行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp ·...

10
. SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年9月に国連 本部で開かれたサミットで日本を含む193の加盟国の合意・採択された国際社会共通の目標です。20 30年までに達成すべき17の目標とターゲットで構成され、各国政府やNGOだけでなく民間企業にも 日々の活動の中で積極的に取り組むことが求められています。 本報告書では、 「持続可能な開発目標(SDGs)」と当社の取り組みの関連性の中から、環境負荷低減活動 として取り組むべき重要なテーマ(マテリアリティ)について、その達成に向けた活動と課題を掲載します。 本報告書に掲載する環境活動とかかわりの深いSDGsの目標 . 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『「安全」「品質」「生産」の全てに繋がる 5S活動』 循環型社会の実現に向けての 持続可能な消費と再資源化推進 ■廃棄物の3R 気候変動とその影響に立ち向かうた め、緊急対策をとる ■エネルギーの見える化と省エネ 環境報告書2019の該当ページ P13~14 P15~16

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Page 1: 行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp · 3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

社 是

11..11 SS GGDD ssにに対対応応すするる取取りり組組みみ

■マテリアリティ ~環境課題の認識~ SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年9月に国連

本部で開かれたサミットで日本を含む193の加盟国の合意・採択された国際社会共通の目標です。20

30年までに達成すべき17の目標とターゲットで構成され、各国政府やNGOだけでなく民間企業にも

日々の活動の中で積極的に取り組むことが求められています。

本報告書では、「持続可能な開発目標(SDGs)」と当社の取り組みの関連性の中から、環境負荷低減活動

として取り組むべき重要なテーマ(マテリアリティ)について、その達成に向けた活動と課題を掲載します。

本報告書に掲載する環境活動とかかわりの深いSDGsの目標

1. 環境マネジメント・環境保全活動

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『「安全」「品質」「生産」の全てに繋がる 5S活動』

み組り取な主号番sGDS

循環型社会の実現に向けての持続可能な消費と再資源化推進■廃棄物の3R

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策をとる■エネルギーの見える化と省エネ

環境報告書2019の該当ページ

P13~14

P15~16

若々しい創造力と情熱あふれるチャレンジ精神で

行動し誠実を以って企業としての責任を果す

【 経 営 理 念 】

1.顧客に対する責任

より良い品質・納期・競争力のあるコストを実現し、更に

時代の変化に対応した技術と商品を開発する事

2.社会に対する責任

我々の作る商品を通し地域社会に貢献する事

3.社員に対する責任

働く生き甲斐と活力ある職場を作る事

4.株主に対する責任

健全な利益をあげ株主の信頼に応える事

【 行 動 指 針 】

1.常に“青春”の心を持ち何事にも積極的にチャレンジする

2.基本を身につけ変化に対応した行動をとる

3.公平で誠実な心を持ち信頼を築く事

宮崎精鋼 2018月分年度 5S標語『工具が迷子で泣いている 形跡管理で笑顔の帰宅』

Page 2: 行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp · 3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

7 8

宮崎精鋼 2018日年度 5S標語『綺麗だね 職場もあなたも品質も』 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『自分の職場は自分の鏡 清き心で綺麗な職場』

