Corporate Brand Book

三洋貿易は、1947年5月に創業し、2017年5月をもって創業70年を迎えることができました。

これはひとえに、三洋貿易の使命を深く理解し、価値を発揮してきた歴代社員の皆様の努力の賜物だと認識しています。

ご承知の通り、わが社の未来に対する経営指針VISION2020で設定した3つの指標は、前倒し達成することができました。これは皆様の努力のお陰で今後また一段階高いレベルに三洋貿易は脱皮しようとしています。

その中で、更なる飛躍を期すため、わが社の根源、つまり「経営理念」から見直しを図ろうと思い、理念再構築のプロジェクトを立ち上げました。

このブックはその有志によって構成されたプロジェクトメンバーの侃々諤々のディスカッションを通じてできた、大変価値のある成果物です。

何も、今までの理念を全て棄てたということではありません。わが社が70年間の歴史の中で築いてきた精神・姿勢を、今後の更なる発展に向けて「再構築」という形でまとめたものであります。中を見て頂ければ、今まで社内で大切にされてきたキーワード・言葉がちりばめられていることに気づくでしょう。

このブックで新たな理念に対する理解を深め、一人一人の行動が今までよりも高いレベルになることで新たな三洋貿易の礎が構築されていくことを願ってやみません。

ぜひこのブックは常に携帯し、事あるごとに反芻することをトップとして期待致します。

2018年10月1日

会長 増本正明

【ブランドブック作成の目的】これまでの成長とともに築いてきた三洋貿易の精神・姿勢を社員全員がこのブックを通じて深く理解することで、高いレベルでの遂行を実現する。

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最適解への挑戦～ Challenging ourselves for the BEST solution ～

以下の理念体系図は、三洋貿易の中で共通の価値観を示したものです。上位概念である「経営理念」から業務活動の指針である「行動指針」までブレイクダウンし、それをスローガンとして一つにまとめた言葉を定めることで、社員全員が三洋貿易の理念を「体現」できるようにしています。

経営理念Management

Mission

事業理念Solution

行動指針Credo

上位概念

下位概念

存在価値・存在意義

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事業理念・事業価値

スローガン（Slogan）

業務活動の指針

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経営理念（Management Mission）

堅実と進取の精神、自由闊達な社風のもと、柔軟かつ迅速に最適解を提供し、国際社会の永続的な発展と従業員の幸福を共創する。

事業理念（Solution）【産業資材事業部】社会に変革をもたらす先端技術を、機動力と知見、ジャスト・イン・タイムの体制を通じ顧客へ展開し、モビリティ分野を中心に社会の発展に寄与する。

【ゴム事業部】長きにわたって蓄積した信用と実績を基盤とし、パイオニア精神とタイムリーなサービスで世界のゴム産業発展に寄与する。

【化学品事業部】幅広い技術知識とニッチなスペシャルティ商材の取扱いで最適なソリューションを提供し､かつ積極的な資本投下を行うことで､ ファインケミカル分野の発展に寄与する｡

【機械・環境事業部】粉体加工、木質バイオマスの分野で海外の優れた技術と設備を発掘・提供し、食の安全と再生可能エネルギーの推進に寄与する。

【科学機器事業部】科学、医療、産業の発展に寄与する機器の提供を通じて、技術の進歩と人々の健康に貢献する。

行動指針（Credo）

誠実 法と規則を守り、誠実に行動する挑戦 発展性と創造性のある未来を目指す迅速 迅速・的確に決断し、実行する変革 時流を捉え変化を先取りする

上位概念

下位概念

スローガン（Slogan）

最適解への挑戦( Challenging ourselves for the BEST solution )

３

最適解への挑戦( Challenging ourselves for the BEST solution )

スローガンとは経営理念から始まる理念体系を一言で表した標語です。我々三洋貿易は複合型専門商社であり、様々な商品・技術の提供を通じた

社会の課題解決が使命です。その中で常に求められ、追求していくべきは「お客様にとっての最適解を

見つけること」。最適解を常に追求し続ける姿勢を原点に行動するのが三洋貿易の社員です。また、最適解を見つけることに常に「挑戦」しなければいけません。既存の知識・リソースに留まらず、新たな分野や技術まで柔軟に発想を広

