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町田 実徳 新年度になって2か月半あまりが経ちました。1学期もゴールが見えてくる時期になりまし たが,今年は新型コロナウィルスによる臨時休業等もあったせいかあまり実感がわかない気も しますね。 しかし,そんな中でも子どもたちは確実に成長しています。運動会に向けた一輪車の練習も 始まり,初めてチャレンジする夢奏くんも6年生2人のサポートをもらいながら練習し,だい ぶ感覚がつかめてきたようです。もちろん教科の学習でも漢字や計算なども頑張り,上手に音 読や暗唱をする声も聞こえてきます。ただ,給食時間はとても異様な風景に見えます。子ども と先生11人が距離を置いて同じ方向を向いて座り,無言で給食を食べています。私には何と も異様な風景に見えます。早く楽しく会話しながら食べられるようになるといいですね。 5月11日の学校再開に合わせて,地域の方々から子どもたちや職員へのマスクのプレゼン トがありました。お陰様で冠岳小の子どもたちは,毎日,地域の皆様や家族の愛のこもった色 とりどりのかわいらしいマスクをして元気に学校生活を過ごせています。このように子どもた ちが元気に成長できるのも地域や保護者の皆様が温かく見守ってくださるお陰と感謝していま す。今回のコロナ対策で家族・地域の絆の素晴らしさを改めて感じることでした。たくさんの 愛に包まれた子どもたちです。間違いなく健やかに成長すると思います。 さて,梅雨に入り,庭のアジサイもきれいな花を咲かせています。四季の移り変わりの美し さを感じる一方,雨が多くて,うっとうしく感じる時期でもあります。ジメジメした蒸し暑さ のために熱中症等にもなりやすい時期です。おまけに今年はマスクの着用もあり,余計に蒸し 暑さや息苦しさを感じます。元気に学習したり遊んだりするために,睡眠や朝食をしっかりと って体調を整えることが大切ですね。 また,食べ物が傷みやすい時期でもあるので,食中毒等にも十分気を付けたいですね。梅雨 の語源には諸説あるようですが,その一つに中国から伝わった黴雨(ばいう)が梅雨に変化し たとされる説があります。黴雨(ばいう)の黴はカビ。文字通りカビの生えやすい時期の雨と いうわけですね。 ただ,うっとうしい梅雨時期ですが,植物たちにとっては夏前の潤いの季節でもあります。 米作りにも欠かせない雨です。あちらこちらで田植えも 始まっています。私たちも,ちょっと見方を変え,梅雨 を「楽しい夏への準備の時期」と考え,子どもたちと一緒 に元気に梅雨を乗り切りましょう。 豊かな体験 確かな学び 夢育む子どもの集う 冠岳小 いちき串木野市立冠岳小学校 令和2年6月20日発行 「楽しい夏への準備を」 (6月) 23日(火)5校時授業 27日(土)市P連スポーツ大会(中止) (7月) 2日(木)ゆめはこぶくん 4日(土)チャレンジ教室 10日(金)風水害・原子力避難訓練 (引き渡し訓練) 11日(土)土曜授業 14日(火)校内水泳大会 学校保健委員会(家庭教育学級) AED講習 全体(学級)PTA 16日(木)ゆめはこぶくん 水泳大会予備日 17日(金)着衣水泳 20日(月)終業式 21日(火)ふれあいトーク週間(~31日) 26日(日)1DAYキャンプ 27日(月)夏休みプール開放(~29日) 行事予定については,都合により変更になる 場合もあります。 子どもの成長過程において,学童期が家族で話し合うのに一番よい時期と言われています。 子どもの話すことをよく聞き,話をすることが大事だそうです。(大人の都合ではなく,子ど もたちのために時間を使うことが大切) <家庭に求められる11項目> 子どもとの対話を欠かさない。子どもの話すことに耳を傾け,子どもがどう感じ,どう 理解しているかをしっかりと把握する。 子どもの意欲を引き出すように気を配り,子どもにいつも希望とやる気をもたせる。 子どもに考えさせ,善悪のけじめをつけさせる。それが不適切なものであれば,よく説 明して正しい方へ導く。 指示をしなければ次の行動のできない指示待ち人間にはしない。 子どもを甘やかさない。親が根負けして,機嫌をとったり,手を貸したりしない。 家庭内での役割をもたせ,責任感を養う。 家庭は最も身近な社会。家庭でのきまりを守らせる。 幼いときからしつけることを怠らない。しつけの繰り返し,積み重ねによって,習慣化 して体得させる。 三つ叱ったら三つ誉める。叱るときははっきりと,誉める時はたっぷりと。 10 子どもを放任しない。子どもをテレビ,ゲーム,スマホに任せない。 11 笑いと暖かさのある家庭が,子どもには何にもまして大切。 ~安全と遊びのルール 全国少年警察ボランティア協会発行 より~ 令和2年6月4日(木) 南日本新聞「若い目」 掲載

