1605 takarazuka01 03 - city.takarazuka.hyogo.jp · 3月に閉局しまし...

FM16 200426 2014調9. 6 26. 0 2 12 200015 100FM1 10026 2014TAKARAZUKA1 5 250TM 1 17 1 ほっと一息つきたいとき、ちょっと 手持ち無沙汰なとき、車の運転や料 理をしながら…。 生活のリズムを崩さず、何かをし ながら楽しめるのがラジオの大きな 魅力です。 ラジオから流れてくる人の声や音 楽にふと耳を傾けてみる―。 生活の一部にエフエム宝塚を取り 入れてみませんか。 No.1204 平成28(2016)年5月号 2

Upload: others

Post on 28-May-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 1605 takarazuka01 03 - city.takarazuka.hyogo.jp · 3月に閉局しまし ればと願っています。災地を感じ、足を運ぶきっかけになけすることで、市民の皆さんが被たが、今後も毎週現地の声をお届

阪神・淡路大震災で被災した箇所

や避難所などをパーソナリティら

と歩きながら巡る「宝塚防災ラジ

オウォーク」を行うなど、コミュ

ニティFMとしての特性を生か

して「人」と「まち」をつなぐイベ

ントを行っています。

そばにあると安心

さらに、平成16(2004)年度

には、台風などの災害時に、通常

番組を中断して災害情報を放送す

ることができるよう市との協定を見

直し、災害時のコミュニティFMと

しての機能の充実をより一層図って

います。

しかし、市が平成26(2014)

年に実施した市民アンケート調査に

よると、エフエム宝塚を「よく聴く」

「たまに聴く」と回答した市民の

割合は9.6%、災害時に緊急情報を

伝達する役割を担っていることにつ

いて「知っている」と回答した市民

は26.0%にとどまっている状況です。

「聴いて楽しい」だけでなく、「そ

ばにあると安心」なエフエム宝塚。

普段から聴いていなければ〝もしも

の時〞だけ聴こうとは思わないも

の。個性豊かなパーソナリティがま

ちの話題をたくさんお伝えしていま

す。皆さんも、お気に入りのパーソ

ナリティや番組を見つけ、毎日の生

活に取り入れてみてはいかがでしょ

うか。

まちの情報発信拠点

宝塚のまちの「今」を電波に乗

せて発信する場所

。そこは阪

急逆瀬川駅を降りてすぐのアピア

2の一角にあります。エフエム宝

塚は、平成12(2000)年に市

と市民、市内企業などの出資のも

とで開局し、昨年15周年を迎えま

した。阪神・淡路大震災の体験を

教訓として、「市民100人委員

会」で市民からの提言を受け、コ

ミュニティ交流・災害情報発信な

どをキーワードに地域密着のコ

ミュニティFMとして誕生しま

した。開局当初は宝塚南口にあっ

たスタジオも1年半後に現在の場

所に移り、宝塚のまちの情報発信

拠点となっています。現在では約

100人の市民ボランティアを

含む制作スタッフが、ラジオ番組

の放送にとどまらず、選挙報道や

アナウンサーの養成講座・イベン

トの実施など、さまざまな事業を

行っています。

平成26(2014)年に実施さ

れた「TAKARAZUKA

1万

人のラインダンス」では、武庫川

河川敷に「防災ラジオ」(本誌5面

参照)約250台を設置し、番組

中継を行いながらラインダンスを

踊るための音楽を流し、ギネス世

界記録 TM

認定に大きな役割を担

いました。また、今年1月17日に

は、ラジオの生放送を聴きながら、

1

特集

ほっと一息つきたいとき、ちょっと手持ち無沙汰なとき、車の運転や料理をしながら…。生活のリズムを崩さず、何かをし

ながら楽しめるのがラジオの大きな魅力です。ラジオから流れてくる人の声や音楽にふと耳を傾けてみる―。生活の一部にエフエム宝塚を取り入れてみませんか。

No.1204 平成28(2016)年5月号 2

Page 2: 1605 takarazuka01 03 - city.takarazuka.hyogo.jp · 3月に閉局しまし ればと願っています。災地を感じ、足を運ぶきっかけになけすることで、市民の皆さんが被たが、今後も毎週現地の声をお届

