宝塚市議会報 - takarazuka宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)...

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宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年) 12月 1日(土曜日) 編集発行 宝塚市議会 9月定例会の概要 ○病院事業及び上下水道事業の決算を認定 公民館市営住宅の指定管理者を決定 宝塚市議会ホームページアドレス http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/gikai/index.html 市政や議会の情報を共有しましょう

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  • 宝塚市議会報

    第239号 平成30年(2018年) 12月1日(土曜日) 編集発行 宝塚市議会

    9月定例会の概要

    ○病院事業及び上下水道事業の決算を認定○公民館、市営住宅の指定管理者を決定

    宝塚市議会ホームページアドレス http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/gikai/index.html

    市政や議会の情報を共有しましょう

  • 23 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    ㋺グループ(テーマ②)

    議防災行政無線が市内全て

    で設置されれば一助となる

    かもしれない。

    民中山台地区では高低差等

    があり、スピーカーの設置

    場所に苦労している。

    議防災情報を伝えるために

    は、防災行政無線や防災ラ

    ジオなどのハード面の充実

    も大切だが、伝え方も重要。

    高齢者へ伝達が漏れないよ

    うにすることが大切。

    民本年6月の大阪府北部地

    震の際は、携帯電話がつな

    がらなくて大変だった。

    議結局は地域で支え合う体

    制を日常的につくっていか

    ないといけない。

    民災害時要援護者名簿によ

    り、今まで以上に、支援を

    必要とする人の情報を得る

    ことができるのはよいが、

    民生委員だけではやってい

    くことが困難な部分もある。

    議個人情報の問題もあるが、

    地域ぐるみで助ける仕組み

    の構築が必要である。

    議災害時要援護者支援制度

    について、今後認識を深め

    ていかなければならない。

    民災害時要援護者支援制度

    は、市の呼びかけに対し、

    要支援者自身の個人情報を

    民生委員や自治会へ開示す

    ㋩グループ(テーマ②)

    民災害時要援護者を支援す

    る側の支援者が見つからな

    い。議員も含め、制度を地

    域に知ってもらうよう、行

    政に協力してほしい。

    議個人情報の扱い方など難

    しい問題もある。支援組織

    としては自治会やまちづく

    り協議会などあるが、どこ

    に一番苦労があるのか。

    民昨年度は2374人が同

    意し、災害時要援護者名簿

    に登録した。その情報は民

    生委員と支援組織となった

    自治会等で共有できるが、

    登録されていない高齢者の

    情報は民生委員だけが持ち、

    自治会等には開示できない。

    民自治会の協力がなかなか

    得られない。災害時要援護

    者名簿があっても人手不足

    では安否確認以外できない。

    民生委員と自治会がうまく

    リンクしていない。

    ㋥グループ(テーマ①)

    民議員はエイジフレンドリ

    ーシティに対しどんな問題

    意識を持っているのか。

    議エイジフレンドリーシテ

    ィは抽象的な内容で都市計

    画と重なるところもあり、

    多岐にわたる。それ自体の

    意味やどう効果があるのか

    再三質問しているが、具体

    性のない答えが返ってくる。

    民民生委員自身が高齢化し

    ており、いかに若手にシフ

    トしていくか。なり手不足

    という問題もある。民生委

    員の定数充足率は全国平均

    96%で、宝塚市は90%と低

    く、四苦八苦している。

    民行政関係の人が定年した

    ら民生委員になるよう提案

    したい。

    民災害時要援護者名簿から

    抜けている高齢者もいる。

    民生委員が工夫して対応し

    ていることを知ってほしい。

    議民生委員がそこまでされ

    ていることに驚いた。

    民民児連ではヘルプマーク

    をつけている人のお手伝い

    をする意思を示す「思いや

    り・支え合いバッジ」を配

    布予定。ヘルプマークはま

    だ浸透しておらず、市によ

    るマークの啓発が必要。

    民子どもの見守り活動で、

    ることに同意した方を対象

    としていることを理解して

    ほしい。大雨の際など、呼

    びかけに応じてもらえない

    場合は大変心配である。

    議ジレンマもあると思うが、

    名簿をうまく使ってほしい。

    民南海トラフ地震の際に、

    他市からの避難者と市はど

    う向き合うのか。

    議本市への避難を想定し、

    何度も訓練することが必要。

    議昨年、自治会に参加の呼

    びかけはあったが、時期的

    に各自治会の総会終了後で

    あり、制度への取り組みを

    提案できなかった。

    議自治会に支援を広めるよ

    うお願いする必要がある。

    民若い世帯は自治会に加入

    していない実態もある。

    議マンション等の管理組合

    も支援組織に含めていかな

    いといけないのでは。

    民指定避難所まで遠い。中

    継地点として、学校以外も

    避難所にならないか。

    議一時的な避難も大事だが、

    指定避難所でないと継続し

    た支援が届かない。

    議PTAの活用はどうか。

    支援者への登録は責任の重

    さが壁になるかもしれない

    が、協力する人はいるはず。

    学校によって対応が異なる。

    議員には民生委員の活動を

    知って、広めてもらいたい。

    議行政と市民ともに、その

    役割を理解していれば、情

    報の共有ができるのでは。

    民民生委員の基本は地域の

    見守り。普段からの関わり

    が大切。地域の人に顔を知

    ってもらうことで、災害発

    生時、民生委員ができない

    ことも地域で助け合える。

    ※敬称略宝塚市民生委員・児童委員連合会(委員25名) 福住 美壽  神谷  宏  恒田 貴美 山本 洋子  浦野のり子  加藤 優子 西田  實  浅野 公子  髙屋舖純子 村瀨 一郎  壹岐 收一  成瀬 文夫 神田 守康  石井 一雄  柴田 正雄 長岡 惠美  坂上 圭子  間瀬 順子 山下 和美  金岡 康行  芝 智惠子 喜多見みつ子 平原 雅明  横溝ひとみ 今中 光雄宝塚市議会議員(議員23名) 北野 聡子  三宅 浩二  浅谷 亜紀 石倉加代子  井上  聖  伊福 義治 岩佐まさし  江原 和明  大川 裕之 大島淡紅子  梶川みさお  北山 照昭 たけした正彦 田中 こう  たぶち静子 寺本 早苗  となき正勝  冨川晃太郎 中野  正  藤岡 和枝  細川 知子 みとみ稔之  若江まさし

    第8回意見交換会

    ㋑グループ(テーマ①)

    民年間にどれくらい条例制

    定されているのか。その中

    で福祉関係の割合は。

    議国の制度改正による市長

    の条例改正が多い。新規条

    例は少なく、年に一、二件

    程度。最近の福祉関係では

    手話言語条例を新規制定。

    民坂のあるまちでは、共通

    して買い物や通院に困って

    いる。コミュニティバスを

    検討してほしい。

    議地域においてコスト削減

    等も検討し、うまく運営で

    きる仕組みを考えていける

    ようになればよいと思う。

    民昨年から災害時要援護者

    名簿を取りまとめている。

    民生委員だけでなく、自治

    会、まちづくり協議会、コ

    ミュニティの連携が必要と

    して取り組んでいる。議会

    もバックアップしてほしい。

    議個人としては、自治会の

    報告・まとめ

    最後に、各会場の意見交

    換を全体で共有しました。

    各グループの報告から

    活発な意見が交わされた

    こと、災害時要援護者支援

    制度に関する課題が各グル

    ープで取り上げられたこと

    など、感想を交えて報告さ

    れました。

    全体の感想(要旨)

    (福住美壽 

    民児連会長)

    この度の西日本豪雨の甚

    大な被害に大きな衝撃を受

    けています。交流のあった

    倉敷市真備町の民生委員は

    同じように要援護者リスト

    を行政から預かられていた

    ようですが、私たちも生死

    を分けたものは何だったの

    かを考え、今後の活動につ

    なぎたいと思っています。

    昨年は民生委員制度10

    0周年でした。多くの先輩

    民生委員の活動を紡いでつ

    ないで100年、今年は次

    の100年に向けての第一

    歩の年。力強く踏み出した

    いと思っています。

    今回の意見交換会で、日

    頃の活動や課

    題等さまざま

    な意見交換が

    できたと思い

    ます。新たな

    気づきと学び

    を今後の活動

    に生かしたい

    と思います。

    アンケートから

    傍聴者から

    ◆議員に身近な問題点を直

    接聞いてもらえて良かった。

    解決をするためにどうする

    か、両面(行政と市民)か

    らの意見が聞けた。

    ◆いい機会になったと思う。

    ◆民生委員の大変さがよく

    わかる。市役所と市民の間

    を取り持つボランティアと

    しての役割は自治の要です。

    参加者から

    ◆福祉の現場を見る民生委

    員と市議会が協力し問題点、

    課題の解決に努力したい。

    ◆民生委員の取り組みや活

    動等を知ってもらえて良か

    った。議員さんや行政の活

    動も少しわかった。

    ◆意見交換は有意義だった。

    議員は今少し現場の第一線

    の問題を把握する努力が必

    要ではと感じた。

    ◆市議会を身近に感じた。

    8月28日(火)午後、市

    議会の議事堂において、第

    8回目の意見交換会を開催

    しました。

    今回は日頃、地域福祉の

    推進役として活動されてい

    る民生委員・児童委員連合

    会(以下「民児連」としま

    す)の皆さまと、議員が意

    見を交換しました。

    ここでは、その意見交換

    会の様子をお知らせします。

    テーマ

    今回はテーマを2つ設定

    し、㋑・㋺・㋩・㋥の4つ

    のグループに分かれて意見

    交換を行いました。

    [テーマの担当]

