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N e w s a n d V i e w sProv id ing Leading E lect ronic Des ign Automat ion So lut ions
Summer2006 Vo l .23
N e w s a n d V i e w sSummer 2006 Vol .23
●発行日 2006年7月30日(季刊)●発行人 メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社●編集人 News and Views 編集部
東京都品川区北品川4丁目7番35号御殿山ガーデン(コーポレート・マーケティング部内)
TEL:(03)5488ー3035E-mail:[email protected]
[SPECIAL FEATURE]
USER2USER 2006MEETING REPORT
「News and Views」の送付中止、宛先の変更は下記編集部までご連絡ください。
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N e w s a n d V i e w s
2 3
U2U MEETING REPORT
AMS製品に関して
トリッキーなことはせずに、純粋に実績のある
ツールをシングルカーネルでインテグレーション
しており、いかなる階層にも自由にスパイス、
RFパートからデジタル・アナログ言語を配置可
能です。結果的に、どんなに回路規模が増加し
てもTOPレベルの検証を必ず可能にすることが
開発の指針となります。従って各々の製品もバ
ージョン毎に新機能を追加し成長を続けており、
更に異なるエンジンのADMSへの融合に関し
て、実際の設計で使用された多くのお客様から
のフィードバックを取り入れています。ADMSに
関しては現在世界中で180社を超えるお客様に
使用されており、ブロックレベルではADMSの
アナログカーネルのEldo、TOPレベルでは更
に各種言語、Fast SPICEを併用したADMSで
の検証が行われ、TOP-BOTTOM間で整合性の
取れた検証が行われています。
ワールドワイドのAMS検証トレンド
今回のUSER2USERでのトピックスをいくつ
か挙げてみましょう。
VHDL-AMS、Verilog-AMS等アナログビヘビ
アモデルを使用したトップダウン検証のアプロ
ーチは、依然として多くのお客様に紹介されて
います。
背景やベネフィットは、回路の系を設計早期
に安定させ、トップレベルでの潜在的な仕様ミ
ス、接続ミスを洗い出し、テストベンチを含めた
トップレベルの情報を下位階層にいち早く反映
させることです。アナログビヘビアモデルのス
パイスとの等価検証に関しては様々な意見があ
りましたが、そのブロックの持つアナログ電気的
特性の一致性に関して要求が高ければ高いほ
ど、モデルの検証には時間がかかるのが一般的
であり、その場合は使用実績のあるモデルを
TOPレベル検証に適用する事がTATに影響を
与えない現実的な手法となります。しかし、検証
の目的に応じて、必要最小限の部分のアナログ
特性を記述したファンクションモデルと、クリテ
ィカルな部分をSPICEにして残りのパートにデ
ジタルモデルを使用したチェッカーボード検証
を使用することでモデルの検証リソースの負担
は軽減可能です。今後、異なる周波数ドメイン
が存在するデザインで、またその周波数が大き
くかけ離れる程、ビヘビアモデルを有効に活用
したチェッカーボード検証が大きく貢献すると思
われます。ビヘビアモデルの作成に関しても、ア
ナログ電気的特性の反映が多ければ多いほど
[ S P E C I A L F E A T U R E ]
世界各国に広がるメンター・グラフィックスのお客様が集まり情報交換を目的とした
「USER2USER(ユーザー・トゥ・ユーザー)」ミーティングがアメリカ、カリフォルニア州サンノ
ゼにて開催され、今年で22回目を迎えました。
このミーティングはお客様が主体となって運営する、お客様によるお客様のためのミーティン
グです。今回は約500人もの方が参加され、また事例発表や製品紹介の場であるブレイクア
ウトセッションが10トラック以上用意され活発且つ有益な意見交換が行われました。
今回のNews and Views夏号では、アナログ・ミックスシグナル分野とベリフィケーション
分野に焦点をあて、その動向を日本から参加いただいたお客様のご意見を交えてご紹介い
たします。
アナログ・ミックスシグナル製品(Analog Mixed-Signal、以下AMS製品)の論文は、
2002年頃から急増し、これはEldo、ADVance MS(以下ADMS)といったAMS製品が北
米および日本でマーケットシェアを伸ばし始めた時期と同期しています。元来の欧州使用
実績と併せ、現在ではワールドワイドで数多くの事例を発表いただいております。
今年度は、開催期間3日間で10社による発表が行われ、各セッションでの質疑応答のみな
らず、発表者の会食等でも非常に有意義な意見交換がなされました。
Analog Mixed-Signal
N ew s a n d V i e w s
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Checkerboard Analysis
Testbench
Configration
Testbench
Configration
Testbench
Configration
Spice
Verification
USER 2 USER
弊社では、サポート・サービスの一環として、SupportNetにご登録戴いたお客様宛に、毎週電子メ
ールにてSupportPro技術情報ニュースレターをお届けしています。SupportProは、設定により受信す
る記事の種類を変更することができます。デフォルトではリリース案内およびパッチ情報が送信されま
