンマ2〜3秒落ち。中古タイヤ比較なら遜色なかった。 午後からTTがスタート。それまで晴れていた空がKF2の3組目から急変して雨が降り出した。KZ1走行時間までは1時間あったが、やることは山のように増えた。3人で1台のシャシーを囲み、フロント、キャブセット、エンジン担当に分かれてマシンをレイン仕様に変更。パルクフェルメに

SKFのメカが手伝いに来た。「オレはバラすから次のシャシーを組め」。走行開始まで30分。ロバッツィのゲキが飛ぶ。「シャフトも換えるぞ!」「ヴェローチェ、ヴェローチェ!!」。テント外の気温は6℃。そんな中で僕はTシャツ姿。トレーナーを着る時間すらなかったのだ。午後の走行は3回、結局シャシーは毎回違うものを使用した。 金曜午前までの症状は、ニュータイヤでのグリッ

始める。昼までは陽気な雰囲気だった。12時半を過ぎてからテント内の話し声が消えた。社長のロベルト・ロバッツィが到着。テント設営後、アルディゴのメカが僕に言った。「今年は覚悟しとけ」。その意味が水曜午後に分かった。午後1回目の走行が終わり、テントでマシン確認をしているとロバッツィが来た。「次の走行時間は?」「40分後です」「シャシー交換時間あるか?」「は、はい。やります!!」。乗っていたカートからデータロガー、エンジン、キャブを外し組み換える。それを聞き

KSP

TONYKART

TONYKART

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53 | RACING KART TECHNIQUE Vol.3

 考える暇がない。後続車が次から次へと突っ込んでくる。コーナーごとに衝撃が襲う。グリップをなくし、ラインを外す。集団に入る。逃げる。またのみ込まれる。焦る、滑る、シャフトが揺れる。前が逃げていく──WSKは待ってくれません。ワンミスですべてを失っても、ラウンドは次々に進んでいきます。新パーツへの対応、走りの修正、気持ちの切り替え、そのすべてを自分でこなしていかないとあっという間に集団に埋もれてしまいます。 今季オフからの僕の課題は、VEGAタイヤと新エンジンへの対応。VEGAは昨年のブリヂストンに比べて軟らかく、ニューでのグリップが高い。コーナリング速度を落としすぎるとパワーが食われてしまいます。なるべく回転を落とさずにコーナーに入っていくのが大事なのですが、速度が高すぎてリヤが流れてもダメ。少し流れただけで、エンジン回転は急降下。そのさじ加減がとても難しいんです。

ナルでは無理するな」と激怒。「インが開けば飛び込むのがTONY流。でも、相手が寄せてくるなら次を待て。相手がバカならお前もバカだ。ベストラップをマークしていたのはお前だったんだぞ」とも。幸い体は無事でファイナルは8位フィニッシュ。7位が失格のため繰り上がりで7位を得ました。 気持ちを切り替えて迎えた第2戦。そのファイナルのスタートでは、PPドライバーのワナにハメられました。同じ舞台、昨年の最終戦ではスタートで出遅れて4位、2番手の今回はきっちり合わせたつもりが、まさか直前にアクセルを抜かれるとは……。2周目にペナルティが出され10秒加算が決定。トップ争いに続いて4位でチェッカーを受けましたが、ペナルティで19位に降格です。日中の暑さの中で速さを欠いたことも課題として残りました。 歯車が噛み合わない開幕2戦でしたが、その悔しさを引きずる時間もありません。目前には、昨年優勝したスペイン戦が迫っているので!

今季KF2に参戦するトニーカートレーシングチームのメンバー。左から金丸、ダゴスト、オルメド。チーム内でのバトルもアツい。

新陳代謝の激しいKF2参戦3年目というアドバンテージはない

[KF2 #206 金丸悠の開幕2戦レポート]

YU#206YU KANAMARU1994年5月13日生まれ。08年からWSKのKF2に挑戦、昨年トニーワークス入りを果たし、第6戦で日本人初WSK勝者に輝く。今年もトニーのエースとしてKF2を戦う。