    ㋑・㋥グループ

    ㋺・㋩グループ

    ①�

    地域課題への取り組みに

    ついて

    ◆条例制定や行政との関係

    ◆地域での見守り

    思いやり・支え合いバッジ

    の導入 

    など

    ②防災について

    民生委員・児童委員の取

    り組み

    ◆議員の取り組み

    活動で災害時要援護者に関

    しても取り組んでいるが、

    議会として、どのようなバ

    ックアップができるのか。

    民民生委員だけが活動して

    いるのではなく、みんなで

    助け合うまちづくりにして

    いきたい。

    議市も取り組みを進めてい

    るが、なかなか全市的な取

    り組みになっていかない。

    民平成29年度に災害時要援

    護者名簿の作成を開始し、

    今年は新規登録者が571

    人。その新規登録者を民生

    委員が訪問し名簿を作成し

    ていくことになるが、民生

    委員が一人で訪問している

    ところは大変である。

    民登録者が増えていくと難

    しい。地域の協力が必要。

    議会も応援してほしい。

    意見交換会参加者

    民民生委員 

    議議員

  • 4宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    幼稚園施設整備事業など 8億 9千万円余を増額

    ■平成30年度宝塚市一般会計補正予算(第 2号)

    概要 平成30年度一般会計の歳さ い

    入にゅう

    歳さ い

    出しゅつ

    予算の総額にそれぞれ 8 億9,010万円を増額し、補

    正せ い

    後の総額を787億4,186万 4 千円とするものです。

    主な審議内容 市し

    税ぜ い

    還か ん

    付ぷ

    金き ん

    及び還か ん

    付ぷ

    加か

    算さ ん

    金き ん

    が見込みより増えた原因、市立幼稚園へのエアコン設置、学

    が っ

    校こ う

    給きゅう

    食しょく

    費ひ

    の残額が積み立てられている学校給食費調ちょう

    整せ い

    基き

    金き ん

    、市営住宅指

    定て い

    管か ん り り ょ う

    理料が大幅に減額された理由、都と

    市し

    計け い

    画か く

    道ど う

    路ろ

    尼あまが

    崎さ き

    宝たから

    塚づ か

    線せ ん

    及び競け い

    馬ば

    場じょう

    高た か

    丸ま る

    線せ ん

    の進し ん

    捗ちょく

    状じょう

    況きょう

    などについての質疑がありました。

    宝塚市教育委員会委員の任命に同意

    概要 望も ち

    月づ き

    昭あきら

    氏を宝塚市教きょう

    育い く

    委い

    員い ん

    会か い

    委い

    員い ん

    に任に ん

    命め い

    しようとするものです。

    主な審議内容 今回の教育委員任命についての経緯や教育委員任命の考え方などについての質疑があり、賛

    さ ん

    成せ い

    多た

    数す う

    で同ど う

    意い

    しました。

    またこの任命については 9 月30日に任に ん

    期き

    が終わるため、後日、10月 1 日から引き続き 4 年間同氏を教育委員に任命する議案に全

    ぜ ん

    員い ん

    一い っ

    致ち

    で同意しています。

    9 月定例会では、市長から提出された議案や、市民の皆さまから提出された請願など計50件について審議しました。ここでは、主な議案審議の概要を報告します。

    なお、提出された議案のうち平成29年度宝塚市一般会計及び各特別会計の決算認定については、慎重審議を行うため、決算特別委員会を設置し、閉会中の継続審査としましたので、次号( 2 月 1 日発行)で報告します。

    9月定例会の議案審議から9月定例会の議案審議から

    全員一致

    可決

    賛成多数

    同意

    ◆本会議での各議員の賛否(賛成=○、反対=×)  ※議長は表決に加わりません。

    会 派 名 たからづか真政会公明党議員団

    日本共産党宝塚市会議員団

    安全で誇れる宝塚をつくる会

    市民ネット宝塚

    ともに生きる市民の会

    無所属

    議員名

    案件名・結果

    伊福 

    義治

    浅谷 

    亜紀

    大川 

    裕之

    たけした正彦

    冨川晃太郎

    江原 

    和明

    中野  

    藤岡 

    和枝

    三宅 

    浩二

    となき正勝

    田中 

    こう

    たぶち静子

    みとみ稔之

    北山 

    照昭

    細川 

    知子

    若江まさし

    寺本 

    早苗

    石倉加代子

    北野 

    聡子

    井上  

    大島淡紅子

    梶川みさお

    岩佐まさし

    議案第101号  宝塚市教育委員会委員の任命につき 同意を求めることについて

    同意(賛成多数)×○○○○××××○○○○棄権

    棄権棄権×○

    ※議長○○○○

  • 5 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    公営企業会計決算を認定

    ■平成29年度水道、下水道、病院事業会計決算

    決算の概要いずれも地

    方ほ う

    公こ う

    営え い

    企き

    業ぎょう

    法ほ う

    第30条第 4 項の規定により、議会の認定に付するものです。水 道 下水道 病 院

    収益的収支

    収入 47億3,428万3,075円 47億1,334万7,338円 115億1,489万835円支出 45億7,218万5,727円 41億6,362万7,338円 116億9,662万84円差引 1 億6,209万7,348円 5 億4,972万円 △ 1 億8,172万9,249円

    収支 (純利益)3,641万4,983円(純利益)

    5億4,140万3,689円(純損失)

    △ 1 億8,569万1,333円

    資本的収支

    収入 30億1,142万4,683円14億2,435万1,990円

    15億4,317万6,585円※     △ 250万円

    支出 40億8,242万5,939円 34億8,371万6,903円 25億2,818万8,639円差引 △ 10億7,100万1,256円 △ 20億6,186万4,913円 △ 9 億8,501万2,054円

    ※翌年度へ繰り越される支出の財源に充当する額収支不足は、損益勘定留保資金並びに消費税及び地方消費税資本的収支調整額等で補てん

    水道決算 の主な審議内容 委員会では、健康被害の問題が指摘されている鉛なまり

    製せ い

    給きゅう

    水す い

    管か ん

    の今後の更新の取り組み、基き

    幹か ん

    管か ん

    路ろ

    の耐震化計画の上じょう

    方ほ う

    修正の可能性、収入における特別利益及び純利益の減少理由、経営健全化に向けた取組効果額が昨年策定した宝塚市水道事業経

    け い

    営え い

    戦せ ん

    略りゃく

    から下し た

    振ぶ

    れしている原因、企業債の繰く り

    上あ げ

    償しょう

    還か ん

    についての検討、小

    浜は ま

    ・惣そ う

    川か わ

    浄じょう

    水す い

    場じょう

    夜間等運転管理業務委託の予定、経営健全化に向けた取組効果額の目標達成のための考え、深

    ふ か

    谷た に

    貯ち ょ

    水す い

    池ち

    の土地利活用などについての質疑がありました。

    下水道決算 の主な審議内容 委員会では、収益における雨う

    水す い

    処し ょ

    理り

    負担金、他会計負担金及び他会計補助金の減少理由、経営健全化に向けた取組効果額の実績が 2 年間で32%にとどまっていることについての今後の見解、平成31年度に予定している民間委託の効果額の見込み、平成28年度に行った下水道使用料の値

    上あ

    げ改か い

    定て い

    による市民の声及び今後予定している使用料再さ い

    改か い

    定て い

    による市民への影響と周知などについての質疑がありました。

    病院決算 の主な審議内容 委員会では、「経営の改善について」を論点とし、審査が進められました。他会計借入金とそれに対する返済計画について、減収の一因である医師の大量退職の原因と対応策について、医師の確保策について、また、経営好転の鍵となる本年4月にオープンしたがんセンターの状況についてなどの質疑がありました。

    全員一致

    認定

    いずれも

    宝塚市のマンホールのふた

  • 6宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    市立中央公民館、市立東公民館、市立西公民館の指定管理者の指定

    概要 平成31年(2019年) 4 月 1 日から平成36年(2024年) 3 月31日までの間における 3 つの宝塚市立公民館の指定管理者として、アクティオ株式会社を指定しようとするので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。

    主な審議内容 他の公共施設や地域等との連携についての候補者からの提案、公民館と社会教育課との連携などについての質疑がありました。討論では、社会教育施設として教育委員会が管理運営していくことを目指してほしいとの反対討論がありました。

