s’s mana sind(スタイルs) 積算演算器1-2 im 01b04m01-02 1.1...
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User’sManual
IM 01B04M01-0214 版
SIND(スタイル S)積算演算器
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目次
第1章 はじめに1.1 外観のチェックと付属品の確認..............................................................................................................................1-21.2 本書の表記について.......................................................................................................................................................1-31.3 安全に使用するための注意事項..............................................................................................................................1-41.4 従来機種との互換性について...................................................................................................................................1-5
第 2章 概要2.1 標準仕様................................................................................................................................................................................2-22.2 形名および仕様コード..................................................................................................................................................2-32.3 付属品.....................................................................................................................................................................................2-4
第 3章 設置3.1 配線..........................................................................................................................................................................................3-23.2 SICD カウンタの接続.....................................................................................................................................................3-33.3 カウンタ ( 市販品 ) の接続..........................................................................................................................................3-4
3.3.1 駆動電源を外付けにする場合....................................................................................................................................... 3-43.3.2 トランジスタ入力の電子カウンタ............................................................................................................................. 3-5
第 4章 動作原理4.1 原理..........................................................................................................................................................................................4-1
第 5章 設定5.1 各部の名称...........................................................................................................................................................................5-25.2 設定ジャンパー.................................................................................................................................................................5-3
5.2.1 設定ジャンパーの確認と位置....................................................................................................................................... 5-35.3 パラメータ設定.................................................................................................................................................................5-4
5.3.1 パラメータの変更禁止機能............................................................................................................................................ 5-45.3.2 表示設定器を使用したパラメータ設定(SIND- □ 04)................................................................................. 5-45.3.3 ハンディターミナルを使用したパラメータ設定.............................................................................................. 5-85.3.4 VJ77 パラメータ設定ツールを使用したパラメータ設定.............................................................................. 5-8
