2016 2019 - asahikawa · 広報広聴戦略プラン」を策定しました。...

平成28年（2016年）8月

旭川市

2016 2019

新・旭川市広報広聴戦略プラン

目次

はじめに 1

１新・旭川市広報広聴戦略プラン 2

(1) 広報広聴戦略プランに基づく取組の更なる強化･･････････････････････････2

(2) 基本目標････････････････････････････････････････････････････････････2

(3) 基本戦略････････････････････････････････････････････････････････････2

(4) 推進期間････････････････････････････････････････････････････････････3

(5) 重点項目と推進計画･･････････････････････････････････････････････････3

(6) 推進体制････････････････････････････････････････････････････････････3

(7) 基本的方向と重点項目････････････････････････････････････････････････4

(8) 指標と目標値････････････････････････････････････････････････････････8

２旭川市広報広聴戦略プランの総括 9

(1) 策定の背景と概要････････････････････････････････････････････････････9

(2) 旭川市広報広聴戦略プランの実施状況と評価･･･････････････････････････10

資料編 12

●旭川市の広報活動と広聴活動の現状･････････････････････････････････････12

●旭川市におけるソーシャルメディアの活用状況･･･････････････････････････13


1


はじめに

本市では，市政を取り巻く環境の変化に対応し，限られた予算の中で的確な広報活動を

展開するための指針として，平成２２年４月に「旭川市広報戦略プラン」を策定し，平成

２４年度までの３年間を推進期間として様々な取組を進めてきました。

平成２５年５月には，同プランの考え方を継承するとともに，コミュニケーション活動

における車の両輪である「広報」と「広聴」をより効果的に展開していくため，「旭川市

広報広聴戦略プラン」を策定しました。

このプランでは，「市民との絆を強め，全国に旭川を売り込む，攻めの広報広聴」を基

本目標に，「職員一人一人の意識改革」「市民の理解と協働につながる広報広聴活動の充

実」「まちの魅力の再発見と発信強化」の３つを基本戦略として定め，重点戦略に関わる

具体的な取組を進めてきました。

こうした中，当該プランの推進期間は，平成２７年度で終了しましたが，引き続き社会

経済情勢や本市を取り巻く環境の変化に的確に対応した広報広聴活動を展開していく必要

があることから，これまでのプランの考え方や取組を継承しながら，プランの体系，基本

目標，基本戦略等を見直し，当該プランの改訂版として，「新・旭川市広報広聴戦略プラ

ン」を策定するものです。

この「新・旭川市広報広聴戦略プラン」は，第８次旭川市総合計画の施策に掲げる「市

民主体のまちづくりの推進」と「まちの賑わいの創出」を目指して，積極的な広報広聴活にぎ

動を展開するための指針であり，今後４年間の推進期間の中で，市役所の広報力を強化

し，市民が必要とする情報を分かりやすく提供するとともに，市民ニーズの的確な把握，

さらには本市の多様な魅力の効果的な情報発信を推進します。

2


１新・旭川市広報広聴戦略プラン

(1) 旭川市広報広聴戦略プランに基づく取組の更なる強化

社会経済情勢や本市を取り巻く環境の変化に的確に対応し，効率的かつ効果的に広報広

聴活動を展開していくことが求められる中，「市民とのコミュニケーション」と「まちの

魅力の発信」など広報広聴活動が担う役割を果たしていくためには，これまで旭川市広報

広聴戦略プランに基づき実施してきた取組を更に強化していく必要があります。

(2) 基本目標

「市民と市役所旭川と世界をつなぐ広報広聴の深化と進化」

第８次旭川市総合計画で目指す都市像「世界にきらめくいきいき旭川～笑顔と自然

あふれる北の拠点～」の実現に向けて，市民と行政が情報を共有し，更なる市民主体の

まちづくりを推進するとともに，本市の魅力を国内外に発信するため，市民とのコミュニ

ケーションや国内外に向けたシティプロモーションを強化するなど，広報活動と広聴活動