    市営住宅の指定管理者の指定

    概要 平成31年(2019年) 4 月 1 日から平成36年(2024年) 3 月31日までの間における宝塚市営住宅の指定管理者として、株式会社東急コミュニティーを指定しようとするので、地方自治法の規定により、議会の議決を求めるものです。

    主な審議内容 提案された入居者サービス向上のための新たな取り組みについて、平成19年の指定管理者制度導入後の人件費の縮

    しゅく

    減げ ん

    について、指定管理者の管理業務引き継ぎに当たっての市の役割についてなどの質疑がありました。討論では、本来、市営住宅の運営は第

    だ い

    一い ち

    義ぎ

    的て き

    には市が直営で担うべきだと考えており、指定管理者制度の導入そのものに賛同しかねるとの反対討論と、指定管理者が変わるたびに支障が出ており、市営住宅の管理業務は市が直営で責任を持って実施すべき福祉的なサービスだと考えるとの反対討論がありました。

    賛成多数

    可決

    賛成多数

    可決

    ◆本会議での各議員の賛否(賛成=○、反対=×)  ※議長は表決に加わりません。

    会 派 名 たからづか真政会公明党議員団

    日本共産党宝塚市会議員団

    安全で誇れる宝塚をつくる会

    市民ネット宝塚

    ともに生きる市民の会

    無所属

    議員名

    案件名・結果

    伊福 

    義治

    浅谷 

    亜紀

    大川 

    裕之

    たけした正彦

    冨川晃太郎

    江原 

    和明

    中野  

    藤岡 

    和枝

    三宅 

    浩二

    となき正勝

    田中 

    こう

    たぶち静子

    みとみ稔之

    北山 

    照昭

    細川 

    知子

    若江まさし

    寺本 

    早苗

    石倉加代子

    北野 

    聡子

    井上  

    大島淡紅子

    梶川みさお

    岩佐まさし

    公の施設(宝塚市立中央公民館、宝塚市立東公民館及び宝塚市立西公民館)の指定管理者の指定について

    可決(賛成多数)○○○○○○○○○××××○○○○○

    ※議長×××○

    ◆本会議での各議員の賛否(賛成=○、反対=×)  ※議長は表決に加わりません。

    会 派 名 たからづか真政会公明党議員団

    日本共産党宝塚市会議員団

    安全で誇れる宝塚をつくる会

    市民ネット宝塚

    ともに生きる市民の会

    無所属

    議員名

    案件名・結果

    伊福 

    義治

    浅谷 

    亜紀

    大川 

    裕之

    たけした正彦

    冨川晃太郎

    江原 

    和明

    中野  

    藤岡 

    和枝

    三宅 

    浩二

    となき正勝

    田中 

    こう

    たぶち静子

    みとみ稔之

    北山 

    照昭

    細川 

    知子

    若江まさし

    寺本 

    早苗

    石倉加代子

    北野 

    聡子

    井上  

    大島淡紅子

    梶川みさお

    岩佐まさし

    公の施設(宝塚市営住宅)の指定管理者の指定について可決(賛成多数)○○○○○○○○○××××○○○○○

    ※議長×××○

  • 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 7

    請  願

     

    9月定例会では、次の請

    願が提出され、文教生活常

    任委員会で慎重審査のうえ、

    本会議で採択されました。

    請願の概要は次のとおり

    です。

    教育条件整備のための請願

    (概要)

    請願の趣旨

    宝塚市では、「宝塚市教

    育推進プロジェクト」を中

    心に、「いじめ」「不登校」

    「学級崩壊」などの解決に

    取り組んでいるが、そのほ

    かに様々な課題もある。こ

    れらの教育課題克服のため

    には、教育予算のいっそう

    の充実と制度の拡充が必要

    であるとして、教育予算の

    充実と保護者負担の軽減等、

    5つの請願項目について早

    期実現を求めるもの。

    (審査の概要)

    主な質疑として、人的支

    援の拡充について、中学生

    の卒業後の進路について、

    障がい児教育の充実につい

    てなどがありました。

    採決の結果、全員一致で

    採択されました。

    その他の賛否が分かれた議案等(各会派・各議員の賛否 賛成=○ 反対=×)

    会 派 名 たからづか真政会 公明党議員団 日本共産党宝塚市会議員団安全で誇れる

    宝塚をつくる会市民ネット

    宝塚ともに生きる

    市民の会無所属

    議員名

    案件名・結果

    伊福 

    義治

    浅谷 

    亜紀

    大川 

    裕之

    たけした正彦

    冨川晃太郎

    江原 

    和明

    中野  

    藤岡 

    和枝

    三宅 

    浩二

    となき正勝

    田中 

    こう

    たぶち静子

    みとみ稔之

    北山 

    照昭

    細川 

    知子

    若江まさし

    寺本 

    早苗

    石倉加代子

    北野 

    聡子

    井上  

    大島淡紅子

    梶川みさお

    岩佐まさし

    宝塚市立健康センター条例の一部を改正する条例の制定について

    可決(賛成多数)○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × ○ ○ ○ ○ ○

    ※議長

    ○ ○ ○ ○

    ※�(議長の裁決について)過半数議決の場合、議員には賛成・反対の表決権がありますが、議長には表決権がありません。ただし、表決において賛成・反対が同数つまり「可否同数」になった場合、議長には可決か否決かを決定する裁決権が認められています。

    意 見 書 名 送 付 先

    学校施設や通学路におけるブロック塀等の安全性確保を求める意見書

    内閣総理大臣、総務大臣文部科学大臣、国土交通大臣

    児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書

    内閣総理大臣、総務大臣文部科学大臣、厚生労働大臣国家公安委員会委員長

    水道施設の戦略的な老朽化対策を求める意見書

    内閣総理大臣、厚生労働大臣国土交通大臣

      9 月定例会では 3 件の意見書案を全員一致で可決し、関係機関へ送付しました。

    意見書

    その他の賛否が全員一致した議案等平成30年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第1号)

    可 決

    平成30年度宝塚市特別会計農業共済事業費補正予算(第1号)平成30年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第1号)平成30年度宝塚市特別会計宝塚市営霊園事業費補正予算(第1号)宝塚市自転車の安全利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について宝塚市土地改良事業分担金徴収条例の全部を改正する条例の制定について宝塚市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について宝塚市建築事務及び住宅事務手数料条例の一部を改正する条例の制定について財産(救急自動車)の取得について訴えの提起について公の施設(宝塚市立スポーツセンター及び宝塚市立末広体育館)の指定管理者の指定について公の施設(宝塚市立高司グラウンド)の指定管理者の指定について公の施設(宝塚市立売布北グラウンド)の指定管理者の指定について公の施設(宝塚市公益施設)の指定管理者の指定について公の施設(宝塚市立文化施設及び宝塚市立宝塚文化創造館(宝塚音楽学校旧校舎))の指定管理者の指定について市道路線の認定について(2件)宝塚市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて 同 意人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて 適 任

    その他結果

    ①宝塚市議会基本条例の遵守を求める陳情は、議会運営委員会で審査し、採択されました。②崖崩れ箇所等の安全対策を求める陳情は、産業建設常任委員会で審査し、採択されました。

