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INCA V7.1 クイックスタートガイド 適合データ活用編

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  • INCA V7.1クイックスタートガイド 適合データ活用編

  • Public | ETAS K.K. / EAS-Yh | 2018-05-31© ETAS GmbH 2018. All rights reserved, also regarding any disposal, exploitation, reproduction, editing, distribution, as well as in the event of applications for industrial property rights.

    INCA V7.1 クイックスタートガイド 適合データ活用編

    1. はじめに

    2. データセットについて(復習)

    3. クイックスタートガイド ~適合作業応用編~1. 適合シナリオの作成2. 適合シナリオの使用3. CDFファイルの作成4. CDFファイルの使用

    4. クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    1. CDMの概要2. 適合データのリスト出力3. 適合データの比較4. 適合データの編集とコピー5. 演習

    5. QM-BASICについて

    6. サポートホットライン

    目次

  • Public | ETAS K.K. / EAS-Yh | 2018-05-31© ETAS GmbH 2018. All rights reserved, also regarding any disposal, exploitation, reproduction, editing, distribution, as well as in the event of applications for industrial property rights.

    このクイックスタートガイドは、INCAに関する基礎的な操作知識をお持ちの方を対象として、主として以下の内容を説明と演習を通して学びます。

    ① データセットについての復習

    ② 適合シナリオを用いた適合作業

    ③ CDFファイルを用いた適合作業④ CDMを用いた実践的な適合データの管理⑤ QM-BASICアドオン製品を用いた品質管理

    準備するもの

    INCAをインストールしたPC演習用のINCAエクスポートファイル、CDFファイル、HEXファイル

    INCA V7.1 1. はじめに1. はじめに

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    データセットとは

    ECU内部のソフトウェアは、プログラム本体とプログラムを動かす際に参照される定数やマップなどのデータ群で構成さ

    れています。

    このとき、プログラム本体の部分を「コード」といい、ECUを動かすために必要な定数やマップなどのデータ群の1つの

    まとまりを「データセット」と呼びます。

    適合作業はデータセットを対象に行います。

    INCAにおけるデータセット INCAでは最初のデータセットは読み込まれたHEXファイルか

    ら作成します。このとき、最初に作成されるデータセットを

    「マスターデータセット」と呼びます。

    新しいデータセットは「マスターデータセット」をコピーし

    て作成します。

    特定のECUに対するデータセットはすべて一つのECUプロジェクト上で管理されます。

    CPU入力α=2

    出力値=入力値×α出力

    読み込み

    ECUソフトウェア

    コード

    データセット

    INCA

    マスター・データセット

    α=2データセット

    ①α=5

    データセット②

    α=2.5

    HEXファイル

    コピー

    ECUプロジェク

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    ECUプロジェクトでのデータ管理(1) ECUプロジェクトを作成する際、A2Lファイルと一緒にHEX

    ファイルを選択すると、自動的にマスターデータセットが作

    成され、データセット欄に以下のように表示されます。

    データセットのコピーを作成する場合には、コピー元のデー

    タセットを選択し、右クリックメニューから「コピー」を選

    択し、次に「貼り付け」を選択します。

    データセット名は右クリックメニュー又は「F2」キーを押すことで、名前の変更を行うことができます。

    ECUプロジェクトのデータセット欄には新たにフォルダを作成し、それぞれのデータセットを分けて管理することもでき

    ます。

    例えば、以下のように仕向地ごとに異なるデータセットを

    フォルダ分けして管理することができます。

    マスターデータセット

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    ECUプロジェクトでのデータ管理(2) データセットを右クリックして「読み取り専用に設定」を選

    択すると、そのデータセットは読み取り専用になります。

    データセット欄では以下のアイコンで表示されます。

    マスターデータセット(読み取り専用)