5.4 パラメータ一覧.................................................................................................................................................................5-9
第 6章 保守6.1 試験器具................................................................................................................................................................................6-26.2 入出力の確認......................................................................................................................................................................6-3
6.2.1 配線.............................................................................................................................................................................................. 6-46.2.2 確認手順.................................................................................................................................................................................... 6-4
6.3 有寿命部品リスト............................................................................................................................................................6-5
第 7章 トラブル・シューティング7.1 異常時の動作......................................................................................................................................................................7-2
第 8章 電源接続端子形(付加仕様 /TB、/A2TB、/REK)8.1 各部の名称および電源端子記号..............................................................................................................................8-28.2 電源および接地配線.......................................................................................................................................................8-3
一般仕様書
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はじめに
本書は、SIND 積算演算器について説明しています。
●対象とする読者本書は、以下の仕事を担当されている方や実務経験者を対象としています。・ 据付けや配線などの工事を行なう工事施工関係者・ 計装や機能構築を行なうエンジニア・ 調節計の運転や監視を行なうオペレータ・ 保守や整備を行なう保守担当者
●関連する資料SIND 積算演算器の関連資料は以下のとおりです。必要に応じて参照してください。
マニュアル名 マニュアルNo. 内容ラック計器取付け IM 1B4F2-01 ラック計器の取付けや配線について解説しています。VJ77 パラメータ設定ツール IM 77J01J77-01 パラメータ設定ツールの操作について解説しています。JHT200 ハンディターミナル IM 77J50H01-01JA ハンディターミナルの操作について解説しています。
第 1章 はじめに
1-2 IM 01B04M01-02
1.1 外観のチェックと付属品の確認
本器は、工場において充分な検査を行って出荷されています。本器が、お手元へ届きましたら、外観チェックを行ない損傷のないことをご確認ください。なお、製品が入っていた梱包箱や梱包内装材は、万一製品が故障し修理のため当社サービスセンターに発送いただく時に必要となりますので大切に保管してください。
■ 形名・仕様コードの確認計器前面の端子台カバーに貼付されたネーム・プレートには、形名および仕様コードが記載されています。“2.2 形名および仕様コード” と本器のネーム・プレートに記載された製品形名を照合し、製品がご注文の仕様どおりであることをご確認ください。
F0101.ai
100-120VAC 50/60Hz
INTEGRATORSIND-104*S
XXXXXXXXX
1-5VDC
250mA
14.0VA
24-110VDC
100-120VAC 50/60Hz
INTEGRATORSIND-104*S
XXXXXXXXX
1-5VDC
250mA14.0VA
24-110VDC
図 1.1 外観とネーム・プレート ( 記載例 )
■ 梱包内容以下のものがそろっていることをご確認ください。万一、足りないものがあった場合や破損している場合は、すぐにお買い求めの当社営業所または代理店にご連絡ください。
・ SIND 本体. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 台・ 積算率ラベル( 部品番号:L4040JA). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 シート・ YS80 シリーズご使用上の注意. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 部
■ 電子マニュアル最新版ユーザーズマニュアルは、以下のURL からダウンロードして閲覧できます。アドビシステムズ社の AdobeAcrobatReader(最新版を推奨)が必要です。
http://www.yokogawa.co.jp/ns/ys/
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1.2 本書の表記について
本書では、製品を使用する場合に注意しなければならない事項を記載しています。
■ 本書で使用しているシンボルマーク本書では、以下のシンボルマークを使用しています。
注記“警告” を示しています。ソフトウェアやハードウェアを損傷したり、システムトラブルになる恐れがある場合に注意すべきことがらを記述してあります。“注意” を示しています。操作や機能を知る上で、注意すべきことがらを記述してあります。
Note“補足” を示しています。説明を補足するためのことがらを記述してあります。“参照” を示しています。参照すべき項目やページなどを記述してあります。
■ 製品の表示について本書に記載されている製品表示は、説明の都合上、強調や簡略化または一部省略していることがあります。
■ QR コードYOKOGAWA製品は、機器保全・機器管理業務にお役立ていただくために、製品にQRコードを順次添付して出荷します。QRコードによって、購入製品の機器仕様の確認や、取扱説明書の参照が可能です。詳細については次のURL をご参照ください。
https://www.yokogawa.co.jp/qr-codeQR コードは (株 ) デンソーウェーブの登録商標です。
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1.3 安全に使用するための注意事項
