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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
工期設定支援システムVer2.0公開版 の概要
1
主な改良・対応項目
2.変更設計対応
1.工程アシストAI機能の導入
3.地公体利用に向けた対応
・ 旧システムは、アシスト機能が弱く、手動による調整に時間を要していた ⇒ AIを搭載し、アシスト機能の強化を図る
・ 旧システムは、当初と変更の比較ができず、工程のズレ等の把握が困難であった ⇒ 変更設計用に対応し、バーチャート2段表示で比較可能に
・ 旧システムは、国土交通省の積算システムに対応したもので、 工期設定支援システムに読込むデータ仕様等が不明なため、 国土交通省以外の利用が困難であった ⇒ 工期設定支援システム利用に当たり、必要となるデータ仕様等を公開し、 国土交通省以外での本システム活用を促進
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
1.工程表アシストAI機能の導入
Ver1.0
平成29年4月配信
①工程計画情報csvに登録された 施工数量、マスタデータより取得した 日当り施工量を基に、 必要日数を算出し、工程表を作成
②過去に作成した工程表情報を基に、 工種間の接続を半自動で行う 工程表作成アシスト機能による調整
Ver2.0
教師データ 1,940工事
令和元年8月配信
工程計画情報csv
日当り作業量 マスタデータ 【工程表アシスト】機能
しかし、 ある特定の工程表情報だけでは アシスト機能としては弱く、 工程表が完成するまでに 多くの調整手間が必要であった
【工程表アシストAI】機能
AI AIを使って 過去の工程表(教師データ)から 今回工事に類似するものを検索、 抽出された 複数の工程表情報を基に 工種間の接続を行う
調整手間の軽減が期待される
・ 旧システムは、アシスト機能が弱く、手動による調整に時間を要していた ⇒ アシスト機能の強化
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
2.変更設計対応 ・ 旧システムは、変更設計に未対応 ⇒ 当初の工程データを編集する仕様で、変更設計に対応
当初計画
変更計画 (2段表示)
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
2.変更設計対応
①編集画面 上段:当初 下段:今回(変更データ) 変更データを登録する下段には、 初期値として当初データを表示。 初期値を編集し、 変更データを作成する。 変更データが当初データと異なる場合、 上段に当初データが赤で表示される ※変更がない場合は、非表示
上段:当初 下段:今回(変更データ)
②バーチャート
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
3.地公体利用に向けた対応
・ 工期設定支援システムで読み込む工程計画情報のCSVの仕様や、 日当り作業量算出に必要な情報が非公開のため、利用が進んでいない ⇒ 地公体利用に向けて、下記の取り組みを実施
① 工程計画情報csvの仕様公開 ② 日当り作業量マスタデータ(SekouNichi.mdb )の仕様公開 ③ 歩掛コード(WB)、施工パッケージコード(CB)と名称の対応表公開 ※被災地コードを含む ④ 新土木工事積算システムに対応した入力基準表の公開 ※土木工事標準積算基準書に記載の入力条件表と 新土木工事積算システムの入力条件と異なるものがあり、 その入力基準が異なる歩掛、施工パッケージの入力条件表の公開 ⑤ 工程計画情報csv(簡易版) ※国土交通省の基準書を適用しない場合の簡易版csv
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
3.地公体利用に向けた対応 ① 工程計画情報csvの仕様公開
【目的】 工程計画情報csvの仕様を公開することで、 新土木工事積算システム以外からcsvを作成することが可能に(地公体利用の積算システムが対応することで実現)
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
3.地公体利用に向けた対応 ① 工程計画情報csvの仕様公開
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3.地公体利用に向けた対応 ① 工程計画情報csvの仕様公開
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
3.地公体利用に向けた対応 ② 日当り作業量マスタデータ(SekouNichi.mdb)の 仕様公開
【目的】 SekouNichi.mdbは国土交通省土木工事積算基準の日当り作業量を適用しているが、 マスタデータの仕様を公開することで、工期設定支援システムに読込可能な日当り作業量マスタデータ(独自版)を 作成することが可能に
図.SekouNichi.mdbファイルのレイアウト
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3.地公体利用に向けた対応 ② 日当り作業量マスタデータ(SekouNichi.mdb)の 仕様公開
工期設定支援システムVer2.0公開版の概要
3.地公体利用に向けた対応 ③ 歩掛コード(WB)、施工パッケージコード(CB)と 名称の対応表公開 ※被災地コードを含む
【目的】 工程計画情報csvやSekouNichi.mdbの必要情報である歩掛コード、施工パッケージコードの公開、 また工期設定支援システムで対応している歩掛、施工パッケージが明確に ※一部サイクルタイム等で算出する歩掛などはシステム非対応
イメージ図.歩掛コード、施工パッケージコードの公開
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3.地公体利用に向けた対応 ④ 新土木工事積算システムに対応した 入力基準表の公開
土木工事標準積算基準書 新土積システムに対応した入力基準表
【目的】 新土木工事積算システム上の条件コードと 土木工事標準積算基準書の条件コードが 異なるものがあるため、新土積システムに対応した 入力条件表を公開し、SekouNichi.mdbより 日当り作業量を取得できるようにする
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3.地公体利用に向けた対応 ⑤ 工程計画情報csv(簡易版) ※国土交通省の基準書を適用しない場合の簡易版csv
新土木工事積算システムから出力した【工事工程データcsv】
SekouNichi.mdbから日当り作業量を取得するために必要な情報
【目的】 土木工事標準積算基準書の日当り作業量を 適用しない場合、歩掛・施工パッケージコードや 条件コードなどの情報は不要となる。 SekouNichi.mdbを使用しない場合の 工事工程データcsvの簡易版を用意。 (日当り作業量をcsvに直接登録)
SekouNichi.mdbを使用しない【工事工程データcsv(簡易版)】
日当り作業量をcsvに登録
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