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2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.1 MCP2200 特長 USB (Universal Serial Bus) フルスピード USB (12 Mb/s) をサポート USB プロトコル コンポジット デバイスを実装 : - 通信と設定のためのCDC (Communication Device Class) - I/O 制御のための HID (Human Interface Device) UART の各通信速度に対応する 128 バイトバッファ: - 64 バイトの送信 - 64 バイトの受信 詳細設定が可能な VID/PID 割り当ておよび ストリング ディスクリプタ バスパワーまたはセルフパワー USB 2.0 互換 : TID 40001150 USB ドライバおよびソフトウェア サポート Windows ® 標準 VCP (Virtual Com Port) ドライバを 使用 : Windows XP (SP2 以降 )Windows VistaWindows 7Windows 8Windows 8.1Windows 10 初期設定のための設定ユーティリティ UART (Universal Asynchronous Receiver Transmitter) SET_LINE_CODINGコマンドに応答し通信速度を動 的に変更 300 1000k の通信速度をサポート ハードウェア フロー制御 UART 信号極性選択 汎用入力 / 出力 (GPIO) ピン 8 本の汎用 I/O ピン EEPROM 256 バイトのユーザ EEPROM その他 USB アクティビティ LED 出力 (TxLED, RxLED) SSPND 出力ピン USBCFG 出力ピン ( エニュメレーションが完了した 事を示す ) 動作電圧 : 3.0 5.5 V オシレータ入力 : 12 MHz 静電気放電 (ESD) 保護 : 人体モデル (HBM) 4 kV 以上 産業用 (I) 動作温度 : −40 +85 パッケージタイプ 本デバイスは以下のパッケージで提供しています。 20 ピン VQFN (5x5 mm) 20 ピン SOIC 20 ピン SSOP 2 MCP2200 SOIC, SSOP OSC2 OSC1 RST 1 2 3 4 20 19 18 17 VDD VSS D+ D- Vusb GP7/TxLED 5 16 GP0/SSPND GP6/RxLED 6 15 GP5 7 14 GP2 GP1/USBCFG MCP2200 5x5 VQFN* GP6/RxLED GP5 RST D- Vusb GP3 GP0/SSPND Tx RTS Rx GP1/USBCFG OSC2 OSC1 VDD VSS GP7/TxLED EP 20 1 19 18 17 3 4 15 14 13 12 6 7 8 9 21 13 12 11 CTS Rx RTS GP4 8 GP3 9 Tx 10 D+ 16 GP4 GP2 5 11 CTS 10 * 露出サーマルパッド (EP) 付き ( 1-1 参照 ) GPIO を備えた USB 2.0-UART プロトコル コンバータ 注意 : この日本語版文書は参考資料としてご利用ください。最新情報は必ずオリジ ナルの英語版をご参照願います。

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MCP2200GPIO を備えた USB 2.0-UART プロトコル コンバータ

注意 : この日本語版文書は参考資料としてご利用ください。 新情報は必ずオリジナルの英語版をご参照願います。

特長

USB (Universal Serial Bus)

• フルスピード USB (12 Mb/s) をサポート

• USB プロトコル コンポジット デバイスを実装 : - 通信と設定のためのCDC (Communication Device

Class)- I/O 制御のための HID (Human Interface Device)

• UARTの各通信速度に対応する128バイトバッファ:- 64 バイトの送信

- 64 バイトの受信

• 詳細設定が可能な VID/PID 割り当ておよびストリング ディスクリプタ

• バスパワーまたはセルフパワー

• USB 2.0 互換 : TID 40001150

USB ドライバおよびソフトウェア サポート

• Windows® 標準 VCP (Virtual Com Port) ドライバを使用 : Windows XP (SP2 以降 )、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10

• 初期設定のための設定ユーティリティ

UART (Universal Asynchronous Receiver Transmitter)

• SET_LINE_CODINGコマンドに応答し通信速度を動的に変更

• 300 ~ 1000k の通信速度をサポート

• ハードウェア フロー制御

• UART 信号極性選択

汎用入力 / 出力 (GPIO) ピン

• 8 本の汎用 I/O ピン

EEPROM

• 256 バイトのユーザ EEPROMその他

• USB アクティビティ LED 出力 (TxLED, RxLED)• SSPND 出力ピン

• USBCFG出力ピン (エニュメレーションが完了した事を示す )

• 動作電圧 : 3.0 ~ 5.5 V• オシレータ入力 : 12 MHz• 静電気放電 (ESD)保護 :人体モデル (HBM) 4 kV以上

• 産業用 (I) 動作温度 : −40 ~ +85 ℃

パッケージタイプ

本デバイスは以下のパッケージで提供しています。

• 20 ピン VQFN (5x5 mm)• 20 ピン SOIC• 20 ピン SSOP

2

MCP2200SOIC, SSOP

OSC2OSC1

RST

1234

20191817

VDD VSS

D+D-Vusb

GP7/TxLED 5 16 GP0/SSPNDGP6/RxLED 6 15

GP5 7 14 GP2GP1/USBCFG

MCP22005x5 VQFN*

GP6/RxLEDGP5

RST D-Vusb

GP3

GP0/SSPND

TxR

TS Rx

GP1/USBCFG

OSC

2O

SC1

VDD

VSS

GP7/TxLEDEP

201

19 18 17

34

15141312

6 7 8 9

21

131211

CTSRxRTS

GP4 8GP3 9

Tx 10

D+

16

GP4 GP25 11

CTS

10

* 露出サーマルパッド (EP) 付き ( 表 1-1 参照 )

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.1

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MCP2200

ブロック図

UART Controller USB Protocol

ControllerUSB

Transceiver

3.3VLDO

Configuration & Control Registers

OSC Reset

Control

USB Clock

State Clock

GPIO

Baud Generator

VSS

VUSB

RSTVSS VDD

Rx

Tx

CTS

RTS

D+

D-

OSC1 OSC2

USB LEDs

TxLED RxLEDGP0GP1

GP2GP3

GP4GP5

256 Byte EEPROM

DS20002228C_JP - p.2 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

1.0 機能

MCP2200 は、UART インターフェイスを使うアプリケーションで USB 接続を可能にする USB-UART シリアル コンバータです。本デバイスは、USB 終端抵抗を内蔵する事で外付け部品を削減しています。また、MCP2200 は 256 バイトのユーザ EEPROM も内蔵しています。

MCP2200 は 8 本の汎用 I/O ピンを備えています。そのうち 4 本は、USB および通信ステータスを表示する事もできます。ピン機能の詳細は表 1-1 とセクション1.6「GPIO モジュール」を参照してください。

表 1-1: ピン配置

ピン名 VQFN SSOP,SOIC

ピン タイプ

標準機能 代替機能

GP0/SSPND 13 16 I/O 汎用 I/O USBサスペンド ステータスピン ( セクション 1.6.1.1「SSPNDピン機能」参照 )

GP1/USBCFG

12 15 I/O 汎用 I/O USB コンフィグレーション ステータスピン ( セクション1.6.1.2「USBCFG ピン機能」参照 )

GP2 11 14 I/O 汎用 I/OGP3 6 9 I/O 汎用 I/OGP4 5 8 I/O 汎用 I/OGP5 4 7 I/O 汎用 I/OGP6/RxLED 3 6 I/O 汎用 I/O USB 受信アクティビティ LED

出力 ( セクション 1.6.1.3「RxLED ピン機能 (IN メッセージ )」参照 )

GP7/TxLED 2 5 I/O 汎用 I/O USB 送信アクティビティ LED出力 ( セクション 1.6.1.4「TxLED ピン機能 (OUT メッセージ )」参照 )

CTS 10 13 I ハードウェア フロー制御「送信可」入力信号

RTS 8 11 O ハードウェア フロー制御「送信要求」出力信号

Rx 9 12 I USART RX 入力

Tx 7 10 O USART TX 出力

RST 1 4 I リセット入力 ( 外部のリセット回路に接続 )VDD 18 1 P 電源

VSS 17 20 P グランド

OSC1 19 2 I オシレータ入力

OSC2 20 3 O オシレータ出力

D+ 16 19 I/O USB D+D- 15 18 I/O USB D-Vusb 14 17 P USB 電源ピン ( 内部で 3.3 V に接続されて

います。バイパスのために、容量変化の少ないセラミック コンデンサを近傍に配置する必要があります。)

EP 21 — — 露出サーマルパッド (EP)( 電気的に接続してはいけません。)

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.3

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MCP2200

1.1 対応オペレーティング システム

xWindows XP (SP2 以降 )、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10 をサポートしています。

1.1.1 エニュメレーション

MCP2200 は、パワーオン リセット (POR) 後、USBデバイスとしてエニュメレートします。本デバイスは、I/O制御のためのHID (Human Interface Device)とVCP(Virtual Com Port) の両方としてエニュメレートします。

1.1.1.1 HID (Human Interface Device)MCP2200 は、デバイスを設定し I/O を制御できるように、HID としてエニュメレートします。カスタムインターフェイスによる I/O 制御を可能にする DLL はMicrochip 社が提供しています。

1.1.1.2 VCP (Virtual Com Port)VCP エニュメレーションにより USB-UART データ変換が可能となります。

1.2 制御モジュール

制御モジュールは MCP2200 の心臓部です。その他の全てのモジュールは制御モジュールによって制御されています。制御モジュールは、USB と UART の間のデータ転送、USB ホスト コントローラが生成したコマンド要求、UART と I/O の機能を制御するコマンドを管理します。

1.2.1 シリアル インターフェイス

UART と USB モジュールへの制御モジュール インターフェイスです。

1.2.2 デバイスとのインターフェイス

MCP2200 は、USB ホストコマンドを使って読み書きできます。UART インターフェイスではアクセスも制御もできません。

1.3 UART インターフェイス

MCP2200 の UART インターフェイスは、Tx および Rxデータ信号とRTS/CTSフロー制御ピンから成ります。

UART は複数の通信速度に設定できます。表 1-3 に、利用可能な通信速度を示します。

1.3.1 初期設定

既定値の UART 設定は 19200、8、N、1 です。既定値の起動時通信速度は、Microchip 社が提供する PC 用設定ツールで変更できます。

あるいは、Microchip 社が提供する DLL を使ってカスタム設定ツールを作成し、通信速度等のパラメータを設定する事もできます。詳細はセクション 2.0「設定」を参照してください。