の更なる深化と進化を図ります。

(3) 基本戦略

次の３つを基本戦略として位置付け，基本目標の実現に向けた取組を進めます。

《基本戦略１》市民とのコミュニケーション強化

市政に対する市民の理解や信頼が高まるよう，市民との情報の共有化を積極的に進めま

す。また，市民に「伝わる広報」を目指して，広報の質を高めます。

さらに，市政の重要課題に関する情報を積極的に発信するとともに，市民のニーズを的

確に把握し，市政に反映させるなど，広報と広聴の連携を図ります。

《基本戦略２》旭川ブランドの発信力強化

人口減少社会において，本市が持続可能なまちづくりを進めていくためには，定住人口

の維持，交流・移住人口の増大，地場産品の販路拡大，企業誘致による雇用の創出などに

より，地域を活性化させることが重要です。

3


そのため，本市をはじめとする北北海道地域を国内外の多くの人に知ってもらい，関心

を持ってもらえるよう，様々な広報媒体を効果的に活用し，地域の魅力を積極的に発信し

ます。

また，本市をはじめとする北北海道地域のブランドイメージ向上のため，より効果的に

シティプロモーションを展開するための手法を検討します。

《基本戦略３》職員と市役所の広報広聴力強化

市民参加と協働のまちづくりを推進していくためには，市政情報の積極的な発信や市

民参加の機会の確保など，広報広聴活動を強化することが重要です。

そのため，職員一人一人の広報広聴活動に対する意識と技術の向上を目指すとともに，

効果的に広報広聴活動を展開するため，各部局の連携強化を図ります。

(4) 推進期間

推進期間：平成２８年度～平成３１年度

社会経済情勢や市政を取り巻く環境の変化に的確に対応するとともに，本市の重要施策

と一体的となった広報広聴活動を推進するため，本プランの推進期間は，第８次旭川市総

合計画の推進計画の期間に合わせて４年間とします。

(5) 重点項目と推進計画

３つの基本戦略の推進に当たり，基本戦略ごとに基本的方向と重点項目を定め，計画的

に広報広聴活動の推進に取り組みます。また，本プランの実効性を高めるため，毎年度，

重点的に実施する取組項目を設定し，現状に合った広報広聴活動を展開します。

(6) 推進体制

本プランに基づく広報広聴活動及びシティプロモーション推進のため，庁内連携組織を

設置し，広報広聴課と各部局が情報共有や連携強化を図り，取組を進めます。また，本プ

ランの進行管理は，広報広聴課が行います。

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(7) 基本的方向と重点項目

《基本戦略１》市民とのコミュニケーション強化

（基本的方向１）多様な広報媒体の効果的な活用による確実な情報提供

本市では，広報誌やホームページのほか，テレビ・ラジオの広報番組，フェイスブック

をはじめとするソーシャルメディアなど，多様な広報媒体を活用して市政情報などを発信

しています。市民のニーズや情報収集の方法が多様化する中，伝えるべき情報が確実に伝

わるよう，各広報媒体の特性を生かし効果的な情報発信を行います。

重点項目① 広報媒体の特性を生かした効果的な広報活動の展開

情報を発信する際は，各広報媒体の特性を十分理解し，発信する情報に応じた適切な媒

体を選択することが重要です。広報広聴課と各部局が連携することにより，情報や対象に

応じた適切な広報媒体を活用し，効果的に情報を発信します。

また，全ての人々が，必要とする情報を容易に取得することができるよう，多様な広報

媒体の活用や分かりやすい情報の提供に努めます。

重点項目② 報道機関の活用促進

報道機関を通じた広報は，情報の速報性や経済性に優れ，情報の浸透度が高いという利

点がある一方で，報道の決定権は報道機関が有していることから，ニュース性の高い情報

をタイムリーに提供することが重要です。

そのため，アピール度の高いタイトルや発表時期の工夫など効果的な報道依頼の実施，

市長定例記者会見や記者レクチャーの活用など，積極的な対応を進めます。

重点項目③ 地域や民間企業等との連携・協働による広報の展開

近年，企業の社会的責任（ＣＳＲ）への関心の高まりを背景に，本市においても包括連

携協定の締結などによる民間企業等との協働の取組が進んでいます。

広報活動においても民間企業等との連携・協働により，民間企業等の広報媒体を効果的

に活用し，広報の充実を図ります。

さらに，地域情報紙，フリーペーパー等の媒体や多くの人が集まるイベントとの連携な

ど，多様な手法による効果的な広報活動の展開についても検討します。

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（基本的方向２）重要施策の積極的な広報による市政への関心の喚起