■ 本書に対する注意・ 本書は、最終ユーザーまでお届けいただきますようお願いいたします。・ 本製品の操作は、本書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。・ 本書は、本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり、お客様の特定目的に適合することを保証するものではありません。
・ 本書の一部または全部を、無断で転載、複製することは固くお断りします。・ 本書の内容については、将来予告なしに変更することがあります。・ 本書の内容について、ご不審な点や誤り、記載もれなどお気付きのことがありましたら、当社営業部またはお買い求めの代理店までご連絡ください。
■ 本製品の保護・安全および改造に関する注意本製品には、安全に関する以下のようなシンボルマークを使用しています。
注記“取扱注意” を示しています。製品においては、人体および機器を保護するために、取扱説明書を参照する必要がある場所に付いています。また、取扱説明書においては、感電事故など、取扱者の生命や身体に危険が及ぶ恐れがある場合に、その危険を避けるための注意事項を記述してあります。“保護接地端子” を示しています。機器を操作する前に必ずグランドと接続してください。“機能用接地端子” を示しています。機器を操作する前に必ずグランドと接地してください。“交流” を示しています。“直流” を示しています。
・ 当該製品および当該製品で制御するシステムの保護・安全のため、当該製品を取り扱う際は本書の安全に関する指示事項に従ってください。なお、これらの指示事項に反する扱いをされた場合には本製品の保護機能が損なわれる場合があり、当社は安全性を保証いたしません。
・ 本製品および本製品で制御するシステムに対する保護・安全回路を設置する場合は、当該製品外部に別途用意するようお願いいたします。
・ 当該製品のパラメータ変更中または調整中には、計器電源をOFF しないでください。・ 当該製品をシステムやプラントに設置する前には、必ず “5.4 パラメータ一覧” を参考に本製品のパラメータを確認してください。 確認後、システムやプラントに設置し電源投入してください。
・ 当該製品の部品や消耗品を交換する場合は、必ず当社の指定品を使用してください。・ 当該製品を原子力および放射線関連機器、鉄道施設、航空施設、医療機器などの人身に直接かかわる安全性を要求されるシステムに適用する場合には、当社営業窓口にご相談ください。
・ 当該製品を改造することは固くお断りします。
■ 本製品の免責・ 当社は、保証条項に定める場合を除き当該製品に関していかなる保証も行いません。・ 当該製品のご使用によりお客様または第三者が損害を被った場合、あるいは当社の予測できない当該製品の欠陥などのため、お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても当社は責任を負いかねますのでご了承ください。
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1.4 従来機種との互換性について
■ スタイル Aとの互換性・ 操作方法および機能設定方法が従来機種 ( スタイル A) と異なります。本製品の操作は、本書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。
・ 本製品をシステムやプラントに設置する前には、必ず「5.設定」を参考に設定ジャンパーおよび積算率設定値などのパラメータを確認してください。確認後、システムやプラントに設置し電源投入してください。
■ スタイル Rとの互換性・ 操作方法および機能設定方法が従来機種 ( スタイル R) と同じです。本製品の操作は、本書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。
・ 本製品をシステムやプラントに設置する前には、必ず「5.設定」を参考に設定ジャンパーおよび積算率設定値などのパラメータを確認してください。確認後、システムやプラントに設置し電源投入してください。
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概要
概要
SIND 積算演算器は、1~ 5VDC 入力信号を受信し、パルス信号を出力する積算演算器です。YS80 シリーズの SICD カウンタなどと組合せて流量などの積算が行えます。積算機能には、入力信号を直接積算する比例積算と開平演算した入力信号を積算する開平積算があります。本器のパラメータ設定は、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)* を使用します。なお、表示設定器付(SIND- □ 04)では、前面の表示設定器で入力表示と積算率、低入力カット点の表示設定が可能です。VJ77 パラメータ設定ツールを使用すると以下のことができます。・ パラメータの一括読み出し、一括書き込み・ 読み出したパラメータのファイル保存・ パラメータの他機器へのコピー ただし形名・仕様コード(スタイルコード Rと Sのみが対象)が同じであること。
*:接続には、モジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。横河電機製 BT200 ブレインターミナルを使用する場合は、5 ピンコネクタ形通信ケーブル(部品番号:E9182EE)とモジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。
F0201.ai
図 2.1 外観
第 2章 概要
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2.1 標準仕様
巻末の一般仕様書 (GS01B04M01-02)をご覧ください。
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概要
2.2 形名および仕様コード
形名 基本仕様コード 付加仕様コード 記事SIND 積算演算器開平演算機能 -1
-2無(比例積算)有(開平積算)(*1)
表示設定器 0004
無有
スタイルコード *S スタイル S共通オプション (*2) (*3) /NHR
/FBP/LOCK/WSW/REK/TB/A2TB
ラックケース別手配電源ヒューズバイパス特殊ロック機構付電源プラグスプリングワッシャ添付EK ラック計器と同列取付形状電源端子形220 V 系電源 ( 端子接続 )
*1: 開平積算機能「有」の場合、開平積算形として出荷されます。 この場合、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)で比例積算形に変更可。*2:/LOCK と /REK と /TB と /A2TB は同時に選択不可*3:/FBP と /A2TB は同時に選択不可
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2.3 付属品
積算率ラベル: 1 シート
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概要
本器の取付けと配線については、別冊の取扱説明書IM1B4F2-01「ラック計器の取付け」を参考にしてください。
第 3章 設置
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3.1 配線
(a)配線ケーブルの端末には、M4ねじ用丸形圧着端子を使用してください。(b)ラックケースから内器を引出します。(c)図 3.1 を参照して、各端子へ配線します。(d)配線後、ラックケースに内器を戻します。(e)配線後は、必ず端子台カバーを元に戻してください。
・ 接点は、正 /負の極性があります。極性を間違えないように注意してください。・ サージ・アブソーバ ( 保護ダイオード、CR回路など ) を負荷と並列に接続してください。・ 接点定格以上の負荷を接続しないでください。・ 端子台カバーは、内器がラックケースの正しい位置に入っていないと、元の位置に戻せません。また,内器の抜け防止のロックを兼ねていますので確実に戻してください。
端子配置図
KJHFD
CB
A
8765
4321
OUT
IN
図 3.1 端子配列と端子配線
端子記号
信号名称SICD カウンタ駆動パルス トランジスタ接点
A - SICD 駆動パルス -1(*1、3、4)