1.3.2 GET_LINE_CODING とSET_LINE_CODING

GET_LINE_CODINGおよびSET_LINE_CODINGコマンドは、動作中の UART パラメータの読み出しと設定に使います。例えば、HyperTerminal はポートに接続時に SET_LINE_COMMAND を送ります。MCP2200 は通信速度のみを設定し、応答します。その他のパラメータ ( データビット、パリティ、ストップビット ) はそのままです。

1.3.2.1 丸め誤差

表 1-3 に、プライマリ通信速度の設定と丸め誤差を示します。この表に示す以外の通信速度を使う場合、式 1-1 を使って誤差 (%) を計算して実際の通信速度を求める事ができます。

表 1-3: UART のプライマリ通信速度

表 1-2: UART の設定

パラメータ 設定

プライマリ通信速度 表 1-3 参照

データビット 8パリティ Nストップビット 1

目標レート 実際のレート % 誤差

300 300 0.00%1200 1200 0.00%2400 2400 0.00%4800 4800 0.00%9600 9600 0.00%19200 19200 0.00%38400 38339 0.16%57600 57692 0.16%115200 115385 0.16%230400 230769 0.16%460800 461538 0.16%921600 923077 0.16%

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MCP2200

式 1-1: 実際の通信速度の求め方

1.3.3 カスタム通信速度

カスタム通信速度は、USBコマンド (SET_LINE_CODING)をまたは DLL で設定します。詳細はセクション 2.0「設定」を参照してください。

1.3.4 ハードウェア フロー制御

ハードウェア フロー制御は、2 つのデバイス間のハンドシェイク時に RTS ピンと CTS ピンを使います。一方のデバイスの RTS ピンは、通常もう一方のデバイスのCTS に接続します。

RTS は、データを受け取る準備ができた事をピンをLow に駆動する事で他方のデバイスに通知するアクティブ Low 出力です。MCP2200 が RTS をネゲート(High) するトリップポイントは 63 文字です。これは「バッファフル」の 1 文字手前です。

CTSは、データを送る準備ができた事をMCP2200に通知するアクティブ Low 入力です。MCP2200 は、UARTデータの読み込みと送信の直前に CTS を確認します。転送中にピンがアサートされた場合、その転送は続行します。図 1-1 を参照してください。

図 1-1: RTS/CTS 接続の例

1.3.4.1 フロー制御無効

バッファがフルでもバッファポインタはインクリメント( またはゼロにリセット ) しません。従って、ハードウェア フロー制御が無効でオーバーフローが発生 (65の未処理文字を受信)した場合、新規データはバッファの 後の位置を上書きします。

1.4 USB プロトコル コントローラ

MCP2200 の USB コントローラはフルスピード USB2.0 互換です。

• コンポジット デバイス (CDC + HID):- CDC: USB-UART 通信

- HID: I/O 制御、EEPROM アクセス、初期設定

• 任意の UART 通信速度のデータ スループットに対応する 128 バイトのバッファ :- 64 バイトの送信

- 64 バイトの受信

• 詳細設定が可能な VID/PID 割り当ておよびディスクリプタ ( チップ上に保存 )

• バスパワーまたはセルフパワー

1.4.1 ディスクリプタ

設定時、PC インターフェイスの記憶を MCP2200 がディスクリプタとして提供します。

1.4.2 サスペンドとレジューム

MCP2200 の電源管理機能は、USB サスペンドおよびレジューム信号に対応しています。「サスペンド信号」をバス上に検出すると、デバイスはサスペンドモードに移行します。

MCP2200 は、以下のいずれかの場合にサスペンドモードから復帰します。

1. 「レジューム信号」の検出または発生

2. USB「リセット」信号の検出

3. デバイスリセットの発生

1.5 USB トランシーバ

MCP2200 は、内部で USB モジュールに接続したフルスピード USB 2.0 トランシーバを内蔵しています。

この USB トランシーバは VUSB ピンから電力を得ており、このピンは内部で 3.3 V レギュレータに接続しています。VUSB のパスコンに高品質のセラミックコンデンサを使用すると、電気的信号品質は 高となります。

1.5.1 内部プルアップ抵抗

MCP2200 は、フルスピード USB の要件を満たしたプルアップ抵抗を内蔵しています。

1.5.2 MCP2200 の電源

MCP2200 が以下の電源をサポートしています。

• USB バスパワー (5 V) • 3.3 V セルフパワー

ActualRate 12 MHzint x

-------------------=

x 12 MHzDesired Baud---------------------------------=

RTS RTS

CTS CTS

I am readyto receive

I’ll transmitif okay

I am readyto receive

I’ll transmitif okay

MCU MCP2200

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.5

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MCP2200

1.5.2.1 内部電源の詳細

MCP2200 は各種電源をサポートしています。正しいD+/D-電圧レベルを提供して必要なUSB信号レベルを満たすため、MCP2200 は USB トランシーバ専用 LDOを内蔵しています。

図 1-2 に、USB トランシーバの LDO と VDD 電源レールの内部接続を示します。USB トランシーバの LDO の出力は VUSB ラインに接続されています。USB トランシーバの LDO がトランシーバに 3.3 V を供給する場合、VUSB ピンにコンデンサを接続する必要があります。

図 1-2: MCP2200 の内部電源の詳細

VDD は GPIO ピン (Rx/Tx、RTS/CTS) の電圧レベルに直接影響します。VDD が 5 V の場合、これらのピンの論理「1」は全て 5 V です ( セクション 3.1「DC 特性」で規定されている許容誤差内 )。3.3 V の論理「1」レベルを必要とするアプリケーションでは、3.3 V を出力する電源に VDD を接続する必要があります。この場合、USB トランシーバの内蔵 LDOは 3.3 V の電力を供給できません。VUSB ピンも 3.3 V電源に接続する必要があります。これで USB トランシーバは 3.3 V 電源から直接給電されます。

1.5.2.2 USB バスパワー (5 V)バスパワーのみのモードでは、アプリケーションで必要な電源は全て USB バスから供給します ( 図 1-3)。これは、デバイスの電源モードとして もシンプルな方式です。

図 1-3: バスパワーのみ

USB 2.0 仕様の突入電流の要件を満たすには、VBUS とグランド間の総実効静電容量を 10 µF 以下とする必要があります。10 µF を超える場合、何らかの突入電流制限機能が必要です。突入電流制限機能の詳細は『Universal Serial Bus Specification』の 新版を参照してください。

USB 2.0 仕様では、全ての USB デバイスが低消費電力サスペンドモードをサポートする要があります。USB サスペンドモードでは、デバイスが USB ケーブルの 5 V VBUS ラインから消費できる電流は 500 µA以下(リモート 復帰に対応したハイパワー デバイスでは2.5 mA 以下 ) と定められています。

ホストは USB デバイスに対する全ての USB トラフィックを 3 ms 以上停止し、USB デバイスをサスペンドモードに移行させます。

USB バスは 5 V を供給します。しかし USB トランシーバは、D+ ラインと D- ラインの動作に 3.3 V を必要とします。 USB サスペンドモード中も D+ または D- のプルアップ抵抗はアクティブにしておく必要があるため、その消費電流も含めてサスペンドモード時の消費電流を500 µA/2.5 mA 以内に抑える必要があります。VUSB ピンには外付けのバイパス コンデンサが必要です。0.22 ~0.47 µF のセラミック コンデンサを推奨します。

図 1-4 に、MCP2200 の内蔵 LDO で USB トランシーバに 3.3 V を供給する回路を示します。VDD は GPIO ピン(Rx/Tx、RTS/CTS) の電圧レベルに直接影響します。VDD が 5 V の場合、これらのピンの論理「1」は全て5 V です ( セクション 3.1「DC 特性」で規定されている許容誤差内 )。

LDO3.3 V

USBTransceiver

D+

VDD

VUSB

D-

IN

OUT

VDD

VUSB

VSS

VBUS

DS20002228C_JP - p.6 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

図 1-4: USB が供給する 5 V を使った代表的

な電源

1.5.2.3 3.3 V セルフパワー

多くの組み込みアプリケーションでは 3.3 V 電源を使います。ターゲット システムで 3.3 V 電源を使う場合、MCP2200は既存の 3.3 V電源から電力を供給できます。図 1-5 に、MCP2200 の代表的な接続を示します。

この例では、MCP2200 の VDD ラインと VUSB ラインを両方共 3.3 V 電源に接続しています。このように接続すると、VUSB ピンの電源をレギュレートするための、MCP2200 の USB トランシーバが内蔵した LDO は無効になります。また、GPIO ピンの論理レベル「1」は3.3 V です ( セクション 3.1「DC 特性」で規定されている許容誤差内 )。

図 1-5: 外付け 3.3 V 電源を使った電源

1.6 GPIO モジュール

この GPIO モジュールは、標準的な 8 ビット I/O ポートです。

1.6.1 設定可能なピン機能

ピンは以下のように設定できます。

• GPIO – 個別に設定可能な汎用入力または出力

• SSPND – USB サスペンド状態

• USBCFG – USB 設定ステータスを表示

• RxLED – USB 受信トラフィックを表示

• TxLED – USB 送信トラフィックを表示

1.6.1.1 SSPND ピン機能

SSPNDピン (有効な場合 )はUSBの状態 (サスペンド /レジューム ) を示します。USB ホストがサスペンド状態を発行すると、このピンはアクティブ Low となります。同様に、レジューム状態になるとこのピンは「High」を駆動します。

このピンを使うと、USB 通信が中断するとアプリケーションを低消費電力モードに移行させ、USB アクティビティが再開するとアクティブ状態に復帰させられます。

1.6.1.2 USBCFG ピン機能

USBCFG ピンを有効にしておくと、起動中またはリセット後「Low」を出力し、デバイスの設定が正常終了すると「High」を出力します。このピンはサスペンドモード時に「Low」となり、USB 再開時に「High」となります。

LDO3.3 V

USBTransceiver

D+

VDD

VUSB

D-

IN

OUT

5 V (USB Bus)or external power supply

LDO3.3 V

D+

Vdd

Vusb

D-

IN

OUT

5 V (USB Bus)or external power supply

External

USBTransceiver

3.3 VLDO

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.7

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MCP2200

1.6.1.3 RxLED ピン機能 (IN メッセージ )ピン名の「Rx」は USB ホストを基準にしています。RxLED ピンは USB「IN」メッセージのインジケータです。

USB ホストはメッセージを受信する (IN メッセージ )たびに、このピンに一定期間 (100 ms または 200 msに設定可能 ) Low パルスを出力または反対の状態にトグルします。これにより、アプリケーションはメッセージを数えるまたは USB トラフィックを表示する事ができます。