  • 8宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    一 般 質 問

    一般質問とは、各議員が市政全

    般のさまざまな課題を積極的に取

    り上げ、それぞれの観点から、市

    の考え方や、取組姿勢、今後の方

    向性などを問いただすものです。

    9月定例会では、21名の議員が

    一般質問を行いました。

    全てをご紹介することはできま

    せんが、その要旨を掲載します。

    【学校評価】

    問 

    保護者、児童・生徒

    に対する自己評価アンケー

    トに対する市の見解は。

    答 

    評価に当たりアンケ

    ート結果は重要であり、設

    問の厳選と分かりやすく答

    えやすい工夫が必要。

    問 

    開始から10年になる

    が進んでいない。内部での

    確実な研究体制の整備を。

    答 

    実効性を持たせるた

    めの体制整備を検討したい。

    意見 

    意見をしっかり酌

    み取り、社会全体でよりよ

    い学校の創造を。

    【コミュニティ・スクール】

    問 

    宝塚型と文科省型と

    の違いは。

    答 

    文科省型は学校運営

    協議会に学校運営の基本方

    針の承認権等の役割がある

    が、まずは役割を緩和した

    宝塚型をモデル導入した後、

    移行について検討したい。

    問 

    学校と地域は双方向

    で、地域が学校を支えるだ

    けではない。地域に向け発

    信するため、学校施設を地

    域に開く必要があるのでは。

    答 

    できるだけ積極的に

    地域に開いた活用をしたい。

    【市民が健康で安心して暮

    らせる相談体制とは】

    問 

    市営住宅の指定管理

    者が実施する、24時間健康

    医療相談窓口の詳細は。

    答 

    看護師等が24時間フ

    リーダイヤルで健康や医療

    等の相談に対応するもの。

    意見 

    認知症、子育て、

    介護疲れ等の対応にもなる。

    研究し、全市的な導入を。

    学校を地域の核に

    たからづか真政会 

    浅谷 

    亜紀

    【カラーユニバーサルデザ

    インの必要性】

    問 

    色の見え方に特性が

    あり不便さを感じている人

    は少なくない。市の発行物

    等では配慮しているか。ま

    た少しの知識があれば効果

    が強まる。職員への啓発は。

    答 

    見やすさ等創意工夫

    しており、正しい知識を持

    ち配慮を行うため職員研修

    等の機会に取り上げていく。

    問 

    色が識別しやすい色

    覚チョークを使っているか。

    答 

    一部の学校では使用。

    意見 

    子どもたち全体に

    もよく見える。ぜひ使用を。

    【中学校での校則の必要性

    の理由と現状】

    問 

    校則違反時の指導は。

    答 

    校則の必要性を繰り

    返し説明し、生徒自身に考

    えさせる指導をしている。

    問 

    通学かばんが重過ぎ

    ると問題だが本市の指導は。

    答 

    生徒自らが必要性を

    考え教科書等を学校に置く

    判断をする指導をしている。

    意見 

    大人が決めた校則

    は同調圧力になりかねず、

    心身を統治する人材育成は

    人を思考停止状態にする。

    【里親制度で家庭的環境を】

    問 

    市での委託の現状は。

    答 

    13組23人が里親登録、

    6組9人が養育されている。

    市独自で里親を対象にショ

    ートステイの受け皿として

    の登録もお願いしている。

    意見 

    季節里親や週末里

    親、生活費や教育費等の支

    給もあり同性カップルも可

    能。それを市がぜひ周知を。

    全ての人の色彩環境整備を

    ともに生きる市民の会 

    大島淡紅子

    【月見山及び長寿ガ丘地域

    における豪雨災害への対応】

    問 

    地域の避難場所につ

    いて、基本的な考え方は。

    答 

    最寄りの避難所とし

    て宝塚第一小学校を開設し

    た。同校は台風などのとき

    にあらかじめ開設する自主

    避難場所でもあるので、風

    雨が激しくなる前に開設す

    ることを周知したい。また、

    自治会などによる届出避難

    所制度の普及にも努める。

    問 

    災害時要援護者の支

    援体制は構築されているか。

    答 

    現在、同地域を含む

    第2地区では、12の避難支

    援組織が活動している。

    問 

    光ガ丘中学校までの

    塩谷川沿いの通学路が土砂

    災害警戒区域だが、生徒に

    対する安全対策は。

    答 

    上流で大雨が降った

    ときに通学路が危険箇所と

    なることや危険回避につい

    ては、日常的に周知してい

    る。状況により、学校によ

    る安全確認や見守り、通学

    路の変更も考えられる。

    【地球温暖化対策】

    問 

    本市の課題と今後の

    取り組みは。

    答 

    課題として、エネル

    ギー消費量の減少の鈍化や、

    電力における排出係数の増

    加による温室効果ガスの排

    出量の増加が挙げられる。

    今後、市の実践が市民の模

    範となるよう取り組むとと

    もに、市民への啓発に加え、

    事業者との協力や働きかけ

    を強化するなど、全市的な

    取り組みに広げていきたい。

    温暖化時代の豪雨災害対応

    日本共産党

    宝塚市会議員団 

    みとみ稔之

  • 9 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    【市立病院がんセンター】

    問 

    西日本で初めてトモ

    セラピーを導入した本市放

    射線治療センターの現状は。

    答 

    8月末現在で69名の

    新規患者が受診し、総照射

    件数は1502件。院外か

    らも多くの患者が訪れる。

    非常勤専門医2名で対応し

    てきたが、10月に常勤の放

    射線治療医師1名を採用予

    定。今後も体制を充実させ、

    安全な治療の提供に努める。

    問 

    化学療法は心筋梗塞

    や脳卒中等の循環器病のリ

    スクを高めるが、どうか。

    答 

    薬物治療で心機能に

    影響を受けやすい患者には、

    事前に心電図、心機能検査

    等を受けてもらい、安全性

    を確認後、治療を開始する。

    問 

    地域の調剤薬局との

    連携強化に努めていると聞

    くが、がん治療の連携で気

    をつけていることはあるか。

    答 

    多くの治療が注射薬

    と内服薬を併用しているが、

    調剤薬局ではお薬手帳で内

    服薬の処方しか確認できな

    い。このため、本年4月か

    ら注射薬の内容をシール化

    してお薬手帳に張りつけ、

    情報共有を進めている。

    意見 

    患者にとって画期

    的であり、安全度が高まる。

    【子どもたちの視力低下】

    問 

    視力の発達は就学前

    からと聞く。就学前の子ど

    もへの取り組みは。

    答 

    3歳児健診の中で視

    力検査や屈折検査を実施し、

    目に関する異常の早期発見

    や早期受診に努めている。

    お薬手帳で画期的な連携

    市民ネット宝塚 

    石倉加代子

    【災害に強いまちづくり】

    問 

    災害時、職員が参集

    する際に危険な場合がある。

    安全確保についての考えは。

    答 

    職員参集メールでは、

    危険性がある場合は自宅待

    機でも可能とし、身の安全

    を第一にという内容を載せ、

    職員が無理して参集しない

    ような連絡をしている。今

    後も早い段階で職員参集に

    努め、職員の安全に留意し

    必要な人員確保に努める。

    問 

    市立病院において、

    停電対策の日常的な取り組

    みが必要ではないか。

    答 

    院内で対応マニュア

    ルを作成し周知している。

    防災訓練等の際には、緊急

    用の赤いコンセントに切り

    替える内容も入れ、十分対

    応できる体制をつくりたい。

    【学校の施設整備】

    問 

    学校園を訪問したが、

    損傷や不具合が多く、ひど

    く老朽化している学校もあ

    った。本市の改善計画は。

    答 

    安全面等に大きな影

    響を及ぼすものを優先的に

    順次取り組んでいる。本年

    度は小浜小学校ほか6校2

    園で校舎全体の老朽改修工

    事を、安倉小学校ほか2校

    でトイレ改修工事を行った。

    【山本東の新設保育園】

    問 

    地域に根差した保育

    園になるため、近隣住民の

    声をどう受け止めるのか。

    答 

    最終判断は事業者と

    なるが、整備段階から近隣

    住民の意見や要望を聞き、

    課題解決のために努力をす

    るよう引き続き働きかける。

    命を守る行動のために

    日本共産党

    宝塚市会議員団 

    たぶち静子

    【障がい者差別解消のため

    の対応ガイドライン】

    問 

    事務事業の相談報告

    等、ガイドライン通りに運

    用されているのか。

    答 

    障害福祉課と、人材

    育成課に相談窓口を設置し、

    46件の相談があった。うち

    7件が行政に対する事案で、

    適時改善を図っている。担

    当課で解決したケースの報

    告はない。

    意見 

    障がいのある人へ

    の差別にならないよう条例

    等の文章の見直しを。

    【居宅介護】

    問 

    平成29年に支給基準

    の見直しの通知をしている

    がどういった内容なのか。

    答 

    事業所が利用者への

    説明時に活用できるように、

    厚生労働省の支給基準等を

    改めて説明したもの。

    問 

    基準に従い、一律で

    支給量を決めていないか。

    答 

    ガイドラインは目安

    であり、個々の状況を踏ま

    え丁寧に対応する。

    【障がい者スポーツ】

    問 