11..22 環環境境理理念念・・方方針針

■自然・社会との調和を目指した企業活動

「環境理念」を達成するために「環境方針」を定め、全員参加で環境保全活動に取り組むことにより、お客

さまの信頼、従業員の満足、地域社会への貢献を目指します。

1. 環境マネジメント・環境保全活動

環 境 ス ロ ー ガ ン

環 境 理 念

環 境 方 針

「もっとまわりを大切に!」 グリーン

私たちのまわりを取り巻く、自然や、生物や、人々に感謝し、私たちの企業活動を通じ、より大切に、

より改善して、次世代にバトンタッチ出来るよう「良き企業市民」として行動します。

私たちは、地球環境の向上と企業活動を調和させ、環境負荷の低減を考慮した生産活動を追及する

ことにより環境保全と資源を大切にする企業活動を推進します。

また、上記スローガンを念頭に、次の活動項目を推進します。

1.宮崎精鋼株式会社が行う全ての事業活動について、環境影響を評価し、汚染の予防に努めると共に、

技術的、経済的に可能な範囲で、環境保全活動に取り組み、環境マネジメントシステムを継続的に

改善し、環境パフォーマンスを向上させます。

2.環境関連の法律、規制、協定等を順守するとともに、技術的、経済的に可能な範囲で、自主基準

を設定し、環境に影響を与える恐れのある事業活動を責任をもって管理します。

3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

組みます。また、環境保全、資源保護、再生産性に優れた資材の購入に努めます

4.ゼロエミッションによって廃棄物の再資源化率99.5%を維持します。

5.“5S活動”を通じ、工場内とその周辺の美化、作業環境の改善を推進します。

6.地域住民とのコミュニケーションを大切にします。

7.この環境方針達成のために、環境目的及び目標を設定するとともに、定期的及び必要に応じて

7、これを見直します。

8.この環境方針を全従業員に環境教育・訓練により、周知徹底を図ります。

8、また、取引先に対しても理解と協力を求めていきます。

11..33 推推進進体体制制とと活活動動経経緯緯

■推進体制

■環境活動の経緯 2001年 06月 ISO14001認証取得(1996年版) 2004年 09月 ゼロエミッションのキックオフ 2005年 06月 第1期ゼロエミッション目標 全工場にて95.0%達成 2005年 11月 名古屋市エコ事業所認定(本社工場) 2006年 3月 第2期ゼロエミッション目標 全工場にて98.5%達成 2006年 5月 ISO14001移行取得(2004年版) 2006年 6月 第3期ゼロエミッション目標 全工場にて99.5%達成 2006年 10月 5S活動のキックオフ 2008年 8月 コイル素材無人搬送車「AGV(Automatic Guided Vehicle)」を導入(本社工場) 2008年 11月 環境報告書 第 1版発行 2008年 11月 名古屋市エコ事業所認定の更新(本社工場) 2009年 3月 No.2 新連続炉の新設 2009年 9月 環境報告書 第2版発行 2010年 1月 線材用の新酸洗設備ライン(知多工場)の新設 2010年 8月 環境報告書 第3版発行 2011年 5月 コイル素材無人搬送車「AGV(Automatic Guided Vehicle)」を導入(知多工場) 2011年 8月 環境報告書 第4版発行 2011年 11月 名古屋市エコ事業所の 2回目更新(本社工場) 2011年 12月 スラグ用の新酸洗設備ライン(知多工場)の新設 2012年 7月 排水処理設備の更新(本社工場) 2012年 8月 環境報告書 第5版発行 2012年 9月 バー酸洗設備の更新(本社工場) 2013年 1月 コイル酸洗設備の更新(本社工場) 2013年 8月 環境報告書 第6版発行 2014年 8月 環境報告書 第7版発行 2015年 1月 名古屋市優良エコ事業所認定(本社工場) 2015年 2月 中部地方電気使用合理化委員会委員長表彰受賞 2015年 8月 環境報告書 第8版発行 2015年 12月 スラグ用の新STC炉(知多工場)の新設 2016年 6月 ISO14001移行取得(2015年版) 2016年 8月 環境報告書 第9版発行 2017年 8月 環境報告書 第10版発行 2018年 8月 環境報告書 第11版発行 2019年 1月 スラグ検査フロアー、金型管理室、金型立体倉庫の新設 2019年 8月 環境報告書 第12版発行

1.環境マネジメント・環境保全活動

経営者(社長)

環境管理責任者

環境理念 環境方針

環境目的プログラム

Page 3: 行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp · 3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

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宮崎精鋼 2018日年度 5S標語『綺麗だね 職場もあなたも品質も』 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『自分の職場は自分の鏡 清き心で綺麗な職場』