    書き換え可能なデータセット

    読み取り専用のデータセット

    読み取り専用に一度設定されたデータセットは読み取り専用

    を解除することはできません。

    読み取り専用のデータセットに対して変更を加える場合には、

    このデータセットをコピーして新しく書き換え可能なデータ

    セットを作成して、変更を行います。

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    データセットのチェック

    INCAユーザーオプションの各データセットチェックをYesにしておくと、それぞれのデータセットに対してのチェックが

    働き、結果がデータセット欄にアイコンで表示されます。

    例えば、A2Lファイルに書かれているメモリ範囲とEPROM IDをデータセットが持っている情報と比較して、以下のように表示させることができます。

    データセットのHEX出力 データセットを再度HEXファイルとして出力する場合には、

    データセットを右クリックして「HEXファイル生成」を選択します。

    この際、コードはマスターデータセット作成時に読み込んだ

    コードが使用されます。

    EPROM ID、メモリ範囲が

    一致している場合

    EPROM ID、メモリ範囲が一致していない場合

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    2ページコンセプト 適合を行う際には、デフォルトのデータセットを保持しなが

    ら、別のデータセットに対する書き換えを行います。

    デフォルトデータセットが保存されているメモリ領域をリ

    ファレンスページ、書き換えを行うデータセットが保存され

    ている領域をワーキングページ、コードが保存されている領

    域をコードページと呼びます。

    ワーキングページに対する適合作業中に問題が起きた際には

    リファレンスページに戻すことでECUの挙動を元に戻すことができます。

    2つのページを切り替えながら適合を行う仕組みを「2ページコンセプト」といいます。

    INCAではどのデータセットをどちらのページに使用するかは自由に指定できますが、リファレンスページに使用される

    データセットは必ず書き換え禁止でなければなりません。

    INCA

    マスター・データセット

    α=2データセット

    ①α=5

    データセット②

    α=2.5

    HEXファイル

    コードページ出力=入力×α

    ワーキングページα=2.5

    リファレンスページα=2

    ECUプロジェクト ワーキングページに使用

    リファレンスページに使用切り替えながら適合

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    INCA V7.1 2. データセットについて(復習)

    データセットのワークスペースへの割り当て

    ワークスペースにECUプロジェクトを割り当てる際には、ワーキングデータセット(ワーキングページに使用する

    データセット)を選択します。

    書き換え可能なデータセットを選択すると、そのデータ

    セットの作成元となっている読み取り専用データセットが

    自動的にリファレンスデータセット(リファレンスページ

    に使用するデータセット)として設定されます。

    この際、マスターデータセットなどの読み取り専用のデー

    タセットを選択すると、INCAは自動的にデータセットをコピーして新しい書き換え可能なデータセットを作成し、

    ワーキングページに設定します。

    ○ データセットを切り替える場合にはワークスペースに登録さ

    れているプロジェクトを選択して

    アイコンをクリックし、使用するワーキングデータセットを

    再度選択します。

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    適合シナリオとは

    1つの適合シナリオには複数の適合変数の値が含まれ、シナリオごとに異なる値を設定しておくことができます。設定さ

    れたシナリオの中からいずれかを選択してアクティブにする

    ことにより、そのシナリオで定義された値をECU上のワーキングページに一度に書き込むことができます。

    適合シナリオはデータセットと異なり、特定の適合変数の

    データのみを保持することができます。

    また測定実行時にインタラクティブに切り替えることができ

    ます。

    適合シナリオコンフィギュレーションの作成

    1. ECUプロジェクト、ワークスペース、実験の準備および実験の開始を行います

    2. 実験環境メニューから「変数」→「適合シナリオコンフィギュレーションの新規作成」を選択します

    4.