重要施策に関する情報を積極的に発信することで，市民の市政への関心を喚起するとと

もに，情報を共有することにより，市政への市民参加を推進します。

重点項目④ 複数の広報媒体を組み合わせた広報の展開

重要な施策については，広報誌やホームページのほか，テレビ・ラジオの広報番組，

フェイスブックなど，複数の広報媒体を組み合わせた広報を行うとともに，報道機関に積

極的に情報提供するなど，様々な手段を活用した集中的，継続的な広報により，情報の浸

透を図ります。

（基本的方向３）多様な市民ニーズの把握と市政への反映

多様な市民ニーズや地域の課題を把握するため，「市長への手紙」や「市民アンケー

ト」等，様々な手法による積極的な広聴活動を推進します。

市民の意見や提言に対して迅速・丁寧に対応するとともに，それらを検討した上で，施

策等に反映するよう努めます。また，その結果を公表することにより，市民と行政との情

報の共有化を図り，市民との信頼関係を強め，市民満足度の更なる向上につなげます。

重点項目⑤ 広報と広聴の連携による積極的なコミュニケーション活動の推進

広報活動と広聴活動は，市民とのコミュニケーション活動における「車の両輪」である

との認識に立ち，意見交換等の機会を通じて，市政情報を発信するとともに，積極的に意

見を聴取することにより，広報と広聴が連携して，相乗効果を得られるようなコミュニケ

ーション活動の推進を図り，市政に対する意見等を出しやすい環境の充実や，市民ニーズ

の的確な把握に努めます。

重点項目⑥ 意見・提言の市政への反映状況の公表促進

意見や提言の部局間における情報共有の促進を図るとともに，市政への反映状況の積極

的な公表に努め，市民との情報の共有化を推進します。

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《基本戦略２》旭川ブランドの発信力強化

（基本的方向４）多様な広報媒体の活用による国内外に向けた魅力の発信

本市をはじめとする北北海道地域に関する情報を様々な広報媒体を活用して積極的に発

信し，市民をはじめ，国内外の多くの人に地域の魅力を伝えることにより，市民の地域に

対する愛着度を高めるとともに，国内外における地域の認知度やイメージの向上を目指し

ます。

重点項目⑦ 広報媒体の効果的な活用による国内外への情報発信の充実

本市をはじめとする北北海道地域の魅力について，ホームページ，フェイスブック等の

利用者が多い広報媒体や，動画など訴求力の高い手法の活用により，積極的に情報を発信

します。

また，市長によるトップセールスをはじめ，シンボルキャラクター「あさっぴー」の活

用や，「旭川夏まつり」，「北の恵み食べマルシェ」，「旭川冬まつり」など，国内外

から多くの観光客が集まるイベントでも効果的に情報を発信します。

さらに，目的や対象に合わせた効果的な情報発信についても検討します。

あわせて，市民が旭川の魅力や優位性を自発的に国内外に発信できるよう，情報提供に

努め，まちに対する愛着度を高める取組を進めます。

（基本的方向５）旭川ブランドのイメージと認知度の向上

本市をはじめとする北北海道地域の持つ多彩な地域資源や魅力に，国内外の多くの人の

興味や関心を引き付けるため，シティプロモーションを推進することにより，地域全体の

ブランドイメージと認知度の向上を図ります。

重点項目⑧ 国内外における認知度やイメージ向上のためのシティプロモーション

の推進

本市では，これまで北北海道地域の自治体や関係機関等と連携し，観光振興や地場産品

の販路拡大，企業誘致等の様々な分野で積極的に国内外に向けたプロモーションを展開し，

成果を上げてきました。今後もこれらの取組を有機的に結び付け，更に発展させるととも

に，本市をはじめとする北北海道地域が，国内外の多くの人々に知ってもらえるよう，効

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果的な広報手法の研究等，シティプロモーションの推進に向けての検討を進めます。