 新エンジンの扱いにも苦労してます。ウインターカップの時はスキー場のような気温でぜんぜんキャブが合わず、第1戦でも良い状態をキープできませんでした。新エンジンの難しい点はキャブ開度が2〜3分違うだけで全体のスピードがガクッと落ちること。3〜5周に1回は調整しないとタイムが落ちるか、エンジンが壊れるかのどちらか。外から見る限り、ここ最近のVORTEXは他のtmやIAMEに比べてキャブが非常にシビアな気がします。 オフから課題は山積み。僕はシリーズを戦いながら準備を整えることに集中していたのですが──。 今年一発目のロベルト・ロバッツィ社長のカミナリは、開幕戦で僕の頭上に炸裂! 21番手スタートのプレファイナルで、9番手まで挽回して迎えたラスト2周、最終コーナーのパッシングで接触。体とカートは宙を舞い、同時に表彰台も飛んでいってしまいました。走行後、ロバッツィは「プレファイ

TON

YKART

KSP

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1第2戦KF2ウイナーに輝いたのはエナジーのモラー。2第1戦SKFのワン・ツー・スリー(中央)と各クラスのウイナー。ベテランのアルディゴ(中央)の周りに若手の顔がたくさんそろった。3中央のミッシェルはKF2で2戦連続4位獲得の有力レディースカーター。4第2戦SKFでアルディゴとキャットを封じたのはコンバース。

KF3に比べたらはるかに多いよ」──レースの質も違う?「SKFは第1コーナーを抜けた直後にレースが始まるんだ。KF3の場合は、最初の2周は目覚ましの合図みたいなものだったけど、SKFでは最初の2周をもっとも頑張らないといけない。レース序盤に順位を落とすと、そこから挽回するのに1ヒートを費やす。速さがあるとはいっても、最大でもコンマ1秒しか違わない世界だから」──SKFでタイトルを狙えそう?「KF3のようにはいかないだろうね。タイトルホルダーも、タイトルを狙えるドライバーも多いから。ただシーズン前はトップ10入りを目指していたけど、開幕戦で2位だったし、次のレースからは勝つことも考え始めているよ」

──デビュー戦表彰台登壇には驚きました。最高の週末でしたね?「開幕戦では、僕らが速さと戦闘力があることを見せられたと思う。金曜はポールを奪って、スーパーポール2番手。第3ヒートはプラグがカブって止まったけど、第1ヒートはトップ、第2ヒートは2番手。理想以上だった。第3ヒートの影響でプレファイナルは12番手スタートだったけど、そこから4番手まで挽回できたし、決勝ではずっとトップ3を走っての2位だった」──SKFはKF3と勝手が違う?「あらゆる点でKF3より複雑だね。エンジンパワーは35%も上がっているし、完走するためにも、速く走るためにもキャブ調整に常に気をつかわないといけない。カートに付いているセンサーの数も

ROUND 1 MULO LECCESE RESULT

2009 KF3 CHAMPIONニック・デ・フリース NYCK DE VRIES

2周目からレースが始まるKF3SKFは2周目までにすべて決まる

1 51 ARDIGO MARCO 24Laps TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 3 10 3 2 10 DE VRIES NYCK +0"555 CHIESA CORSE ZANARDI/PARILLA 4 12 2 3 34 CONVERS ARMAND +0"842 KOSMIC RACING DEPT. KOSMIC/VORTEX 1 1 5 4 33 COOPER BEN +2"664 KOSMIC RACING DEPT. KOSMIC/VORTEX 2 4 12 5 48 CATT GARY +4"481 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 26 2 1 6 8 DE BRABANDER YANNICK +4"559 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 16 16 6 7 1 KOZLINSKI ARNAUD +5"375 CRG SPA CRG/MAXTER 6 8 11 8 11 HANLEY BEN +5"642 MARANELLO KART SRL MARANELLO/MARANELLO 8 13 30 9 7 MAISANO BRANDON +7"124 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 27 3 14 10 4 TIENE FELICE +7"800 CRG SPA CRG/MAXTER 5 5 15