    すると右上図の通りデータベース上に「シナリオエディタ

    コンフィギュレーション」というアイテムが新しく作成さ

    れ、実験画面上に適合シナリオエディタが表示されます

    3.1 適合シナリオの作成

    シナリオ1

    シナリオ2

    シナリオ3

    ワーキングページに書き込み

    「Throttle_Demo.exp」ファイルをインポートすることで以下の設定から作業を開始できます。

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    適合変数の追加

    1. 適合シナリオエディタのメニューから「変数の追加」を選択し、シナリオで使用する適合変数を指定します

    ○ 適合シナリオエディタ上に選択した変数と、3つのシナリオ(RP、OWP、WP)が表示されます。ここで、RPはリファレンスページ、OWPはオリジナルのワーキングページ、WPは現在のワーキングページを示しています

    3.1 適合シナリオの作成

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    シナリオの追加

    1. 適合シナリオエディタのメニューから「シナリオの新規作成」を選択します

    2. 新しく「Scenario-01」というシナリオが作成されます

    3. シナリオの名前を変更するときはシナリオを右クリックして「シナリオ名の変更」を選択します

    4. 作成したシナリオの各適合変数の適合値を変更します

    5. 手順1~4を繰り返し、シナリオを複数作成します

    3.1 適合シナリオの作成

    ※マップ、テーブル、配列データは適合シナリオ

    エディタの下部に編集画面が表示されます。

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    シナリオの削除

    1. シナリオを削除する場合は、シナリオを右クリックして「シナリオの削除」を選択します

    適合シナリオコンフィギュレーションの保存

    1. 適合シナリオエディタのメニューから「コンフィギュレーションの保存」を選択して、適合シナリオコンフィギュ

    レーションが保存できます

    3.1 適合シナリオの作成

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    適合シナリオの使用

    1. ページをRPからWPへ切り替えます2. Diff表示の右側に表示されるシナリオの切り替えから、適用するシナリオを選択します

    3. 選択したシナリオに従ってWPの適合変数値が更新されます

    3.2 適合シナリオの使用

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    CDFファイルの概要 CDFとは適合データフォーマット(Calibration Data

    Format)の略で、適合変数の変数名と適合値を適合システムや外部データベースシステム間で相互にやりとりするための

    データ交換ファイルのことです。

    ファイルの拡張子は.cdfxです。

    適合シナリオからCDFファイルの作成1. シナリオを右クリックして「シナリオに名前を付けて保

    存」を選択します

    2. ファイルのフォーマットおよびファイル名を指定して保存します

    3.3 CDFファイルの作成

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    適合シナリオを用いないCDFファイルの作成1. 実験環境のメニューから「データセット」→「変数」→「CDFファイルに書き込む」を選択します

    (これは適合シナリオがない実験環境からも操作できます。その際、CDFファイルには実験環境上に選択されている適合変数が全て書き込まれます。)

    2. ファイル名を指定して保存します

    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~3.3 CDFファイルの作成

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    CDFファイルを用いた適合シナリオの追加1. 適合シナリオエディタから「シナリオの読み込み」を選択

    します

    2. 読み込むCDFファイルを選択します

    ○ 適合シナリオ上に新しいシナリオが追加され、CDFファイルの内容が設定されます

    3.4 CDFファイルの使用

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    INCA V7.1 3.クイックスタートガイド ~適合作業応用編~

    適合シナリオを用いないCDFファイルのWPへの適用1. アクティブなページをRPからWPへ切り替えます2. 実験画面のメニューから「データセット」→「変数」→

    「ファイルから適合変数を読み込む」を選択します

    3. 読み込むCDFファイルを選択します

    4. 選択したCDFファイルに保存されている適合変数のリストが表示されます

    5. 現在のワーキングページに反映させる適合変数を選択し「OK」ボタンをクリックします

    6. CDFファイル内のデータが現在のワーキングページに反映されます

    7. モニタウィンドウには処理結果が表示されます

    3.4 CDFファイルの使用

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    CDMとは CDMとは適合データを管理するためのオフラインツールで、