にしていただく〝まちづくり〞の役割

も担っていると思います。

また、災害時には、避難情報な

どを放送する重要な役割も担ってい

ます。災害が起こった〝一時〞の情

報発信にとどまらず、被災した生

活が〝元に戻るまで〞息長く放送を

通じて支援していくこともコミュニ

ティFMの大きな使命です。当局

は平成24(2012)年7月から、

東日本大震災を受けて開局した

「おおつちさいがいエフエム」とつな

ぎ、現地の声をお届けしてきまし

た。同局は今年3月に閉局しまし

たが、今後も毎週現地の声をお届

けすることで、市民の皆さんが被

災地を感じ、足を運ぶきっかけにな

ればと願っています。

今後も、たくさんの「人」と

「人」、「人」と「まち」をつなぐ放

送局として、番組作りはもちろん、

放送局にしかできないこと、

「TAKARAZUKA

1万人の

ラインダンス」や「宝塚防災ラジオ

ウォーク」のような〝ラジオがあるか

らこそ楽しめる〞イベントなども行っ

ていきたいと考えています。

また、当局には、個性豊かなパー

ソナリティによる個性ある番組がた

くさんあります。皆さんの趣味に

合うものがきっと見つかると思いま

すので、好きな番組を見つけて聴い

ていただけたらうれしいです。

地域に寄り添うラジオ局

ラジオでまちづくり

コミュニティFMは住民にとって

身近な存在。エフエム宝塚では、日

常のちょっとしたことでもコンテンツ

にして番組で発信しています。

また、当局の番組放送の特徴は、

多数のスタッフが1つの番組に関わっ

ていることです。多面的な視点で議

論しながら番組作りに取り組んでい

ます。そして、何より楽しく聴いて

いただけるよう、できるだけ市民の

皆さんを巻き込んだ番組作りを心

がけています。まちなかに取材に行っ

てインタビューをしたり、ゲストと

して出演してもらったり…。市民の

生の声をお届けしています。コミュ

ニティFMは、住民同士のつなが

りが薄れつつある今、番組出演やイ

ベント参加などを通じて地域の結び

つきやその在り方を考えるきっかけ

 コミュニティFMの使命は第一に地域に密着した情報を正確に、分かりやすく発信すること―。エフエム宝塚の統括プロデューサーである亀

か め い

井 竜りょうすけ

輔さんに、番組作りへの思いを伺いました。

える

1 アピア2のオープンスタジオで、「ゲストコーナー」(月~金曜10時半)を生放送。 ふと足を止めて、ガラスごしにのぞいてみては。2 「とれたて!街角リポート」(月~木曜10時)を放送中。市内のイベント会場などに リポーターが足を運び、現地から主催者や参加者の生の声をお届けしています。3 中高生を対象にした「ラジ・ドキッ」(水曜19時10分)収録の様子。 部活動を紹介するコーナーで、学校に出向いて取材をしています。4 武庫川河川敷で実施した「TAKARAZUKA 1万人のラインダンス」。5 番組収録の様子。ディレクターが調整卓と呼ばれる機器でマイク音量の調整や タイムスケジュールの指示を行います。

亀井 竜輔 KAME I R YOSUKE

関西学院大学時代に放送部に所属し、他局でのADなどを経験後、平成21(2009)年にエフエム宝塚の統括プロデューサーとなる。

2

5

34

特 集

No.1204 平成28(2016)年5月号 ☎ /市外局番の記載のないものは(0797)です3

市長からの手紙

まちいろBOX

トピックス

くらしのガイド

Page 3: 1605 takarazuka01 03 - city.takarazuka.hyogo.jp · 3月に閉局しまし ればと願っています。災地を感じ、足を運ぶきっかけになけすることで、市民の皆さんが被たが、今後も毎週現地の声をお届