1.6.1.4 TxLED ピン機能 (OUT メッセージ )ピン名の「Tx」は USB ホストを基準にしています。TxLED ピンは USB「OUT」メッセージのインジケータです。

USBホストはメッセージを送信する (OUTメッセージ )たびに、このピンに一定期間 (100 ms または 200 msに設定可能 ) Low パルスを出力または反対の状態にトグルします。これにより、アプリケーションはメッセージを数えるまたは USB トラフィックを表示する事ができます。

1.7 EEPROM モジュール

この EEPROM モジュールは不揮発性メモリの 256バイト配列です。USBホストコマンドでこのメモリへは、USB ホストコマンドにより読み書き動作が可能です。EEPROM のアクセスの詳細はセクション 2.0「設定」を参照してください。データ EEPROM のメモリセルは、

大 10 万回の消去 / 書き込みサイクルに耐える事を保証しています。

データ保持期間 ( リフレッシュなし ) は 低でも 40 年以上です。

ホストは書き込みサイクルが完了するまで待機し、その後バイトを読み出す事で書き込みを検証できます。

1.8 リセット /POR

1.8.1 リセットピン

RST ピンは、デバイスを外部からリセットする際に使います。このピンを Low に保持すると、リセットが発生します。デバイスのリセット経路にはノイズフィルタがあり、微小パルスを検出しても無視します。

1.8.2 パワーオン リセット (POR)VDD が一定のしきい値を超えると、デバイス内部でPOR パルスが生成されます。これにより、デバイスはVDD が十分に立ち上がってから初期化状態で起動します。

POR 回路を使うには、VDD と RST ピンの間に抵抗(1 ~ 10 kΩ) を挟みます。このため、通常 POR 遅延の生成に必要な外付け RC 部品が不要です。

デバイスがリセット条件を終了して通常動作を開始する際、デバイスの動作パラメータ ( 電圧、周波数、温度等 ) は正常動作の要件を満たす必要があります。これらの条件を満たさない場合、動作条件が満たされるまでデバイスをリセット状態に維持する必要があります。

1.9 オシレータ

USB モジュールに適切な周波数を提供するため、入力クロックを 12 MHz にする必要があります。

これは、USB フルスピードが 12 Mb/s と定義されているためです。クロック入力の精度は ±0.25%( 大2,500 ppm) です。

図 1-6: 水晶振動子による動作

図 1-7: セラミック振動子による動作

Quartz Crystal12 MHz

OSC1

OSC2RS(1)

RF(2)

MCP2200

Note 1: 水晶振動子の駆動レベルが高い場合、直列抵抗 (RS) が必要となる場合があります。

2: RF の値は通常は 2 ~ 10 Mです。

Example: Murata® CSTCE12M0G15L

OSC1

OSC2

Resonator12 MHz

MCP2200

DS20002228C_JP - p.8 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

2.0 設定

MCP2200 は、HID インターフェイスを使って特殊コマンドを書き込む事で設定します。設定は、Microchip 社が提供する設定ユーティリティを使って行う事ができます。代わりに、MCP2200 の製品ページで入手可能な DLL を使ってカスタム ユーティリティを作成する事もできます。

2.1 設定ユーティリティ

Microchip 社が提供する設定ユーティリティを使うと、MCP2200 の既定値をカスタマイズできます。この設定ユーティリティ ( 図 2-1 参照 ) はデバイスの HID インターフェイスに接続し、全ての設定可能な機能を設定できます。

2.2 シリアル ストリング

MCP2200 は、USB シリアル ストリングを書き込んだ状態で工場から出荷されます。

表 2-1: 設定の説明

設定名 説明

ベンダー ID (0x04D8) USB コンソーシアムが Microchip 社に割り当てた USB ベンダー ID です。

製品 ID (0x00DF) Microchip 社が割り当てたデバイス ID です。本デバイスはそのまま使う事ができます。または、ご希望に応じて Microchip 社がカスタム製品 ID を割り当てる事もできます。

通信速度 プライマリ通信速度の一覧を使って UART の通信速度を設定します。プライマリ通信速度以外の設定の詳細は UART セクションを参照してください。

I/O 設定 I/O を個別に入力または出力に設定します。

IO の既定値 出力として設定したピンの既定値の出力状態を個別に設定します。

Tx/Rx LED GP6 ピンと GP7 ピンを USB トラフィック インジケータとして機能させるかどうかを設定します。トラフィック インジケータとして設定した場合、ピンはアクティブ Low となります。

ハードウェア フロー制御 CTS と RTS のフロー制御を有効または無効にします。

USBCFG ピン GP1 ピンを USB コンフィグレーション ステータス インジケータとして機能させるかどうかを設定します。

サスペンドピン GP0ピンをUSBサスペンド ステータスピンとして機能させるかどうかを設定します。

論理の反転 UART のライン状態を反転させます。

- 通常 – Tx/Rx アイドル = High、CTS/RTS アクティブ = Low- 反転 – Tx/Rx アイドル = Low、CTS/RTS アクティブ = High

製造者ストリング USB 製造者ストリングです。

製品ストリング USB 製品ストリングです。

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.9

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図 2-1: 設定ユーティリティ

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MCP2200

2.3 簡単な設定と I/O DLLユーザがカスタム設定ツールを簡単に作成できるように、Microchip 社は Microsoft®.NET Framework 3.5 を使った DLL を提供しています。www.microchip.com のMCP2200 の製品ページ (「Software」セクション ) に、ドライバとユーティリティに関する文書と、DLL をVisual C++プロジェクトと関連付ける方法についての情報を掲載しています。

2.3.1 簡単な I/O DLL の呼び出し

表 2-2 に、デバイスの設定と I/O の制御を可能にするために DLL が提供する関数を示します。

表 2-2: 設定関数

分類と関数名

初期化 (Note 1)void InitMCP2200(VID, PID)設定 (Note 2)bool ConfigureIO(mask)bool ConfigureIoDefaultOutput(mask, defaultGpioOutputValue)bool fnRxLED (OFF/TOGGLE/BLINKSLOW/BLINKFAST)bool fnTxLED (OFF/TOGGLE/BLINKSLOW/BLINKFAST)bool fnHardwareFlowControl (ON/OFF)bool fnULoad(ON/OFF)bool fnSuspend (ON/OFF)bool ConfigureMCP2200(mask, baudrate, RxLedMode, TxLedMode, flowCtrl, ULoad, suspend)bool ConfigureIO(mask)その他

String^ GetDeviceInfo(deviceIndex)unsigned int GetNoOfDevices()int GetSelectedDevice()String^ GetSelectedDeviceInfo()bool IsConnected()int SelectDevice(uiDeviceNo)int ReadEEPROM(uiEEPAddress)int WriteEEPROM(uiEEPAddress, ucValue)I/O 制御

bool ClearPin(pinnumber)bool SetPin(pinnumber)bool ReadPin(pinnumber, *pinvalue)int ReadPinValue(pinnumber) bool ReadPort(*portValue)int ReadPortValue()bool WritePort(portValue)概要

bool SimpleIOClass::ClearPin(unsigned int pin) セクション 2.3.1.1 bool SimpleIOClass::ConfigureIO (unsigned char IOMap) セクション 2.3.1.2 bool SimpleIOClass::ConfigureIoDefaultOutput(unsigned char ucIoMap, unsigned char ucDefValue) セクション 2.3.1.3 bool SimpleIOClass::ConfigureMCP2200 (unsigned char IOMap, unsigned long BaudRateParam, unsigned int RxLEDMode, unsigned int TxLEDMode, bool FLOW, bool ULOAD,bool SSPND) セクション 2.3.1.4 bool SimpleIOClass::fnHardwareFlowControl (unsigned int onOff) セクション 2.3.1.5 Note 1: DLL API を使う前に、InitMCP2200()関数の呼び出しが必要です。この関数は、示した DLL の中で唯一

の初期化関数です。

2: 設定は 1 回のみ必要です ( 不揮発性メモリに保存されます )。

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2.3.1.1 ClearPin関数 :bool SimpleIOClass::ClearPin (unsigned int pin)

例 2-1:

概要 ( 続き )bool SimpleIOClass::fnRxLED (unsigned int mode) セクション 2.3.1.6 bool SimpleIOClass::fnSetBaudRate (unsigned long BaudRateParam) セクション 2.3.1.7 bool SimpleIOClass::fnSuspend(unsigned int onOff) セクション 2.3.1.8 bool SimpleIOClass::fnTxLED (unsigned int mode) セクション 2.3.1.9 bool SimpleIOClass::fnULoad(unsigned int onOff) セクション 2.3.1.10 String^ SimpleIOClass::GetDeviceInfo(unsigned int uiDeviceNo) セクション 2.3.1.11 unsigned int SimpleIOClass::GetNoOfDevices(void) セクション 2.3.1.12 int SimpleIOClass::GetSelectedDevice(void) セクション 2.3.1.13 String^ SimpleIOClass::GetSelectedDeviceInfo(void) セクション 2.3.1.14 void SimpleIOClass::InitMCP2200 (unsigned int VendorID, unsigned int ProductID) セクション 2.3.1.15 bool SimpleIOClass::IsConnected() セクション 2.3.1.16 int SimpleIOClass::ReadEEPROM(unsigned int uiEEPAddress) セクション 2.3.1.17 bool SimpleIOClass::ReadPin(unsigned int pin, unsigned int *returnvalue) セクション 2.3.1.18 int SimpleIOClass::ReadPinValue(unsigned int pin) セクション 2.3.1.19 bool SimpleIOClass::ReadPort(unsigned int *returnvalue) セクション 2.3.1.20 int SimpleIOClass::ReadPortValue() セクション 2.3.1.21 int SimpleIOClass::SelectDevice(unsigned int uiDeviceNo) セクション 2.3.1.22 bool SimpleIOClass::SetPin(unsigned int pin) セクション 2.3.1.23 int SimpleIOClass::WriteEEPROM(unsigned int uiEEPAddress, unsigned char ucValue) セクション 2.3.1.24 bool SimpleIOClass::WritePort(unsigned int portValue) セクション 2.3.1.25 定数

const unsigned int OFF = 0;const unsigned int ON = 1;const unsigned int TOGGLE = 3;const unsigned int BLINKSLOW = 4;const unsigned int BLINKFAST = 5;