《基本戦略３》職員と市役所の広報広聴力強化

（基本的方向６）職員の広報広聴に関する意識・技術の向上

職員の広報広聴活動に対する意識啓発と技術向上を図り，職員一人一人の広報広聴力を

強化します。

重点項目⑨ 職員の広報広聴力強化のための環境整備

情報発信する際の適切な広報媒体の活用，効果的な広報資料の作成，ホームページの編

集やソーシャルメディアの活用等，実践的な職員研修の充実を図ります。また，各職員が

積極的に情報発信に取り組むことができる環境を整備することにより，職員の広報広聴力

の強化を図ります。

（基本的方向７）部局間連携による一体的な広報広聴の推進

効果的で効率的な広報広聴活動を展開するため，広報広聴課と各部局との一層の連携を

図ります。

重点項目⑩ 部局間の連携強化

広報広聴課と各部局が連携し，広報広聴課では情報の収集，整理や，各部局の広報活動

の支援を行うとともに，各部局では，部局内や部局間での情報の共有化や連携による効果

的な情報発信に努めます。

重点項目⑪ 年間重点広報計画に基づく効率的な広報活動の展開

重要施策や市民生活に大きな影響を及ぼす課題等，市が重点的に広報すべきテーマにつ

いて，効率的かつ効果的に情報発信するため，毎年度，年間重点広報計画を策定し，広報

活動を展開します。また，市民アンケート調査により広報効果の検証を行い，広報活動の

改善・工夫に努めます。

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(8) 指標と目標値

広報広聴戦略プランの達成状況を計る指標及びプランの最終年度である平成３１年度の

目標値を次のとおり設定します。

指標前回値現状値目標値

（平成24年度）（平成27年度）（平成31年度）

旭川市への愛着度

（旭川市に愛着や親しみを８２．５％７７．８％７８．０％

感じる市民の割合）（▲４．７）（０．２）

まちづくりへの関心度

（まちづくりに関心がある７５．９％７３．０％７５．０％

市民の割合）（▲２．９）（２．０）

広報誌の閲読率

（１年に１回以上広報誌を８９．２％９０．２％１００．０％

読んでいる市民の割合）（１．０）（９．８）

ホームページの閲覧率

（旭川市ホームページを見３５．１％３５．７％４０．０％

たことがある市民の割合）（０．６）（４．３）

注）前回値及び現状値は，市民アンケート調査の数値

括弧内の数値は，前回値と現状値，現状値と目標値との増減比較

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２旭川市広報広聴戦略プランの総括

(1) 策定の背景と概要

ア策定の背景

（ア）行政に求められる取組

ａ説明責任の遂行

市政に対する市民の理解と信頼を得て，市民満足度を高めていくためには，市政運

営の方針や各施策の考え方・内容・効果などについて，的確で分かりやすい情報を提

供し，説明責任を果たしていくことが必要です。

ｂ協働のまちづくりと情報の共有化

多様化・複雑化する市民ニーズに対応するため，市民と行政が互いに補完し協力し

合う協働によるまちづくりを進めていくことが重要ですが，こうしたまちづくりを進

めていくためには，的確で分かりやすい情報発信により，市民とのコミュニケーショ

ンを深めながら，市民のまちづくりへの関心を高めていくことが必要です。

ｃ双方向コミュニケーション活動としての広報広聴の充実による市民主体のまちづくり

市民主体のまちづくりを進めていくためには，市民ニーズを的確に把握し，それを

施策に反映させ，反映状況を市民に公表するという情報の循環が重要であり，広報広

聴活動を充実させきめ細やかに情報の循環を行うことで，市民との信頼関係を強めて

いくことが必要です。

ｄ旭川市の認知度とイメージの向上

本市がまちの独自性を生かしながら，地域経済を活性化し，他の自治体との差別化

を図っていくためには，まちの魅力を積極的に発信し，国内外における認知度やイ

メージを向上させ，人材や資源，資金といった地域外からの活力を取り込むことが必

要です。

（イ）広報広聴活動が今後果たすべき役割

ａ市民とのコミュニケーション手段として

市民と行政が互いの理解と信頼を深めるためには，情報の共有化が極めて重要であ

り，市には，タイムリーで分かりやすい情報の発信が常に求められています。