SICD 駆動パルス -2(*1、3、4)
+COM+
トランジスタ接点 -1(*2、3、4)トランジスタ接点 -2(*2、3、4)
BC -DF +HJK使用しない場合は、出力端子に接続しないでください。
*1:他の電磁カウンタ (24VDC、150mA以下 )も駆動可能です。*2:計算機などへのパルス発信信号または外部電源と組合せたカウ
ンタ駆動も可能です。*3: A端子と C端子を短絡すると、A・C端子と F端子間およびA・
C端子と B端子間にON時間が 60msのパルス信号が発生します。
*4: SICD以外のカウンタを使用する場合は、カウンタコイルと並列にサージ電圧防止用ダイオードを接続してください。
端子記号 信号名称
1 +入力(1 ~ 5VDC)2 -
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A
B
C
D
F
H
J K
パルス発信信号(計算機などへ接続)
SICDカウンタ
SIND積算演算器
+ -
- + 1 2
[配線例]
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3.2 SICD カウンタの接続
SICDカウンタは2台まで接続できます(図3.2参照)。入力パルス仕様がSICDと同じであれば、市販の電磁カウンタ(24VDC150mA以下)も、SICD と同様に接続できます。SICD 以外のカウンタを使用する場合には、カウンタコイルと並列にサージ電圧防止用ダイオードを接続してください。
F0302.ai
図 3.2 SICD カウンタの接続
パルスオン時間として60ms が必要な場合は、A端子と C端子を短絡することにより、A・C端子と F端子間(図 3.2 参照)または A・C端子と B端子間(図 3.4、図 3.5)にオン時間60ms パルス信号が発生します。A・C端子を短絡した場合は、パルス出力は 1出力となります。
F0303.ai
図 3.3 SIND のパルス出力
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3.3 カウンタ ( 市販品 ) の接続
外部電源と組合せて市販のカウンタを駆動することや計算機などにパルス信号を発信することもできます。
3.3.1 駆動電源を外付けにする場合〔接続可能カウンタの仕様〕印加電圧;30VDC 以下最小パルスON/ OFF 時間;各々 30ms(*) 以下
*:A 端子と C 端子を短絡すると、応答時間の長い (60ms 以下 ) カウンタも接続できます。
SICD 以外のカウンタを使用する場合には、カウンタコイルと並列にサージ電圧防止用ダイオードを接続してください。
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図 3.4 カウンタの接続
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3.3.2 トランジスタ入力の電子カウンタトランジスタ入力のオープンコレクタ接点を入力とする電子カウンタも接続できます。(図3.5 参照)接続台数、仕様は 3.3.1 と同一です。
F0305.ai
図 3.5 市販カウンタの接続
■推奨電線(1)信号配線用
導体公称断面積:0.5 ~ 1.25mm2
適合電線例:600V ビニル絶縁電線(IV)より線(JISC3307) 電気機器用ビニル絶縁電線(KIV)より線(JISC3316) 耐熱ビニル絶縁電線(ULStyle1007)
(2)電源配線用導体公称断面積:1.25 ~ 2.0mm2
適合電線例:600Vビニル絶縁電線(IV)より線(JISC3307)
3.3 カウンタ ( 市販品 ) の接続
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動作原理
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4.1 原理
入力信号は、入力処理回路を通り A/D 変換回路によりディジタルデータに変換されます。このディジタルデータは、マイコンで信号処理(開平演算、入力スケーリング、積算パルス演算など)された後、パルス出力回路で出力トランジスタをON/OFF します。
F0401.ai
パソコン(VJ77)
図 4.1 ハードウェアの機能ブロック図
F0402.aiパルス出力1 パルス出力2
図 4.2 ソフトウェアの機能ブロック図
図中のアルファベット記号は、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)で表示されるパラメータ名称です。
第 4章 動作原理
4-2 IM 01B04M01-02
入力信号は、A/D変換と信号補正を施され INPUT1 にデータ変換されます。その後、SIND-20 □形では入力信号に開平演算が施されます。低入力カット機能は、開平演算と比例演算(開平演算なし)の両方にあります。入力が低入力カット点(LOWCUT1)以下の時、この機能の出力は 0%になります。なお、ローカット点のヒステリシスは0.2% 入力相当です。
F0403.ai
図4.3 低入力カット機能
●スケーリング(SCH1、SCL1、DP1):入力演算処理を施した信号を表示設定器に工業量で表示するため、3個のパラメータを設定します。小数点位置(DP1):小数点位置。初期値:####.# で小数点以下が 1桁を示す。入力スケールL(SCL1):入力信号が 0%の時の表示値。初期値:0.0入力スケールH(SCH1):入力が 100%のときの表示値。初期値:100.0例えば、入力信号 1~ 5VDC を、0.00 ~ 30.00(kl/h)と表示するには、次のように設定します。DP1=###.##、SCH1=30.00、SCL1=0.00
逆スケーリング(SCH1 < SCL1)も可能です。SCH1=SCL1 と設定すると、設定エラーとなります。
●積算パルス演算(INTEG.R):入力演算処理(開平演算、ローカット処理)を施した信号を積算パルスに変換します。積算率(1~ 10000 パルス / 時間)を指定できます。積算率は、入力 100%(連続)時の単位時間あたりのパルス数を表します。積算率=5000、入力 =75.0%(入力 =4VDC)の時は、3750 パルス /時間となります。
電源投入後、約 3秒間は積算演算機能は動作しません。
4.1 原理
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設定
■ 運転前の確認事項運転に入る前に、以下に示す項目の点検、確認を行ってください。(1)ラックケースから内器を引出し、内器の後部にあるヒューズホルダーに規定の電源ヒューズが取付けられていることを確認してください。
(2)内器をラックケースに収納するときに、内器とケースを接続するマルチピンコネクタを確実に接続してください。
(3)電源プラグがコンセントに確実に取付けられていることを確認してください。(4)端子台への外部配線が、正しく行われていることを確認してください。
第 5章 設定
5-2 IM 01B04M01-02
5.1 各部の名称
各部の名称を示します。
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図 5.1 各部の名称
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5.2 設定ジャンパー
本器には、「パラメータライトプロテクトジャンパー」(W.P.)があります。パラメータライトプロテクトジャンパーが「ON」の時は、キースイッチのパラメータ変更、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)によるパラメータ変更が禁止されます。このとき、表示設定器に PPHまたは LCT パラメータを表示している状態で「→」スイッチを押すと、表示設定器に「LOC」と表示します。何れかのキースイッチを押すと、「LOC」表示前の表示に戻ります。
5.2.1 設定ジャンパーの確認と位置パラメータライトプロテクトジャンパーは、内器のメインボード上にあります。内器を引出して現在のジャンパーの設定状態を確認してください。なお、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)でも現在のジャンパー設定状態を確認できます。ジャンパー記号 ジャンパー名 パラメータ名称W.P. パラメータライトプロテクト A55:WRTPROTECT