    以下のことができます

    文書(ASCII、HTML)やデータ交換ファイル(CDFファイル)の作成

    複数のデータセットを比較し、相違を検出

    1つのデータセットから1つまたは複数のデータセットにデータをコピー

    CDMの起動1. CDMはINCAのメイン画面メニューから「ユーティリ

    ティー」→「CDM – 適合データマネージャ」を選択するか、または アイコンで起動します

    4.1 CDMの概要

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ソースデータセットの選択

    1. CDMのメニューから「データセット」→「ソースデータセット」の選択をするか、または のアイコンを選択し

    ます

    2. 既存のECUプロジェクトからデータセットを選択します

    作業対象の適合変数の選択

    1. データセットに保存される全ての適合変数を選択する場合には、CDMのメニューから「変数」→「すべて追加」を選択します

    2. ここで「追加」を選択すると細かく作業対象の変数を絞ることができます

    3. 「処理される変数」欄に作業対象の変数が一覧表示されます

    4.2 適合データのリスト出力

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    オプションの確認

    1. CDMのメニューから「オプション」→「設定」を選択します

    2. 「一般」タブにてユーザー名や部署名会社名などを任意に設定します

    3. 「リスト作成」タブでは各パラメータを出力ファイルに書き出すかどうかを細かく設定できます

    4.2 適合データのリスト出力

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    リスト出力

    1. アクションに「リスト作成」を選択し、フォーマットを選択します。ここでは「HTML」を選択します

    2. ウィンドウ右下部分で出力先のフォルダを確認し、出力ファイルのネームベースを設定してから「すべてリスト作

    成」ボタンを選択します

    ここで特定の変数を選択し「選択済み変数のみリスト作成」を

    行うこともできます

    3. ステータスバーにファイルが出力された事を知らせるメッセージが表示されるので、出力ファイルの左に表示される

    ボタンを選択します

    4. 作成されたファイルが表示されます

    4.2 適合データのリスト出力

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    オプションの確認

    1. CDMのオプションを開きます(※P.23参照)2. 「比較」タブにて、それぞれの適合データの何を比較する

    か、比較結果レポートにリストとして出力するかを細かく

    設定できます

    ターゲットデータセット(比較先)の選択

    比較元はソースデータセットが使用されます

    1. ターゲットデータセットの欄を右クリックして「追加」を選択します

    2. ターゲットデータセットを選択します

    4.3 適合データの比較

    演習を行う場合、変更したオプションは元に戻してください

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ○ 比較結果の表示

    1. ターゲットデータセットを選択すると、変数リストに適合値同士の比較結果が表示されます。

    2. 比較結果は以下のようなアイコンで表示されます。ソースとターゲット間で適合値は同じですソースとターゲット間で適合値は異なりますターゲットに同じ変数がない、などの理由で比較できません