広報広聴とは，コミュニケーション活動の一環であることから，情報発信の際には，

一方的なお知らせだけではなく，市民と行政が問題意識を共有できるようにすること

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が必要です。

さらに，市民との信頼関係を構築するためには，市民ニーズを的確に把握し施策に

反映させ，それを分かりやすく発信するなど，広報活動と広聴活動を連携させていく

ことも必要です。

ｂまちの魅力の発信手段として

本市は豊かな自然に恵まれ，冷涼な気候や交通の要衝といった地理的特性を生かし

て多様な産業が発達し，北北海道の拠点都市として中心的な役割を担ってきました。

今後，全国や世界に向けてまちの魅力を積極的・継続的に発信していくことは，地域

経済の活性化はもとより，自治体間競争を見据え，個性のあるまちづくりのためにも

必要不可欠です。

また，まちの魅力について，市民に対し継続的に発信することにより，市民のまち

への愛着度やまちづくりへの関心を高め，まちの魅力の再発見や，市民による自発的

なまちのＰＲにもつながります。

イ策定の概要

（ア）広報広聴戦略プランの位置付け

限られた予算の中で的確な広報活動を展開するための指針

（イ）基本目標

「市民との絆を強め全国に旭川を売り込む攻めの広報広聴」

（ウ）基本戦略

【基本戦略１】職員一人一人の意識改革

【基本戦略２】市民の理解と協働につながる広報広聴活動の充実

【基本戦略３】まちの魅力の再発見と発信強化

（エ）推進期間

平成２５年度～平成２７年度

(2) 旭川市広報広聴戦略プランの実施状況と評価

ア評価の総括

市民とのコミュニケーションやまちの魅力の発信手段としての広報広聴機能の強化に

向けて，１７の重点戦略に基づく，６１項目の取組を進めてきましたが，引き続き，こ

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れまでの取組を充実，改善し，社会経済情勢の変化や本市を取り巻く環境の変化を考慮

しながら更なる取組を進めることが必要です。

また，厳しい財政状況の中にあっては，費用と効果を十分考慮し，効率的かつ効果的

な広報広聴活動が求められており，そのためには，重要広報テーマの選定や広報媒体の

活用に関し「部局間連携」や「選択と集中」をより一層進めるなど戦略的な事業展開が

必要です。

イ実施状況

【基本戦略１】職員一人一人の意識改革（主な成果）

・ソーシャルメディアの利用に関するガイドラインを制定し，フェイスブックやツイッターの運用を本格的に開始するなど，各職員が容易に，タイムリーに情報発信ができる環境の整備により，職員の情報発信に対する意識の向上を図りました。（今後の課題）

・職員の意識啓発と広報技術の向上のため，より実践的な広報研修の充実や広報広聴マニュアルを整備する必要があります。

・自然災害や事故など危機の発生に備え，迅速で的確な情報発信ができるよう危機管理広報のためのマニュアル整備や，報道機関への対応力を高めるための研修の実施についても検討します。

【基本戦略２】市民の理解と協働につながる広報広聴活動の充実（主な成果）

・問題提起型記事や市民参加型記事の掲載など広報誌の内容の充実，ホームページの全面リニューアル，動画やソーシャルネットワークサービスの活用など，各種広報媒体による情報発信の拡充を図るとともに，インターネットを利用した市政モニター制度の運用を開始するなど，広報広聴活動の充実強化を図りました。（今後の課題）

・各広報媒体の役割と位置付けの明確化，広報対象や発信する情報の絞り込み，クロスメディア，メディアミックスの展開など，効率的で効果的な広報の在り方を検討する必要があります。

・市の施策や事業に関する情報を積極的に発信するとともに，施策や事業に市民意見をより一層反映するように努める必要があります。また，市民意見の反映状況については，タイムリーに公表するように努める必要があります。

【基本戦略３】まちの魅力の再発見と発信強化（主な成果）

・ホームページでの市政広報番組やシティプロモーション動画の配信，フェイスブックでのイベント周知をはじめとするきめ細かな情報提供など，シティプロモーションの視点での情報発信の強化を図りました。（今後の課題）