11..22 環環境境理理念念・・方方針針

■自然・社会との調和を目指した企業活動

「環境理念」を達成するために「環境方針」を定め、全員参加で環境保全活動に取り組むことにより、お客

さまの信頼、従業員の満足、地域社会への貢献を目指します。

1. 環境マネジメント・環境保全活動

環 境 ス ロ ー ガ ン

環 境 理 念

環 境 方 針

「もっとまわりを大切に!」 グリーン

私たちのまわりを取り巻く、自然や、生物や、人々に感謝し、私たちの企業活動を通じ、より大切に、

より改善して、次世代にバトンタッチ出来るよう「良き企業市民」として行動します。

私たちは、地球環境の向上と企業活動を調和させ、環境負荷の低減を考慮した生産活動を追及する

ことにより環境保全と資源を大切にする企業活動を推進します。

また、上記スローガンを念頭に、次の活動項目を推進します。

1.宮崎精鋼株式会社が行う全ての事業活動について、環境影響を評価し、汚染の予防に努めると共に、

技術的、経済的に可能な範囲で、環境保全活動に取り組み、環境マネジメントシステムを継続的に

改善し、環境パフォーマンスを向上させます。

2.環境関連の法律、規制、協定等を順守するとともに、技術的、経済的に可能な範囲で、自主基準

を設定し、環境に影響を与える恐れのある事業活動を責任をもって管理します。

3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

組みます。また、環境保全、資源保護、再生産性に優れた資材の購入に努めます

4.ゼロエミッションによって廃棄物の再資源化率99.5%を維持します。

5.“5S活動”を通じ、工場内とその周辺の美化、作業環境の改善を推進します。

6.地域住民とのコミュニケーションを大切にします。

7.この環境方針達成のために、環境目的及び目標を設定するとともに、定期的及び必要に応じて

7、これを見直します。

8.この環境方針を全従業員に環境教育・訓練により、周知徹底を図ります。

8、また、取引先に対しても理解と協力を求めていきます。

11..33 推推進進体体制制とと活活動動経経緯緯

■推進体制

■環境活動の経緯 2001年 06月 ISO14001認証取得(1996年版) 2004年 09月 ゼロエミッションのキックオフ 2005年 06月 第1期ゼロエミッション目標 全工場にて95.0%達成 2005年 11月 名古屋市エコ事業所認定(本社工場) 2006年 3月 第2期ゼロエミッション目標 全工場にて98.5%達成 2006年 5月 ISO14001移行取得(2004年版) 2006年 6月 第3期ゼロエミッション目標 全工場にて99.5%達成 2006年 10月 5S活動のキックオフ 2008年 8月 コイル素材無人搬送車「AGV(Automatic Guided Vehicle)」を導入(本社工場) 2008年 11月 環境報告書 第 1版発行 2008年 11月 名古屋市エコ事業所認定の更新(本社工場) 2009年 3月 No.2 新連続炉の新設 2009年 9月 環境報告書 第2版発行 2010年 1月 線材用の新酸洗設備ライン(知多工場)の新設 2010年 8月 環境報告書 第3版発行 2011年 5月 コイル素材無人搬送車「AGV(Automatic Guided Vehicle)」を導入(知多工場) 2011年 8月 環境報告書 第4版発行 2011年 11月 名古屋市エコ事業所の 2回目更新(本社工場) 2011年 12月 スラグ用の新酸洗設備ライン(知多工場)の新設 2012年 7月 排水処理設備の更新(本社工場) 2012年 8月 環境報告書 第5版発行 2012年 9月 バー酸洗設備の更新(本社工場) 2013年 1月 コイル酸洗設備の更新(本社工場) 2013年 8月 環境報告書 第6版発行 2014年 8月 環境報告書 第7版発行 2015年 1月 名古屋市優良エコ事業所認定(本社工場) 2015年 2月 中部地方電気使用合理化委員会委員長表彰受賞 2015年 8月 環境報告書 第8版発行 2015年 12月 スラグ用の新STC炉(知多工場)の新設 2016年 6月 ISO14001移行取得(2015年版) 2016年 8月 環境報告書 第9版発行 2017年 8月 環境報告書 第10版発行 2018年 8月 環境報告書 第11版発行 2019年 1月 スラグ検査フロアー、金型管理室、金型立体倉庫の新設 2019年 8月 環境報告書 第12版発行

1.環境マネジメント・環境保全活動

経営者(社長)

環境管理責任者

環境理念 環境方針

環境目的プログラム

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宮崎精鋼 2018年度 5S標語『自分の職場は自分の鏡 清き心で綺麗な職場』

11.. 44 環環境境教教育育

本社工場は小学校や商店街及び住宅街に隣接した場所に位置し、また、知多工場や十四山工場も同様に

住宅街に隣接しているので、地域の環境の大切さを考えて環境問題に取り組んでいます。

■社内啓蒙活動

●環境マネジメント教育 従業員に、新年度の環境方針・目標を周知させ、工場の活動による環境影響とその責任について教育し、

環境保全維持のための環境意識の向上に努めています。 ●安全衛生教育 労働者がストレスのない健康で安全な作業ができるように、必要な 安全衛生に関する知識を学んでいます。労働災害防止として、設備や 作業上、及び、化学物質についての取り扱いリスクアセスメントを実施 し、また、危険予知活動、指差呼称、ヒヤリハット報告を行って安全 強化に努めています。 ●5S活動 年に1回、社長、役員でトップパトロールを実施し、在庫管理の強化、使用中・修理中の表示の工夫、

機械周りの油や埃の清掃等、5S活動の進化を評価しています。また、5Sポスターや5S標語を募集 して、優秀賞や佳作賞を社内に掲示し、5S意識の高揚に役立てています。

1.環境マネジメント・環境保全活動

トップパトロール巡回中

安全衛生委員会

5Sポスター 入選作 5S標語 優秀作

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『5S活動 気付いたあなたが即実行 みんなで作る綺麗な職場』

1. コンパクト型集塵機の開発について 11..55 ママテテリリアアルルババラランンスス マテリアルバランスとは、企業の事業活動におけるエネルギーおよび資源の投入量(インプット)と、

その活動に伴って発生した環境負荷(アウトプット)をあらわしたものです。当社では、事業活動に伴っ

て発生する環境負荷を把握し、その低減に向けて取り組んでいます。

報告対象期間:2018年6月1日~2019年5月31日

報告対象範囲:当社の3工場(本社工場、十四山工場、知多工場)

1.環境マネジメント・保全活動

エネルギー

原油換算 9,925kl (内訳)

電力 15,497,022 kWh 都市ガス 5,157,460m3

軽油 33,294l 灯油 7,218 l

INPUT

工業用水 273,278 t 上水 13,259 t

原料 素材 177,837 t

温室効果ガス

CO2 19,249t-CO2

OUTPUT

排水

公共用水域 243,177 t 下水 20,551 t 蒸発 23,258 t その他 0.4 t

廃棄物

発生量 9,927 t 再資源化率 99.98 %

宮崎精鋼

素材調達 素材

製造活動 素材

製品出荷 素材

再資源化・廃棄 素材 製品(販売量)

合計 173,716t (内訳)

本社工場 32,295 t 十四山工場 知多工場 141,421 t

化学物質

PRTR 法対象化学物質 排出量 0.2 t 移動量 1.2 t

化学物質

PRTR 法対象化学物質 54.2t

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宮崎精鋼 2018年度 5S標語『自分の職場は自分の鏡 清き心で綺麗な職場』

11.. 44 環環境境教教育育

本社工場は小学校や商店街及び住宅街に隣接した場所に位置し、また、知多工場や十四山工場も同様に

住宅街に隣接しているので、地域の環境の大切さを考えて環境問題に取り組んでいます。

■社内啓蒙活動

●環境マネジメント教育 従業員に、新年度の環境方針・目標を周知させ、工場の活動による環境影響とその責任について教育し、

環境保全維持のための環境意識の向上に努めています。 ●安全衛生教育 労働者がストレスのない健康で安全な作業ができるように、必要な 安全衛生に関する知識を学んでいます。労働災害防止として、設備や 作業上、及び、化学物質についての取り扱いリスクアセスメントを実施 し、また、危険予知活動、指差呼称、ヒヤリハット報告を行って安全 強化に努めています。 ●5S活動 年に1回、社長、役員でトップパトロールを実施し、在庫管理の強化、使用中・修理中の表示の工夫、