概要 : 指定したピンをクリアします。

説明 : 指定したピンを論理「0」にクリアします。

前提条件 : このピンは、ConfigureIO または ConfigureIoDefaultOutput の呼び出しであらかじめ出力として設定しておく必要があります。

パラメータ : pin - 設定するピン番号 (0 ~ 7) です。

戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : なし

表 2-2: 設定関数 ( 続き )分類と関数名

Note 1: DLL API を使う前に、InitMCP2200()関数の呼び出しが必要です。この関数は、示した DLL の中で唯一の初期化関数です。

2: 設定は 1 回のみ必要です ( 不揮発性メモリに保存されます )。

if (SimpleIOClass::ClearPin (2)){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

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2.3.1.2 ConfigureIO関数 :bool SimpleIOClass::ConfigureIO (unsigned char IOMap)

例 2-2:

2.3.1.3 ConfigureIODefaultOutput関数 :bool SimpleIOClass::ConfigureIoDefaultOutput (unsigned char ucIoMap, unsigned char ucDefValue)

例 2-3:

概要 : GPIO ピンをデジタル入力またはデジタル出力に設定します。

説明 : GPIO ピンをデジタル入力またはデジタル出力に設定できます。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ :IOMap - GPIO 設定のビットマップを表すバイトです。•「1」にセットしたビットは、デジタル入力になります。•「0」にセットしたビットは、デジタル出力になります。

• MSB – – – – – – LSB GP7 GP6 GP5 GP4 GP3 GP2 GP1 GP0戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

概要 : IO ピンをデジタル入力またはデジタル出力に設定します ( デジタル出力の既定値の出力ラッチ値も設定可能 )。

説明 : IO ピンをデジタル入力またはデジタル出力に設定できます。既定値の出力ラッチ値はパラメータとして受け取ります。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ :1. ucIoMap - GPIO を入力と出力のどちらかに設定するのに使うビットマップを表すバイトです。

•「1」は GPIO を入力として設定します。

•「0」は GPIO を出力として設定します。

• MSB – – – – – – LSB GP7 GP6 GP5 GP4 GP3 GP2 GP1 GP0

2. ucDefValue - 出力ラッチに書き込む既定値です ( 出力として設定したピンにのみ影響します )。戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

if (SimpleIOClass::ConfigureIO(0xA5) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

if (SimpleIOClass::ConfigureIoDefaultOutput(IoMap, DefValue) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

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2.3.1.4 ConfigureMCP2200関数 :bool SimpleIOClass::ConfigureIoDefaultOutput (unsigned long BaudRateParam, unsigned int RxLEDMode, unsigned int TxLEDMode, bool FLOW, bool ULOAD, bool SSPND)

例 2-4:

2.3.1.5 fnHardwareFlowControl関数 :bool SimpleIOClass::fnHardwareFlowControl (unsigned int onOff)

例 2-5:

概要 : デバイスを設定します。

説明 : 既定値の GPIO 指定、通信速度、TX/RX LED モード、フロー制御を設定します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ :1. IOMap - ピンの入力 / 出力状態を表すバイトです ( 各ビットは「1」( 入力 ) と「0」( 出力 ) のどちらかです )。2. BaudRateParam - 既定値の通信速度です。

3. RxLEDMode - Rx LED の挙動を定義するために OFF, ON, TOGGLE, BLINKSLOW, BLINKFASTのいずれかの定数に設定できます。

• OFF = 0• ON = 1• TOGGLE = 3• BLINKSLOW = 4• BLINKFAST = 5

4. TxLEDMode - Tx LED の挙動を定義するために OFF, ON, TOGGLE, BLINKSLOW, BLINKFASTのいずれかの定数に設定できます。

5. FLOW - このパラメータで既定値のフロー制御方法を設定します ( 偽 - ハードウェア フロー制御なし、真 - RTS/CTS フロー制御 )。

6. ULOAD - このパラメータは、USB が設定を書き込んだ時に表示するかどうかを設定します。 7. SSPND - このパラメータは、USB がサスペンドモード信号を送る時に表示するかどうかを設定します。

戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : なし

概要 : MCP2200 のフロー制御を設定します。フロー制御の設定は不揮発性 RAM に保存されます。

説明 : フロー制御を、ハードウェア フロー制御 (RTS/CTS) ありまたはハードなしに設定します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : onOff:•「1」 = ハードウェア フロー制御が必要な場合

•「0」 = ハードウェア フロー制御が不要な場合

戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

if (SimpleIOClass::ConfigureMCP2200(0x43, 9600, BLINKSLOW, BLINKFAST, false, false, false) == SUCCESS)

lblStatusBar->Text = “Success”;else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ”

if (SimpleIOClass::fnHardwareFlowControl(1) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

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2.3.1.6 fnRxLED関数 :bool SimpleIOClass::fnRxLED (unsigned int mode)

例 2-6:

2.3.1.7 fnSetBaudRate関数 :bool SimpleIOClass::fnSetBaudRate (unsigned long BaudRateParam)

例 2-7:

2.3.1.8 fnSuspend関数 :bool SimpleIOClass::fnSuspend (unsigned int onOff)

概要 : Rx LED のモードを設定します。Rx LED の設定は不揮発性 RAM に保存されます。

説明 : Rx LED のモードを、設定可能な値のうちの 1 つに設定します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : モード (定数 ): OFF, TOGGLE, BLINKSLOW, BLINKFAST戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

概要 : デバイスの既定値の通信速度を設定します。通信速度の値は不揮発性 RAM に保存されます。

説明 : 必要な通信速度を設定し、デバイスの不揮発性 RAM に保存します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : BaudRateParam - 必要な通信速度値です。

戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。この関数は、既定値の起動時通信速度値を設定するためにのみ使います。ターミナル プログラムと一緒に使う場合、通信速度を変更するのにこの関数を呼び出す必要はありません。ターミナル プログラムから通信速度を変更する事で通信速度を変更する適切な CDC パケットが送られるため、この関数を呼び出す必要はありません。

概要 : MCP2200 の GP0 ピンが USB サスペンド / レジューム状態を表示するように設定します。

説明 : USB サスペンド / レジューム状態を表示するように GP0 を設定した場合、GP0 ピンはサスペンド状態になると「Low」になり、レジューム状態になると「High」になります。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : onOff: • 「1」 = GP0 は USB サスペンド / レジューム状態を表示する

• 「0」 = GP0 は USB サスペンド / レジューム状態を表示しない (GPIO として利用できる )戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

if (SimpleIOClass::fnRxLED (BLINKFAST) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

if (SimpleIOClass::fnSetBaudRate(9600) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.15

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例 2-8:

2.3.1.9 fnTxLED関数 :bool SimpleIOClass::fnTxLED (unsigned int mode)

例 2-9:

2.3.1.10 fnULoad関数 :bool SimpleIOClass::fnULoad (unsigned int onOff)

例 2-10:

概要 : Tx LED のモードを設定します。Tx LED の設定は不揮発性 RAM に保存されます。

説明 : Tx LED のモードを、設定可能な値の 1 つに設定します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : モード (定数 ): OFF, TOGGLE, BLINKSLOW, BLINKFAST戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

概要 : MCP2200 の GP1 ピンが USB のコンフィグレーション ステータスを表示するように設定します。

説明 : USB コンフィグレーション ステータスを表示するように GP1 を設定した場合、GP1 ピンは起動中またはリセット後「Low」になり、ホストが MCP2200 を正常に設定した後「High」になります。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : onOff:• 「1」 = GP1 は USB コンフィグレーション ステータスを表示する

•「0」 = GP1 は USB コンフィグレーション ステータスを表示しない (GPIO として利用できる )戻り値 : この関数は転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : エラーコードは LastErrorに返されます。

if (SimpleIOClass::fnSuspend(1) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

if (SimpleIOClass::fnTxLED (BLINKSLOW) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

if (SimpleIOClass::fnULoad(1) == SUCCESS)lblStatusBar->Text = “Success”;

elselblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

DS20002228C_JP - p.16 2016 Microchip Technology Inc.

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2.3.1.11 GetDeviceInfo関数 :String^ SimpleIOClass::GetDeviceInfo (unsigned int uiDeviceNo)

例 2-11:

2.3.1.12 GetNoOfDevices関数 :unsigned int SimpleIOClass::GetNoOfDevices(void)

例 2-12:

2.3.1.13 GetSelectedDevice関数 :int SimpleIOClass::GetSelectedDevice(void)

概要 : 接続済みのデバイスのうちの 1 つのパス名を返します。

説明 : この関数は指定のデバイス ID のパス名を返します。

前提条件 : 互換デバイスの DLL 検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1 回呼び出す必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : uiDeviceNo: パス情報が必要なデバイス ID です。「0」から「デバイス数 - 1」までの値をとる事ができます。

戻り値 : この関数は指定のデバイス ID のパス名を含む文字列を返します。

• 指定の ID がレンジ外の場合、文字列「Device Index Error」を返します。

• パス名を要求されたデバイスが今は接続されていない場合、文字列「Device Not Connected」を返します。

備考 : なし

概要 : この関数はシステム内に存在する利用可能なデバイスの数を返します。

説明 : この関数はシステムに接続された HID デバイスの数 ( とそれらの VID/PID) を返します。

前提条件 : 互換デバイスの DLL 検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1 回呼び出す必要があります。また、システムに接続されたデバイスの実際の数を知るには、SimpleIOClass::IsConnected() 関数を呼び出します。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : なし

戻り値 : この関数は SimpleIOClass::InitMCP2200() 関数のパラメータとして指定の VID/PID を持つ HIDデバイスの数を返します。

備考 : システム内に存在するデバイスの 新の数を取得するには、この関数の呼び出しの前にSimpleIOClass::IsConnected()関数を呼び出します。

概要 : 選択したデバイスの ID を返します。

説明 : この関数は、現在選択しているデバイスの ID を返します。

前提条件 : 互換デバイスの DLL 検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1 回呼び出す必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : なし