SKF TIRE:FREE(VEGA) WEATHER:FINE (DRY) START:30 FINISH:30 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 205 D AGOSTO IGNAZIO 20Laps TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 1 1 1 2 204 SILVA GUILHERME +2”218 TONY KART JUNIOR R.T. TONY/VORTEX 3 5 10 3 213 MOLLER MADSEN NICOLAJ +3”816 ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 5 6 20 4 218 GATTING MICHELLE +3”980 CRG JUNIOR TEAM CRG/MAXTER 8 17 41 5 273 DE RIDDER GUILLAUME +4”491 DE RIDDER PHILIPPE KOSMIC/VORTEX 11 14 47 6 211 LENNOX JORDON +5”575 BIREL MOTORSPORT BIREL/BMB 26 9 28 7 206 KANAMARU YU +6”793 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 25 21 14 8 202 VARLEY LUKE +7”076 TONY KART JUNIOR R.T. TONY/VORTEX 4 4 7 9 229 RIBERAS ALEX +7”703 SPORTKART VENDRELL TONY/VORTEX 29 19 17 10 225 KLINKBY-SILVER MAX +10”268 WARD RACING TONY/VORTEX 33 24 36

KF2 TIRE:VEGA WEATHER:FINE (DRY) START:37 FINISH:33 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 301 VERSTAPPEN MAX 16Laps CRG SPA CRG/MAXTER 1 2 7 2 364 HOEVENAARS PETER +2”817 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 3 3 6 3 316 HUBERT ANTHOINE +3”431 BRUNEAU OLIVIER T.K.F. TONY/VORTEX 6 4 1 4 372 VISOIU ROBERT +4”859 MORSICANI RACING S.A.S TONY/VORTEX 8 7 20 5 369 SPINELLI LORIS +5”454 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 2 1 11

KF3 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:36 FINISH:33 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 101 LAMMERS BAS 20Laps INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 2 7 8 2 103 THONON JONATHAN +0"150 CRG SPA CRG/MAXTER 1 1 2 3 102 IGLESIAS JEREMY +4"850 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 4 8 10 4 107 PICCOLI RICCARDO +5"502 TONY KART RACING TEAM TONY KART/VORTEX 7 11 22 5 106 DREEZEN RICK +7"596 TONY KART RACING TEAM TONY KART/VORTEX 8 4 1

KZ1 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:17 FINISH:17 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 124 DE CONTO PAOLO 20Laps ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 1 3 5 2 123 JELENIOWSKI MARCEL +6"444 ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 5 16 16 3 147 FUCHS DANIEL +6"903 JOKA KART TEAM BIREL/TM 4 24 15 4 137 GEORGIEV MISHEL +8"030 SOFIA AUTO RACING TEAM CRG/TM 2 5 3 5 125 JOHANSSON JOEL +12"975 ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 6 23 40

KZ2 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:17 FINISH:17 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

ROUND 2 LONATO RESULT

1 34 CONVERS ARMAND 30Laps KOSMIC RACING DEPT. KOSMIC/VORTEX 2 2 4 2 51 ARDIGO MARCO +0”677 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 7 10 11 3 48 CATT GARY +1”958 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 1 1 3 4 2 CESETTI SAURO +2”224 BIREL MOTORSPORT BIREL/BMB 3 13 1 5 8 DE BRABANDER YANNICK +3”149 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 10 4 6 6 50 CAMPONESCHI FLAVIO +4”040 TONY KART RACING TEAM TONY KART/VORTEX 5 5 21 7 1 KOZLINSKI ARNAUD +4”276 CRG SPA CRG/MAXTER 26 6 16 8 25 PUHAKKA SIMO +5”440 SCUDERIA P.C.R. PCR/TM 12 16 15 9 10 DE VRIES NYCK +5”922 CHIESA CORSE ZANARDI/PARILLA 6 18 2 10 3 TOMAN LIBOR +6”571 BIREL MOTORSPORT BIREL/BMB 25 8 8

SKF TIRE:FREE(VEGA) WEATHER:FINE (DRY) START:28 FINISH:26 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 213 MOLLER MADSEN NICOLAJ 25Laps ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 1 2 3 2 259 NORTOFT JACOB +0”588 RICKY FLYNN MOTORSPORT FA KART/VORTEX 14 32 6 3 225 KLINKBY-SILVER MAX +2”975 WARD RACING TONY/VORTEX 15 26 19 4 218 GATTING MICHELLE +4”195 CRG JUNIOR TEAM CRG/MAXTER 16 4 2 5 202 VARLEY LUKE +4”569 TONY KART JUNIOR R.T. TONY/VORTEX 6 13 26 6 241 GUIBBERT ENZO +4”569 GUIBBERT MICHEL FA KART/VORTEX 4 8 14 7 208 BASZ KAROL +5”200 BIREL MOTORSPORT RK/BMB 10 6 17 8 207 OLMEDO JOSE ANTONIO +5”534 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 20 22 29 9 205 D AGOSTO IGNAZIO +5”759 TONY KART RACING TEAM TONY/VORTEX 5 1 1 10 209 BARRABEIG GERARD +6”735 BIREL MOTORSPORT BIREL/BMB 9 5 10 19 206 KANAMARU YU +13”901 TONY KART RACING TEAM TONY KART/VORTEX 2 7 7