聴く

エフエム宝塚(☎76・5432 76・5565 E-mail:[email protected]

★ 宝塚ならではの番組 「レビュー・ステイション」金曜 14時(再放送:土曜16時) 宝塚歌劇の情報が満載!各公演の初日には舞台の様子をいち早くお届けするほか、月に1度は元タカラジェンヌも生出演。「治虫くらぶ」土曜10時半(再放送:水曜8時) マンガの神様・手塚治虫の作品や作中に登場するキャラクターの紹介、手塚治虫記念館のイベント情報などを放送。★ 主な市提供番組・コーナー「まちづくり ゆめづくり~市長と語りましょう~」 日曜11時(再放送:第2・4・5週目) 中川智子宝塚市長が市政情報などをお届け。第3週目は電話中継やスタジオにゲストを招いてトーク。

「たからづかフォーリンカルチャー」月~金曜 正午・21時 各国の文化や音楽の紹介、会話のための講座、市からのお知らせを韓国・朝鮮語、中国語(月~木曜)、ポルトガル語(金曜)、英語でそれぞれ20分ずつ放送。語学学習にもどうぞ!「たからづか便り」2~3回 /日 「広報たからづか」の内容を中心に市からのお知らせをお届け。「ゲストコーナー」月~金曜10時半 市職員が出演して本誌掲載の記事について詳しくご説明します(右のマークが目印)。 また、市民や団体、企業などの関係者も生出演してさまざまな情報をお届け。「消防アワー」水曜16時40分ごろ 消防署職員が火災に関する注意喚起やお知らせ、防災のための情報をお伝えするコーナー。

シネ・ピピアの映画鑑賞券がもらえたり、プレゼントが当たるなど特典が満載です♪

宝塚歌謡選手権 参加者募集! アニメソング部門を新設 FM宝塚835倶楽部の会員募集!

あなたのお気に入りを見つけてみては

手軽で簡単!ラジオの聴き方

番組をcheck!

パソコンで聴く♪① エフエム宝塚のホームページへアクセス(市ホームページの市関連サイトからエフエム宝塚のバナーをクリック)② トップ画面の「ラジオを聴く」をクリック

ラジオで聴く♪① ラジオを窓際に置いて周波数を83.5MHzに合わせる② アンテナを送信所のある仁川・宝塚西谷の森公園の方向へ向け、最大限伸ばす

スマートフォンで聴く♪①アプリストア(「App Store」 「Google Play」)にアクセス②「FM宝塚」と検索して専用の  アプリをインストール(無料)

 エフエム宝塚のファンクラブで

ある835倶楽部のリスナーに、

その魅力を伺いました。

ラジオネーム:夢見るばあばさん(宝塚市在住)

ラジオネーム:元宝塚市民さん(仙台市在住)

 朝8時半ごろからラジオをつけて、料理や掃除をしながらラジオを聴くのが日課になっています。「声」からパーソナリティやゲストの顔を思い浮かべ、いろいろと想像を膨らませながら聴くのは楽しいもの。何気ない会話、身近な話題、パーソナリティの人柄に親近感がわき、新たな気づきもあります。宝塚のまちのことが分かる情報番組でありながら、気軽にリラックスして聴き流せる、エフエム宝塚は生活の中に溶け込んでいます。

 宝塚市在住時にエフエム宝塚が開局して聴きはじめました。その後、仙台に移り住み、もう聴けないと残念に思っていたところ、インターネットで聴けることを知り、3年近く前からまた聴くようになりました。大好きな宝塚のまちと繋がっていて遠く離れた気がしません。エフエム宝塚のパーソナリティは皆さん、話し方や話すスピード、言葉づかいなどとても聴きやすいです。また、放送を聴きながらメールをすると、時間内に読んでいただけることがあり、自分も一緒に参加している気分で楽しんでいます。

FM宝塚

83.5MHz

FM宝塚

83.5MHz

離れていても繋がっている思い

生活の中に溶け込んだ存在に

 エフエム宝塚では平成25(2013)年から毎年「宝塚歌謡選手権」を開催しています。第4回目となる今回は新たにアニメソング部門を新設しました。皆さんの歌声を電波に乗せて全国へ届けませんか。詳しくは本誌29面へ。

