２０１２．５　　　　　　　　　　　　　　　　NHO　Iwakuni　Clinical　Center

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はじめまして

　看護部長の岡田でございます。4 月 1 日付

で着任いたしました。どうぞ、よろしくお願

いいたします。

　私のふるさとは四国の徳島県です。徳島県

内の病院と看護学校で勤務した後に、香川県、

高知県、愛媛県、岡山県、広島県の順でそれ

ぞれの県にある国立病院機構の施設を経験し

ました。勤務地を第 2 のふるさとと考えるこ

とに決めて転勤していますので、6 つめのふ

るさとができたとワクワクしています。

　まずは岩国市を知り、地域の皆様の中に飛

び込んでいこうと思っています。

不安から覚悟へ・・・

　岩国医療センターには仕事の関係で何度か

来たことがあります。地域医療の支援病院と

して 3 次救急を担っていること、平成 25 年

3 月に新病院へ移転すること等、病院の概要

は理解していました。ですから、着任前は看

護部長として地域の皆様にご満足いただける

看護部運営ができるのだろうかと不安な毎日

を過ごしておりました。しかし、院長先生か

ら辞令を頂きました時に、不安が「岩国医療

センターの一員としてやるしかない。」とい

う覚悟に変わり、今に至っています。

「知的でやさしく、信頼される看護師」の　　　　　　　　　　　 育成を目指して

　私たち看護部は、本誌の表紙にお示しして

います病院の理念を具現化するために日々努

力しているのですが、地域の皆様にはご満足

いただいていますでしょうか。

　“近代看護の祖”と言われるナイチンゲール

は看護の特徴を振り返った結果、「対象に知

的な関心を注ぐ」「心のこもった人間的な関

心を注ぐ」「実践的、技術的な関心を注ぐ」

という 3 重の関心を明らかにしました。こ

の 3 重の関心を岩国医療センターの看護師

の日常に当てはめてみました。

　超急性期ともいえる岩国医療センターの

医療に携わる看護師たちですから、疾患や

治療に関する知識や看護技術については努

力の跡が伺えますし、日々研鑽を積んでい

ます。ただ「心のこもった人間的な関心」

については、さらに追求が必要だと考えま

す。

　この関心については、看護師個々の問題

だけではなく、看護師を取り巻く環境にも

問題があります。看護師が忙しさのあまり、

患者様にご迷惑をおかけしているとしたら、

その責任は私にあることを肝に銘じ、看護

師が ｢知的でやさしく、信頼される看護師 ｣

として成長していくことができるよう支援

したいと思います。

　そして、前看護部長と同じように地域社

会との密接な連携に努め、「患者様から選ば

れる病院」「地域の皆様に愛される病院」、

加えて「地域の皆様に信頼される病院」と

なれるよう、看護部を運営していきたいと

思います。

　皆様にはご指導ご鞭撻を賜りますよう、

お願い申し上げます。

看護部長 新任のご挨拶