機械周りの油や埃の清掃等、5S活動の進化を評価しています。また、5Sポスターや5S標語を募集 して、優秀賞や佳作賞を社内に掲示し、5S意識の高揚に役立てています。

1.環境マネジメント・環境保全活動

トップパトロール巡回中

安全衛生委員会

5Sポスター 入選作 5S標語 優秀作

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『5S活動 気付いたあなたが即実行 みんなで作る綺麗な職場』

1. コンパクト型集塵機の開発について 11..55 ママテテリリアアルルババラランンスス マテリアルバランスとは、企業の事業活動におけるエネルギーおよび資源の投入量(インプット)と、

その活動に伴って発生した環境負荷(アウトプット)をあらわしたものです。当社では、事業活動に伴っ

て発生する環境負荷を把握し、その低減に向けて取り組んでいます。

報告対象期間:2018年6月1日~2019年5月31日

報告対象範囲:当社の3工場(本社工場、十四山工場、知多工場)

1.環境マネジメント・保全活動

エネルギー

原油換算 9,925kl (内訳)

電力 15,497,022 kWh 都市ガス 5,157,460m3

軽油 33,294l 灯油 7,218 l

INPUT

工業用水 273,278 t 上水 13,259 t

原料 素材 177,837 t

温室効果ガス

CO2 19,249t-CO2

OUTPUT

排水

公共用水域 243,177 t 下水 20,551 t 蒸発 23,258 t その他 0.4 t

廃棄物

発生量 9,927 t 再資源化率 99.98 %

宮崎精鋼

素材調達 素材

製造活動 素材

製品出荷 素材

再資源化・廃棄 素材 製品(販売量)

合計 173,716t (内訳)

本社工場 32,295 t 十四山工場 知多工場 141,421 t

化学物質

PRTR 法対象化学物質 排出量 0.2 t 移動量 1.2 t

化学物質

PRTR 法対象化学物質 54.2t

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宮崎精鋼 2018年度 5S標語『明るい挨拶 気持ちもUP 快適職場で仕事もUP』 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『あとひと手間 そのひと手間で 心もぴかぴか 職場もぴかぴか』

当社 鉄鋼メーカー

酸洗工程・焼鈍工程を省略 顕熱利用

CO2削減 0.0818t-CO2/t CO2発生 0.0767t-CO2/t

メリット :トータルで0.0051t-CO2/t CO2削減

11..66 製製造造ププロロセセススににおおけけるるCCOO22削削減減

環境負荷の低減を図るために、鉄鋼メーカーの圧延時の顕熱を用いた緩速冷却による軟質化した鋼材を使

用することにより、工程のスタートにあった酸洗工程 及び 焼鈍工程を省略してCO2を削減しました。

(従来工程) 酸洗 → 焼鈍 → 酸洗 → 伸線 → 焼鈍 → 伸線 → 酸洗 (改善工程) 熱処理省略鋼 → 酸洗 → 伸線 → 焼鈍 → 伸線 → 酸洗 <製造プロセスにおけるCO2削減実績>

11..77 化化学学物物質質管管理理 当社の PRTR 法「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の該当

物質は、酸洗工程の薬剤に使用し、該当物質の取扱量、排出量及び移動量は愛知県に届け出をしています。 PRTR法該当物質の取扱量、排出量及び移動量 <酸洗工程> ・本社工場 ・知多工場 *「PRTR(Pollutant Release and Transfer Register : 化学物質排出移動量届出制度)」とは、有害性

のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄

物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し公表する仕組みです。

1.環境マネジメント・環境保全活動

政令番号 物質名 取扱量 排出量 移動量

245 チオ尿素 252kg 1kg 49kg

政令番号 物質名 取扱量 排出量 移動量

1 亜鉛の水溶性化合物 47,957kg ー ー

245 チオ尿素 6,034kg 9kg 1,159kg

405 ほう素及びその化合物 234kg 234kg -

熱処理省略鋼使用量 当社 工程省略(酸洗・焼鈍) 熱処理省略鋼(鉄鋼メーカー顕熱利用) トータルCO2削減量

2011年 8,620t △705t-CO2 661t-CO2 44t-CO2

2012年 7,349t △601t-CO2 564t-CO2 37t-CO2

2013年 7,027t △575t-CO2 539t-CO2 36t-CO2

2014年 6,771t △554t-CO2 519t-CO2 35t-CO2

2015年 6,608t △541t-CO2 507t-CO2 33t-CO2

2016年 6,773t △554t-CO2 519t-CO2 35t-CO2

2017年 6,864t △561t-CO2 526t-CO2 35t-CO2

2018年 6,874t △562t-CO2 527t-CO2 35t-CO2

1. コンパクト型集塵機の開発について 11..88 緊緊急急事事態態テテスストト 当社では、環境リスクが大きいと想定される緊急事態を特定し、直接又は間接要因で起こりうる有害な

環境影響を予防・緩和するための手順として「緊急事態対応指示書」を定めています。年に1回、主管部

門が緊急事態の対応テストを実施し、手順の有効性を確認しています。

また、今年度も緊急事態に特定した事故はありませんでした。

1.環境マネジメント・保全活動

①遮蔽版の取付け ①濃硫酸の回収

④消火器による消火(線材) ④消火器による消火(スラグ) ⑤冷却水バルブの切換え (No.2 連続炉)

⑤自家発電装置の稼働を確認 (No.2,3STC 炉)

⑥放流槽の電磁流量計の停止を確認

⑦、⑧消火器による消火

②、③消火栓による消火訓練

写真No.