No.1204 平成28(2016)年5月号 4

Page 4: 1605 takarazuka01 03 - city.takarazuka.hyogo.jp · 3月に閉局しまし ればと願っています。災地を感じ、足を運ぶきっかけになけすることで、市民の皆さんが被たが、今後も毎週現地の声をお届

繋ぐ  エフエム宝塚の特徴の1つが、パーソナリティの数!さまざまな経歴を持つ個性豊かなパーソナリティ約70人が、「まち」と「人」をつなぐ存在として番組を彩っています。今回は、その中の4人をご紹介します。

 市民ボランティアとして、エフエム宝塚の開局から担当している「たからづかブリーズサンデー」(日曜9時)は、今や800回を超える長寿番組となりました。番組では、目の不自由な方、高齢で文字が見づらくなった方をはじめ、「音」だけで聴いて伝わりやすい放送を心がけています。また、コミュニティFMだからこそ “身近な”話題をお伝えでき、災害時にも安心です。いつも「エフエム宝塚」が皆さんのそばに寄り添っていることをぜひ感じてみてください。

 エフエム宝塚開局の頃からパーソナリティを務めています。この仕事のおかげで、仕事仲間、番組でのゲストとの出会いなど、多くの人とのつながりができ、自分自身の活動の幅が広がりました。番組は「ハミング・ストリート」(木曜15時)を担当しています。これからも宝塚のまちのささいなことから幅広く、皆さんに共感していただけるような話題をお届けしていきますので、楽しんで聴いていただけたらと思います。

 宝塚北高等学校の放送部出身です。宝塚のまちで体験したことを自分自身も楽しみながらお伝えするよう心がけています。担当する「じっけん!放課後委員会」(金曜16時)は放課後の小学生を突撃取材したり、学校給食のメニューを紹介したり、さまざまなコーナーを設けています。小学生向けの番組ですが、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんにも一緒に聴いていただきたいと思います。“出演したい”というオファーもお待ちしています。

 パーソナリティをする上で心がけていることは、「正直にやること」。“いざ”というとき、エフエム宝塚を信頼して聴いていただけるよう普段から心がけています。また、「自分自身を作らないこと」はもちろん、ゲストに対しても、その人の人柄を引き出して「人」が見えるような番組(「笑福亭瓶吾と愉快な仲間たち」金曜8時)を目指しています。これからも楽しく、“なるほど”と思っていただけるような話題を提供していきたいと思います。

東日本大震災では、岩手・宮城・福島の3

県内24自治体で26局にのぼる臨時災害放送局

が開局し、災害時の情報発信にとどまらず、

復興の過程においてもコミュニティの再生や心

の復興に必要なメディアとしてその必要性が再

認識されました。

もしもの時、地域のきめ細かい情報をいち

早く入手できるラジオ。エフエム宝塚でも災

害時には通常番組を中断して災害情報や避難

情報、ライフラインに関する情報などを放送

することになっています。また、普段は同局を

はじめ4局(NHK

FM・Kiss

FM・

FM802・FM

OSAKA)の放送を楽

しめるとともに、緊急時には自動的に電源が

入り、緊急放送を聴くことができる「防災ラ

ジオ」を販売しています。詳しくはエフエム宝

塚(☎76・5432)へ。

備える

あなたのそばにエフエム宝塚岸田久美子さん

共感できる話題をお届けします松本かのんさん

自分自身も楽しみながらささくらゆかさん

「人」の見える番組作りを笑福亭瓶吾さん

感していただけるような話題をお届けしていきますので、楽しんで聴いていただけたらと思います。

宝塚防災ラジオウォークの様子

防災ラジオ

繋特 集

No.1204 平成28(2016)年5月号 ☎ /市外局番の記載のないものは(0797)です5

市長からの手紙

まちいろBOX

トピックス

くらしのガイド