戻り値 : この関数は、現在選択しているデバイスの ID を返します。戻り値は「0」から「デバイス数 - 1」までの値をとる事ができます。

備考 : なし

lblStatusBar->Text = SimpleIOClass::GetDeviceInfo(0);

SimpleIOClass::IsConnected(); //call this function to refresh the number of //the devices present in the systemlblStatusBar->Text = SimpleIOClass::GetNoOfDevices();

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例 2-13:

2.3.1.14 GetSelectedDeviceInfo関数 :String^ SimpleIOClass::GetSelectedDeviceInfo(void)

例 2-14:

2.3.1.15 InitMCP2200関数 :void SimpleIOClass::InitMCP2200 (unsigned int VendorID, unsigned int ProductID)

例 2-15:

2.3.1.16 IsConnected関数 :bool SimpleIOClass::IsConnected()

概要 : 選択したデバイスのパス名を返します。

説明 : この関数は選択したデバイスの一意のパス名を含む文字列を返します。

前提条件 : 互換デバイスの DLL 検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1 回呼び出す必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : なし

戻り値 : この関数は選択したデバイスの一意のパス名を含む文字列を返します。

備考 : 既定値として選択されるデバイスは、DLL が 初に見つけるデバイスです。他のデバイスのパス名を返す必要がある場合、SimpleIOClass::SelectDevice(deviceNo)を呼び出します。

概要 : この SimpleIOClass は、任意のプロダクト ID とベンダー ID を設定します。

説明 : プロジェクトに使うベンダー ID と製品 ID を設定します。

前提条件 : なし

パラメータ : 1. ベンダー ID - USB IF (www.usb.org) が割り当てたものです。 2. 製品 ID - ベンダー ID ホルダーが割り当てたものです。

戻り値 : なし

備考 : 他の呼び出しの前には常にこの関数を呼び出し、ベンダー ID と製品 ID を設定します。

概要 : 既存の VID/PID デバイスが接続されているかどうかを OS に確認します。

説明 : MCP2200 がコンピュータに接続されているかどうかを確認します。接続されている場合、真を返します。そうでない場合、偽を返します。

前提条件 : VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : なし

戻り値 : 真 - ホストにデバイスが少なくとも 1 つ接続されている場合偽 - ホストにデバイスが 1 つも接続されていない場合

備考 : エンドデバイスとの実際の通信は発生しません。この関数は、指定の VID/PID がエニュメレートされたかどうかを OS に問い合わせます。

lblStatusBar->Text = SimpleIOClass::GetSelectedDevice();

lblStatusBar->Text = SimpleIOClass::GetSelectedDeviceInfo(void)

InitMCP2200 (0x4D8, 0x00DF);

DS20002228C_JP - p.18 2016 Microchip Technology Inc.

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例 2-16:

2.3.1.17 ReadEEPROM関数 :int SimpleIOClass::ReadEEPROM (unsigned int uiEEPAddress)

例 2-17:

2.3.1.18 ReadPin関数 :bool SimpleIOClass::ReadPin (unsigned int pin, unsigned int *returnvalue)

例 2-18:

概要 : EEPROM から 1 バイトを読み出します。

説明 : EEPROM の指定のアドレスから 1 バイトを読み出します。

前提条件 : 互換デバイスのDLL検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1回呼び出す必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : uiEEPAddress - EEPROM のアドレスを指定する必要がある位置 (0 ~ 255)戻り値 : この関数は、EEPROM の指定アドレスの値を返します。それ以外の場合、以下を返します。

• E_WRONG_ADDRESS (-3) - 指定の EEPROM アドレスがレンジ外の場合

• E_CANNOT_SEND_DATA (-4) - 関数がコマンドをデバイスに発行できない場合

備考 : なし

概要 : 指定したピンを読み出します。

説明 : 指定したピンを読み出し、その値 (returnvalue) を返します。ピンがデジタル入力として設定されている場合、戻り値は「0」と「1」のどちらかです。

前提条件 : このピンは、ConfigureIOの呼び出しであらかじめ入力として設定しておく必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : • pin - 設定するピン番号 (0 ~ 7)• returnvalue - ピンで読み出した値 (「0」または「1」)

戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : なし

unsigned int rv;if (SimpleIOClass::IsConnected ()){

lblStatusBar->Text = “Device connected”;}else

lblStatusBar->Text = “Device Disconnected”;

int iRetValue = SimpleIOClass::ReadEEPROM(0x01);if (iRetValue >= 0){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Error reading to EEPROM” + SimpleIOClass::LastError;

unsigned int rv;if (SimpleIOClass::ReadGPIOn (0, &rv)){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.19

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MCP2200

2.3.1.19 ReadPinValue関数 :int SimpleIOClass::ReadPinValue(unsigned int pin)

例 2-19:

2.3.1.20 ReadPort関数 :bool SimpleIOClass::ReadPort(unsigned int *returnvalue)

例 2-20:

概要 : 指定したピンを読み出します。

説明 : 指定したピンを読み出し、その値を戻り値として返します。ピンがデジタル入力として設定されている場合、戻り値は「0」と「1」のどちらかです。エラーが発生した場合、この関数は 0x8000 を返します。

前提条件 : このピンは、ConfigureIOの呼び出しであらかじめ入力として設定しておく必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : pin - 設定するピン番号 (0 ~ 7)戻り値 : この関数は、ピンの読み値を返します。または、エラーが発生した場合、0x8000 を返します。

備考 : なし

概要 : GPIO ポートをデジタル入力として読み出します。

説明 : GPIO ポートを読み出し、その値 (returnvalue) を返します。この関数を使うと、全てのピンを 1 つずつでなく同時に読み出す事ができます。

前提条件 : このピンは、ConfigureIOの呼び出しであらかじめ入力として設定しておく必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : • pin - 設定するピン番号 (0 ~ 7)• returnvalue - ピンで読み出した値 (「0」または「1」)

戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : 出力に設定したピンは、ポートの現在の状態を返します。入力として設定したピンは、ゼロとして読み出されます。

unsigned int rv;if (SimpleIOClass::ReadPinValue(0) != 0x8000){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

unsigned int rv;if (SimpleIOClass::ReadGPIOPort (0, &rv)){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

DS20002228C_JP - p.20 2016 Microchip Technology Inc.

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2.3.1.21 ReadPortValue関数 :int SimpleIOClass::ReadPortValue()

例 2-21:

2.3.1.22 SelectDevice関数 :int SimpleIOClass::SelectDevice(unsigned int uiDeviceNo)

例 2-22:

概要 : GPIO ポートをデジタル入力として読み出します。

説明 : GPIO ポートを読み出し、ポートの値を返します。この関数を使うと、全てのピンを 1 つずつでなく同時に読み出す事ができます。エラーの場合、戻り値は 0x8000 となります。

前提条件 : このピンは、ConfigureIOの呼び出しであらかじめ入力として設定しておく必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : なし

戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : 出力に設定したピンは、ポートの現在の状態を返します。入力として設定したピンは、ゼロとして読み出されます。

概要 : システム内のアクティブなデバイスのうちの 1 つを選択します。

説明 : この関数を使って、「アクティブなデバイス」として検出したシステム内のデバイスのうちの 1 つを選択します。

前提条件 : 互換デバイスのDLL検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1回呼び出す必要があります。また、実際のシステム内のデバイスの数を知るには、SimpleIOClass::IsConnected() 関数を呼び出します。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : uiDeviceNo - 選択するデバイスの ID(「0」から「デバイス数 - 1」までの値をとる事が可能 )戻り値 : この関数は、選択が成功した場合「0」を返します。それ以外の場合、以下を返します。

• E_WRONG_DEVICE_ID (-1) - デバイス ID がレンジ外の場合

• E_INACTIVE_DEVICE (-2) - デバイスが非アクティブの場合 )備考 : システム内に存在するデバイスの 新の数を取得するには、この関数の呼び出しの前に

SimpleIOClass::IsConnected()を呼び出します。

int rv;rv = SimpleIOClass::ReadPortValue()if (rv != 0x8000){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

int iResult;iResult = SimpleIOClass::SelectDevice(1)if (iResult == 0){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Error selecting device”;

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.21

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MCP2200

2.3.1.23 SetPin関数 :bool SimpleIOClass::SetPin(unsigned int pin)

例 2-23:

2.3.1.24 WriteEEPROM関数 :int SimpleIOClass::WriteEEPROM(unsigned int uiEEPAddress, unsigned char ucValue)

例 2-24:

概要 : 指定したピンをセットします。

説明 : 指定したピンを論理「1」にセットします。

前提条件 : このピンは、ConfigureIO または ConfigureIoDefaultOutput の呼び出しであらかじめ出力として設定しておく必要があります。VID と PID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : pin - 設定するピン番号 (0 ~ 7)戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : なし

概要 : MCP2200 の EEPROM に 1 バイトを書き込みます。

説明 : 256 バイトの EEPROM の指定のアドレスに 1 バイトを書き込みます。

前提条件 : 互換デバイスの DLL 検索を起動するには、InitMCP2200()を少なくとも 1 回呼び出す必要があります。VIDとPIDは、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : • uiEEPAddress - 書き込む EEPROM アドレス位置 (0 ~ 255)• ucValue - 指定の位置に書き込むバイト値

戻り値 : この関数は、書き込みコマンドがデバイスに正常に転送された場合「0」を返します。それ以外の場合、以下を返します。

• E_WRONG_ADDRESS (-3) - 指定の EEPROM アドレスがレンジ外の場合

• E_CANNOT_SEND_DATA (-4) - 関数がデバイスにコマンドを転送できない場合

備考 : この関数は EEPROM 書き込みコマンドを転送します。しかし、その EEPROM 位置が実際に書き込まれたかどうかは確認しません。ユーザは SimpleIOClass::ReadEEPROM() を発行し、戻り値が書き込んだ値と一致するかどうかを確認する事で、EEPROM が正しく書き込まれた事を検証できます。

if (SimpleIOClass::SetPin (2)){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

int iRetValue = SimpleIOClass::WriteEEPROM(0x01, 0xAB);

if (iRetValue == 0){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Error writting to EEPROM” + SimpleIOClass::LastError;

DS20002228C_JP - p.22 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

2.3.1.25 WritePort関数 :bool SimpleIOClass::WritePort(unsigned int portValue)

例 2-25:

概要 : GPIO ポートに値を書き込みます。

説明 : GPIO ポートの書き込みです。この関数を使うと、全てのピンを 1 つずつでなく同時に書き込む事ができます。

前提条件 : このピンは、ConfigureIOの呼び出しであらかじめ出力として設定しておく必要があります。VID とPID は、InitMCP2200(VID, PID)の呼び出しであらかじめ設定しておく必要があります。

パラメータ : portValue - ポートに設定する値

戻り値 : この関数は、転送が成功すると真を返し、転送が失敗すると偽を返します。

備考 : なし

if (SimpleIOClass::WritePort (0x5A)){

lblStatusBar->Text = “Success”;}else

lblStatusBar->Text = “Invalid command ” + SimpleIOClass::LastError;

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.23

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MCP2200

NOTE:

DS20002228C_JP - p.24 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

3.0 電気的特性

大絶対定格 (†)

通電中の周囲温度 ................................................................................................................................. -40 ~ +85 ℃保管温度.............................................................................................................................................. -65 ~ +150 ℃VSS を基準とした VDD の電圧 .............................................................................................................. -0.3 ~ +6.0 VVss を基準とした MCLR の電圧........................................................................................................... -0.3 ~ +9.0 VVSS を基準とした VUSB(1) ピンの電圧 .................................................................................................. -0.3 ~ +4.0 VVSS を基準とした D+ ピンと D- ピンの電圧 ........................................................................ -0.3 V ~ (VUSB + 0.3 V)VSS を基準とした他の全てのピンの電圧 ............................................................................... -0.3 V ~ (VDD + 0.3 V)総消費電力 (2) ................................................................................................................................................. 800 mWVSS ピンの 大ソース電流 ................................................................................................................................95 MAVDD ピンの 大シンク電流................................................................................................................................95 MAクランプ電流、IK (VPIN < 0 または VPIN > VDD)20 mA各 I/O ピンの 大シンク電流 ............................................................................................................................ 25 mA各 I/O ピンの 大ソース電流 ............................................................................................................................ 25 mA全ポートの 大シンク電流 ............................................................................................................................... 90 mA全ポートの 大ソース電流 ............................................................................................................................... 90 mANote 1: 常に VUSB VDD + 0.3 V とする必要があります。

2: 電力損失の計算式 : PDIS = VDD x {IDD – IOH} + {(VDD – VOH) x IOH} + (VOl x IOL)

† NOTICE: ここに記載した「絶対 大定格」を超える条件は、デバイスに恒久的な損傷を生じさせる可能性があります。これはストレス定格です。本書の動作表に示す条件外でのデバイス運用は想定していません。長期間にわたる絶対 大定格条件での動作や保管は、デバイスの信頼性に影響する可能性があります。

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.25

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MCP2200

3.1 DC 特性

DC 特性動作条件 ( 特に明記しない場合 ):3.0 V VDD 5.5 V、-40℃ TA +85℃ ( 産業用温度レンジ )

パラメータ

No.特性 記号 小 Typ. 大 単位 条件

D001 電源電圧 VDD 3.0 — 5.5 Vパワーオン リセット(POR) リリース電圧

VPOR 1.6 V

パワーオン リセット(POR) リアーム電圧

0.8 V

D003 パワーオン リセット信号を確保するためのVDD 立ち上がり速度

SVDD 0.05 — — V/ms 設計指標であり、出荷試験は実施していません。

D004 消費電流 IDD

VDD = 3.0 V — 10 12 mA FOSC = 12 MHz(VUSB に 330 nF を接続 )VDD = 5.0 V — 13 15 mA

D005 スタンバイ電流 IDDS — 9 — µA入力 Low 電圧

D031 シュミットトリガ(GPIO)

VIL — — 0.2 VDD V 3.0 V VDD 5.5 V

TTL (CTS ピン ) — — 0.8 V 4.5 V VDD 5.5 V入力 High 電圧

D041 シュミットトリガ(GPIO)

VIH 0.8 VDD — VDD V 3.0 V VDD 5.5 V

TTL (RTS ピン ) 2.0 — VDD V 4.5 V VDD 5.5 V入力リーク電流

D060 GPIO, CTS IIL — ±50 ±100 nA VSS VPIN VDD、ピンはハイインピーダンス

RST — ±50 ±200 nAOSC1 — ±50 ±100 nA

出力 Low 電圧

D080 GPIO, UART Tx/Rx VOL — — 0.6 V IOL = 8.0 mA, VDD = 5.0 V — — 0.6 V IOL = 6.0 mA, VDD = 3.3 V

出力 High 電圧

D090 GPIO, UART Tx/Rx VOH VDD – 0.7 — — V IOH = -3.5 mA, VDD = 5.0 VVDD – 0.7 — — V IOH = -3.0 mA, VDD = 3.3 V

出力ピンに対する容量性負荷の仕様

D101 OSC2 COSC2 — — 15 pF Note 1D102 GPIO CIO — — 50 pF Note 1

Note 1: このパラメータは特性評価結果です。出荷試験は実施していません。

DS20002228C_JP - p.26 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

図 3-1: VDD の立ち上がりが遅い場合の POR と POR リアーム

VDD

VPORVPORR

VSS

VSS

NPOR(1)

TPOR(3)

POR REARM

Note 1: NPOR が Low の時、デバイスはリセット状態に保持されます。

2: TPOR = 1 µs (typ.) です。

3: TVLOW = 2.7 µs (typ.) です。

TVLOW(2)

表 3-1: USB モジュールの仕様

DC 特性動作条件 ( 特に明記しない場合 ):3.0 V VDD 5.5 V、-40 ℃ TA +85 ℃ ( 産業用温度レンジ )

パラメータ

No.特性 記号 小 Typ. 大 単位 条件

D313 USB 電圧 VUSB 3.0 — 3.6 V USB を正常に動作させるには、Vusb ピンにこのレンジの電圧を印加する事が必要

D314 ピンの入力リーク電流 Iil — — ±1 µA Vss VPIN VDD、ピンはハイインピーダンス

D315 USB バッファの入力Low 電圧

Vilusb — — 0.8 V Vusb レンジ用

D316 USB バッファの入力High 電圧

Vihusb 2.0 — — V Vusb レンジ用

D318 差動入力感度 Vdifs — — 0.2 V Vcm の条件を満たしている時、D+ と D- の差がこの値より大きい事が必要

D319 差動コモンモード レンジ

Vcm 0.8 — 2.5 V

D320 ドライバ出力インピーダンス (1)

Zout 28 — 44

D321 出力 Low 電圧 Vol 0.0 — 0.3 V 1.5 k負荷を 3.6 V に接続

D322 出力 High 電圧 Voh 2.8 — 3.6 V 1.5 k負荷をグランドに接続

Note 1: D+ 信号ラインと D- 信号ラインには、インピーダンス整合用の抵抗が内蔵されています。MCP2200 ファミリと USB ケーブルの間の D+/D- 信号ラインには、外付け抵抗、コンデンサ、磁気部品は一切必要ありません。

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.27

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MCP2200

表 3-2: 温度仕様

標準動作条件 ( 特に明記しない場合 )動作温度 : –40 ℃ TA +85 ℃ ( 産業用温度レンジ )パラメータ

No.記号 特性 Typ. 単位 条件

TH01 θJA 接合部 - 大気間熱抵抗 36.1 C/W 20 ピン VQFN 5x5 mm パッケージ

85.2 C/W 20 ピン SOIC パッケージ

108.1 C/W 20 ピン SSOP パッケージ

TH02 θJC 接合部 - ケース間熱抵抗 1.7 C/W 20 ピン VQFN 5x5 mm パッケージ

24 C/W 20 ピン SOIC パッケージ

24 C/W 20 ピン SSOP パッケージ

TH03 TJMAX 高接合部温度 150 CTH04 PD 消費電力 — W PD = PINTERNAL + PI/OTH05 PINTERNAL 内部消費電力 — W PINTERNAL = IDD x VDD(1)

TH06 PI/O I/O 消費電力 — W PI/O = (IOL * VOL) + (IOH * (VDD – VOH))

TH07 PDER ディレーティング後電力 — W PDER = PDMAX (TJ - TA)/θJA(2,3)

Note 1: IDD は、出力ピンの負荷を駆動しないでチップのみを動作させた時の電流です。

2: TA = 周囲温度

3: TJ = 接合部温度

DS20002228C_JP - p.28 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

3.2 AC 特性

3.2.1 タイミング パラメータの記号

タイミング パラメータの記号は、以下のどちらかの形式で表します。

3.2.2 タイミングの条件

表 3-3 に指定された動作温度および電圧は、特に明記しない場合、全てのタイミング仕様に適用されます。図 3-2 に、タイミング仕様の負荷条件を示します。

表 3-3: 温度および電圧仕様 - AC

図 3-2: デバイス タイミング仕様に対する負荷条件

1.TppS2ppS 2.TppST

F 周波数 T 時間

E 誤差

小文字 (pp) の種類と意味 :pp

io 入力または出力ピン osc オシレータ

rx 受信 tx 送信

bitclk RX/TX BITCLK RST リセット

drt デバイスリセット タイマ

大文字の種類と意味 :S

F 立ち下がり P 周期

H High R 立ち上がり

I 不確定 ( ハイインピーダンス ) V 確定

L Low Z ハイインピーダンス

AC 特性標準動作条件 ( 特に明記しない場合 )動作温度 : -40 ℃ TA +85 ℃セクション 3.1「DC 特性」の DC 仕様に記載された動作電圧 Vdd レンジ

50 pF (15 pF for OSC2)

Pin

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.29

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MCP2200

3.2.3 タイミング仕様

表 3-4: リセット、オシレータ起動タイマ、パワーアップ タイマのパラメータ

標準動作条件 ( 特に明記しない場合 )動作温度レンジ : -40 ℃ TA +85 ℃

パラメータNo.(1)