・各種広報媒体やパブリシティを活用したシティプロモーションを積極的に推進する必要があります。

・本市をはじめとする北北海道地域について，国内外の多くの人から認知してもらえるよう，シティプロモーションの推進について検討する必要があります。

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資料編

●旭川市の広報活動と広聴活動の現状

ア広報活動

広報媒体概要

広報誌毎月１回発行（163,200部）。民間事業者又は市民委員会を通じて全戸

（こうほう旭川市民配布しているほか，公共施設等に配置。また，点字広報誌や声の広報を

「あさひばし」）発行。さらに，ホームページや民間企業が運営する電子書籍サービスで

も閲覧可能。

旭川市勢要覧毎年１回発行（1,000部）。本市の概要やまちづくりの取組等につい

て，写真・統計資料などを用いて紹介。

暮らしの便利帳隔年発行。全戸配布のほか転入者に配布。市民生活を送る上で必要な各

種手続をはじめとする行政情報や地域情報を分かりやすく紹介。作成費

用は，共同発行事業者が市内企業等から募集する広告収入により当該事

業者が負担。

旭川市民ニュース毎週土曜日の午前11時54分から４分間，道北エリアで放送。旭川市内で

（ＳＴＶ) 行われたイベントや市の取組を紹介。放送後，ホームページで視聴可

能。

マイタウンあさひかわ毎月第４日曜日の午前６時30分から15分間，全道で放送。旭川の魅力を

（ＨＢＣ) 情報発信。放送後，ホームページで視聴可能。

わくわくライフ旭川毎週土曜日の午後1時から30分間放送の「あさひかわ情報局」番組内の

（旭川ケーブルテレビ 15分間，ケーブルテレビの視聴エリア内で放送。旭山動物園情報や子育

ポテト）て情報，市からのお知らせなど，地域に密着したきめ細かな情報を発

信。

市政情報番組毎月第１～３木曜日の午後４時から５分程度，「市からのお知らせ」を

（ＦＭりべーる）放送。また，毎月第４木曜日の午後４時から15分程度，「西川市長のま

さに一言」を放送。市長が出演し，市の重点的取組などについて対談形

式で情報発信。

旭川市ホームページ市政情報や各種手続に関する情報の提供を行うとともに，市の魅力に関

する情報を国内外に広く情報発信（自動翻訳により外国語対応）。ＣＭ

Ｓ（コンテンツ・マネジメント・システム）により，各部局において迅

速かつタイムリーな情報発信が可能。

フェイスブック，本市の魅力を高めることにつながる情報や広くお知らせしたい市政情

ツイッター報，災害等発生時の迅速な情報発信を行うために運用している。

定例記者会見原則毎月１回開催。市政記者会加盟の17社が対象。

記者発表必要に応じ随時開催。市政記者会加盟の17社が対象。

（レクチャー）

報道依頼各部局において，イベント情報など広くお知らせしたい情報について随

時実施。

民間企業の広報媒体の旭川信用金庫の本支店内に設置されている店頭モニターやイオンモール

活用旭川駅前に設置されているデジタルサイネージ等を活用し，市政情報や

市の魅力等について情報発信している。

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イ広聴活動

広聴媒体概要

まちづくり対話集会市長が市民との対話を通じて市政やまちづくりに対する意見，提言，ア

イデア等生の声を聞き，市政に反映させる。

市民の声個人，団体，地域から市政に関する陳情，要望，意見などの「市民の

（陳情・要望）声」を，文書，電話，面談などで受け付け，市政に反映させる。

市長への手紙市長への手紙を通じて市政に対しての意見やアイデアなどを広く聞き，

市政に反映させる。

広報誌への折り込みや主な市有施設に備えた応募用紙のほか，インター

ネット（まちづくり電子提案箱）などにより，意見を寄せてもらう。

「市民の声」受付箱受付箱を市庁舎，各支所，東部まちづくりセンターに設置し，市政やま

ちづくりに関する意見，要望のほか，市民が市役所などを訪れて気づい

たことなど，広く市民の声を聞き，市政に反映させる。

市民アンケート調査市政や市民生活に対する市民の意識，関心などをアンケート調査により

把握し，意識の変化や傾向を分析することにより，市政に反映させる資

料として活用する。

市政モニター制度市政や市民生活に関わりの深い課題等に対する市政モニターからの意見

などを，インターネットを利用して実施するアンケート調査により把握