F0502.ai
ON
図 5.2 パラメータライトプロテクトジャンパーの位置
ジャンパーを設定しない場合、動作が保証されません。
■設定ジャンパーの変更以下の手順で行います。(a)端子台カバーを手前に倒し、内器をラックケースから引出します。(b)内器のメインボード上にあるジャンパーを確認し、希望の設定にします。ジャンパーを変更するときは、ピンセットを使用してください。
(c)内器をラックケースに戻します。(d)端子台カバーを元の位置に戻します。
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5.3 パラメータ設定
本器には、機能指定や入力の調整などに使用するブレイン通信パラメータがあります。パラメータの表示、設定は、本器にパソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)*を接続(モジュラジャック変換アダプタ(部品番号 E9786WH)が必要です)して行います。なお、表示設定器付き(SIND -□ 04)では入力表示と積算率、低入力カットの表示変更が表示設定器で可能です。各パラメータの詳細は、パラメータ一覧を参照してください。
*1:接続には、モジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。横河電機製 BT200 ブレインターミナルを使用する場合は、5 ピンコネクタ形通信ケーブル(部品番号:F9182EE)とモジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。
5.3.1 パラメータの変更禁止機能誤操作によるパラメータ変更を防止する、パラメータの変更禁止機能があります。
表5.1パラメータの変更禁止機能禁止機能の設定方法 禁止機能の解除方法 禁止内容
パラメータライトプロテクトジャンパー
メインボードのジャンパー (W.P.)を「ON」に設定
メインボードのジャンパー (W.P.)を「OFF」に設定
・キースイッチによるパラメータの設定変更(SIND- □ 04のみ)
・パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)によるパラメータの設定変更
イネーブルスイッチ(SIND- □ 04のみ)
設定変更可能状態で、前面のいずれかのキースイッチ操作を行ってから30分以内に設定操作しないと、変更不可の状態になります。
イネーブルスイッチを押す
・キースイッチのパラメータの設定変更
5.3.2 表示設定器を使用したパラメータ設定(SIND- □ 04)SIND- □ 04は、計器前面の表示設定器を使用して積算率と低入力カット点のみの設定変更ができます。これ以外のパラメータは、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)を使用して行います。以下に、表示設定器について説明します。
表5.2キースイッチ操作と表示遷移キースイッチ 表示機能
表示モード 設定変更モード 設定確定モード 消灯モード△ 次のパラメータを表示 変更した値をキャ
ンセルし、表示モードに戻り、次のパラメータを表示
変更した値をキャンセルし、表示モードに戻り、次のパラメータを表示
表示モードパラメータが「OFF」設定時に、30 分以上のキースイッチ操作がない場合は、このモードに入ります。消灯モードで、いずれかのキースイッチを押すと表示モードに戻ります。
→ 設定変更可能状態で設定変更可能パラメータ表示時、設定値変更モードに展開(*1)
設定桁移動 設定値変更モードに戻り、次の桁に移動
↑ 前のパラメータを表示 設定数値変更 なしSET なし 設定値確定モード
へ展開設定値を確定し表示モードに展開
ENBL 設定変更可能状態になります。また、ジャンパー設定によりパラメータライトプロテクトが「ON」に設定されているときは、イネーブルスイッチは無効
*1 メインボード上のパラメータライトプロテクトジャンパーが「ON」設定の時は、設定変更モードに展開せずに表示設定器に「LOC」と表示します。
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図5.3キースイッチ操作と表示遷移
■表示切換え
F0504.ai
表示データは、△キーを押すごとに切り替わります。
図5.4 表示画面展開図
5.3 パラメータ設定
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■パラメータの設定手順変更したいパラメータ ( 積算率または低入力カット点 ) を表示させます。以下の手順で設定変更します。
F0505.ai
図 5.5 パラメータの設定
・ メインボード上のパラメータライトプロテクトジャンパーが「ON」の時は、設定変更モードに展開しません。この時、表示設定器に「LOC」と表示されます。
・ パラメータ設定中は、計器の電源をOFF しないでください。
5.3 パラメータ設定
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設定
■電源投入時の表示表示器付の機種は、電源投入後約 2秒間 REVNO.(本器のソフトウェアの改訂番号)を表示します。表示例(REVNO.10 の例)
F0505.ai
■LOC表示LOC と表示された場合は、パラメータの設定変更ができないことを示します。( メインボード上のパラメータライトプロテクトジャンパーが「ON」設定です。)何れかのキースイッチを押すと、LOC表示前の状態表示に戻ります。
■消灯モード表示表示設定器に小数点のみが表示されます。表示モードパラメータ(DSPMODE)が「OFF」設定の時、30 分以上キー操作をしないと、消灯モードに移行します。いずれかのキースイッチを押すと表示モードに戻ります。消灯モード状態でも、入出力信号処理や演算は通常通りに行われます。消灯モード中に自己診断でエラー(A/D 変換異常、EEPROM異常、EEPROMSUM異常)が発生すると、消灯モードは解除されエラー表示します。また、エラー(A/D 変換異常、EEPROM異常、EEPROMSUM異常)が発生した場合は、消灯モードに遷移しません。
F0506.ai
図 5.6 消灯モード
5.3 パラメータ設定
5-8 IM 01B04M01-02
5.3.3 ハンディターミナルを使用したパラメータ設定
JHT200 ハンディターミナルの操作および詳しい調整手順は、IM77J50H01-01JA『JHT200ハンディターミナル』を参照してください。
<接続方法>
ブレインコネクタJHT200ハンディターミナル
F0507.ai
モジュラジャック変換アダプタ
JUXTA通信用ケーブル
図 5.7 ハンディターミナルの接続
5.3.4 VJ77 パラメータ設定ツールを使用したパラメータ設定
VJ77 パラメータ設定ツールの操作および詳しい調整手順は、IM77J01J77-01『VJ77 パラメータ設定ツール』を参照してください。
<接続方法>
F0508.ai
モジュラジャック変換アダプタ
VJ77専用アダプタ(L4506HA)
パソコン(VJ77)
MicroUSB(USB2.0)汎用ケーブル
JUXTA通信用ケーブルブレインコネクタ
図 5.8 パソコン(VJ77)の接続
5.3 パラメータ設定
5-9IM 01B04M01-02
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設定
5.4 パラメータ一覧
ブレイン通信パラメータを以下に示します。SIND- □ 04 は、前面の表示設定器により入力値の表示と積算率、低入力カット点の表示設定のみが可能です。それ以外は、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JTH200)を使用してパラメータの表示設定を行います。
番号 項目 表示 内容 表示条件01 形名 MODEL 形名を表示 常に表示02 タグ No. TAGNO 設定したタグ番号を表示03 自己診断結果 SELFCHK 自己診断結果を表示GOODまたは ERRORA 表示 1 DISPLAY1A01 アナログ入力 1 INPUT1 入力処理 ( 開平、スケーリング ) 前の入力値 ( 単位:電圧 ) 常に表示A03 PV1 PV1 入力処理(開平、スケーリング)後の入力値 ( 工業量 )
