jirei im fix - akamai...image manager 国内向け、海外向けのwebアクセスをあわせて...

Post on 11-Oct-2020

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 「お米のチカラ」を活かし、ライスフォース(RICE FORCE)などの薬用化粧品を販売する株式会社アイム(以下、アイム)。古来より「米麹を扱う杜氏の手がきれいで白い」「米のとぎ汁で顔や身体を洗うと滑らかになる」といわれるなど、お米を美容のために用いることに着目したのが同社商品の特長だ。香川の造り酒屋で作られたライスパワーエキスをベースに作られており、現在では海外でも広く愛用されているという。

 アイムの売上げの90%以上がWeb経由であり、Webサイトの高度化は最重要視しているという。「日本国内での利用者は累計300万人、世界45カ国に商品を発送しています。国内はWebを中心に販売していますが、海外向けは卸が中心。海外での利用者をさらに拡大するため、海外からのWeb表示速度を改善してアクセスを増加させたいと考えていました」と営業本部 販売促進部 部長 飯島貴志氏は述べる。

 アイムでは、アカマイ導入前から、Webサイト高速化の指標のひとつとしてGoogle, Inc.のPageSpeed Insights を活用していた。「このスコアがよいと検索エンジンでの順位が上昇しやすいと言われているため、重要視しています」と小野氏。

 アイムが本格的にWebサイトの改善や高速化に着手したのは約1年前からだった。経営企画部 情報システム課 課長 小野直樹氏は、「まずは自分たちでできることをやっていこうと考えていました。PCとモバイルの両方に対処するためレスポンシブ対応し、その後、スピード改善に向けたコンテンツ最適化に取り組んできました。国内サイトの改善が落ち着き、海外向けサイトの改善に取り掛かったのですが、そこで壁に当たりました」と話す。

 「当初、海外リージョンを持つクラウドサービスの利用を検討し、テストも行いました。ですが、このやり方では、海外でのスピードは上がるものの、コンテンツを各拠点に置いて個別に運用する必要があるため、運用管理が大変です。それであればCDN(コンテンツデリバリーネットワーク, Content Delivery Network)を使う方が効率的だとなりました」と小野氏は続ける。

 海外向けのWeb高速化を検討していた際は、複数の国内通信事業者からCDNの提案があったが、多くが国内限定であり海外対応は不十分だったという。海外・国内とも同様に高速化したいと考えていたところ、取引先からアカマイを紹介されたという。経営企画部 情報システム課 永田紘平氏は「海外向けに最も実績があり信頼できるところにお願いすることで、すんなり話が進みました」と語った。

海外も国内も同様に高速化したい

 アカマイのCDNは、導入も非常にスムーズだったという。アイムでは、画像用とHTML用など、Web コンテンツの種類によって配信サーバを分けている。さらに、それぞれのサーバには数千ものファイルがある。このような中、初めてのCDN導入だったが、アカマイ エンジニアからのガイドに沿って、難なく導入できたという。「検証を含めてもわずか2 週間あまりで完了しました」と永田氏。

 このアカマイ導入により、劇的にWebの表示が高速化されたという。導入後に、試しにアカマイを外してみたところ「すぐに海外からアクセスが遅くなったといわれた。いったん導入すると以前には戻れないという形でも、高速化を実感します」と小野氏。

 運用面でも日々スムーズに行えているという。「弊社のしくみ上、新しいキャンペーンが始まるタイミングで画像ファイルを上書き更新することがあります。このときにキャッシュをクリアする作業がありますが、ごく簡単なステップで済みます」と話すのは営業本部 販売促進部 EC課 Web ディレクター 袰野琴美氏だ。世界中のアカマイサーバ上にキャッシュされたデータも、数秒で難なくクリアできるわけだ。

スムーズな導入と運用

アカマイ導入はSEO対策にもPageSpeed Insights スコアが劇的に上昇、競合他社を大きく上回る!

PageSpeed Insights スコアが劇的に上昇画像データ量は最大7割減

株式会社 アイムhttp://www.riceforce.com/http://en.riceforce.com/

小売・消費財

営業本部 販売促進部 部長飯島 貴志 氏経営企画部 情報システム課 課長小野 直樹 氏

経営企画部 情報システム課永田 紘平 氏

営業本部 販売促進部 EC課 Webディレクター 袰野 琴美 氏

Image Manager

国内向け、海外向けのWebアクセスをあわせて高速化し、国内外のお客様へのサービス向上

PageSpeed Insights スコアが15ポイント上昇、SEO対策に繋がる

画像コンテンツの品質を維持したまま、ダウンロード画像のデータ量を最大約70%削減

検証・導入を2週間あまりで完了、および日々の運用管理も簡易に実施

 同社のWebサイト高速化では、特にアカマイ『Image Manager』による画像コンテンツへの効果も大きかった。デバイスやブラウザに応じて画像を自動最適化できるため、ユーザーからみた画質を犠牲にすることなく、ダウンロードする画像のデータ量を最大約70%も削減できたのだ。化粧品を取り扱う同社にとって、画質を損ねない最適化はメリットが大きいという。さらにWeb表示の高速化だけでなく、オリジンサーバへの問い合わせヒット数が8割以上削減され、オリジンサーバの負荷やコストの削減につながった。

 同社サイトの、アカマイ導入によるスコア上昇は劇的だった。「PageSpeed Insightsのスコアは、最初のうちは比較的上げやすいのですが、ある程度のスコアに達すると、さらに高くするのが難しくなるのです。我々も、サーバ側でできることはほとんど対処したところでしたが、アカマイを導入したことで一気にスコアが15も上がって80程度にまでなりました。これは凄いことです」と永田氏は語る。このスコアは競合他社を大きく上回るものであり、同社ではとても満足しているという。「アカマイの導入はSEO対策にも繋がりました。Webサイトを見つけやすくなり、そのWeb表示が高速化されたことでお客様にもメリットがありましたし、お客様によりよいサービスを提供できるようになった我々にもメリットがありました」と永田氏は続ける。

 アイムではさらに、アカマイのWAF(Web Application Firewall)も検討中だ。「いまは他社のWAFを使っています。ユーザー側から見ると、アカマイCDN、WAF、オリジンサーバという順で繋がっていますが、そのうちのWAFの部分がボトルネックになる可能性があります。この懸念を解消するため、アカマイのスケーラビリティを活かしたWAFは、よい選択肢だと思っています」と小野氏は締めくくった。

さらなる改善を求めて

営業本部 販売促進部 部長 飯島 貴志 氏(上段・左)経営企画部 情報システム課 課長 小野 直樹 氏(上段・右)営業本部 販売促進部 EC課 Webディレクター 袰野 琴美 氏(下段・左)経営企画部 情報システム課 永田 紘平 氏(下段・右)

アカマイImage Managerによる自動最適化で画像データ量を最大7割減

株式会社 アイム

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@Akamai_GKwww.akamai.co.jp

www.akamai.com

www.akamai.co.jp/enja/html/about/locations.html

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