記号 特性 小 Typ.(2)大 単位 条件

30 TRST MCLR パルス幅 (Low) 2 — — µs

31 TPWRT パワーアップ タイマ 40 65 140 ms32 TOST オシレータの起動時間 — 1024 — TOST

Note 1: これらのパラメータは特性評価結果です。出荷試験は実施していません。

2: 特に明記しない場合、「Typ.」列のデータは 5 V/25 ℃での値です。これらのパラメータは設計指標です。出荷試験は実施していません。

DS20002228C_JP - p.30 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

4.0 パーケージ情報

4.1 パッケージのマーキング情報

凡例 : XX...X お客様固有情報Y 年コード ( 西暦の下 1 桁 )YY 年コード ( 西暦の下 2 桁 )WW 週コード (1 月 1 日の週が「01」)NNN 英数字のトレーサビリティ コード 無光沢スズ (Sn) めっきの使用を示す鉛フリー JEDEC® マーク* 本パッケージは鉛フリーです。鉛フリー JEDEC® マーク ( ) は

外箱に表記しています。

Note: Microchip 社の製品番号が 1 行に収まりきらない場合、複数行を使います。この場合、お客様固有情報に使える文字数が制限されます。

3e

3e

20 ピン SOIC 例 :

20 ピン VQFN (5x5 mm) 例 :

20 ピン SSOP 例 :

MCP2200I/MQ

1544256

MCP2200I/SO

15442563e

3e

MCP2200I/SS

15442563e

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.31

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MCP2200

20 ピンプラスチック クワッドフラット、リードレス パッケージ (MQ) - 5x5x1.0 mm ボディ [VQFN]コンタクト長 0.40 mm

Microchip Technology Drawing C04-139C (MQ) Sheet 1 of 2

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブページにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

0.20 C

0.20 C

0.10 C A B0.05 C

(DATUM B)(DATUM A)

CSEATING

PLANE

NOTE 1

1

2

N

2XTOP VIEW

SIDE VIEW

BOTTOM VIEW

NOTE 1

1

2

N

0.10 C A B

0.10 C A B

0.10 C

0.08 C

2X

20X

D

E

BA

D2

E2

K20X b

e

L

(A3)

A

A1

DS20002228C_JP - p.32 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

20 ピンプラスチック クワッドフラット、リードレス パッケージ (MQ) - 5x5x1.0 mm ボディ [VQFN]コンタクト長 0.40 mm

Note:1. ピン 1 のビジュアル インデックスの場所にはばらつきがありますが、必ず斜線部分内にあります。

2. パッケージは ダイサーで個片化されています。

3. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

REF: 参考寸法、通常は許容誤差を含まない、情報としてのみ提示される値

Microchip Technology Drawing C04-139C (MQ) Sheet 2 of 2

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAX端子数 N 20ピッチ e 0.65 BSC全高 A 0.80 0.90 1.00スタンドオフ A1 0.00 0.02 0.05コンタクト厚 (A3) 0.20 REF全長 D 5.00 BSC露出パッド長 D2 3.15 3.25 3.35全幅 E 5.00 BSC露出パッド幅 E2 3.15 3.25 3.35コンタクト幅 b 0.25 0.30 0.35コンタクト長 L 0.35 0.40 0.45コンタクト - 露出パッド間距離 K 0.20 - -

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.33

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MCP2200

20 ピンプラスチック クワッドフラット、リードレス パッケージ (MQ) - 5x5x1.0 mm ボディ [VQFN]コンタクト長 0.40 mm

Note:1. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

2. はんだ付け性を向上させるために、放熱用スルーホールを埋め込む ( またはふさぐ ) 事でリフロー処理中のはんだの喪失を防ぐ

必要があります。

Microchip Technology Drawing C04-2139B (MQ)

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

RECOMMENDED LAND PATTERN

SILK SCREEN

1

2

20

C1

C2

EV

EV

E

X2

Y2ØV

G

Y1

X1

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAXコンタクトピッチ E 0.65 BSCオプションのセンターパッド幅 W2 3.35オプションのセンターパッド長 T2 3.35コンタクトパッド間隔 C1 4.50コンタクトパッド間隔 C2 4.50コンタクトパッド幅 (X20) X1 0.40コンタクトパッド長 (X20) Y1 0.55パッド間距離 G 0.20放熱用スルーホール径 V 0.30放熱用スルーホール ピッチ EV 1.00

DS20002228C_JP - p.34 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

20 ピンプラスチック スモール アウトライン (SO) - ワイド、7.50 mm ボディ [SOIC]

Microchip Technology Drawing C04-094C Sheet 1 of 2

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.35

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MCP2200

20 ピンプラスチック スモール アウトライン (SO) - ワイド、7.50 mm ボディ [SOIC]

Note:1. ピン 1 のビジュアル インデックスの場所にはばらつきがありますが、必ず斜線部分内にあります。

2. § 重要な特性です。

3. D の寸法はバリを含みません。これらは各側で 0.15 mm 以下とします。E1 の寸法はバリを含みません。これらは各側で 0.25mm 以下とします。

4. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

REF: 参考寸法、通常は許容誤差を含まない、情報としてのみ提示される値

5. データ A と B はデータ H の位置で決まります。

Microchip Technology Drawing C04-094C Sheet 2 of 2

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAXピン数 N 20ピッチ e 1.27 BSC全高 A - - 2.65モールド パッケージ厚 A2 2.05 - -スタンドオフ § A1 0.10 - 0.30全幅 E 10.30BSCモールド パッケージ幅 E1 7.50 BSC全長 D 12.80 BSC面取り部 ( オプション ) h 0.25 - 0.75フットプリント L 0.40 - 1.27足長 L1 1.40 REFピン角 Θ 0° - -足角 φ 0° - 8°ピン厚 c 0.20 - 0.33ピン幅 b 0.31 - 0.51モールドドラフト角トップ α 5° - 15°モールドドラフト角ボトム β 5° - 15°

DS20002228C_JP - p.36 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

20 ピンプラスチック スモール アウトライン (SO) - ワイド、7.50 mm ボディ [SOIC]

Note:1. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

Microchip Technology Drawing C04-2094A

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification(Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAXコンタクトピッチ E 1.27 BSCコンタクトパッド間隔 C 9.40コンタクトパッド幅 (X20) X 0.60コンタクトパッド長 (X20) Y 1.95パッド間距離 Gx 0.67パッド間距離 G 7.45

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.37

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MCP2200

20 ピンプラスチック シュリンク スモール アウトライン (SS) - 5.30 mm ボディ [SSOP]

Note:1. ピン 1 のビジュアル インデックスの場所にはばらつきがありますが、必ず斜線部分内にあります。

2. D と E1 の寸法はバリを含みません。バリは各側で 0.20 mm を超えません。

3. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

REF: 参考寸法、通常は許容誤差を含まない、情報としてのみ提示される値

Microchip Technology Drawing C04-072B

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAXピン数 N 20ピッチ e 0.65 BSC全高 A - - 2.00モールド パッケージ厚 A2 1.65 1.75 1.85スタンドオフ A1 0.05 - -全幅 E 7.40 7.80 8.20モールド パッケージ幅 E1 5.00 5.30 5.60全長 D 6.90 7.20 7.50足長 L 0.55 0.75 0.95フットプリント L1 1.25 REFピン厚 c 0.09 - 0.25足角 φ 0° 4° 8°ピン幅 b 0.22 - 0.38

φ

LL1

A2c

eb

A1

A

1 2

NOTE 1

E1

E

D

N

DS20002228C_JP - p.38 2016 Microchip Technology Inc.

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MCP2200

20 ピンプラスチック シュリンク スモール アウトライン (SS) - 5.30 mm ボディ [SSOP]

Note:1. 寸法と許容誤差は ASME Y14.5M に準拠しています。

BSC: 基本寸法、理論的に正確な値、許容誤差なしで表示

Microchip Technology Drawing C04-2072A

Note: 新のパッケージ図面については、以下のウェブサイトにある「Microchip Packaging Specification (Microchip 社パッケージ仕様 )」を参照してください。http://www.microchip.com/packaging

単位 ミリメートル

寸法 MIN NOM MAXコンタクトピッチ E 0.65 BSCコンタクトパッド間隔 C 7.20コンタクトパッド幅 (X20) X1 0.45コンタクトパッド長 (X20) Y1 1.75パッド間距離 G 0.20

2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.39

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MCP2200

NOTE:

DS20002228C_JP - p.40 2016 Microchip Technology Inc.

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2016 Microchip Technology Inc. DS20002228C_JP - p.41

MCP2200

補遺 A: 改訂履歴

リビジョン C (2015 年 12 月 )1. Windows® 8, Windows 8.1, Windows 10 を特長と

セクション 1.1「対応オペレーティング システム」に追加しました。

リビジョン B (2011 年 3 月 )変更内容は以下の通りです。

1. セクション 1.5.2 を新規に追加しました。

2. セクション 2.3「簡単な設定と I/O DLL」全体を更新しました。

3. 表 3-2 で、パラメータ TH01 および TH02 に 20 ピン 5x5 VQFN パッケージの値を追加しました。

リビジョン A (2010 年 3 月 )本書は初版です。

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MCP2200

DS20002228C_JP - p.42 2016 Microchip Technology Inc.