① 濃硫酸タンクへのローリーによる過供給により流出 水質汚染

染汚気大災火の機塵集るよに火引の塵粉②

染汚気大災火るよに火引の花火接溶③

染汚気大災火の機塵集るよに火引の塵粉④

大増物棄廃止停が炉理処熱りよに電停の内場工⑤

染汚質水水排るよに常異理処和中の備設理処水排⑥

染汚気大災火るよに火引の塵粉⑦

染汚気大災火るよに火引の花火接溶⑧

生じる環境影響想定される緊急事態

知多工場

十四山工場

本社工場

発生場所

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11 12

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『明るい挨拶 気持ちもUP 快適職場で仕事もUP』 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『あとひと手間 そのひと手間で 心もぴかぴか 職場もぴかぴか』

当社 鉄鋼メーカー

酸洗工程・焼鈍工程を省略 顕熱利用

CO2削減 0.0818t-CO2/t CO2発生 0.0767t-CO2/t

メリット :トータルで0.0051t-CO2/t CO2削減

11..66 製製造造ププロロセセススににおおけけるるCCOO22削削減減

環境負荷の低減を図るために、鉄鋼メーカーの圧延時の顕熱を用いた緩速冷却による軟質化した鋼材を使

用することにより、工程のスタートにあった酸洗工程 及び 焼鈍工程を省略してCO2を削減しました。

(従来工程) 酸洗 → 焼鈍 → 酸洗 → 伸線 → 焼鈍 → 伸線 → 酸洗 (改善工程) 熱処理省略鋼 → 酸洗 → 伸線 → 焼鈍 → 伸線 → 酸洗 <製造プロセスにおけるCO2削減実績>

11..77 化化学学物物質質管管理理 当社の PRTR 法「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の該当

物質は、酸洗工程の薬剤に使用し、該当物質の取扱量、排出量及び移動量は愛知県に届け出をしています。 PRTR法該当物質の取扱量、排出量及び移動量 <酸洗工程> ・本社工場 ・知多工場 *「PRTR(Pollutant Release and Transfer Register : 化学物質排出移動量届出制度)」とは、有害性

のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄

物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し公表する仕組みです。

1.環境マネジメント・環境保全活動

政令番号 物質名 取扱量 排出量 移動量

245 チオ尿素 252kg 1kg 49kg

政令番号 物質名 取扱量 排出量 移動量

1 亜鉛の水溶性化合物 47,957kg ー ー

245 チオ尿素 6,034kg 9kg 1,159kg

405 ほう素及びその化合物 234kg 234kg -

熱処理省略鋼使用量 当社 工程省略(酸洗・焼鈍) 熱処理省略鋼(鉄鋼メーカー顕熱利用) トータルCO2削減量

2011年 8,620t △705t-CO2 661t-CO2 44t-CO2

2012年 7,349t △601t-CO2 564t-CO2 37t-CO2

2013年 7,027t △575t-CO2 539t-CO2 36t-CO2

2014年 6,771t △554t-CO2 519t-CO2 35t-CO2

2015年 6,608t △541t-CO2 507t-CO2 33t-CO2

2016年 6,773t △554t-CO2 519t-CO2 35t-CO2

2017年 6,864t △561t-CO2 526t-CO2 35t-CO2

2018年 6,874t △562t-CO2 527t-CO2 35t-CO2

1. コンパクト型集塵機の開発について 11..88 緊緊急急事事態態テテスストト 当社では、環境リスクが大きいと想定される緊急事態を特定し、直接又は間接要因で起こりうる有害な

環境影響を予防・緩和するための手順として「緊急事態対応指示書」を定めています。年に1回、主管部

門が緊急事態の対応テストを実施し、手順の有効性を確認しています。

また、今年度も緊急事態に特定した事故はありませんでした。

1.環境マネジメント・保全活動

①遮蔽版の取付け ①濃硫酸の回収

④消火器による消火(線材) ④消火器による消火(スラグ) ⑤冷却水バルブの切換え (No.2 連続炉)

⑤自家発電装置の稼働を確認 (No.2,3STC 炉)

⑥放流槽の電磁流量計の停止を確認

⑦、⑧消火器による消火

②、③消火栓による消火訓練

写真No.

① 濃硫酸タンクへのローリーによる過供給により流出 水質汚染

染汚気大災火の機塵集るよに火引の塵粉②

染汚気大災火るよに火引の花火接溶③

染汚気大災火の機塵集るよに火引の塵粉④

大増物棄廃止停が炉理処熱りよに電停の内場工⑤

染汚質水水排るよに常異理処和中の備設理処水排⑥

染汚気大災火るよに火引の塵粉⑦

染汚気大災火るよに火引の花火接溶⑧

生じる環境影響想定される緊急事態

知多工場

十四山工場

本社工場

発生場所

Page 8: 行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp · 3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

13 14 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『相乗効果は無限大 5Sで得る顧客信頼』

■ ゼロ・エミッションの推移

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『5Sで築こう仲間の絆 いつもニコニコ快適職場』

11..99 ゼゼロロ・・エエミミッッシショョンンのの展展開開 当社はゴミの分別と3R(リデュース・リユース・リサイクル)を活動の基本として、廃棄物削減と再

資源化の推進に向けた活動をしています。

■ 循環型社会を実現するための4つの活動

「廃棄物も捨てればゴミ、分別すれば資源」をモットーに、廃棄物は表示した入れ物に一時保管し、ま

た、一般ゴミは職場で分別してリサイクルステーションに集め、その後、収集運搬業者に引き取られます。 切削油のミスト化、不良品の撲滅、また、工場内で結束時に使う番線の使用を取り止め、結束ベルトを