    第4次障がい者施策

    長期推進計画には障がい者

    専用のスポーツ施設の整備

    を検討とあるが現状は。

    答 

    財政状況が厳しく、

    直ちに整備というのは難し

    い。民間でスポーツ施設の

    建築予定があり、協議を進

    めていく。

    問 

    本市は近隣市と比べ

    て職員の配置人数や、予算

    が格段に少ない。充実させ

    る必要があるのでは。

    答 

    努力したい。

    障がい者施策の充実を

    ともに生きる市民の会 

    井上  

    【学校教育環境の充実を】

    問 

    校則はどうあるべき

    か、基本的な考えは。

    答 

    校則は学校の教育目

    的実現の過程において順守

    すべき規律であり、制定に

    は、個人を尊重し多様性へ

    の配慮が大切と考えている。

    意見 

    子どもの人権の観

    点からも校則の検証が必要。

    子どもや保護者の意見が反

    映できるルールづくりを。

    問 

    給食室では異物混入

    を防ぐため、猛暑の中、窓

    を閉め切って調理している。

    エアコン設置は大規模改修

    が必要で困難と理解するが、

    当面の暑さ対策としてスポ

    ットクーラーの早期設置を。

    答 

    予算も含め検討する。

    【通学路の安全対策】

    問 

    通学路に面した危険

    なブロック塀の軽量フェン

    ス化に現行補助金の活用を。

    答 

    先行すべきは危険な

    ブロック塀の撤去であり、

    軽量フェンスの補助は困難。

    【国民健康保険税引き下げ】

    問 

    平成29年度決算では

    13億円黒字の見込み。保険

    税の減額も課題だが、減免

    基準拡大の検討は。

    答 

    減免制度の周知も進

    み、件数・額とも増加。国

    民健康保険運営協議会の意

    見を聞きながら検討したい。

    意見 

    大阪府北部地震で

    一番被害を受けた高槻市は、

    市民の暮らしを思い、被災

    による減免基準を拡大した。

    本市も七十数軒被害があっ

    たが、市民を助けようとい

    う姿勢があるなら検討を。

    人権を尊重した校則づくりを

    日本共産党

    宝塚市会議員団 

    となき正勝

  • 10宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    一 般 質 問

    【小中学校のICT環境】

    問 

    小中学校の授業用の

    コンピューターの台数は。

    答 

    生徒と教員兼用で、

    小学校は各校2台、中学校

    は各校4台整備しているが、

    タブレットパソコンは整備

    していない。

    意見 

    文科省も3クラス

    に1クラス分程度整備が必

    要との方針を示している。

    本市の学校から巣立った子

    どもが、社会で活躍するた

    めの投資として整備を。

    【市立病院の経営改善に向

    けて】

    問 

    平成29年度決算では、

    資金不足率が12・3%。短

    期のキャッシュフローを示

    す数字が非常に悪い。どう

    改善するのか。

    答 

    主たる収入である医

    業収益増加のため、不足し

    ている診療科の医師の安定

    的確保と地域のクリニック

    からの紹介患者を増やすと

    ともに、費用の抑制等によ

    り経常損益を黒字化したい。

    問 

    本年4月に開設した

    がんセンターの状況は。

    答 

    放射線治療装置トモ

    セラピーの患者が当初予定

    より多く、今後常勤医師の

    確保を進め、現在より高額

    な診療報酬が得られる予定。

    【ツキノワグマの目撃情報】

    問 

    クマ等の野生動物に

    出会った場合の対応を、子

    どもをはじめ多くの市民に

    周知する必要があるのでは。

    答 

    分かりやすいパンフ

    レットを作り、関係施設に

    設置するなど検討したい。

    ICTで未来への投資を

    安全で誇れる

    宝塚をつくる会 

    若江まさし

    【市立スポーツセンターの

    テニスコート】

    問 

    12面中耐用年数超過

    が9面。テニス協会から市

    長に全面補修を求める要望

    書が出されるも、その後、

    コートのでこぼこで転倒し

    救急車で運ばれる事故も発

    生した。早急に全面補修を。

    答 

    可能な面からの補修

    を前向きに検討したい。

    【今夏の災害対応】

    問 

    職員の参集状況は。

    答 

    災害対策本部及び警

    戒本部含め合計4百人超。

    問 

    災害時の人件費と民

    間の水防業務委託費の予算

    を超える部分は予備費対応

    だが、今後毎年予想される

    災害に備え、予算の段階で

    予備費増額も必要では。

    答 

    執行状況を見極め、

    今後、対応を検討していく。

    【危険なブロック塀の撤去】

    問 

    民間住宅等の危険な

    ブロック塀撤去を助成する

    市もある。本市の対応は。

    答 

    道路に面したブロッ

    ク塀の撤去後に生け垣設置

    を助成する生垣等緑化推進

    助成金制度を活用する。

    問 

    まちの緑化や景観向

    上には良いが軽量フェンス

    等に対応する施策の検討は。

    答 

    まずは危険なブロッ

    ク塀の除却に対応するため、

    検討していきたい。

    【ソリオ宝塚の地下駐車場】

    問 

    周辺の活性化を図る

    ため社会実験で一カ月間で

    も1時間無料にできないか。

    答 

    運営者のソリオ宝塚

    都市開発㈱と協議していく。

    テニスコートの全面補修を

    公明党議員団 

    中野  

    【幼児教育・保育の無償化】

    問 

    実施により、行財政

    運営に与える影響は。

    答 

    国の制度設計で具体

    的提示がない内容もあり、

    影響は不透明。保育需要を

    含め慎重に検討し対応する。

    問 

    新たに負担する可能

    性のある一般財源の額は。

    答 

    市立幼稚園9千万円、

    同保育所1億4300万円。

    私立保育園は4500万円。

    意見 

    待機児童対策も含

    め、毎年数億円の負担増が

    予想される。今後も注視を。

    【公共施設マネジメント】

    問 

    事業費は一般財源ベ

    ースでどの程度必要か。

    答 

    17億3千万円を想定。

    意見 

    実施計画財源であ

    る25億円のうち事業費が3

    分の2を占め、今後も増加

    する可能性が高い。財源的

    な制約の範囲内で、戦略的

    に優先順位を定めた事業ス

    ケジュールを策定すべき。

    【財政見通し】

    問 

    今後の財政見通しに

    多大な影響を与える事業は。

    答 

    新ごみ処理施設の建

    設と土地開発公社の経営健

    全化であると考えている。

    問 

    新ごみ処理施設建設

    が遅れた場合の追加費用は。

    答 

    維持管理費は同様に

    必要だが、遅れれば現施設

    の故障リスクは高まる。

    意見 

    多大な影響を与え

    る事業は2つだけではない。

    事業費が明らかでなくとも

    リスクとして、時期、規模、

    最悪のシナリオ等を想定し、

    共有しておくべき。

    リスクを含めて財政見通しを

    たからづか真政会 

    大川 

    裕之

    【街路樹に対する市の認識

    と対応】

    問 

    道路標識や信号を隠

    さない高さ規制が必要では。

    答 

    法規制はないが、比

    較的成長が遅く樹高の低い

    樹種を選んで死角を減らし、

    さらにメンテナンス費を節

    減する検討も必要と考える。

    問 

    電柱や電線を飲み込

    む街路樹の強風・地震等災

    害時の危険への対応は。

    答 

    電力事業者が日常巡

    回、防護管設置、枝払い等

    を行い、市は全街路樹を年

    1回点検し、剪定等を実施。

    意見 

    目視点検だけでな

    く、中の空洞を確認する街

    路樹診断も検討を。

    【道路沿いの草木の問題】

    問 

    建物や道路の入り口

    など際まで植えられた草木

    が育ちすぎて死角ができる。

    見通し確保など市の対応は。

    答 

    年3回の剪定が基本。

    必要に応じ樹高を低くし、

    通学路では撤去する等状況

    に応じ安全対策をしている。

    問 

    入り口だけでも草木

    の代替物にすれば死角も剪

    定費用も発生しないのでは。

    答 

    緑化施策も大事にし

    つつ臨機応変に対応したい。

    【市営住宅使用料の未納】

    問 

    使用料未納の現状は。

    答 

    未納額は昨年度末時

    点で合計約1億2千万円。

    問 

    生活が厳しくても支

    払っている人も多い。公平

    性を確保した対応を。

    答 

    生活事情も考慮しな

    がら、不誠実な場合は法的

    措置も辞さず対応していく。

    安全・安心なまちの街路樹

    たからづか真政会 

    たけした正彦

  • 11 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    【税収アップに向けて】

    問 

    地域事業者と連携し、

    民間パワーを最大限に活用

    する必要があるが、開館ま

    で1年余りの文化芸術セン

    ター及び庭園が認識されて

    いない。まさに今、市が周

    辺事業者を直接訪問し、カ

    ラー写真等で概要をしっか

    り伝えるべきだと思うが。

    答 

    連携では事前説明が

    大事。精力的にやっていく。

    問 

    前市長の収賄事件後、

    現市長の市政開始から10年。

    地域事業者と市の新たな協

    力体制を構築する時期では。

    答 

    現在、公契約条例を

    検討している。事業者との

    話し合いの場は持ちたい。

    問 

    優秀なベンチャー事

    業者は地元の宝。協働事業