A54
ステータス STATUS(*1) 自己診断結果の数値(16 進)の加算値を表示0000:正常0001:EEPROM異常0002:EEPROMSUM異常0004:低入力カット状態0008:入力レンジオーバー0010:設定エラー0040:動作中の停電の有無を確認1000:AD変換異常
A55パラメータライトプロテクト
WRTPROTECT パラメータライトプロテクトジャンパーの設定状態を表示ON:パラメータ設定の禁止状態OFF:パラメータ設定の可能状態
A56 REVNO. REVNO. 本器のソフトウェアの改訂番号を表示
A58MENUREV MENUREV パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)で
表示するパラメータ群の改訂番号を表示A60 自己診断結果 SELFCHK 自己診断結果を表示GOODまたは ERRORB 表示 2 DISPLAY2B01 アナログ入力 1 それぞれ A01、A03 項目と同じ。ただし、表示値は定期的に更新される。 常に表示B03 PV1B60 自己診断結果 SELFCHK 自己診断結果を表示GOODまたは ERROR
*1:機器状態が表示されます。
5-10 IM 01B04M01-02
番号 項目 表示 内容 設定範囲 工場出荷時値 表示条件D 設定(入出力) SET(I/O)D01 タグ No.1 TAGNO.1 英数字 8桁 常に表示D02 タグ No.2 TAGNO.2 英数字 8桁D03 コメント 1 COMMENT1 英数字 8桁D04 コメント 2 COMMENT2 英数字 8桁D17 入力 1開平演算 LINEARIZE1 入力 1の開平演算の有無を
指定OFFSQR
SQR SIND-20 □で表示
D19 低入力カット点 LOWCUT1 入力1の積算低入力カット点を指定 (*)
比例:0.0 ~ 10.0%開平:0.3 ~ 10.0%
比例:0.0開平:1.0
常に表示
D40 小数点位置 DP1 入力スケール (SCH1、SCL1)の小数点位置を設定
#########.####.####.###
####.#
D41 入力スケール L SCL1 入力値が 0%時の表示値 -9999 ~ 9999(工業量)
0.0
D42 入力スケールH SCH1 入力値が 100% 時の表示値 -9999 ~ 9999(工業量)
100.0
D50 積算率 INTEG.R 1 時間当りの出力パルス数を設定
1~ 10000pph 9990
D51 表示モード DSPMODE キー操作なしの 30 分経過後の表示状態を指定。OFF:小数点のみ表示 ( 消灯モード )ON:常時データ表示
OFFON
ON SIND- □ 04 のみ表示
D60 自己診断結果 SELFCHK 自己診断結果を表示GOODまたは ERROR 常に表示(*)LINEARIZE1 変更時に初期化されます。
番号 項目 表示 内容 設定範囲 工場出荷時値 表示条件P 調整 ADJUSTP03 入力 1補正ゼロ ZEROADJ1 入力 1の ZERO調整 (0%側 )
n.nnnVRSTn.nnnVINCn.nnnVHINCn.nnnVHDECn.nnnVDECn.nnn は現在の入力値を表示n.nnn が目的の値になるまで INC/DEC する。INC/DEC すると、n.nnn が少しずつ増加 /減少します。HINC/HDEC は増加 /減少量が多めです。RST すると、調整量は工場出荷状態に戻ります。
常に表示
P04 入力 1補正スパン SPANADJ1 入力 1の SPAN調整 (100%側 )調整方法は ZEROADJ1 と同じ
P60 自己診断結果 SELFCHK GOOD/ERROR 表示Q テスト TESTQ08 出力 1強制出力 OUT1TEST 入力信号の影響なく、設定
した値のパルスを強制出力。OKキーを押すと、強制出力は解除。
0.0 ~ 125.0 常に表示
Q60 自己診断結果 SELFCHK 自己診断結果を表示GOODまたは ERROR
5.4 パラメータ一覧
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保守
保守
ここでは、計器室あるいはサービスショップで行なう簡単な調整について解説します。
第 6章 保守
6-2 IM 01B04M01-02
6.1 試験器具
本器の保守を行う前に、以下の保守用機器または相当品を用意しておくと便利です。
●電圧電流発生器 YOKOGAWA製GS200相当品.........................1 台●カウンタ YS80 の SICD..............................................................1 台●パソコン VJ77 パラメータ設定ツール.............................1 台●ハンディターミナル JHT200(BT200)..........................................................1 台●モジュラジャック変換アダプタ 部品番号:E9786WH............................................1 個
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6.2 入出力の確認
確認には、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)を使用します。以下に JHT200 ハンディターミナルを例に確認手順を示します。
・ VJ77 パラメータ設定ツールの操作および詳しい調整手順は、IM77J01J77-01『VJ77 パラメータ設定ツール』を参照してください。
・ JHT200 ハンディターミナルの操作および詳しい調整手順は、IM77J50H01-01JA『JHT200ハンディターミナル』を参照してください。
・ 調整中は、計器の電源をOFF しないでください。
<接続方法>
モジュラジャック変換アダプタ(E9786WH)
ブレインコネクタJHT200ハンディターミナル
通信用ケーブル5ピンコネクタ形(F9182EE)
F0605.ai
モジュラジャック変換アダプタ
VJ77専用アダプタ(L4506HA)
パソコン(VJ77)
MicroUSB(USB2.0)汎用ケーブル
JUXTA通信用ケーブルブレインコネクタ
図 6.1 ハンディターミナルの接続
6-4 IM 01B04M01-02
6.2.1 配線(a)パラメータライトプロテクト(W.P.)を OFFにします。(b)図 6.2 を参考に各機器を接続します。(c)接続した状態で電源を投入し、5分間程度ウォームアップします。
F0602.ai
YOKOGAWA 製 GS200 相当品
図 6.2 接続図
6.2.2 確認手順(a)SIND 積算計の積算率(PPH)を 9000pph に設定します。(b)入力に 0VDC を加え、SICD カウンタの積算値をリセットします。(c)時計を見ながら 400秒間、入力信号をステップ状に加えて、5VDC にして積算します。(d)400秒後の SICD カウンタの積算値が、995 以上で 1005 以下であることを確認します。(e)積算値が上記誤差を超える場合は、JHT200 ハンディターミナルからパラメータ P03、P04(入力 1調整ゼロとスパン)を呼び出して調整し、SICD カウンタの積算値が上記誤差に入るようにしてください。
6.2 入出力の確認
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保守
6.3 有寿命部品リスト
交換作業は、当社代理店または営業所に依頼してください。
部品名称 部品番号 推奨交換周期 備考ヒューズ S9510VK 約 3 年 ヒューズが断線した場合や
交換時期がきた場合に交換を依頼してください。
電源ユニット L3510YA:標準L3510YF:付加仕様 /TB、/FBP または
/REK の場合L3510YT:付加仕様 /A2TB の場合
5~ 10 年 電源ユニットに使用しているアルミ電解コンデンサは、使用温度条件や使用環境に左右されて劣化するため、左記の交換周期を推奨します。
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トラブル・シューティング