製品識別システム

ご注文や製品の価格、納期につきましては、弊社代理店にお問い合わせください。

デバイス : MCP2200: USB-UART シリアル コンバータMCP2200T: USB-UART シリアル コンバータ ( テープ&リール )

テープ & リールオプション :

空欄 = 標準梱包 ( チューブまたはトレイ )T = テープ & リール (1)

温度レンジ : I = -40 ~ +85 ℃ ( 産業用温度レンジ )

パッケージ : MQ = プラスチック クワッドフラット、リードレス パッケージ5x5x1 mm ボディ (VQFN)、20 ピン

SO = プラスチック スモール アウトライン - ワイド 7.50 mmボディ (SO)、20 ピン

SS = プラスチック シュリンク スモール アウトライン - 5.30 mm ボディ (SS)、20 ピン

例 :a) MCP2200- I/MQ: 産業用温度レンジ、

20 ピン VQFN パッケージ b) MCP2200T- I/MQ: テープ & リール、

産業用温度レンジ、 20 ピン VQFN パッケージ

c) MCP2200- I/SO: 産業用温度レンジ、 20 ピン SOIC パッケージ

d) MCP2200T- I/SO: テープ & リール、 産業用温度レンジ、 20 ピン SOIC パッケージ

e) MCP2200- I/SS: 産業用温度レンジ、 20 ピン SSOP パッケージ

f) MCP2200T- I/SS: テープ & リール、 産業用温度レンジ、 20 ピン SSOP パッケージ

製品番号 X /XX

パッケージ温度レンジデバイス

[X](1)

テープ & リールオプション

Note 1: テープ&リールの識別情報は、カタログの製品番号説明にのみ記載されています。これは製品の注文時に使う識別情報であり、デバイスのパッケージには印刷されていません。テープ & リールが選択できるパッケージの在庫 / 供給状況は、 寄りの Microchip 社の営業所までお問い合わせください。

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Microchip 社製デバイスのコード保護機能に関して以下の点にご注意ください。

• Microchip 社製品は、該当する Microchip 社データシートに記載の仕様を満たしています。

• Microchip 社では、通常の条件ならびに仕様に従って使用した場合、Microchip 社製品のセキュリティ レベルは、現在市場に

流通している同種製品の中でも も高度であると考えています。

• しかし、コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在する事もまた事実です。弊社の理解では、こうした手法

は Microchip 社データシートにある動作仕様書以外の方法で Microchip 社製品を使用する事になります。このような行為は知

的所有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます。

• Microchip 社は、コードの保全性に懸念を抱いているお客様と連携し、対応策に取り組んでいきます。

• Microchip 社を含む全ての半導体メーカーで、自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はありません。コード保

護機能とは、Microchip 社が製品を「解読不能」として保証するものではありません。

コード保護機能は常に進歩しています。Microchip 社では、常に製品のコード保護機能の改善に取り組んでいます。Microchip 社の

コード保護機能の侵害は、デジタル ミレニアム著作権法に違反します。そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著作

物に不正なアクセスを受けた場合、デジタル ミレニアム著作権法の定めるところにより損害賠償訴訟を起こす権利があります。

本書に記載されているデバイス アプリケーション等に関する

情報は、ユーザの便宜のためにのみ提供されているものであ

り、更新によって無効とされる事があります。お客様のアプ

リケーションが仕様を満たす事を保証する責任は、お客様に

あります。Microchip 社は、明示的、暗黙的、書面、口頭、法

定のいずれであるかを問わず、本書に記載されている情報に

関して、状態、品質、性能、商品性、特定目的への適合性を

はじめとする、いかなる類の表明も保証も行いません。

Microchip 社は、本書の情報およびその使用に起因する一切の

責任を否認します。生命維持装置あるいは生命安全用途に

Microchip 社の製品を使用する事は全て購入者のリスクとし、

また購入者はこれによって発生したあらゆる損害、クレーム、

訴訟、費用に関して、Microchip 社は擁護され、免責され、損

害を受けない事に同意するものとします。暗黙的あるいは明

示的を問わず、Microchip 社が知的財産権を保有しているライ

センスは一切譲渡されません。

2016 Microchip Technology Inc.

商標

Microchip 社の名称とロゴ、Microchip ロゴ、dsPIC、FlashFlex、flexPWR、JukeBlox、KEELOQ、KEELOQlogo、Kleer、LANCheck、MediaLB、MOST、MOST logo、MPLAB、OptoLyzer、PIC、PICSTART、PIC32 logo、RightTouch、SpyNIC、SST、SSTLogo、SuperFlash および UNI/O は米国およびその他の国に

おける Microchip Technology Incorporated の登録商標です。

Embedded Control Solutions Company、mTouch は米国に

おける Microchip Technology Incorporated の登録商標です。

Analog-for-the-Digital Age、BodyCom、chipKIT、chipKIT logo、CodeGuard、dsPICDEM、dsPICDEM.net、ECAN、In-Circuit SerialProgramming、ICSP、Inter-Chip Connectivity、KleerNet、KleerNetlogo、MiWi、motorBench、MPASM、MPF、MPLAB Certified logo、MPLIB、MPLINK、MultiTRAK、NetDetach、Omniscient CodeGeneration、PICDEM、PICDEM.net、PICkit、PICtail、RightTouchlogo、REAL ICE、SQI、Serial Quad I/O、Total Endurance、TSHARC、USBCheck、VariSense、ViewSpan、WiperLock、Wireless DNA、および ZENA は米国およびその他の MicrochipTechnology Incorporated の商標です。

SQTP は米国における Microchip Technology Incorporated の

サービスマークです。

Silicon Storage Technology は他の国における MicrochipTechnology Inc. の登録商標です。

GestIC は Microchip Technology Inc. の子会社である MicrochipTechnology Germany II GmbH & Co. & KG 社の他の国における

登録商標です。

その他本書に記載されている商標は各社に帰属します。

© 2016, Microchip Technology Incorporated, All Rights Reserved.

ISBN: 978-1-5224-0241-1

DS20002228C_JP - p. 43

Microchip 社では、Chandler および Tempe ( アリゾナ州 )、Gresham ( オレゴン州 ) の本部、設計部およびウェハー製造工場そしてカリフォルニア州とインドのデザインセンターが ISO/TS-16949:2009 認証を取得しています。Microchip 社の品質システム プロセスおよび手順は、PIC® MCU および dsPIC® DSC、KEELOQ® コード ホッピング デバイス、シリアル EEPROM、マイクロペリフェラル、不揮発性メモリ、アナログ製品に採用されています。さらに、開発システムの設計と製造に関する Microchip 社の品質システムは ISO 9001:2000 認証を取得しています。

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DS20002228C_JP - p.44 2016 Microchip Technology Inc.

北米本社2355 West Chandler Blvd.Chandler, AZ 85224-6199Tel: 480-792-7200 Fax: 480-792-7277技術サポート : http://www.microchip.com/supportURL: www.microchip.comアトランタDuluth, GA Tel: 678-957-9614 Fax: 678-957-1455オースティン、TXTel: 512-257-3370 ボストンWestborough, MATel: 774-760-0087 Fax: 774-760-0088シカゴItasca, ILTel: 630-285-0071 Fax: 630-285-0075クリーブランドIndependence, OHTel: 216-447-0464Fax: 216-447-0643ダラスAddison, TXTel: 972-818-7423 Fax: 972-818-2924デトロイトNovi, MI Tel: 248-848-4000ヒューストン、TXTel: 281-894-5983インディアナポリスNoblesville, INTel: 317-773-8323Fax: 317-773-5453ロサンゼルスMission Viejo, CATel: 949-462-9523 Fax: 949-462-9608ニューヨーク、NY Tel: 631-435-6000サンノゼ、CATel: 408-735-9110カナダ - トロント

Tel: 905-673-0699 Fax: 905-673-6509

アジア / 太平洋アジア太平洋支社Suites 3707-14, 37th FloorTower 6, The GatewayHarbour City, KowloonHong KongTel: 852-2943-5100Fax: 852-2401-3431オーストラリア - シドニー

Tel: 61-2-9868-6733Fax: 61-2-9868-6755中国 - 北京

Tel: 86-10-8569-7000Fax: 86-10-8528-2104中国 - 成都

Tel: 86-28-8665-5511Fax: 86-28-8665-7889中国 - 重慶

Tel: 86-23-8980-9588Fax: 86-23-8980-9500中国 - 東莞

Tel: 86-769-8702-9880中国 - 杭州

Tel: 86-571-8792-8115Fax: 86-571-8792-8116中国 - 香港 SARTel: 852-2943-5100 Fax: 852-2401-3431中国 - 南京

Tel: 86-25-8473-2460Fax: 86-25-8473-2470中国 - 青島

Tel: 86-532-8502-7355Fax: 86-532-8502-7205中国 - 上海

Tel: 86-21-5407-5533Fax: 86-21-5407-5066中国 - 瀋陽

Tel: 86-24-2334-2829Fax: 86-24-2334-2393中国 - 深圳

Tel: 86-755-8864-2200 Fax: 86-755-8203-1760中国 - 武漢

Tel: 86-27-5980-5300Fax: 86-27-5980-5118中国 - 西安

Tel: 86-29-8833-7252Fax: 86-29-8833-7256

アジア / 太平洋中国 - 厦門

Tel: 86-592-2388138 Fax: 86-592-2388130中国 - 珠海

Tel: 86-756-3210040 Fax: 86-756-3210049インド - バンガロール

Tel: 91-80-3090-4444 Fax: 91-80-3090-4123インド - ニューデリー

Tel: 91-11-4160-8631Fax: 91-11-4160-8632インド - プネ

Tel: 91-20-3019-1500日本 - 大阪

Tel: 81-6-6152-7160Fax: 81-6-6152-9310日本 - 東京

Tel: 81-3-6880-3770 Fax: 81-3-6880-3771韓国 - 大邱

Tel: 82-53-744-4301Fax: 82-53-744-4302韓国 - ソウル

Tel: 82-2-554-7200Fax: 82-2-558-5932 または

82-2-558-5934マレーシア - クアラルンプール

Tel: 60-3-6201-9857Fax: 60-3-6201-9859マレーシア - ペナン

Tel: 60-4-227-8870Fax: 60-4-227-4068フィリピン - マニラ

Tel: 63-2-634-9065Fax: 63-2-634-9069シンガポールTel: 65-6334-8870Fax: 65-6334-8850台湾 - 新竹

Tel: 886-3-5778-366Fax: 886-3-5770-955台湾 - 高雄

Tel: 886-7-213-7830台湾 - 台北

Tel: 886-2-2508-8600 Fax: 886-2-2508-0102タイ - バンコク

Tel: 66-2-694-1351Fax: 66-2-694-1350

ヨーロッパオーストリア - ヴェルス

Tel: 43-7242-2244-39Fax: 43-7242-2244-393デンマーク - コペンハーゲン

Tel: 45-4450-2828 Fax: 45-4485-2829フランス - パリ

Tel: 33-1-69-53-63-20 Fax: 33-1-69-30-90-79ドイツ - デュッセルドルフ

Tel: 49-2129-3766400 ドイツ - カールスルーエ

Tel: 49-721-625370ドイツ - ミュンヘン

Tel: 49-89-627-144-0 Fax: 49-89-627-144-44イタリア - ミラノ Tel: 39-0331-742611 Fax: 39-0331-466781イタリア - ヴェニス

Tel: 39-049-7625286 オランダ - ドリューネン

Tel: 31-416-690399 Fax: 31-416-690340ポーランド - ワルシャワ

Tel: 48-22-3325737 スペイン - マドリッド

Tel: 34-91-708-08-90Fax: 34-91-708-08-91スウェーデン - ストックホルム

Tel: 46-8-5090-4654イギリス - ウォーキンガム

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07/14/15