    を具体的に進めるべきでは。

    答 

    事業成果を上げてい

    ける仕組みを今後検討する。

    【選挙啓発のあり方】

    問 

    世代間の投票率の差

    は大きく、昨年の宝塚市長

    選挙の投票者数では10代か

    ら30代が約1万2千人、60

    歳以上が約3万8千人と余

    りにもバランスが悪い。若

    者の投票意識を向上させる

    取り組みは。

    答 

    同世代の意見を知る

    ことが必要とし、現在、大

    学等に協力を求めている。

    【少子化対策と定住促進】

    問 

    結婚は少子化対策に

    最も有効。結婚が出生率向

    上に関連するデータもある

    が、市で少子化対策として

    婚活事業を実施できないか。

    答 

    市事業で実施は困難。

    民間パワーで税収アップを

    無所属 

    岩佐まさし

    【地域ごとのまちづくり計

    画の見直し】

    問 

    計画見直しで、まち

    づくり協議会が担う分野は。

    答 

    まちの将来像を住民

    自らが描き、共有し、目標

    を定めて具体的な取り組み

    をまとめていただく。

    問 

    計画自体が地域住民

    に知らされていない。市が

    リーダーシップをとって周

    知すべきと考えるが。

    答 

    いろいろな機会を通

    して、この計画の大切さを

    市民にPRしていきたい。

    問 

    計画見直しのために、

    20のまちづくり協議会に1

    人ずつ室長級職員を割り当

    てる方針だが、職員の負担

    と本来業務への影響を、ど

    のように考えているのか。

    答 

    休日等に出勤した時

    間を平日に振り替えること

    ができる。また、会議はお

    おむね月1回2時間程度と

    いうことになっている。

    意見 

    職員の健康に十分

    注意をして、大事な計画を

    しっかりと作ってほしい。

    【交通環境の改善】

    問 

    市役所前交差点の渋

    滞解消のため、末広中央公

    園の敷地を削って左折専用

    レーンを新設できないか。

    答 

    交通実態や渋滞の程

    度を調査し、課題抽出の上、

    解決策を検討していきたい。

    問 

    長尾小学校前交差点

    の改善についての状況は。

    答 

    来年度に車道を東側

    に拡幅して、右折ポケット

    を設置できるよう、関係機

    関と協議を進めていく。

    素晴らしいまちづくり計画を

    ともに生きる市民の会 

    梶川みさお

    【ぽい捨て・路上喫煙防止】

    問 

    たばこの煙やぽい捨

    てが目立つJR中山寺駅周

    辺に指定喫煙所が必要では。

    答 

    調査をし、重点地域

    指定の判断の後で考えたい。

    問 JR宝塚駅の手前に

    ある指定喫煙所の前を通っ

    て通学する子どもから、た

    ばこの煙やにおいが苦痛と

    の声がある。どう応えるか。

    答 

    通学時間帯の利用に

    ついて配慮を求める掲示を

    し、喫煙所の中に入って吸

    っていただく対策をした。

    意見 

    市条例に受動喫煙

    防止の視点がない。問題提

    起を機に施策化を。

    【多文化共生のまちづくり】

    問 

    増加する日本語学習

    支援のニーズへの対応は。

    答 

    実施中の日本語教室

    を継続し、できる限り希望

    に沿える方策を検討する。

    問 

    自然災害発生時の外

    国人への支援や対応は課題。

    本市の支援は十分なのか。

    答 

    安心メールは12カ国

    語に対応。登録の促進や外

    国語の地域版防災マップ作

    成を支援する。

    【旧安田邸の保存・利活用】

    問 

    市がまちづくりのた

    めにと頼んで寄贈を受けた

    文化的資産が、8年間修復

    されず朽ちようとしている。

    あまりにも無責任では。

    答 

    外観だけでも1億円

    かかり、市が単独で改修す

    るのは、財政的に困難。

    意見 

    ご親族も非常に無

    念な思い。行政にはまちの

    歴史文化を守る責任がある。

    子どもをたばこの煙から守る

    市民ネット宝塚 

    寺本 

    早苗

    【災害時の保育園・幼稚園】

    問 

    災害時の保護者への

    連絡体制は。

    答 

    市立幼稚園では本年

    10月より一斉メール配信シ

    ステムを導入することによ

    り、緊急連絡をスムーズに

    行えると考える。また、市

    立保育所でも現在導入の検

    討を始めている。

    意見 

    保護者にとっては

    必要な情報である。早急に

    予算を確保し、市立保育所

    にも一斉メールの導入を。

    【コミュニティ・スクール】

    問 

    導入の目的は。

    答 

    学校が抱える問題は

    複雑化しており、地域と連

    携・協働し学校運営をする

    ことで課題解決を目指す。

    問 

    保護者と地域住民が

    参加し、学校の運営を決め

    る学校運営協議会の役割と

    位置付けが曖昧。子どもた

    ちに最善の教育環境を整え

    るという目的を果たすため

    には、協議会に権限と責任

    を与えるべきでは。

    答 

    できるだけ早期に多

    くの小学校に導入を進め、

    運営状況を踏まえた上、権

    限移行の検討を進めたい。

    【SDGsの取り組み】

    問 

    国連サミットにおい

    て誰一人取り残さない社会

    を目指すSDGs(持続可

    能な開発目標)が採択され

    たが、本市の第6次総合計

    画に反映させるのか。

    答 

    大切な理念であり、

    総合計画の策定は、SDG

    sが掲げている17の目標を

    意識し取り組む。

    災害時の連絡体制の確立を

    公明党議員団 

    藤岡 

    和枝

  • 12宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    一 般 質 問

    【台風21号による停電時】

    問 

    地域分散型エネルギ

    ーシステムは役立ったか。

    答 

    本市には災害時の非

    常用電源として、固定資産

    税を5年間課税免除とした

    小規模事業用太陽光設備10

    基及び市民発電所設置モデ

    ル事業の設備が1基あるが、

    市内全域の一斉停電ではな

    く、復旧のめども立ったた

    め、使用には至らなかった。

    問 

    翌朝8時の時点で9

    400軒が停電だった。も

    う少し便利に使えないか。

    答 

    今回の教訓をもとに

    柔軟に使えるよう考えたい。

    【市立中山台コミュニティ

    センター】

    問 

    この地域は地区防災

    計画を策定し、同施設で予

    備避難所や応急救護所の設

    置を想定し、施設職員も交

    えた訓練をしてきた。市は

    その状況を認識しているか。

    答 

    指定管理者との意見

    交換で、昨年の訓練の取り

    組みや展開は認識している。

    【まちづくり計画の見直し】

    問 

    見直しを全く知らな

    い、誘われないという自治

    会があるが、周知方法は。

    答 

    広報誌、ホームペー

    ジ、まち協で周知している。

    問 

    見直しのガイドライ

    ンから「自治会」が消えた。

    都合の良い組織として扱わ

    れ始めたかとの声もあるが。

    答 

    自治会がまち協の中

    核と十分認識されたため表

    現がなくなったものと思う。

    意見 

    本当に中核なら、

    市から自治会に説明すべき。

    非常用電源設備の有効活用を

    安全で誇れる

    宝塚をつくる会 

    細川 

    知子

    【大堀川の災害対策工事】

    問 

    県による下流部分の

    改修工事の遅れにより、集

    中豪雨のたびに向月町及び

    鶴の荘地区が危険にさらさ

    れている。早期の推進を。

    答 

    県は尼宝線との合流

    点から下流部分の整備につ

    いて今後5カ年での完成を

    目指している。市としては、

    浸水被害解消に向けて、尼

    宝雨水幹線吐口下流部の河

    床切り下げ整備も含め、早

    期の整備を要望していく。

    【土砂災害特別警戒区域に

    対する災害対策】

    問 

    土砂災害特別警戒区

    域としての指定に対する市

    の災害対策は。

    答 

    危険の周知、警戒避

    難体制、一定の開発行為の

    制限などのソフト対策を推

    進する一方で、土砂災害に

    より、住民の生命や身体に

    著しい危害が生ずる恐れの

    ある市所有の斜面地につい

    ては、所有者としての安全

    対策を行う方針である。

    問 

    長尾台小学校及び中

    山台コミュニティセンター

    の災害対策工事は。

    答 

    斜面地が市有地であ

    るため、安全対策を重点に

    工法検討を行うための準備

    を進めているところである。

    問 

    長尾台小学校では、

    樹木が倒れかかり、側溝が

    埋まっているが、対応は。

    答 

    校舎やグラウンドに

    近接した危険な範囲の樹木

    は年内に伐採する。排水路

    については機能回復に向け

    て検討している。

    命と住まいを守るために

    安全で誇れる

    宝塚をつくる会 

    北山 

    照昭

    【犯罪や非行をした人を雇

    用し、立ち直りを助ける】

    問 

    第1回市町村再犯防

    止等推進会議に本市も参加

    している。再犯防止推進法

    施行に対する取り組みは。

    答 

    明石市等の先進市を

    参考に保護司会や更生保護

    に取り組まれている方の意

    見も聞き、今後検討したい。

    問 

    協力雇用主会が本市

    で設立されることに対して

    の協力支援の考えは。

    答 

    安定した雇用につな

    げることが再犯防止につな

    がる。今後、どのように協

    力できるか検討し対応する。

    【市立病院の経営健全化】