活用し番線の廃棄量を減少しました。

酸洗ラインで使用して古くなった硫酸に新たに硫酸を加え、酸回収装置で鉄分を除去して酸濃度を調整

した後、酸洗ラインに戻して再使用しています。 酸回収装置から七水塩を回収し、中間処理業者で硫酸や水などを加えて酸化処理を進め、消臭能力のあ

る凝集剤を作ります。

■廃棄物の適切な分別と産業廃棄物処理業者の適切な処理

生産活動に伴って発生する廃棄物を、法に従い安全かつ適正に処理しています。工場では、廃棄物置場

を設置して仮保管し、その後、産業廃棄物処理業者に渡しています。また、マニフェスト(当社は A 票・

B2票・D票・E票を管理、業者は、B1票・C1票・C2票を管理)で廃棄物の処理の流れを確認し、年

に1回 現地を訪問して、適切な処理がされているか確認しています。

1.環境マネジメント・環境保全活動

ゴミの分別

Reduce(減量化)

Recycle(再資源化)

七水塩

Reuse(再使用)

*凝集剤として下水処理や排水処理などに使われてい

ます。アンモニア・硫化物に対し強力な消臭効果を発揮

し、また、排水処理時の pH 適性範囲が広く、硫化水素

やアンモニア、メチルメルカプタンなどの悪臭を除去し

ます。

凝集剤

本社工場内で保管している 廃硫酸置場

運搬

中和処理 排水処理施設 下水道に排出

(写真は株式会社ダイセキ殿)

77.20%

95.43% 98.37%

99.46%

99.60%

99.60%

98.88%

99.94%

99.97%

99.98%

99.97%

99.98% 99.98% 99.98% 99.98% 99.98%

75.00%

80.00%

85.00%

90.00%

95.00%

100.00%

0t

50t

100t

150t

200t

250t

300t

350t

400t

450t

500t

2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

最終処分量(t)再資源化率

1,693t 377t

工場 知多工場 本社工場 十四山工場 全工場

再資源化量(t) 5,566 1,455 2,701 9,722

埋立量(t) 1.0 0.5 0.5 2.0

焼却量(t) 67 10 13 90

排水量(t) 99 14 0 113

再資源化率(%) 99.98% 99.99% 99.98% 99.98%

67%

13%

8%7% 3% 2%

2003年度 再資源化率は77.2%であり、2004年度よりゼロエミッション活動をスタートしました。 2008年度 酸回収装置の導入により廃酸量を減らしました。 2009年度 有害物質除去徹底のために、自治体から熱処理工程の要請がありましたが、当社の酸洗汚泥

処理工程には熱処理工程がないため、埋め立て処理をしました。 2010年度 熱処理設備を所有する中間処理業者を探し出し、酸洗汚泥をセメント原料に再資源化するこ

とにより再資源化率を回復しました。また、砥石類をバレル研磨材に再資源化し、電卓や革 靴などは埋め立て処分から焼却処理にしました。

2012年度 塩ビ管を埋め立て処分から塩ビ管の原料への再資源化に変更しました。

●廃棄物の排出量と内訳 2018年度の当社の総排出量は 9,927tで、再資源化率の実績は、99.98%でした。

(トン当たりの排出量) (排出内訳)

<再資源化率と最終処分量(埋め立て廃棄物)の推移

1.環境マネジメント・環境保全活動

*酸洗の汚泥を中間処理業者で天日乾燥した後、自治体に土地改良土として販売していましたが、有害物質の混入を防ぐため、2008 年度 自治体から中間処理業者に乾燥処理を目的とした熱処理工程の追加依頼がありました。しかし、中間処理業者は熱処理設備を所有してい なかったため、リサイクル製品として販売することが出来ず、2009 年度は埋立て量が増えました。その後、2010 年度に熱処理設備があ る中間処理業者を探し出し、切り替えをしてセメント原料に再資源化して埋め立て量を減らしました。

1,700t

*再資源化率=再資源化量÷(排出量―焼却量―排水量)

2017年度

2018年度

(種類別廃棄物の排出量と構成比率)

工場 知多工場 本社工場 十四山工場 全工場

生産量(t) 422,548 26,055 31,989 480,592

排出量(t) 5,733 1,480 2,715 9,927

トン当たり排出量(kg) 14 57 85 21

   鉄関係(t) 6,432 66% 6,651 67%   廃酸(t) 1,364 14% 1,291 13%  七水塩(t) 780 8% 794 8%   汚泥(t) 688 7% 688 7%  粉じん・スケール(t) 299 3% 299 3% 廃油・廃プラ・一般ゴミ(t) 195 2% 199 2%合計(t) 9,746 100% 9,927 100%

全工場2017年度

排出量構成率

2018年度排出量

構成率

66%

14%

8%7% 3% 2%

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13 14 宮崎精鋼 2018年度 5S標語『相乗効果は無限大 5Sで得る顧客信頼』

■ ゼロ・エミッションの推移

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『5Sで築こう仲間の絆 いつもニコニコ快適職場』

11..99 ゼゼロロ・・エエミミッッシショョンンのの展展開開 当社はゴミの分別と3R(リデュース・リユース・リサイクル)を活動の基本として、廃棄物削減と再

資源化の推進に向けた活動をしています。

■ 循環型社会を実現するための4つの活動

「廃棄物も捨てればゴミ、分別すれば資源」をモットーに、廃棄物は表示した入れ物に一時保管し、ま

た、一般ゴミは職場で分別してリサイクルステーションに集め、その後、収集運搬業者に引き取られます。 切削油のミスト化、不良品の撲滅、また、工場内で結束時に使う番線の使用を取り止め、結束ベルトを