    3. 比較の具体的内容は前ページで設定したオプション設定に従います。

    比較結果のフィルタ表示

    1. 変数リストの上の各アイコンはそれぞれのタイプのフィルタになっており、これを利用することで変数リストの内の

    表示/非表示を切り替えることができます。

    2. アイコンの選択を解除し、適合値の異なる変数、又は比較ができなかった変数のみを表示します

    4.3 適合データの比較

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ○ 比較結果のレポート作成

    1. アクションに「比較」を選択し、フォーマットを選択します。ここでは「HTML」を選択します。

    2. ウィンドウ右下部分で出力先のフォルダを確認し、出力ファイルのネームベースを設定してから「すべて比較」ボ

    タンを選択します

    3. フィルタをかけた状態で「すべて比較」を行うと表示されていない変数も含めて処理されるメッセージが表示されま

    す。

    4. ステータスバーにファイルが出力された事を知らせるメッセージが表示されるので、出力ファイルの左に表示される

    ボタンを選択します

    5. 作成されたファイルが表示されます

    4.3 適合データの比較

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ○ 適合データの編集

    CDM上ではソースデータセットに対して直接データの編集を行うことができます

    ターゲットデータセットを編集する場合、 アイコンを選

    択してソースデータセットとターゲットデータセットの入れ

    替えを行います

    1. 変数リストから編集する適合変数をダブルクリックします2. エディタが表示されるので実験画面上と同様に編集を行い

    ます

    3. 閉じると変更した値がデータセットに反映します

    適合データのコピー

    ソースデータセットの特定の適合変数の値をターゲットデー

    タセットへコピーするには、以下の手順に従います。

    1. アクションに「コピー」を選択します。またコピーの結果レポート用のフォーマットを選択します。ここでは

    「HTML」を選択します2. コピーを行う適合変数を選択します3. 「選択済み変数のみコピー」を選択します

    4.4 適合データの編集とコピー

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ○ 適合データのコピー(続き)

    4. ターゲットデータセットのデータが上書きされる旨の確認画面が表示されるため「OK」ボタンを選択します

    5. コピーが完了すると、コピーした変数は適合値が異なるという表示 から一致しているという表示 へ変わりま

    6. ステータスバーにファイルが出力された事を知らせるメッセージが表示されるので、出力ファイルの左に表示される

    ボタンを選択します

    7. 作成されたファイルが表示されます

    4.4 適合データの編集とコピー

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    ○ 演習の概要

    あなたはAntonとして適合作業を行っています。 別の適合エンジニアであるRaviが作業結果のCDFファイル

    を送付してきました。また、新しいHEXファイルもリリースされました。

    このため以下の作業を行います

    あなたの現在の作業結果をフリーズ(読み取り専用に設定)します

    Raviの送付したCDFと現在のデータを統合するための、新しいデータセットを作成します

    Raviの送付したCDFと新しいデータセットを統合します

    新しくリリースされたHEXと比較し、差分をさらに統合します

    全てを統合した結果のデータセットを別の新しいHEXファイルへ出力します

    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    4.5 演習

    CDFファイル

    HEXファイル

    データセット(作業中)

    データセット

    (フリーズ)

    データセット(統合用)

    新しいHEXファイルの作

    1

    2

    3

    4

    5

    統合

    統合

    あなた(Anton

    (Ravi)

    (ECUメーカー)

    1

    2

    3

    4

    5

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ① 作業結果のフリーズ

    1. 適宜新しいデータベース、新しいフォルダを作成します2. 「Default.exp」というエクスポートファイルをINCAへイン

    ポートします

    3. 「P2772000」フォルダの「0400me72_jpn」というECUプロジェクトを選択すると、現在の作業内容が保存されている

    ことが分かります

    4. 「0400me72_Anton_ignition_2」データセットを読み取り専用に設定し、このデータをフリーズします

    ② 統合用データセットの作成

    1. フリーズしたデータをコピーして新しいデータセットを作成します

    2. 作成したデータセットの名前を「0400me72_Anton_ignition_Ravi_Merged」と変更します

    4.5 演習

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ③ CDFファイルとの統合1. CDMを起動します2. 「0400me72_Anton_ignition_Ravi_Merged」というデータ

    セットをソースデータセットに選択し、全ての適合変数を

    処理対象として選択します

    3. ターゲットデータセットの欄を右クリックして「ファイルから読み込む」を選択し、

    「0400me72_Ravi_test_result.cdfx」ファイルを選択します

    4.5 演習

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ③ CDFファイルとの統合(続き)4. 読み込んだCDFには「Spk_Cold」と「Spk_Warm」の2つの

    マップが含まれており、マップ内のデータは現在のデータ

    セットとは異なっていることが判明します

    5. ここで、Antonはこの2つのマップは変更していないので、Raviから送られたデータをそのままコピーします

    6. コピーはターゲットデータセット内のデータを上書きするため、ここで先ほどCDFファイルから読み込んだターゲットデータセットを選択し、 アイコンを選択してソース