KF2 TIRE:VEGA WEATHER:FINE (DRY) START:38 FINISH:34 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 363 ALBON ALEXANDER 16Laps INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 4 20 53 2 301 VERSTAPPEN MAX 16Laps CRG SPA CRG/MAXTER 1 2 14 3 364 HOEVENAARS PETER +2”817 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 3 4 10 4 332 OCON ESTEBAN +8”547 OCON LAURENT EXPRIT/VORTEX 6 18 82 5 356 PAKARI MIKKO +5”454 MARANELLO KART SRL MARANELLO/MARANELLO 14 31 19

KF3 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:36 FINISH:33 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 110 ABBASSE ANTHONY 25Laps SODI RACING TEAM SODI/TM 1 3 1 2 152 NATO NORMAN +0”190 NATO JEAN C.-T3M SPORT CRG/MAXTER 3 4 5 3 103 THONON JONATHAN +1”548 CRG SPA CRG/MAXTER 2 6 9 4 118 RENAUDIE MANUEL +2”704 AVG RACING PCR/TM 4 1 2 5 102 IGLESIAS JEREMY +2”908 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 5 11 17

KZ1 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:18 FINISH:18 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

1 124 DE CONTO PAOLO 20Laps ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 1 7 4 2 129 VISSER BEITSKE +16"888 INTREPID DRIVER PROGRAM INTREPID/TM 3 16 15 3 131 MIDRLA JAN +20"728 JOKA KART TEAM BIREL/TM 6 22 19 4 123 JELENIOWSKI MARCEL +6"444 ENERGY CORSE SRL ENERGY/TM 15 43 29 5 126 GARCIA.V BASTELAERE F.A. +12"975 EQUIPO JAMKART TENERIFE CRG/MAXTER 8 20 26

KZ2 TIRE:DUNLOP WEATHER:FINE (DRY) START:16 FINISH:16 Pos No Driver Lap/Gap Team Machine Pre Q TT

SKF初戦の手ごたえ今季SKFにデビューしたベンとニックの独占インタビュー

SPECIAL SHORT INTERVIEW 09年KF2、KF3チャンピオンに直撃!!

「大事なことは着実であることなんじゃないかな。たとえ悪い週末になってしまったとしても、可能な限りいい結果を得るためには、あきらめないでもっとハードに頑張ることが重要だと僕は思う」──KF2とSKFでは、どちらがタイトルを獲るのが難しいと思う?「タイトルを獲る難しさは同じだと思うよ。KF2にも速いドライバーがたくさんいるし、誰もが狙っている。その点、SKFはプロレース。そこにはカートレースを職業としている人がいて、その最高峰で豊富な経験を積んでいる。また違った“壁”がそこにはあるね」──最後に、目標とするドライバーは?「マルコ(アルディゴ)だろうね。彼は何回もチャンピオンを獲っている世界王者で、本当に素晴らしいドライバーだから」

──SKF初戦でいきなり4位。手ごたえがあったのでは?「手ごたえは充分あったよ。チームはプレファイナルでの1番手(アルマンド・コンバース)、2番手(ベン)に満足していたし、ファイナルでの結果が僕とアルマンドによって得られたものだから、大喜びしていたよ」──SKFでレースした感想は?「すべてうまくいったと思う。ファイナルでトップ5に入る4位で終えられたこともファンタスティックだった。ただ、まだ学ぶことはたくさんあるよ。SKFで大事なのはタイヤをセーブすることと、プッシュしていい時、してはいけない時を的確に判断できるかどうか。それが勝敗を大きく左右するからね」──1年目でタイトルを獲れると思う?

2009 KF2 CHAMPIONベン・クーパー BEN COOPER

SKFはツワモノ多きプロレースKF2とは違う壁がそこにはある

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