    問 

    医師の退職は、病院

    経営だけでなく市民に直接

    影響がある。医師がやめな

    い配慮はできているのか。

    答 

    医師のスキル向上の

    ため、臨床研究体制の整備

    や学会発表の支援、医局の

    執務環境の充実に配慮し、

    医師が働きやすい環境整備

    に努めるほか、大学との良

    好な関係を常に保っていく。

    問 

    地域医療調査研究の

    結果を踏まえた検討は。

    答 

    今年5月に病院経営

    改革の検討会を立ち上げた。

    市立病院と市長部局が連携

    し、議論していきたい。

    【口谷及び南ひばりガ丘周

    辺の大雨対策】

    問 

    今後の取組予定は。

    答 

    口谷地区の排水管敷

    設は2020年5月末完了

    予定。南ひばりガ丘地区の

    口谷1号雨水幹線改良は2

    020年度中完了を目指す。

    更生保護における就労支援

    たからづか真政会 

    冨川晃太郎

    【災害時の危機管理】

    問 

    7月5日の豪雨時、

    各市ホームページのトップ

    ページは災害情報が掲載さ

    れていたが、本市は通常通

    りであった。運用の状況は。

    答 

    従前は、協議の上ト

    ップページに災害情報を掲

    載していた。指摘を受け、

    今後は、災害対策本部設置

    時点で直ちに掲載していく。

    問 

    災害情報を一元化し、

    分かりやすく発信するべき。

    答 

    正確な情報を発信で

    きるよう一元管理していく。

    【宝塚観光花火大会の復活】

    問 

    宝塚サマーフェスタ

    での打ち上げ花火の評価は。

    答 

    大きな事故なく実施

    でき、喜ばれる演出であっ

    たと認識しているが、騒音

    や安全確保等課題もあった。

    問 

    復活に向けた検討は。

    答 

    課題を教訓に再開に

    向けできる限り努力したい。

    問 

    2020年には文化

    芸術センター等が完成する。

    宝塚駅近辺で、打ち上げに

    よらない花火大会の開催を。

    答 

    あの場所は観光文化

    の中心で経済効果も一番期

    待できる。継続を目指す思

    いは強く、種々問題はある

    が解決に向け努力したい。

    【文化芸術センター・庭園】

    問 

    税金を投入した成果

    を、市民にどう示すのか。

    答 

    経済波及効果も含め、

    総合的に評価していきたい。

    意見 

    市民は投資に見合

    う成果があるか疑問を持っ

    ている。意見交換会を再度

    開催し、理解を求めるべき。

    待ち望む花火大会の復活を

    たからづか真政会 

    伊福 

    義治

  • 13 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 

    【入札制度について】

    問 

    市営火葬場残骨処理

    委託の入札は、現状のまま

    1円入札を続けていくのか。

    答 

    国の動きを注視し、

    売却等を実施する他市の事

    例やそこに至った背景も調

    査する中で、どう市民感情

    に応えていくのか研究しな

    がら今後対応したい。

    問 

    災害応急対応工事に

    協力しているにもかかわら

    ず、競争入札に入れない市

    内業者への対応は。

    答 

    災害で協力いただい

    ている事業者に報いる施策

    が今後必要と認識している。

    市全体の問題として、どん

    な方策が可能か検討したい。

    【耐震診断と耐震改修工事】

    問 

    診断も改修もできる

    市内業者は5者のみ。市内

    業者での施工は補助が上乗

    せされるが、県内の業者も

    含めれば、よりスムーズに

    診断、改修できるのでは。

    答 

    耐震化を進めなけれ

    ば被害がさらに大きくなる。

    市民が利用しやすいシステ

    ムを今後検討したい。

    【窓口での待ち時間短縮】

    問 

    市役所窓口で対応の

    不備があった。市の対応は。

    答 

    まずはフロアマネジ

    ャーに声をかけてもらうよ

    う掲示をする。また、マネ

    ジャーの能力向上と拡充に

    努めるとともに、総合窓口

    の充実に関する調査検討会

    等で対応策を検討する。

    意見 

    市民にとって分か

    りやすい手続案内とワンス

    トップサービスの充実を。

    耐震改修を前向きに進めよ

    公明党議員団 

    江原 

    和明

    【熱中症対策】

    問 

    今年の夏は猛暑日が

    続き、熱中症での搬送者が

    過去最高となった。市民の

    命を守るためには適切な判

    断が必要となる。学校にお

    ける熱中症対策は。

    答 

    暑さ指数が「危険」

    の場合は運動を原則禁止。

    体育館用扇風機等の設置、

    部活動時間の短縮を実施。

    小学校での夏休み中の学習

    会等の中止を指示した。

    問 

    スポーツ活動におけ

    る対策は。

    答 

    小学校プール開放事

    業は中止し、体育施設利用

    者には注意喚起を通知した。

    スポーツ大会主催者に対し

    暑さ指数が「危険」の場合

    は活動中止もお願いした。

    問 

    中止の決断を大会運

    営側に任せず、市が判断す

    べきでは。

    答 

    市が主催や共催でイ

    ニシアチブを取れる大会は、

    市が主体的に判断していく。

    【市民の学校施設利用】

    問 

    運営方式が変わり、

    スポーツ21等が今まで利用

    していた教室が使えなくな

    ったが、これでよいのか。

    答 

    市の財政状況の悪化

    に伴い施設開放事業の変更

    を決定した。非常に心苦し

    いが利用者団体に理解して

    いただくしかない。

    意見 

    学校と地域が連携

    を進める中で、子どもたち

    の交流の場を奪うのはどう

    なのか。行財政改革一辺倒

    ではなく、市民の暮らしに

    寄り添う行政運営を。

    市民交流のための施設開放を

    日本共産党

    宝塚市会議員団 

    田中 

    こう

    市議会の本会議や委員会

    は一般に公開されており、

    どなたでも傍聴できます。

    議員の活動や市政の動向

    等を知る機会でもあります

    ので、ぜひ傍聴にお越しく

    ださい。

    ■12月定例会開催中

    ■傍聴の際の注意点

    騒いだり、示威的な行為

    をしない。

    ものを食べたり、飲んだ

    り、たばこをすったりし

    ない。

    写真撮影や録音などをし

    ない。(議長の許可があ

    れば可能)�

    など

    詳しくは、議場傍聴席入

    口に宝塚市議会傍聴規則を

    掲示していますので、そち

    らをご覧ください。(委員

    会の傍聴についても宝塚市

    議会傍聴規則を準用してい

    ます。)

    ■市議会議場

    本会議を傍聴したい場合

    は、市庁舎4階の議場傍聴

    席にお越しください。受付

    簿に住所、氏名(団体で傍

    聴される場合は、団体名、

    代表者の住所・氏名、人数)

    をご記入いただき、受付箱

    へ投函の上、傍聴席へお入

    りください。傍聴席は84席

    (内、車いす席2席、磁気

    ループ席26席)あり、介助

    犬の同伴も可能です。

    ■委員会室

    委員会を傍聴したい場合

    は、市庁舎3階の議会事務

    局が受付窓口です。受付簿

    に住所、氏名(団体で傍聴

    される場合は、団体名、代

    表者の住所・氏名、人数)、

    傍聴希望事項をご記入くだ

    さい。傍聴席は最後列の10

    席程度ですので、満席の場

    合は、音声情報のみを提供

    している別室にご案内する

    ことがあります。

    ■手話通訳・要約筆記

    手話通訳者や要約筆記者

    の介助を希望される場合は、

    「宝塚市(手話通訳者・要

    約筆記者)派遣申込書」を

    障害福祉課へFAXしてい

    ただくか、もしくは窓口へ

    お申し出ください。

    【障害福祉課】

    FAX0797-72-8086

    12月定例会を傍聴しませんか

    市議会議場

    第 1委員会室

    議場傍聴席

    12 月25日21日20日14日 13日 12日 11日 10日火 金 木 金 木 水 火 月本会議(予備日)

    本会議

    議会運営委員会

    本会議(一般質問予備日)

    本会議(一般質問)

    議会運営委員会

  • 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日 宝塚市議会報 第239号 平成30年(2018年)12月1日  1415

    8月22日、23日に茨城県

    取手市(とりで)市と福島

    県会津若松(あいづわかま

    つ)市を視察しました。

    8月22日 

    取手市

    議会改革の取り組み及び

    住民参加について行政視察

    を実施しました。

    取手市議会は平成24年1

    月に制定された議会改革に

    あたる議会基本条例の検証

    を行い、議会改革の第二ス

    テージに差し掛かっておら

    れます。その取り組みは多

    岐にわたり、数年間実施さ

    れていた議会報告会を「議

    員と語ろう現在と未来︱市

    民との意見交換会︱」と意

    見交換会に改正されていま

    す。また、女性議員による

    議会改革特別委員会を設け

    妊娠、出産、育児等と議会

    活動に関して女性の視点か

    ら条例や規則の改正、数々

    の意見書の提出等を実施さ

    れておられます。このほか、

    地元中学生に議会を知って

    もらう企画や「来て!見

    て!知って!取手市議会」

    と題した出前講座的なメニ

    ューも用意され住民参加を

    呼びかけておられます。

    いずれも議員と議会事務

    局との連携がなされており、

    大胆な改革とその検証に伴

    う修正といったPDCAサ

    イクルを垣間見る事ができ、

    私たちにとっても刺激の大

    きい視察となりました。

    (冨川)