し，市政に反映させる資料として活用する。

●旭川市におけるソーシャルメディアの活用状況

ア Facebook（フェイスブック）

アカウント名説明所管課

旭川市役所市からのお知らせやタイムリーなイベント情報な広報広聴課

ど，旭川市の魅力を高めることにつながる情報，

危機発生時の緊急情報などを発信

カムイ新聞神居地区の防災・健康に役立つ情報をはじめ，様神居支所

々な地域の話題やイベント情報などを発信

健康男子プロジェクトプロジェクトのイベント情報や健康づくり・生活保健指導課

習慣病予防についての情報などを発信

旭川ものづくり総合支援セイベントやセミナーの開催，補助金の案内等，地産業振興課

ンター域のものづくりに関わる各種情報を発信

あさっぴー旭川市シンボルキャラクター「あさっぴー」から観光課

本市の観光・イベント情報などを発信

旭川冬まつり旭川冬まつりに関する情報を発信観光課

あさひかわ観光誘致宣伝協旭川の自然景観や，旬のおいしい食べ物など，タ観光課

議会イムリーな観光・イベント情報を発信

旭川市企業立地課 (東京サ東京サテライトオフィスの取組や旭川地域の企業企業立地課

テライトオフィス) 立地に関する情報をタイムリーに発信

旭川市旭山動物園旭山動物園の理念や展示動物の魅力，イベント情旭山動物園

報など，動物園に関わる情報全般を発信

旭川市防災災害が発生又は発生するおそれのある気象警報・防災課

注意報や，災害時における緊急情報・避難に関す

る情報を発信

バーサーロペットジャパンバーサーロペット・ジャパンに関する情報を発信スポーツ課

旭川市科学館サイパルサイパルで行われる事業の案内やイベントの様子科学館

などを発信

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旭川市中央図書館旭川市中央図書館（地区図書館,分室を含む）の行中央図書館

事・イベント等の図書館に関わる情報全般

旭川市スポーツ課スポーツ振興・発展につながる情報をホームペースポーツ課

ジなどと連携して紹介

あさひかわ北彩都ガーデンガーデンの見ごろや開花の情報，イベントの案内地域振興課

や開催結果、ガーデン整備の進捗状況など

はたらくあさひかわ旭川市企業情報提供サイト「はたらくあさひか経済総務課

わ」からの新着情報や就職活動に関するお知らせ

など，旭川市内の仕事を探すことにつながる情報

をホームページなどと連携して紹介

旭川市水道局水道局からのお知らせやイベント情報など，水道水道局

及び下水道事業に関する情報をホームページなど上下水道部

と連携して発信総務課

大規模断水など危機発生時等の緊急情報の発信

イ twitter（ツイッター）

アカウント名説明所管課旭川市役所市からのお知らせやタイムリーなイベント情報な広報広聴課

ど，旭川市の魅力を高めることにつながる情報や

危機発生時の緊急情報などを発信カムイ新聞神居地区の防災・健康に役立つ情報をはじめ，様神居支所

々な地域の話題やイベント情報などを発信

旭川市旭山動物園旭山動物園の理念や展示動物の魅力，イベント情旭山動物園

報など，動物園に関わる情報全般を発信

旭川市防災災害が発生又は発生するおそれのある気象警報・防災課

注意報，避難に関する情報提供に加えて，平時に

おける防災知識の普及等に係る情報を発信

旭川市水道局水道局からのお知らせやイベント情報など，水道水道局

及び下水道事業に関する情報をホームページなど上下水道部

と連携して発信総務課

大規模断水など危機発生時等の緊急情報の発信

ウブログ


あさひかわ北彩都ガーデンガーデン整備の進捗状況，ガーデンの花々の紹地域振興課

のブログ介，植物の観察日記，イベント案内や開催結果な

どを発信

近文第一小学校からのお知近文第一小学校児童の学習成果や活動などを発信学務課

らせ

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エ YouTube（ユーチューブ）


旭川市役所旭川市の広報番組や，観光情報など本市の魅力を広報広聴課

発信

旭川市旭山動物園日本最北の動物園，旭川市旭山動物園に関する動旭山動物園

画全般を配信

オ USTREAM（ユーストリーム）


旭川市旭山動物園旭川市旭山動物園の生中継動画を配信旭山動物園

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