げ、最適解を追求していくことが必要なのです。

４

堅実と進取の精神、自由闊達な社風のもと、柔軟かつ迅速に最適解を提供し、国際社会の永続的な発展と従業員の幸福を共創する。

理念とは三洋貿易の存在意義・使命、つまり、三洋貿易が何のために存在するのかということを示すものです。

三洋貿易のこれまでの歴史で重視されていたものは「堅実と進取の精神」であることは間違いありません。その精神はこれからもしっかりとわが社に根付かせていきたいと考えます。

堅実だけでなく、新たなものを常に追求する進取の精神。これは、それぞれの社員が取引先貢献に資する意見を持ち、時には階層に

関係なく激論を交わすことができるという、風通しのよさが基盤にあってはじめて発揮されます。この自由闊達な社風を大切にすることで、これからも三洋貿易は更なる発展を遂げることができると考えます。

この基盤の下、既存の知識・リソースに縛られることのない柔軟な発想と、激変する社会経済環境下において他をリードするスピードで、最適解を提供することを行動の方針とする必要があります。この行動こそが三洋貿易の成長の源になり得るものです。

そして、グローバルな視野で国境を越える事業展開を進め、国際社会の発展に貢献し、従業員の成長と幸福を「共創」することを究極的な目標とします。共創とは、わが社にかかわる全てのステークホルダーを巻き込みながら、価値を創造することです。三洋貿易は単独で成り立っているわけではありません。存在価値の発揮の陰には、常に周囲の支えがあることを認識しておくべきなのです。

５

社会に変革をもたらす先端技術を、機動力と知見、ジャスト・イン・タイムの体制を通じ顧客へ展開し、モビリティ分野を中心に社会の発展に寄与する。

長きにわたって蓄積した信用と実績を基盤とし、パイオニア精神とタイムリーなサービスで世界のゴム産業発展に寄与する。

幅広い技術知識とニッチなスペシャルティ商材の取扱いで最適なソリューションを提供し､ かつ積極的な資本投下を行うことで､ ファインケミカル分野の発展に寄与する｡

粉体加工、木質バイオマスの分野で海外の優れた技術と設備を発掘・提供し、食の安全と再生可能エネルギーの推進に寄与する。

科学、医療、産業の発展に寄与する機器の提供を通じて、技術の進歩と人々の健康に貢献する。

事業理念は経営理念を踏まえた上で、「わが社は事業を通してどのように社会貢献するのか」、その趣旨を定めたものです。

わが社は、長年にわたり多様な事業展開で成長してきた中で、現在は上記５つの事業を展開しています。小さな取引から始めたどの事業も、今では三洋貿易を支える大きな柱となっています。

これからも各事業部が理念を持って自発的に、前向きに事業を展開していってほしいと考えます。

各事業部の理念を踏まえ、その理念に沿った行動ができているかどうか普段から振り返りを行わなければなりません。

産業資材事業部

機械・環境事業部

ゴム事業部

化学品事業部

科学機器事業部

６

法と規則を守り、誠実に行動する

発展性と創造性のある未来を目指す

迅速・的確に決断し、実行する

時流を捉え変化を先取りする

行動指針とは、理念を体現するために必要な行動を定めたものです。これを指針として行動することが事業理念の体現を支え、そして三洋貿易の経営理念体現につながるのです。

一つ一つの指針は非常にシンプルなものですが、全て三洋貿易として今まで大事にしてきたこと・これから大事にしていきたいことです。

すでに実施していると驕らず、更なる高いレベルで実践するにはどうすればよいのか。そのことを常に考え続ける姿勢を持った社員こそが真の三洋貿易社員なのです。

誠実

挑戦

変革

迅速

７

Thank you for reading.For the next Sanyo Trading‥‥