トラブル・シューティング
動作異常が発生したときは、「7.1項 異常時の動作」を参照して対処してください。
第 7章 トラブル・シューティング
7-2 IM 01B04M01-02
7.1 異常時の動作
SIND は計器自身の異常を検知する自己診断機能を持っています。前面の表示設定器、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)を使用してのSTATUS パラメータで、エラー内容を確認できます。点滅するエラー表示は、故障を意味します。
表示設定器の表示 (*1)
ブレイン通信パラメータの表示計器動作 異常の原因 解決方法STATUS(*2) SELFCHK 詳細エラー表示
消灯 電源OFFと同じ状態パルス出力:OFFキースイッチ:無効通信:停止
ハードウェア異常 当社代理店または営業所にご相談ください。
消灯 電源異常、ヒューズ断線
消灯 ランプ:全て消灯パルス出力:正常キースイッチ:無効通信:通常動作
ディスプレイの故障
(AD.ER)点滅
1000 ERROR ADERROR ランプ:全て消灯パルス出力:OFFキースイッチ:無効通信:通常動作
A/D 変換異常
(EEP.ER)点滅
0001 ERROR EEPROMERROR ランプ:全て消灯パルス出力:OFFキースイッチ:無効通信:不定
EEPROM異常
(SU.ER)点滅
0002 ERROR EEPROMSUMERROR
ランプ:全て消灯パルス出力:OFFキースイッチ:無効通信:不定
EEPROMSUM異常( パラメータ異常 )
0008 ERROR INPUTOVERRANGE ランプ:通常動作パルス出力:正常キースイッチ:有効通信:通常動作
入力レンジの -25~ 125%範囲外
入力をレンジ内に入れてください。(*3)
0010 ERROR RANGESETERROR SCH1と SCL1が同値
SCH1 か SCL1 を再設定します。
0004 GOOD LOW_CUT 入力が低入力カット点以下
ローカット点より大きい入力を加えてください。
0040 GOOD なし ランプ:通常動作パルス出力:正常キースイッチ:有効通信:通常動作
動作中に停電あり ブレイン通信パラメータの STATUS表示で「0000」を書き込みます。
0000 GOOD なし - - -
*1:SIND- □ 04 の場合、エラー内容はアルファベットで表示します。複数のエラーが発生した場合は、優先順位の高いエラーを表示します。表は、優先順位が高い順となっています。
*2:複数のエラーが発生すると、STATUS にエラーコード (16 進数 ) を加算した値を表示します。*3 : 入力をレンジ内に入れても、エラー状態が継続する場合は入力回路の故障です。当社代理店または営業所にご相談ください。
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電電電電電電電
は 電電電電電電電電
電電電電電電
電電電電電
電
電源接続端子形(付加仕様 /TB、/A2TB、/REK)
電源接続を端子にて配線する仕様をご要求された場合(付加仕様コード:/TB、/A2TB、/REK)は、電源端子への配線作業が必要となります。また、内器を引き出す場合、電源の供給を断ち、電源配線をはずしてから引き出さなければなりません。
第 8章 電源接続端子形(付加仕様 /TB、/A2TB、/REK)
8-2 IM 01B04M01-02
8.1 各部の名称および電源端子記号
出力端子台
入力端子台
電源端子
出力端子台カバー
電源ヒューズ
電源端子カバー
入力端子台カバー
電源・接地端子の配線(接続ねじ:M4)
端子記号LN
記事+
電源-接地
L N
図 8.1 各部の名称および電源端子
8-3IM 01B04M01-02
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電電電電電電電
は 電電電電電電電電
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電電電電電
電
8.2 電源および接地配線
(1)配線はM4ねじ用丸形圧着端子を使用ください。(2)適合線材例 導体公称断面積:2.0mm2* 電源用電線は、最小限 1.25mm2 以上の電線を使用してください。 適合電線例:600V ビニル電線(IV)より線(JISC3307) 電気機器用ビニル絶縁電線(KIV)より線(JISC3316) * 電源用電線は、計器の消費電流によって決める必要がありますが、最小限導体公称
断面積 1.25mm2 以上の電線を使用してください。(3)電源および接地配線は信号配線終了後行ないます。 (電源配線後に信号配線を行う場合、内器を半分ほど引き出して行なってください。この時、電源配線は外さないでください。)
(4)電源および接地配線終了後は、電源端子カバーを必ず取りつけてください。
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GS 01B04M01-02
SIND(スタイル S)積算演算器
■ 概 要SIND は、1 〜 5 VDC 入力信号を受信し、パルス信号を出力する積算演算器です。YS80 シリーズの SICD カウンタなどと組合せて流量などの積算が行えます。積算機能には、入力信号を直接積算する比例積算と開平演算した入力信号を積算する開平積算があります。本器のパラメータ設定は、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)* を使用します。なお、表示設定器付 (SIND- □ 04) では、前面の表示設定器で入力表示と積算率、低入力カットの表示設定が可能です。VJ77 パラメータ設定ツールを使用すると以下のことができます。・ パラメータの一括読み出し、一括書き込み・ 読み出したパラメータのファイル保存・ パラメータの他機器へのコピー ただし形名・仕様コード(スタイルコード R と S の
みが対象)が同じであること。
*: 接続には、モジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。
横河電機製 BT200 ブレインターミナルを使用する場合は、5 ピンコネクタ形通信ケーブル(部品番号:F9182EE)とモジュラジャック変換アダプタ(部品番号:E9786WH)が必要です。
■ 標準仕様入力信号
入力:1 〜 5 VDC入力点数:1 点入力抵抗:1M Ω
出力信号出力:トランジスタ接点または SICD カウンタ駆動パルス (24 VDC)出力点数:2 点負荷電流:トランジスタ接点 30 VDC、150 mA 以下SICD カウンタ駆動パルス 24 VDC、150 mA 以下積算方式:比例積算か開平積算積算率設定範囲:1 〜 10000 pphパルス ON 時間:30 ms および 60 ms*2
*2: 出力 2 点を共用するため、出力は 1 点となります。低入力カット点:
比例積算の場合入力信号の 0 〜 10 % 範囲でカット点を設定
開平積算の場合入力信号の 0.3 〜 10 % 範囲でカット点を設定
ブレイン通信機能:各種パラメータの設定や機能指定は、パソコン
(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)*を使用して行ないます。
表示設定機能 (SIND- □ 04):ディジタル表示器 5 桁の 7 セグメント LED (1 段 )
表示範囲;-19999 〜 32000 ( 小数点選択可 )入力値表示時、LED ランプ消灯
LED ランプ (PPH、LCT;緑色 )積算率 (PPH) 表示時 点灯低入力カット点 (LCT) 表示時 点灯
設定器 設定 ( →、↑、SET、△ ) スイッチ 4 個設定変更可能 ( イネーブル ) スイッチ 1 個積算率と低入力カット点が設定可能。
■ 取付・形状取付方法: 屋内設置のラック取付接続方式
外部信号接続:M4 ねじ端子接続電源、接地接続
100 V 仕様: JIS C 8303 接地形 2 極差込みプラグ接続
ケーブル長:300 mm 電源端子形(付加仕様 /TB)220 V 仕様: 電源端子形(付加仕様 /A2TB)
外形寸法 ( 高さ×幅×取付面からの奥行 ):180 × 48 × 300(mm)
質量: 1.7 kg ( ラック・ケースを含む )
■ 基準性能精度:スパンの± 0.5 %消費電力