    8月23日 

    会津若松市

    宝塚市議会よりも3年早

    い2008年に制定された

    議会基本条例の前文では、

    多様な市民の多様な意見を

    多様に代表できるという合

    議機関としての特性を最大

    限に生かし、市民の意見を

    大切にしながら議員同士が

    自由闊達な議論をたたかわ

    せ、市民本位の立場をもっ

    て政策を決定するという基

    本姿勢と、活発な議論を重

    んじる伝統と個々を尊重し

    あうという会津若松市議会

    の民主的な政治風土の下、

    不断の努力を重ね、市民の

    付託に応えていくという決

    意が示されています。

    市民との意見交換会を基

    本に、意見整理、問題発見、

    課題設定を行い、問題分析

    から政策立案へとつなげる

    「政策形成サイクル」が完

    成されています。また、予

    算決算委員会は議長を除く

    全議員が委員となり、4つ

    の分科会(第1分科会=総

    務常任委員会、第2分科会

    =文教厚生常任委員会、第

    3分科会=産業経済常任委

    員会、第4分科会=建設常

    任委員会)を設置し、予算・

    決算議案を分担します。

    これらの取り組みは、す

    べて「市民意見を起点」と

    いう立場が貫かれています。

    (田中)

    8月8日、9日に新潟県

    新潟(にいがた)市と見附

    (みつけ)市を視察しまし

    た。

    8月8日 

    新潟市

    上空から見えるそのまち

    は、美しい日本海に接して

    いて、平野が広がり、広大

    な農地、巨大な施設ありと、

    コンパクトであり、美しい

    まちでした。

    今回の新潟市の視察目的

    は①スポーツ振興施策につ

    いて②スポーツ振興におけ

    る官民連携について③スポ

    ーツコミッションの取り組

    みについて。以上3点です。

    新潟市では「スポーツに

    満ちた明るく豊かな新潟市

    の実現」を4つの項目に分

    けて目指し、①健康スポー

    ツ②競技スポーツ③みるス

    ポーツ④支えるスポーツを

    基本として「週1日以上ス

    ポーツをする市民の割合を

    65%に!」という具体的な

    目標を掲げています。平成

    23年度は32・6%、平成26

    年度は47・2%と、着実に

    成果を上げており、宝塚市

    のスポーツ振興計画も、具

    体性のある分かりやすいビ

    ジョンを掲げるべきだと感

    じました。�

    (岩佐)

    8月9日 

    見附市

    見附市では、健康福祉部

    門だけでなく、都市政策部

    門など、まちづくり全体を

    スマートウェルネスシティ

    の考え方で統一し、将来像

    として、スマートウェルネ

    スみつけを総合計画で掲げ

    ています。スマートウェル

    ネスシティとは、高齢化・

    人口減少が進んでも地域住

    民が「健幸(身体面の健康

    だけでなく生きがいを感じ、

    安心安全で豊かな生活を送

    れること)」で暮らせる「ま

    ち」という意味です。

    例えば、今より1千5百

    歩多く歩くことによって、

    一人当たり年間約3万5千

    円の医療費抑制効果がある

    とされています。見附市で

    は、普段の生活の中で自然

    と必要な運動量が満たされ

    るまちづくり、歩いて暮ら

    せるスマートウェルネスシ

    ティの構築を進め、その結

    果、一人当たりの後期高齢

    医療費が全国平均より約20

    万円低くなったそうです。

    ぜひ、宝塚市でも導入すべ

    きだと感じました。

    将来的には、「AI(人

    工知能)によるデータヘル

    スシステム」の開発を目指

    しており、保健指導の政策

    立案機能を強化し、市民の

    「健幸」をより推し進めて

    いこうとしています。

    宝塚市は、エイジフレン

    ドリーシティをうたってい

    ますが、各部署の連携もな

    く、見附市に比べると全く

    進んでいない事がよく理解

    できた視察でした。

    (伊福)

    8月9日、10日に東京都

    武蔵野(むさしの)市と群

    馬県高崎(たかさき)市を

    視察しました。

    8月9日 

    武蔵野市(新武

    蔵野クリーンセンター)

    まず、現地に到着しての

    感想ですが、外観からすで

    に「いわゆるクリーンセン

    ター」感はなく、芸術・文

    化施設のような非常に洗練

    されたデザインの建物でし

    た。中に入ると広くて明る

    い室内、また、ペッパー君

    が説明してくれたりと、今

    風な演出が来やすい雰囲気

    を作っていると感じました。

    施設設置までの経緯です

    が、これまで、市議会内で

    の特別委員会をはじめ、清

    掃対策委員会という市民委

    員会を発足。その後、クリ

    ーンセンター特別市民委員

    会、クリーンセンターまち

    づくり委員会とどんどん内

    容を煮詰めていき、その委

    員会の開催回数もさること

    ながら、市民の多くが参画

    した、まち全体での取り組

    みという部分が非常に特徴

    的でした。

    平成26年着工の新クリー

    ンセンターにおいても同様、

    市民参加型の委員会等を重

    ねてきた結果が、市民が集

    う生涯学習施設のような空

    間になったのではないかと

    思います。市民に理解を求

    めるのではなく、市民とと

    もに進めていくという点の

    必要性を改めて感じました。

    (たけした)

    8月10日 

    高崎市

    高崎市では空き家問題は

    地方都市の重要課題である

    との市長の認識のもと、関

    係各課による検討、現地調

    査などを経て、平成26年6

    月から市独自の空き家緊急

    総合対策事業を開始しまし

    た。制度の概要は、空き家

    の管理・解体・活用の3本

    柱で、7つのメニューを設

    けて総合的に手厚く助成し

    ています。開始初年度より

    当初予算として1億円を計

    上、必要に応じ、補正予算

    を組んでいます。担当者よ

    り、空き家の地域サロンへ

    の改修が地域コミュニティ

    の再生に貢献すること、改

    修工事の市内業者への発注

    が地域経済活性化につなが

    っていることなど事業の効

    果が語られました。

    午後は、高崎市美術館を

    現地視察しました。高崎市

    には、高崎市美術館のほか

    に、高崎市タワー美術館が

    あり、そこでは日本画を中

    心とした展示を、高崎市美

    術館では幅広いテーマ(視

    察当日は漫画家萩尾望都さ

    んのSF原画展が開催中)

    で展示を行い、両美術館の

    すみ分けを図っています。

    同市の「市民ニーズに応

    えるための行政の創意」は

    宝塚市政の充実のためにも

    大切な姿勢だと思います。

    (みとみ)

    8月8日、9日に佐賀県

    佐賀(さが)市と武雄(た

    けお)市を視察しました。

    8月8日 

    佐賀市

    AI(人工知能)の活用

    状況と庁舎大規模改修増築

    に関して視察しました。

    AIに関しては国民健康

    保険、後期高齢者医療保険、

    国民年金に関して佐賀市ホ

    ームページのAIチャット

    ボットにより簡単な質問に

    回答するシステムの実証実

    験が行われています。開始

    により職員のモチベーショ

    ンは上がっており、今後、

    取扱い範囲も増やしていく

    予定とのことです。働き方

    改革がうたわれる中、大き

    な可能性を感じました。

    また、昭和50年の建築で

    一部耐震基準に満たない庁

    舎の耐震補強と大規模改修

    と増築工事に関しては、コ

    スト削減を図りながらバリ

    アフリーや省エネ等に配慮

    した工事をされていました。

    苦労された点は、居ながら

    の工事で、全工期を通して

    ローリング計画を立て、振

    動、騒音、引っ越し等の調

    整であったとのことです。

    新設された危機管理セン

    ターは、危機に備える庁内

    あげての構えが伝わってく

    る臨場感があり、災害に備

    える意味で宝塚市にもぜひ

    必要であると改めて感じま

    した。�

    (冨川)

    8月9日 

    武雄市

    新庁舎の建築について

    旧庁舎の老朽化と新幹線

    開通により一部市役所用地

    が買収にかかったため、隣

    接する土地を購入して平成

    28年11月に着工、平成30年

    5月に開庁しました。

    新庁舎の特徴は、①木と

    緑の空間を増やす。②1階

    の熱い空気を上の階に上げ、

    冷房の効率化を図る。③来

    庁者に関係する職員を一カ

    所に集めワンストップ窓口

    サービスを実施。④29億円

    の工事を市内3業者による

    共同体(JV)に発注し、

    市内業者を育成した。⑤庁

    舎の一部を市民の交流広場

    として、休日も含め8時か

    ら21時まで開放。⑥緊張感

    をもって会議に臨むため、

    会議室をガラス張りにし、

    会議時間短縮を図る。⑦4

    階に市長・副市長室と総務、

    企画、防災担当等市の重要

    部署をまとめた。⑧同階に

    災害対策本部を置き、災害

    時危険箇所をモニターで確

    認する。⑨太陽光発電設備

    の設置と災害時72時間自家

    発電が可能なものとした。

    庁舎がガラス張りで夏場

    は熱くなるが、玄関前に日

    除