活用し番線の廃棄量を減少しました。

酸洗ラインで使用して古くなった硫酸に新たに硫酸を加え、酸回収装置で鉄分を除去して酸濃度を調整

した後、酸洗ラインに戻して再使用しています。 酸回収装置から七水塩を回収し、中間処理業者で硫酸や水などを加えて酸化処理を進め、消臭能力のあ

る凝集剤を作ります。

■廃棄物の適切な分別と産業廃棄物処理業者の適切な処理

生産活動に伴って発生する廃棄物を、法に従い安全かつ適正に処理しています。工場では、廃棄物置場

を設置して仮保管し、その後、産業廃棄物処理業者に渡しています。また、マニフェスト(当社は A 票・

B2票・D票・E票を管理、業者は、B1票・C1票・C2票を管理)で廃棄物の処理の流れを確認し、年

に1回 現地を訪問して、適切な処理がされているか確認しています。

1.環境マネジメント・環境保全活動

ゴミの分別

Reduce(減量化)

Recycle(再資源化)

七水塩

Reuse(再使用)

*凝集剤として下水処理や排水処理などに使われてい

ます。アンモニア・硫化物に対し強力な消臭効果を発揮

し、また、排水処理時の pH 適性範囲が広く、硫化水素

やアンモニア、メチルメルカプタンなどの悪臭を除去し

ます。

凝集剤

本社工場内で保管している 廃硫酸置場

運搬

中和処理 排水処理施設 下水道に排出

(写真は株式会社ダイセキ殿)

77.20%

95.43% 98.37%

99.46%

99.60%

99.60%

98.88%

99.94%

99.97%

99.98%

99.97%

99.98% 99.98% 99.98% 99.98% 99.98%

75.00%

80.00%

85.00%

90.00%

95.00%

100.00%

0t

50t

100t

150t

200t

250t

300t

350t

400t

450t

500t

2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度

最終処分量(t)再資源化率

1,693t 377t

工場 知多工場 本社工場 十四山工場 全工場

再資源化量(t) 5,566 1,455 2,701 9,722

埋立量(t) 1.0 0.5 0.5 2.0

焼却量(t) 67 10 13 90

排水量(t) 99 14 0 113

再資源化率(%) 99.98% 99.99% 99.98% 99.98%

67%

13%

8%7% 3% 2%

2003年度 再資源化率は77.2%であり、2004年度よりゼロエミッション活動をスタートしました。 2008年度 酸回収装置の導入により廃酸量を減らしました。 2009年度 有害物質除去徹底のために、自治体から熱処理工程の要請がありましたが、当社の酸洗汚泥

処理工程には熱処理工程がないため、埋め立て処理をしました。 2010年度 熱処理設備を所有する中間処理業者を探し出し、酸洗汚泥をセメント原料に再資源化するこ

とにより再資源化率を回復しました。また、砥石類をバレル研磨材に再資源化し、電卓や革 靴などは埋め立て処分から焼却処理にしました。

2012年度 塩ビ管を埋め立て処分から塩ビ管の原料への再資源化に変更しました。

●廃棄物の排出量と内訳 2018年度の当社の総排出量は 9,927tで、再資源化率の実績は、99.98%でした。

(トン当たりの排出量) (排出内訳)

<再資源化率と最終処分量(埋め立て廃棄物)の推移

1.環境マネジメント・環境保全活動

*酸洗の汚泥を中間処理業者で天日乾燥した後、自治体に土地改良土として販売していましたが、有害物質の混入を防ぐため、2008 年度 自治体から中間処理業者に乾燥処理を目的とした熱処理工程の追加依頼がありました。しかし、中間処理業者は熱処理設備を所有してい なかったため、リサイクル製品として販売することが出来ず、2009 年度は埋立て量が増えました。その後、2010 年度に熱処理設備があ る中間処理業者を探し出し、切り替えをしてセメント原料に再資源化して埋め立て量を減らしました。

1,700t

*再資源化率=再資源化量÷(排出量―焼却量―排水量)

2017年度

2018年度

(種類別廃棄物の排出量と構成比率)

工場 知多工場 本社工場 十四山工場 全工場

生産量(t) 422,548 26,055 31,989 480,592

排出量(t) 5,733 1,480 2,715 9,927

トン当たり排出量(kg) 14 57 85 21

   鉄関係(t) 6,432 66% 6,651 67%   廃酸(t) 1,364 14% 1,291 13%  七水塩(t) 780 8% 794 8%   汚泥(t) 688 7% 688 7%  粉じん・スケール(t) 299 3% 299 3% 廃油・廃プラ・一般ゴミ(t) 195 2% 199 2%合計(t) 9,746 100% 9,927 100%

全工場2017年度

排出量構成率

2018年度排出量

構成率

66%

14%

8%7% 3% 2%

Page 10: 行 動 指 針】 - miyazaki-seiko.co.jp · 3.社内改善活動を実行し、省資源・省エネルギー活動の推進、地球温暖化防止活動に積極的に取り