    データセットとターゲットデータセットの入れ替えを行い

    ます

    7. ソースデータセットにCDFファイルが設定されたことを確認します

    8. アクションにコピーを選択します9. 「すべてコピー」ボタンを選択することで、コピー作業を

    実行します

    10. コピーが完了すると、変数リストには適合値が一致している状態が表示されます

    4.5 演習

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ④ 新しいHEXファイルの読み込みと比較、統合1. CDMを閉じずにINCAメイン画面に切り替えます2. ECUプロジェクトのデータセット欄に新しくVer73という

    フォルダを作成します

    3. このフォルダに「0400me73_master_released.hex」を読み込みます

    4. CDMに戻ります5. 比較元を統合用データセットに戻すため、再度

    ターゲットデータセットを選択してから アイコンを選

    択してソースデータセットとターゲットデータセットを入

    れ替えます

    6. 改めて、メニューから「変数」→「すべて追加」を選択し、全ての適合変数を処理対象として設定します

    7. 先ほどターゲットデータセットとして選択したCDFファイルは右クリックして「アクティブ」を解除します

    4.5 演習

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    ④ 新しいHEXファイルの読み込みと比較、統合(続き)8. ターゲットデータセットとして、先ほど新しく追加した

    「0400me73_master_released」を選択します9. 4つの適合変数(3つのマップと1つのカーブ)が異なってい

    ることが確認できます

    10. 具体的な差分を確認するために、アクションに「比較」、フォーマットに「HTML」を選択して「すべて比較」を行います

    11. レポートの内容を確認すると、「Spk_Base」マップのX軸ポイント数が少なくなっており、x=5.5となる列が削除されていることが分かります

    12. 先ほどCDFと統合した古いバージョンのデータセットからもこの列を削除します

    4.5 演習

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    ④ 新しいHEXファイルの読み込みと比較、統合(続き)12. CDFの変数リストから「Spk_Base」をダブルクリックして

    エディタを表示します

    13. X=5.5となる列を右クリックし「X軸」→「X軸ポイントの削除」を選択して、この列を削除します

    14. エディタを閉じます15. 再度「すべて比較」を実行しレポートを確認します

    16. 今度は全ての変数が値(物理値)のみの違いとなり、マップの次数の違いが解消されたことが分かりました

    17. そのまま全ての変数をコピーし、「0400me72_Anton_ignition_Ravi_Merged」のデータを、全て新しいHEXファイルから作成したデータ「0400me73_master_released」へ上書きします

    4.5 演習

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    INCA V7.1 4.クイックスタートガイド ~適合データ管理応用編~

    ④ 新しいHEXファイルの読み込みと比較、統合(続き)18. 全ての変数が新しいデータへ統合されたことが分かります

    ⑤ 新しいHEXファイルの作成1. CDMを閉じます2. 最後に全て統合したデータセット

    (0400me73_master_released)をINCAのデータベースから「0400me73_merged.hex」という名前で書き出します

    4.5 演習

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    QM-BASIC(品質管理ベーシック)とは INCA用のアドオンソフトウェアです(使用するにはQM-

    BASICのライセンス、インストーラが必要です) QM-BASICを使用すると、従来の適合データに加えて、

    ASAM-CDF規格で定義されている以下の情報を追加して、適合データのヒストリ、品質とプロセスを総合的に管理

    することができます

    ○ 品質メタデータ(QMD - Quality Meta Data)○ プロセスメタデータ(PMD - Process Meta Data)

    インストール後はINCAのユーザーオプションにて、

    QM-BASICの有効化/無効化を変更すること

    ができます。

    INCA V7.1 5. QM-BASICについて5. QM-BASICについて

    ※CDF規格の内容に関する詳細については、規格書をご参照ください。

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    新しいエントリの作成

    1. 実験画面上で適合変数の変更を行います2. 変数を右クリックし「品質データ管理」→「適合ヒストリ

    – 新しいエントリの作成」を選択します3. ヒストリエントリに各種情報を入力します4. 「OK」を選択して閉じます

    INCA V7.1 5. QM-BASICについて5. QM-BASICについて

    ステートはASAM CDFで定義された以下の値を使用することができます

    各ステートのアイコンは後でCDM上でのデータ確認の際に使用されます

    未定義

    ---

    changed(未評価の変更あり)

    prelimCalibrated(デフォルト値を設定済み)

    calibrated(一部適合済み)

    checked(適合済み、未検証)

    completed(適合完了、最終検証完了済み)