すが、お客様の希望により、更にご使用の製品の最新技術情報を追加することができます。
例えば、ModelSimをご使用の場合、設定でModelSimを追加していただくことにより、SupportPro
の記事としてModelSimの技術情報が追加されます。是非、この機会に設定を変更することをお勧め
致します。
変更方法については、SupportNetにログイン後、以下のページをご参照ください
http://www.mentor.com/japan/member/newsletter.html
SupportNetのユーザ・アカウントは、御社の複数のお客様にご登録戴くことができます。SupportNet
では、技術情報の検索機能の他、最新リリースのダウンロードの機能などをご提供しております。ご登
録の際は、お客様のリスト(サイトID、アルファベットの氏名、電子メールアドレス、電話番号)を弊社
サポート・ホットライン [email protected]宛てにお送りいただくか、または、以下のページをご参
照の上ご登録ください。
http://www.mentor.com/japan/signup.html
昨年に引き続き今年もEDA テクノロジを紹介するワールドワイドなイベント「EDA Tech
Forum2006」が開催されます。今年は、5つのトラック(Functional Verification & AMS Design,
DFM/IC Nanometer Design、ESL & Embedded、System Design、Success Story)を設け、製品情
報、設計事例、スポンサー各社の最新ソリューションなど、充実した内容にてお届けいたします。
■開催日および場所
東京:9月1日(金) 東京コンファレンスセンター・品川(JR品川駅より徒歩2分)
京都:9月5日(火) ホテルグランヴィア京都(JR京都駅直結)
■申込方法
受講料は無料ですが、登録制となっています。
webサイト http://www.edatechforum.jp/よりお申込ください。
■お問合せ先
EDA Tech Forum 事務局(メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社内)
TEL:03-5488-3035/FAX:03-5488-3032
E-mail:[email protected]
N e w s a n d V i e w s
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S u p p o r t N e t I n f o r m a t i o n
ご使用の製品の最新技術情報を入手するには
SupportNetにはすべてのユーザー様をご登録ください
製品のサポートサイト www.mentor.com/japan/
EDA Tech Forum 2006のご案内
キヤノン株式会社にて、主にベリフィケーションの取りまとめをされているModelSimおよびQuesta ユーザ
細川 博司様
NECエレクトロニクス株式会社 ペリフェラルシステム事業部にて、アナログマクロ開発およびアナログ(ミックス)設計環境サポートをされているADMSユーザ
今回初めてU2Uに参加しましたが、日本国内では聞くことができない海外の情報を得られた
ことは、大変有益だったと思います。海外のメーカーでのRFの事例のみならず、デジアナ混在
のボトムアップのシミュレーションから一歩抜け出し、アナログ言語を加えたトップダウン、チェ
ッカーボードのアプローチ等の事例紹介に対して共感を得ることが出来ました。また、U2Uは
主体がユーザー側であったことが特に印象的でした。懇親会などでは海外のユーザーの方々
と直接会話でき、そこでの情報交換も今回の参加の収穫だったと思います。今回はAMSのセ
ッションを中心に聴講しましたが、実はPCB設計のセッションにも興味を持っていました。トラ
ックが同時に進行していたため今回はそちらのセッションには参加できませんでしたが、数人で
参加し、それぞれが分散して聞ける機会があれば是非検討させていただきたいと思います。又、
同じようなコンファレンスが国内で開催されることがあれば、普段聞くことができない海外の事
例発表を期待しています。
小グループ・多テーマの発表形式であったため、技術まで踏み込んだ発表内容のセッション
に関しては、実務に活かせる点で有益であったと思います。今回は検証系のトラックを主に聴
講しましたが、実際のツール適用事例や、検証の加速事例など、実際の技術内容を紹介してい
るセッションに関しては興味をもてました。日本で同様のカンファレンスが開催された場合、情
報開示の面で困難な点があることや、ユーザーとして発表する側のモチベーションなどの課題
は残っていると思います。しかし、例えば上級者向けに限定されたセッションなどであれば、期
待したいと思います。
Comments 日本から参加したゲストのご意見
袖 美樹子様
ムテスト、フォーマルモデルチェックなど、新し
い検証テクノロジが標準言語として採用され始
めている今、USER2USERのようなユーザー会
が果たす役割は、一層重要なものになると思わ
れます。近いところではEDA Tech Forumなど
のような場面でもユーザー事例が発表されます
が、是非とも足を運んでこのようなユーザー会
に参加されることをお奨めしたいと思います。こ
のようなユーザー会で自ら発表し、ユーザーの
コミュニティに積極的に参加することで、自分一
人では手にすることのできない、より多くの成功
体験をお互いに共有していただくことも可能と
なります。
このような機会を国内においても提供するた
めには、まずはメンター・グラフィックス・ジャパ
ンが中心となってコミュニティ作りを積極的に支
援していく必要があることを痛感しています。
E v e n t I n f o r m a t i o n
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