15 16

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『見られる職場から見せる職場へ 基本の5Sの習慣から』

30

40

50

60

70

80

500

1,000

1,500

2,000

2,500CO2排出量

原単位

22..11 CCOO22のの削削減減実実績績 当社は、生産の効率化と省エネ活動を推進しています。COP21 でパリ協定が採択され、2013年が基

準年度になりました。当社は省エネ法や愛知県条例に基づき、活動しています。

*京都議定書削減目標 6%に対して、

2.環境データ

■全工場 二酸化炭素 排出量推移

●本社工場の主な取り組み ① エアー漏れの調査・修理の継続実施 ② 2 ロール矯正機前のピンチロール空転防止

(総排出量)1,304t-CO2(18.7%減) (原単位) 50.05kg-CO2/t(21.5%減)

(前年原単位比) 8.0%減

kg-CO2/t

<本社工場> t-CO2/年 kg-CO2/t

( )は 2013 年度対比

<参考> 京都議定書の基準年である 1990 年度対比で は、排出量、原単位ともに削減しています。

  1990年 2018年

CO2総排出量(t) 21,906 19,249

対比 - ▲12.1%

原単位(kg)/t 62 40.05

対比 - ▲35.4%

t-CO2/年

●知多工場の主な取り組み ① 酸洗処理の高圧シャワー時間の短縮 ② 酸洗処理後の乾燥時間の短縮 ③ スラグコンプレッサーの台数制御

(総排出量)16,897t-CO2(2.0%増) (原単位) 39.99kg-CO2/t(4.4%減)

(前年原単位比) 3.3%減

t-CO2/年

<知多工場> kg-CO2/t

( )は 2013 年度対比

30

40

50

60

70

80

10,000

12,000

14,000

16,000

18,000CO2排出量

原単位

●十四山工場の主な取り組み ① エアー漏れの調査・修理実施 ② エアブローの間欠化 ③ コンプレッサーの使用電力の視える化に

よる最適運用

(総排出量)1,047t-CO2(8.5%減) (原単位) 33.29kg-CO2/t(38.5%減)

(前年原単位比) 6.0%減

t-CO2/年 kg-CO2/t

<十四山工場>

( )は 2013 年度対比

30

40

50

60

70

80

500

1,000

1,500

2,000

2,500CO2排出量

原単位

30

40

50

60

70

80

13,000

15,000

17,000

19,000

21,000

23,000CO2排出量

原単位

  2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

CO2総排出量(t) 15,763 19,155 18,165 19,294 18,734 19,336 19,185 19,675 20,462 19,564 19,249

前年度対比 ▲22.1% 21.5% ▲5.2% 6.2% ▲2.9% 3.2% ▲0.8% 2.6% 4.0% ▲4.4% ▲1.6%

原単位(kg)/t 46.26 46.74 46.45 44.41 44.6 43.66 44.32 44.87 44.11 41.74 40.05

前年度対比 6.1% 1.0% ▲0.6% ▲4.4% 0.4% ▲2.1% 1.5% 1.2% ▲1.7% ▲5.4% ▲4.0%

11..1100 省省エエネネ活活動動 2018年度の省エネ活動として、知多工場は、① 酸洗処理の高圧シャワー時間の短縮(線材)、②酸

洗処理後の乾燥時間の短縮(線材)、③コンプレッサーの台数制御(スラグ)、➃SF9 号機の主モーターを

高効率モーターへ更新(スラグ)、⑤酸洗の熱交換器の形状変更(スラグ)を行いました。本社工場は、①

エアー漏れの調査と修理の継続実施、②2ロール矯正機前のピンチロール空転防止、十四山工場は、①ブ

ランク切断機のエアーブローを自動運転中のみブローする回路へ変更、②面取機の搬送機にレギュレータ

を取り付け、エアーの量を最小限に絞るようにしました。全社のエネルギー使用量は原油換算で9,925

kℓとなり、基準年度(2016)対比2.2%増となりましたが、原単位では基準年度(2016)対比 1.7%の削減となりました。 2019年度の省エネ計画では、①No.2 連続焼鈍炉の長期連休明けの立上げ方法の改善によるシーズニ

ング時間の短縮(線材)、②酸洗ラインのボンデ、リューベ槽の熱交換器の更新(線材)、③SF5 号機のエ

アーブローのルーツブロワー化(スラグ)、➃ボイラーの流量計設置による熱効率の監視(スラグ)、⑤エ

アー漏れの定期点検と修理実施(全工場)を計画しており、エネルギー削減を図ります。

1.環境マネジメント・環境保全活動

(知多工場)

エネルギー

使用実績

8,665kℓ

(本社工場)

エネルギー

使用実績

698kℓ

(十四山工場)

エネルギー

使用実績

562kℓ

2018年4月~2019年3月 全工場のエネルギー使用実績 : 原油換算 9,925kℓ

(目標と実績) 2016年度を基準年としたエネルギー原単位の削減目標と実績

原油換算 3,000kℓ以上使用のため、第一種エネルギー管理指定工場

社 長

エネルギー管理企画推進者

(管理統括者を補佐)

エネルギー管理統括者

本社工場 エネルギー管理者

(知多工場を管理)

知多工場十四山工場

<省エネ活動組織体制>

年度 2017年度 2018年度 2019年度

計画 ▲1.2% ▲1.5% ▲2.5%

実績 ▲1.2% ▲1.7% -

環境影響項目

エネルギーの削減工場全エネルギーの

原単位を削減

宮崎精鋼 2018年度 5S標語『 一人一人の意識を高め みんなで作る快適職場』