    ※各メニューや表示はQM-BASICがインストールされライセンスが有効である環境でのみ表示されます。

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    INCA V7.1 5. QM-BASICについて

    変数に対する適合ヒストリの確認

    1. 適合変数を右クリックし、「品質データ管理」→「適合ヒストリ – ブラウザを開く」を選択します

    2. その変数に関する適合ヒストリが表示されます

    データセットに対する適合ヒストリの確認

    1. INCAメイン画面に戻ります2. ECUプロジェクトを選択すると、適合ヒストリ情報の含まれ

    るデータセットは で表示され、含まれないデータセッ

    トは で表示されます

    3. ヒストリを含むデータセットを右クリックして「適合ヒストリ – ブラウザを開く」を選択します

    4. データセットに含まれる適合ヒストリが適合変数ごとに一覧表示されます

    5. QM-BASICについて

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    INCA V7.1 5. QM-BASICについて

    適合ヒストリの統計情報の確認

    1. 適合ヒストリブラウザのメニューから「ファイル」→「統計情報の表示」を選択します

    2. データセットに含まれる適合変数やファンクションに対して、各種の統計情報が表示されます

    プロジェクトの進捗確認

    1. 同様に、「ファイル」→「統計情報の保存」を選択すると、データセットの統計情報がMicrosoft Excel形式で保存されます

    2. データセットごとの統計情報を比較することで、適合変数のステータス統計推移、プロジェクト進捗状況の確認が行

    えます

    5. QM-BASICについて

    CD

    M_T

    _27

    CD

    M_T

    _28

    CD

    M_T

    _29

    CD

    M_T

    _30

    CD

    M_T

    _31

    CD

    M_T

    _31

    CD

    M_T

    _32

    CD

    M_T

    _33

    undefined

    changedcalibrated

    completed

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    600

    700

    800

    900

    undefined---changedprelimCalibratedcalibratedcheckedcompleted

    ※これらのメタデータはQM-BASICがインストールされライセンスが有効である環境でのみ表示可能です。

    Diagramm1

    CDM_T_27CDM_T_27CDM_T_27CDM_T_27CDM_T_27CDM_T_27CDM_T_27

    CDM_T_28CDM_T_28CDM_T_28CDM_T_28CDM_T_28CDM_T_28CDM_T_28

    CDM_T_29CDM_T_29CDM_T_29CDM_T_29CDM_T_29CDM_T_29CDM_T_29

    CDM_T_30CDM_T_30CDM_T_30CDM_T_30CDM_T_30CDM_T_30CDM_T_30

    CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31

    CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_31

    CDM_T_32CDM_T_32CDM_T_32CDM_T_32CDM_T_32CDM_T_32CDM_T_32

    CDM_T_33CDM_T_33CDM_T_33CDM_T_33CDM_T_33CDM_T_33CDM_T_33

    undefined

    ---

    changed

    prelimCalibrated

    calibrated

    checked

    completed

    33

    200

    587

    0

    0

    0

    0

    0

    193

    531

    96

    0

    0

    0

    0

    51

    210

    559

    0

    0

    0

    0

    0

    187

    484

    53

    96

    0

    0

    0

    0

    76

    405

    302

    37

    0

    0

    0

    0

    380

    364

    76

    0

    0

    0

    0

    23

    470

    327

    0

    0

    0

    0

    0

    0

    820

    PaCo status example

    Label statusCDM_T_27CDM_T_28CDM_T_29CDM_T_30CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_32CDM_T_33