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Page 1: Taro-R2 6月 学校便り - €¦ · また,食べ物が傷みやすい時期でもあるので,食中毒等にも十分気を付けたいですね。梅雨 の語源には諸説あるようですが,その一つに中国から伝わった黴雨(ばいう)が梅雨に変化し

校 長 町田 実徳

新年度になって2か月半あまりが経ちました。1学期もゴールが見えてくる時期になりまし

たが,今年は新型コロナウィルスによる臨時休業等もあったせいかあまり実感がわかない気も

しますね。

しかし,そんな中でも子どもたちは確実に成長しています。運動会に向けた一輪車の練習も

始まり,初めてチャレンジする夢奏くんも6年生2人のサポートをもらいながら練習し,だい

ぶ感覚がつかめてきたようです。もちろん教科の学習でも漢字や計算なども頑張り,上手に音

読や暗唱をする声も聞こえてきます。ただ,給食時間はとても異様な風景に見えます。子ども

と先生11人が距離を置いて同じ方向を向いて座り,無言で給食を食べています。私には何と

も異様な風景に見えます。早く楽しく会話しながら食べられるようになるといいですね。

5月11日の学校再開に合わせて,地域の方々から子どもたちや職員へのマスクのプレゼン

トがありました。お陰様で冠岳小の子どもたちは,毎日,地域の皆様や家族の愛のこもった色

とりどりのかわいらしいマスクをして元気に学校生活を過ごせています。このように子どもた

ちが元気に成長できるのも地域や保護者の皆様が温かく見守ってくださるお陰と感謝していま

す。今回のコロナ対策で家族・地域の絆の素晴らしさを改めて感じることでした。たくさんの

愛に包まれた子どもたちです。間違いなく健やかに成長すると思います。

さて,梅雨に入り,庭のアジサイもきれいな花を咲かせています。四季の移り変わりの美し

さを感じる一方,雨が多くて,うっとうしく感じる時期でもあります。ジメジメした蒸し暑さ

のために熱中症等にもなりやすい時期です。おまけに今年はマスクの着用もあり,余計に蒸し

暑さや息苦しさを感じます。元気に学習したり遊んだりするために,睡眠や朝食をしっかりと

って体調を整えることが大切ですね。

また,食べ物が傷みやすい時期でもあるので,食中毒等にも十分気を付けたいですね。梅雨

の語源には諸説あるようですが,その一つに中国から伝わった黴雨(ばいう)が梅雨に変化し

たとされる説があります。黴雨(ばいう)の黴はカビ。文字通りカビの生えやすい時期の雨と

いうわけですね。

ただ,うっとうしい梅雨時期ですが,植物たちにとっては夏前の潤いの季節でもあります。

米作りにも欠かせない雨です。あちらこちらで田植えも

始まっています。私たちも,ちょっと見方を変え,梅雨

を「楽しい夏への準備の時期」と考え,子どもたちと一緒

に元気に梅雨を乗り切りましょう。

豊かな体験 確かな学び夢育む子どもの集う 冠岳小いちき串木野市立冠岳小学校

令和2年6月20日発行

「楽しい夏への準備を」!