積算率 電源電圧24 V DC(mA) 100 V AC(VA) 220 V AC(VA)
1000 pph 100 mA 7.3 VA 10.2 VA10000 pph 190 mA 10.8 VA 13.7 VA
GS 01B04M01-022021.1 13 版(YK)
GeneralSpecifications
2021.01.12-00
■ 電源とアイソレーション電源定格電圧:100 V 仕様:
24-110 VDC , -10 %, +10 %, 250 mA100-120 VAC , -10 %, +10 %, 50/60 Hz, 14.0 VA
220 V 仕様:135-300 VDC , -10 %, +10 %, 30 mA200-240 VAC , -10 %, +10 %, 50/60 Hz, 15.0 VA
電源動作可能範囲:100 V 仕様: 直流駆動 20 〜 130 V、極性なし 交流駆動 80 〜 138 V、47 〜 63 Hz220 V 仕様: 直流駆動 120 〜 340 V、極性なし 交流駆動 138 〜 264 V、47 〜 63 Hz
絶縁抵抗入出力端子と接地ピン間:100 M Ω /500V DC電源ピンと接地ピン間:100 M Ω /500V DC
耐電圧入出力端子と接地ピン間:500 V AC 1 分間電源ピンと接地ピン間
1000 VAC 1 分間 (100V 系電源 )1500 VAC 1 分間 (220V 系電源 )
■ 正常動作条件周囲温度:0 〜 50℃周囲湿度:5 〜 90 % RH(結露しないこと)使用環境:
硫化水素ガスなどの腐食性ガスや塵埃のない所、および潮風や直射日光のあたらない所。
連続振動: (5 〜 9 Hz) 片振幅 1.5 mm 以下 (9 〜 150 Hz) 4.9 m/s2 以下、1 oct/min、3 軸方
向各 90 分衝撃:49 m/s2 以下、11 ms、3 軸 6 方向各 3 回設置高度:標高 2,000 m 以下ウォームアップ時間:電源オン後 15 分以上
■ 輸送、保管温度: -25 〜 70℃温度変化率: 20℃ /h 以下湿度: 5 〜 95%RH( 結露しないこと )
■ 付加仕様/NHR: ラックケース別手配 ( 内器のみを手配する場合 )/FBP: 電源ヒューズバイパス (100 V 系電源用 )/LOCK: 特殊ロック機構付電源プラグ (100 V 系電源用 )/WSW : スプリングワッシャ添付(外部接続端子用)/REK: EK ラック計器と同列取付形状/TB: 電源端子形/A2TB : 220 V 系電源 ( 端子接続 )
GS 01B04M01-02
2
All Rights Reserved. Copyright © 2002, Yokogawa Electric Corporation
2021.01.12-00
■ 端子配線図
端子配置図
KJHFD
CB
A
8765
4321
OUT
IN
端子記号
信号名称SICD カウンタ駆動パルス トランジスタ接点
A - SICD 駆動パルス -1(*1、3、4)
SICD 駆動パルス -2(*1、3、4)
+COM+
トランジスタ接点 -1(*2、3、4)トランジスタ接点 -2 (*2、3、4)
BC -DF +HJK
使用しない場合は、出力端子に接続しないでください。
A
B
C
D
F
H
J K
パルス発信信号(計算機などへ接続)
SICDカウンタ
SIND積算演算器
+ -
- + 1 2
[配線例]
F01.ai
*1: 他の電磁カウンタ (24 VDC、150 mA 以下 ) も駆動可能です。*2: 計算機などへのパルス発信信号または外部電源と組合せたカウンタ駆動も可能で
す。*3: A 端子と C 端子を短絡すると、A・C 端子と F 端子間および A・C 端子と B 端子
間に ON 時間が 60 ms のパルス信号が発生します。*4: SICD 以外のカウンタを使用する場合は、カウンタコイルと並列にサージ電圧防
止用ダイオードを接続してください。
端子記号 信号名称
1 +入力 (1 〜 5 V DC)2 -
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GS 01B04M01-02
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2021.01.12-00
■ 外形図● 電源プラグ形
ケーブル長:300 mm
F02.ai
136
22
30052
180
48
SIND-□04SIND-□00
第三角法単位:mm普通許容差=±(JIS B 0401-2016の公差等級 IT18 の値)/2
● 電源端子形 ( 付加仕様 /TB、/A2TB)
電源端子ブロック 電源・接地端子の配線(接続ねじ:M4)
端子記号LN
記事+
電源-接地
F03.ai
136
71 300
52
180
48
SIND-□04SIND-□00
第三角法単位:mm普通許容差=±(JIS B 0401-2016の公差等級 IT18 の値)/2
L N
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GS 01B04M01-02
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● 電源端子形 ( 付加仕様 /REK)
SIND-□04SIND-□00
電源端子ブロック 電源・接地端子の配線(接続ねじ:M4)
端子記号LN
記事+
電源-接地
F04.ai
52
71 300
3213
6
2-ø7穴
48
200
519
0
第三角法単位:mm普通許容差=±(JIS B 0401-2016の公差等級 IT18 の値)/2
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All Rights Reserved. Copyright © 2002, Yokogawa Electric Corporation
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■ 形名および仕様コード
形名 基本仕様コード 付加仕様コード 記事SIND 積算演算器開平積算機能
-1-2
無 ( 比例積算 )有 ( 開平積算 )(*1)
表示設定器 0004
無有
スタイルコード *S スタイル S共通オプション (*2) (*3) /NHR
/FBP/LOCK/WSW/REK/TB/A2TB
ラックケース別手配電源ヒューズバイパス特殊ロック機構付電源プラグスプリングワッシャ添付EK ラック計器と同列取付形状電源端子形220 V 系電源 ( 端子接続 )
*1: 開平積算機能「有」の場合、開平積算形として出荷されます。 この場合、パソコン(VJ77)またはハンディターミナル(JHT200)で比例積算形に変更可。*2 /LOCK と /REK と /TB と /A2TB は同時に選択不可*3 /FBP と /A2TB は同時に選択不可
■ 付属品積算率ラベル:1 シート
■ ご注文時指定事項1. 形名、基本仕様コードおよび必要に応じて付加仕様コード
GS 01B04M01-02
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All Rights Reserved. Copyright © 2002, Yokogawa Electric Corporation
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記載内容はお断りなく変更することがありますのでご了承ください。
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ユーザーズマニュアル 改訂情報資料名称 : SIND(スタイル S)積算演算器ユーザーズマニュアル
資料番号 : IM01B04M01-02
2002年7月/10版リニューアルによるスタイル変更 (スタイル R)
2003年3月/11版誤記訂正
2004年5月/12版社名変更
2019年10月/13版スタイル変更
2021年1月/20版VJ77 パラメータ設定ツール(R3.01 以降)対応
■著作者 横河電機株式会社■発行者 横河電機株式会社 〒 180-8750 東京都武蔵野市中町 2-9-32
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Oct. '18