    undefined330000000

    ---2001935100000

    changed5875312101870000

    prelimCalibrated09655948476000

    calibrated00053405380230

    checked000963023644700

    completed00003776327820

    Total status820820820820820820820820

    Function statusCDM_T_27CDM_T_28CDM_T_29CDM_T_30CDM_T_31CDM_T_31CDM_T_32CDM_T_33

    undefined60000000

    ---2320300000

    changed1414750000

    prelimCalibrated09332911000

    calibrated0004212350

    checked00051116200

    completed0000041843

    Total status4343434343434343

    41664100410041004100410041004100

    37133666338232803280328032803280

    38673715293128342460246024602460

    24602556301927951792164016401640

    164016401640159717061580866820

    820820820916108511089630

    00003776327820

    PaCo status example

    undefined

    ---

    changed

    prelimCalibrated

    calibrated

    checked

    completed

    undefined

    ---

    changed

    prelimCalibrated

    calibrated

    checked

    completed

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    INCA V7.1 5. QM-BASICについて

    CDMにおける適合ヒストリの利用 適合ヒストリ情報が含まれるデータセットをCDMに読み込ま

    せた場合、各種操作にこれらの情報を利用することができま

    す。

    例えば、品質メタデータ(=最新の適合ヒストリ情報)の内

    容を適合変数の比較に用いることができます。品質メタデー

    タの比較結果は以下のように色分けされて表示されます。

    例えば左下図真ん中の「Spk_Base」の例ではマークが表示されています。これは「ソースデータ

    セットのステートはChangedだがターゲットデータセットのステートと異なる」事を示しています。

    CDF形式にリスト出力した場合、品質メタデータも出力されますので、エンタープライズCDMシステムなどでこれらを利用することが可能です。

    データセットのコピーを行った場合の、品質メタデータをコ

    ピーするかどうかはユーザーオプションで設定できます。

    5. QM-BASICについて

    品質メタデータがターゲットデータセットに存在しない

    ステートがターゲットデータセットと異なる

    ステートがターゲットデータセットと等しい

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    INCA V7.1 5. QM-BASICについて

    プロセスメタデータについて

    プロセスメタデータはソフトウェア開発者や適合エンジニア

    間などで、適合変数に加えられた変更作業の情報をやりとり

    するために変数ごとに追加されるメタ情報のことを言います。

    通常プロセスメタデータはエンタープライズCDMシステムによって生成されます。このデータはINCAのCDM上で表示/編集することができます。

    QM-BASICでは以下の2種類のカテゴリを持つプロセスメタデータの編集をサポートしています。

    適合メソッド

    変数やファンクションの適合に使用する適合メソッドを

    示します

    適合ビヘイビア

    適合に関する注釈を任意にテキスト入力することができ

    ます

    プロセスメタデータの編集

    CDM上で適合変数を右クリックすると「適合メソッドの編集」「適合ビヘイビアの編集」を行うことができます。

    これらがプロセスメタデータとして利用されます。

    5. QM-BASICについて

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    INCA V7.1 5. QM-BASICについて

    ○ プロセスメタデータの確認

    プロセスメタデータはCDM画面左側の「プロセス」タブにて確認することができます。

    また、ビヘイビアなどのプロセスメタデータを検索に用いる

    こともできます。

    QM-BASICのその他詳細について QM-BASICに関するその他の詳細については、INCAのオンラ

    インヘルプをご参照ください。

    QM-BASICのヘルプはINCAオンラインヘルプの「INCAアドオン機能」カテゴリにインストールされます。

    5. QM-BASICについて

    ※QM-BASICにはPDF形式のマニュアルはありません。

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    お問い合わせ先

    製品に関するご質問や技術サポート等は、各地域のETAS 支社までお問い合わせください。

    日本支社

    製品に関するご質問

    ○ Phone: (045) 222-0900○ E-mail: [email protected]技術サポート

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