(6月)23日(火)5校時授業27日(土)市P連スポーツ大会(中止)

(7月)2日(木)ゆめはこぶくん4日(土)チャレンジ教室

10日(金)風水害・原子力避難訓練(引き渡し訓練)

11日(土)土曜授業14日(火)校内水泳大会

学校保健委員会(家庭教育学級)AED講習 全体(学級)PTA

16日(木)ゆめはこぶくん 水泳大会予備日17日(金)着衣水泳20日(月)終業式21日(火)ふれあいトーク週間(~31日)26日(日)1DAYキャンプ27日(月)夏休みプール開放(~29日)

※ 行事予定については,都合により変更になる場合もあります。

子どもの成長過程において,学童期が家族で話し合うのに一番よい時期と言われています。子どもの話すことをよく聞き,話をすることが大事だそうです。(大人の都合ではなく,子どもたちのために時間を使うことが大切)<家庭に求められる11項目>1 子どもとの対話を欠かさない。子どもの話すことに耳を傾け,子どもがどう感じ,どう理解しているかをしっかりと把握する。

2 子どもの意欲を引き出すように気を配り,子どもにいつも希望とやる気をもたせる。3 子どもに考えさせ,善悪のけじめをつけさせる。それが不適切なものであれば,よく説明して正しい方へ導く。

4 指示をしなければ次の行動のできない指示待ち人間にはしない。5 子どもを甘やかさない。親が根負けして,機嫌をとったり,手を貸したりしない。6 家庭内での役割をもたせ,責任感を養う。7 家庭は最も身近な社会。家庭でのきまりを守らせる。8 幼いときからしつけることを怠らない。しつけの繰り返し,積み重ねによって,習慣化して体得させる。

9 三つ叱ったら三つ誉める。叱るときははっきりと,誉める時はたっぷりと。10 子どもを放任しない。子どもをテレビ,ゲーム,スマホに任せない。11 笑いと暖かさのある家庭が,子どもには何にもまして大切。

~安全と遊びのルール 全国少年警察ボランティア協会発行 より~

令和2年6月4日(木)南日本新聞「若い目」掲載

Page 2: Taro-R2 6月 学校便り - €¦ · また,食べ物が傷みやすい時期でもあるので,食中毒等にも十分気を付けたいですね。梅雨 の語源には諸説あるようですが,その一つに中国から伝わった黴雨(ばいう)が梅雨に変化し

5月20日【体力・運動能力調査】去年の記録を少しでも上回ろうとみんな一生懸命にがんばりました。

5月22日【はげみ】体力運動能力調査を受けて,今後の目標を決めました。

5月22日【花植え】夏にいっぱい咲き誇りますようにという思いを込めて,マリーゴールドを植えました。

5月25日【ひばり】今年の諸行事での披露曲が嵐の「ふるさと」に決まりました。

5月27日【梅ちぎり】新型コロナウィルス感染症拡大防止のため,校内での取組となりましたが,1人20個程度の梅を採ることができました。

6月3日【乗り入れ授業】生冠中学校の理科の先生による生福小の友だちとの理科の授業。緊張しながらも楽しそうでした。

6月8日【すこやか】むし歯について,グループごとに分かれて問題を解き,みんなの前で発表しました。

6月5日【プール掃除】中止になった愛校作業の分まで,みんなで協力しながらプールをきれいにしました。

6月7日【子ども会いも植え】夏を思わせる梅雨の晴れ間の中,今年もたくさんのいもの苗を植えました。

6月9日【上学年による

読み聞かせ】読書週間の取組の1つとして上学年による読み聞かせが行われました。

6月15日【小中一貫教育協議会】生福小で生冠中校区三校合同の研修会が開かれ,本年度の小中一貫教育について意見交換を行いました。

6月11日【図書委員会による

読み聞かせ】図書委員会の3名が,楽しく紙芝居を読んでくれました。

6月9日【プール開き】今年の水泳学習の目標を一人ずつ発表し,水泳学習がスタートしました。

6月11日【クラブ活動】一輪車の個人種目練習を行いました。みんな昨年よりレベルアップを狙いがんばっています。

6月16日【カヌー教室】カヌー初体験の子も含め,7人全員,上手に乗りこなせるようになりました。